ノイキャン性能が進化した重低音再生が得意なワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン「WH-XB910N」。前モデル「WH-XB900N」からの変更点をチェックする。
重低音とノイズキャンセリング機能と Bluetoothワイヤレスリスニングを楽しめる、EXTRA BASSシリーズ「WH-XB910N」。
前モデルの「WH-XB900N」の後継でノイズキャンセリングの進化や2デバイスマルチポイント接続対応、通話専用のマイク搭載、ノイズキャンセリングOFF時最長50時間のバッテリーライフ、進化したクイック充電など進化点が多くなっている。
発売日は2021年10月8日(金)。
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●ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-XB910N」
「WH-XB910N」は、低音域重視の音作りを迫力の重低音で再現するEXTRABASSシリーズの、ノイズキャンセリング機能を搭載したBluetooth対応ワイヤレスヘッドセットモデル。
前モデル「WH-XB900N」のスタイリッシュなデザインからさらにカジュアルなデザインになっている。
40mmというサイズのドライバーユニットは「WH-XB900N」と同サイズ。
EXTRABASSシリーズならではの低音域重視の音作りは引き続き行われている。
EXTRA BASSシリーズのもつ迫力の重低音性能を持ちつつも、ボーカルや高音域がよりクリアに感じられる音質。
EXTRA BASS専用40mm ドライバーユニットを採用。
耐振幅特性や耐気圧特性を確保し、さらにハイコンプライアンス化したエクストラベース振動板により臨場感ある重低音再生するのが特徴。
ヘッドホンのパッドは、「WH-XB900N」からイヤーパッド構造を見直し長時間使用しても疲れにくい装着性を実現。
高い装着性と気密性を両立した立体縫製イヤーパッドにより耳当たりよく快適な着け心地。
頭頂部もゆったりした形状のヘッドバンドと厚みのあるヘッドクッションが柔らかくフィットするのでつけ心地はとても良く、長時間リスニングも苦痛にならない。
前モデル「WH-XB900N」から2g程度の軽量化を果たし、全体重量で252gという軽量設計。
わずかな軽量化ながら実は進化している点が多々ある。
タッチセンサーによる操作にも対応。
再生や一時停止、音量の調整、曲送りや前曲の頭出しといった基本的な動作をかんたんに行える。
一時的に音楽の音量を絞り、周囲の音を取り込んで聞きやすくすることもできる。(クイックアテンションモード)
ハウジング部とヘッドバンドがセパレートになっているデザインで、スイーベル&折りたたみ機構も採用。
スイーベルの機構が内側になったためコンパクトに折りたためるだけではなく角ばったところがない。
前モデル「WH-XB900N」が充電時間は約7時間で10分の充電で60分の再生が可能なクイック充電に対応していたが、「WH-XB910N」はさらに進化。
充電時間が約3.5時間に短縮し、10分で4.5時間の再生が可能な急速充電となった。
バッテリ持続時間についても、前モデルの30時間(NCオン時)/35時間(NCオフ時)から、30時間(NCオン時)/50時間(NCオフ時)へとのびている。
充電切れの時でも1.2mのヘッドフォンケーブルが付属して有線での接続としても利用できる。
Bluetoothコーデックは、LDAC、AAC、SBCに対応。
NFCは非搭載になったものの、ボタンは大きくおしやすい形状になりペアリングモードへの移行はやりやすい。
またGoogle Fast Pairや、Windows 10とのクイックペアリングに対応。
ポップアップされるウィンドウから簡単にセットアップできる。
圧縮された音源で失われがちな高音域をCD音質相当へと補完する「DSEE」までをヘッドホン側に備える。(DSEE HXは非搭載。)
操作系は、「WH-1000XM4」と同等のハウジング部のタッチセンサーコントロールパネルを使ってスマホなどのコントロールができるタイプに。
音楽再生機の曲送り/戻し、再生/一時停止、音量調節、電話の着信を受けたり終話させたりなどの操作ができる。
また、Siriや Googleアプリの音声アシスタント機能の起動や、Google アシスタント とAmazon Alexaにも対応する。
「WH-XB900N」ではキャリングポーチだったのがWH-1000Xシリーズでおなじみのケース型に進化。
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●便利なアプリ連携。
便利なスマホ専用のアプリ「Headphones Connect」との連携もできる。
接続しているコーデックの種類やバッテリー残量がひと目で確認できて、「ステータス」、「サウンド」、「システム」の3つのカテゴリーに分類された機能を調整できる。
「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」の、外音取り込みのレベル(22段階)を変えることで、強烈に効果のあるノイズキャンセリングの効き具合を調整して、周囲の音を全てアプリで細かく調整できる。
便利なのは、 シチュエーションがかわることを想定してノイズキャンセリング効果を自動的に調整してくれる「アダプティックサウンドコントロール」。
あらかじめ止まっている時/歩いている時/走っている時/乗り物に乗っている時の4パターンから、それぞれ外音取り込みのレベルとボイスフォーカスのオンオフを好みで設定しておくことで、スマホの加速度センサーを利用して、自分の行動ごとに自動的に切り替えてくれる。
周囲のガヤガヤはうっとおしい、けれど必要な情報を聞き逃すのは困る、という贅沢な欲求を調整の手間いらずでやってくれる。
加えて、自身のいる場所に応じてヘッドホンの設定を自動的に切り替える機能を追加。
接続しているスマホのGPSから、AIがユーザーのよく行く場所を認識。
自宅や職場といったよく訪れる場所に合わせて、ノイズキャンセリング/外音取り込み設定やイコライザー設定を登録しておくと、その場所付近に到着すると自動で好みの設定に切り替わる。
2台の機器と同時接続して、それぞれで通話と音楽が受信できる「新マルチポイント」機能を装備。
もともと2台の機器とペアリングはできるけれど、音楽を聴くと通話する機器は別々だった。
「新マルチポイント」機能の場合、例えばメインのスマホで音楽を聴いた後、停止して、もう一方の機器(スマホやPC)で音楽再生を始めるだけで再生機器を切り替えられる。
メインのスマホが電話を着信した際には自動で通話に切り替わり、そのままハンズフリー通話をすることもできる。
2台の機器でヘッドホンを使う場面で接続の切り替えがいらなくて、どちらもシームレスにつかえてかなり快適。
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周囲の騒音を低減するデジタルノイズキャンセリング機能を備えているので、周囲の煩わしい音をカットできるのも大きな特徴。
前モデル「WH-XB900N」は左右二つのマイクでノイズキャンセリングと通話時の収音を行なっていたものから、「WH-XB910N」では左右2つのフィードフォワードマイクと左右2つのフィードバックマイクによるノイズキャンセリングを行なっている。
通話用マイクについても全指向性の通話専用マイクに1つ搭載しクリアな通話を実現。
前モデル「WH-XB900N」から進化したノイズキャンセリング性能と自然な外音取り込みや通話性能になっている。
ただし、「WH-1000XM4」のような「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1」は入っておらず、そのためか「WH-1000XM4」のほうが自然なノイズキャンセリングの効き方になっていてより自然に感じる。
柔らかいパッドで耳をしっかり覆われ、重低音マシマシな音楽を楽しむには十分にノイズキャンセリングなので十分使える印象。
タッチセンサーを触ると外の音を聞ける外音取り込み機能もあるのでとっさのときには便利。
「WH-1000XM4」が現状ノイキャン性能にしても音質にしても最高なのは変わらないし、質感についても比べると露骨に違うので、絶対に代替えにはならない。
ただし、言っても「WH-1000XM4」は4万円程度とけして安くない価格で高価であることには違いなく、性能はワンランク下ながら価格的には2ランク下くらいのリーズナブルなノイキャン付きのワイヤレスヘッドホンがほしいとなると選択肢になるはず。
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●ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-XB910N」
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