ソニーストアで、ウルトラワイドコンバーター「VCL-ECU2」とフィッシュアイコンバーター「VCL-ECF2」を触ってみたよ。
・ソニーストアで、マクロレンズ(FE 90mm F2.8 Macro G OSS)「SEL90M28G」を触ってみたよ。
・ソニーストアで、Aマウントレンズ「SAL1635Z2」、「SAL2470Z2」をちょっぴり触ってみたよ。
の続き。
新しくフルサイズに対応したFEレンズとFE 28mm F2 「SEL28F20」とウルトラワイドコンバーター「SEL075UWC」、フィッシュアイコンバーター 「SEL057FEC」が発売されたけれど、もともと16mmのAPS-Cレンズに装着できたコンバーターレンズは終わっちゃったままになるのかなと思ったら、リニューアルして出てきたウルトラワイドコンバーター「VCL-ECU2」とフィッシュアイコンバーター「VCL-ECF2」。これらもソニービル銀座でさわらせてもらったので雑感を。
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●スナップ撮影に楽ちんな単焦点レンズにプラスオンで楽しめるコンバーターレンズ。
ウルトラワイドコンバーター「VCL-ECU2」とフィッシュアイコンバーター「VCL-ECF2」は、それぞれ既に発売されていた「VCL-ECU1」と「VCL-ECF1」の後継モデル。
見た感じ形状はまるで同じで、というか全然変わってないけれど、カラーがシルバーからブラックに変更に。それから、以前はAPS-C16mm(35mm換算24mm)の単焦点レンズ「SEL16F28」専用だったけれど、今回の新モデルでは、APS-C20mm(35mm換算30mm)の単焦点レンズ「SEL20F28」にも対応しているのがポイント。
以前のコンバーターレンズも「SEL20F28」につけようと思えば付いたのだけど、メーカー非推奨だったので今回から正式に対応という事で。
明るくてコンパクトなのでスナップとして持ち運ぶなら超便利な単焦点レンズ「SEL16F28」と「SEL20F28」だけど、より広角に撮れるという特性を考えると「SEL16F28」を選ぶというか、あとは標準ズームに任せるというか、微妙に活躍の場にめぐまれなかった「SEL20F28」にも脚光を浴びる時が来たっぽい。
さて、コンバーターレンズ装着してみよう。あくまでもレンズのベースは単焦点レンズ側なので、これら2つのコンバーターレンズには絞り羽もなく完全に開放されている状態。
レンズキャップを付ける要領で、赤いポイント部分を合わせて合体させたら90度回転させると、カチっと小気味よく装着される。この接合性というか精度というか一体化させる瞬間がなかなか心地いい。外す時は、コンバーターレンズの横にあるロックをスライドして逆に90度まわせばOK。
まずは、ウルトラワイドコンバーター「VCL-ECU2」から。コンバーターレンズの分だけ前面に延びるのでレンズ全長としての大きさは増してくるものの、もともと短いレンズとコンバーターレンズだけあって、両方くっつけても標準レンズに見える程度。重さも125gなので全体の重量増はそこまでじゃない。
このコンバーターレンズの倍率は0.75倍になるので、「SEL20F28」に装着すると35mm換算で24mm、「SEL16F28」に装着すると35mm換算で18mmになる。ちなみに、レンズの開放F値はF2.8のままかわらず。
そして、こっちがフィッシュアイコンバーター「VCL-ECF2」を装着したスタイル。
このコンバーターレンズの倍率は0.62倍になるので、「SEL20F28」に装着すると35mm換算で20mm、「SEL16F28」に装着すると35mm換算で15mmの単焦点レンズとして使える。こっちもレンズの開放F値はF2.8のままかわらず。
フィッシュアイコンバーターの魅力は、「SEL20F28」で対角線画角133°、「SEL16F28」で対角線画角180°の超広角、魚眼レンズ独特の撮影が楽しい。
APS-Cサイズの利点としては、カメラボディを始め、単焦点レンズ「SEL16F28」や「SEL20F28」も薄くて軽いし、それにプラスしてウルトラワイドコンバーター「VCL-ECU2」とフィッシュアイコンバーター「VCL-ECF2」を一緒に持ちだしても大きな荷物の邪魔になりにくいという事。
コンパクトな単焦点レンズとの組み合わせでスナップ撮影を楽しみながら、もっとワイドに撮りたいという時にコンバーターレンズをカチっとハメて撮影というスタイルが出来る。超広角の風景はもちろん、被写体に限界ギリギリまで寄れて遠近感を強調するダイナミックな撮影もできるし、ふと思いついたアイデアを活かせて撮影のオトモにはおもしろい。
ただし、FEレンズ用の「SEL075UWC」や「SEL057FEC」のようにコンバーターレンズを装着した時のExif情報がカメラ側では反映されないので、注意が必要。後から、アレ?これってウルトラワイドコンバーターで撮ったっけ?フィッシュアイで撮ったっけ?とならないように、コンバーターレンズを交換した時には目印になるものを一枚撮影しておくといいかも?
追加コストとしては、レンズを1本購入するよりははるかに低く抑えられるし、単焦点レンズからのバリエーションとして買い増しのステップが踏めるのも楽しい。それに改めて見て、ボディ+レンズ+ワイドコンバターレンズをブラックで揃えると、統一感もあってこうした3点セットで揃えるのはいいかもしれない。
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●ウルトラワイドコンバーターVCL-ECU2
ウルトラワイドコンバーター「VCL-ECU2」
希望小売価格:16,000円(税別)
ソニーストア販売価格:14,880円(税別)
●長期保証サービス(3年ワイド)無償
●αフォトライフサポート加入者専用ページはこちら。
●7月10日発売予定
超広角レンズと同等の遠近感のある写真を撮影できる倍率0.75倍のAPS-C専用の広角コンバーターレンズ。『SEL16F28』レンズ装着時の焦点距離は18mm、、『SEL20F28』レンズ装着時の焦点距離は24mm。装着時のレンズの開放F値はF2.8。
装着時焦点距離:18mm(『SEL16F28』装着時)、24mm(『SEL20F28』装着時)
F値 : 開放絞り F2.8 最小絞り F22
レンズ構成 : 3群3枚
最短撮影距離:0.12m(『SEL16F28』装着時)、0.16m(『SEL20F28』装着時)
最大撮影倍率:0.059倍(『SEL16F28』装着時)、0.086倍(『SEL20F28』装着時)
サイズ : φ66mm、全長44mm
質量 : 125g
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●フィッシュアイコンバーターVCL-ECF2
フィッシュアイコンバーター「VCL-ECF2」
希望小売価格:18,000円(税別)
ソニーストア販売価格:16,880円(税別)
●長期保証サービス(3年ワイド)無償
●αフォトライフサポート加入者専用ページはこちら。
●7月10日発売予定
魚眼レンズ特有のデフォルメ効果と遠近感を強調したユニークな写真表現が楽しめる倍率0.62倍のAPS-C専用のフィッシュアイコンバーター。『SEL16F28』レンズ装着時の焦点距離は15mm、、『SEL20F28』レンズ装着時の焦点距離は20mm。装着時のレンズの開放F値はF2.8。
装着時焦点距離:15mm(『SEL16F28』装着時)、20mm(『SEL20F28』装着時)
F値 : 開放絞り F2.8 最小絞り F22
レンズ構成 : 4群4枚
最短撮影距離:0.10m(『SEL16F28』装着時)、0.13m(『SEL20F28』装着時)
最大撮影倍率:0.048倍(『SEL16F28』装着時)、0.068倍(『SEL20F28』装着時)
サイズ : φ66mm、全長44mm
質量 : 150g
・ソニーストアで、単焦点レンズ 「SEL28F20」とコンバーターレンズ2つを触ってみたよ。
・ソニーストアで、Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA 「SEL35F14Z」を触ってみたよ。