グローバルモデル「Xperia XZ Dual F8332」の外観ファーストインプレ。
IFA2016で発表された、 「Xperia XZ」と 「Xperia X Compact」。
昨年の3機種に比べたらまだマシかーとか思いつつ、グローバル版の「Xperia XZ Dual F8332」と、国内版の 「Xperia X Compact SO-02J」を購入。
いやまぁ2016年当初のフラッグシップと言われた「Xperia X Performance」も買ったけど。
まずは、「Xperia XZ Dual F8332」からレビューしてみよう。
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●「Xperia XZ Dual F8332」を開封して外観をレビュー。
「Xperia XZ Dual F8332」のパッケージは、本体サイズにそった細長いタイプで、Xシリーズの象徴ともいえるXの文字がうっすら浮かぶ。
中身は、「Xperia XZ Dual F8332」本体と、付属品としてUSB Type-Cケーブル、ACアダプターとインナーイヤーヘッドホン、取説類。
国内版には付属しないUSB Type-Cケーブルがグローバル版には付属するのね。
「Xperia XZ」の本体サイズは、長さ約146 mm×幅約72 mm×厚さ約8.1 mm、質量は、約161g。
外形寸法だけみれば、「Xperia Z5」とタテヨコサイズが一緒で、厚みだけが0.8mm増えたということになるのだけれども、さすがにデザインテイストがまるで違うので、まったくベツモノに見える。
外観のデザインは、Xperia Xシリーズからの「Unified Design」というコンセプトを踏襲して、本体の両サイドの側面にはガラスのディスプレイからサイド、背面とつながるボディラインが一体化してカーブしたフォルム。
そのいっぽうで、上下面はスパっと鋭角的にカットされていて、このあたりは、「Xperia X Performance」のように全体的に丸みを帯びたデザインと違ったソリッドな印象が個人的には好み。
背面はアルミ素材というところは「Xperia X Performance」と同じものの、素材にわざわざ高純度の「ALKALEIDO」というアルミ素材を採用して、現物をみると渋い光具合がなんともいい感じで質感も高め。
背面は、「Xperia X Performance」のグローバル版と国内版で、通信性能を落とさないために背面の下部に樹脂パーツがあるだのないだのと物議を醸し出してしまったけれども、「Xperia XZ」ではアッサリと分割に。
ディスプレイ周辺のベゼルも本体カラーと同色になった一体感といい、各パーツのつなぎ目もスムーズで異素材でもカラーリングをギリギリまでよせていることもあって全体的な統一感はいい感じ。
ただ、「Xperia X Performance」以降、というか表面も裏面もじわじわカーブする形になると、困るのが保護シートの貼り付け。
貼りやすいタイプはギリギリまで攻められないし、剥がれやすさもあるし、薄い素材はかなり貼りにくいとか悩ましかったりする。
今回から、底面にある接続端子は、microUSB端子からUSB Type-Cへと変更。ただし中身はUSB 2.0のまま。
今までのようにmicroUSBだとどちらに差し込むかを確認しないとささらなくてイラっとすることもがあったけど、USB Type-Cであれば端子のオモテウラがなく、どちら向きでも差し込めるのはイイ。
ただ現状として、身の回りのほとんどがmicroUSBばかりで、差し込もうとおもったらケーブルが違うなんてことが多発する。
かといってUSB Type-Cに変えたら、既存の機器がつながらなくなるので、今はひとまず何個かのUSB-C & Micro USB アダプタ (Micro USB → USB-C変換アダプタ)で凌ぐのが得策かもしれない。
これはまるでUSB miniBからmicroUSBに変わった時と一緒。いずれはUSB Type-Cがメインに置き換わるのだろうけど。
サイドフレームにある電源ボタンは、すっかり標準装備になった指紋センサー。
変わった当初は、前の丸いポッチの電源のほうがカッコヨカッター!とブツクサ言っていたものの、指でポチっと指紋認証でサクっと開くという便利さに慣れてしまった。
「Xperia Z5」よりも物理的に明らかに押しやすくなって、レスポンスも良くて快適そものもの。
Zシリーズ時代に背面にあった「NFC」は、「Xperia X Performance」と同じく背面が金属になったので、正面の上部にあるフロントカメラの横に変更。わかっちゃいるけどたまに間違える。
当然のごとくIPX5/IPX8相当の防水性能とIP6X相当の防塵性能を持っているので、雨が降っても濡れた手で触っても気にならないのはやっぱり楽ちん。
本体の左側面にある唯一のカバーを開けると、nanoSIMカードとmicroSDカードを載せる共用トレイが引き出てくる。
本体カバーとトレイが一体となっているので、出し入れも簡単で、閉じたときにも不意にめくれなくなったのはいい感じ。
「Xperia XZ Dual F8332」は、デュアルSIMモデルなので、2枚目のSIMカードはどこに収納するのか?と思ったら、よく見るとmicroSDカードを収める場所にハメ込めるようになっていた。(そのかわりmicroSDとは排他。)
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●Xperia XZとXperia Z5を比べてみる。
同じ5.2インチのディスプレイ(1920x1080)のモデルとして、「Xperia XZ」と「Xperia Z5」の外観を比較。
スクウェアなデザインという意味では今までと変わらないようにみえて、Xperia Zシリーズに続く背面にガラスを採用して、フレームが周囲をぐるっと覆うデザインから、「Xperia XZ」では、背面はメタル素材に変わり、サイドの正面ディスプレイから背面にかけてゆっくりとラウンドしている形状に。
「Xperia XZ」
本体サイズ : 長さ約146 mm× 幅約72 mm× 厚さ約8.1 mm
質量 : 約161 g
バッテリー容量 : 2,900mAh
「Xperia Z5」
本体サイズ : 長さ約146 mm×幅約27 mm×厚さ約7.3 mm
質量 : 約154 g
バッテリー容量 : 2,900mAh
タテヨコサイズは全く同じで、「Xperia XZ」が厚み0.8mm、質量7g増えているのでほんのり大型化。
デザインは、面とエッジのとりかたが全く異なる。
「Xperia Z5」は、Xperia Zシリーズに長く続いた表面と裏面がフラットなデザインなものの、周囲を囲むフレームがせり出しているため、手に持った時に飛び出たエッジが手に当たる感覚が気になるところがあったものから、「Xperia XZ」は、サイド面だけがラウンドして随分とグリップしやすさがありつつ、上下面にエッジのあるデザインになっている。
「Xperia XZ」」には、Xperia Zシリーズにあったストラップホールがなくなったのは残念。
その他、底面にある接続端子がmicroUSB端子とUSB Type-Cという違いもあれば、ベゼルカラーの違いなど。
総じて、「Xperia XZ」のボディデザインはお気に入りで、背面の「ALKALEIDO」を採用したメタル感といい、ところどころに分割ラインはあるもののトータル的なまとまりは悪くない。いや、むしろイイ。
カラーリングに関しては、見た瞬間からフォレストブルーに一目惚れしてしまって、かなりピンポイントな理由だけど、以前VAIO T(TXシリーズ)にプレミアムブルーと言われる限定モデルが超お気に入りで、そのカラーリングにも似てこれ一択。
ということで続く。
<Xperia XZ >
・[ ASCII.jp x デジタル 掲載] SIMフリー版「Xperia XZ」を自腹購入でレビュー! X Performanceとの違いは?:週間リスキー
・[ Engadget Japanese 掲載 ] ソニー Xperia XZを徹底解剖!Z5と比べた「良い所」「悪い所」
・[ モバレコ 掲載] 「Xperia XZ」をレビュー!スタイルもカメラ性能も進化したフラッグシップモデル
<Xperia X Compact>
・[ ASCII.jp x デジタル 掲載] スペックが下がって逆に良かったSIMフリー版「Xperia X Compact」レビュー
・[ Engadget Japanese 掲載] ソニー Xperia X Compactを徹底解説、Z5 Compactからの買い替えはアリ?
・「Xperia X Compact」をひとまず快適に使えるグッズを揃えてみた。SONY純正の「Style Cover Touch」が超お気に入り。
<Xperia X Performance>
・「Xperia X Performance」の実機をソニーストアで触ってきた雑感。
・「Xperia X Performance」を保護する純正のカバー4種。カバーを閉じたままXperiaを操作できるフルウィンドウ付きスタイルカバーがおもしろい。
・Z5と比べてわかったXperia X Performanceの魅力- ASCII.jp x デジタル
・強烈なノイズキャンセリングと周囲の音を操れる便利機能、そして高音質が最高に心地いい、毎日持ち歩きたいワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドホン「MDR-1000X」