Xperia 1 VII の公式分解動画をSony UK(ソニーイギリス)のサポートページに公開。専門リサイクル業者向けの情報として掲載。
Sony UK(ソニーイギリス)では、現在販売されているXperia 1 VIIの分解動画を公開。
ただしこの動画は、イギリスの専門リサイクル業者向けに公開しているもので、一般向けではない点については留意が必要。
動画内では、背面パネルを取り外し、各種基板・部品の取り外ししている様子がわかる。
日本では、専門業者以外での修理などは電波法違反の可能性があるので注意が必要。
・Xperia 1 VII 製品ページ
・Xperia(TM) スマートフォン(SIMフリー) | ソニー
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目次
●Xperia 1 VIIの分解動画
Xperia 1 VIIの分解動画は、Sony UK(ソニーイギリス)の公式サイト内にあるXperia 1 VIIサポートページに掲載。
一般向けではないので、専門リサイクル業者向けの情報と記載されている。
背面パネルの取り外し
動画では、背面に吸盤を取り付けてシーリングが外れるように物理的に隙間をこじ開けるという思ったよりも力技で隙間を作っている。
その後、空いた隙間にギターピックを挿し込み周囲のシーリングを取り外す。
そのさい左右にあるFPC(フレキシブルプリント回路基板)を切らないように注意がされている。
Xperia 1 VIIの場合、背面には重要な部品やワイヤレス充電用のパッドを搭載していないようで、背面パネル自体はフレキを切ってしまう心配があまりない模様。
照度センサー、マイク、フラッシュなどは直接メイン基板などにはんだ付けされているわけではなく、電子接点で接続されているようなので扱いやすい。
基板①の取り外し
背面パネルを取り外しただけではまだ背面パッドやメインではない基板があるためそれを取り外す。
動画では、ネジ留め箇所も教えてくれているのでわかりやすいものの、一旦使用したネジについては再利用しないように案内されている。
固定用のホックの位置も教えてくれるのは、業者向けの解説動画ならでは。
ここでようやくカメラユニットや、メイン基板の全体が確認できる。
Xperia 1 VIIの内部を見ると、接着で固定している部分がほとんどないことがわかる。
分解も容易で、部品の調達が難しいこと以外は修理自体は比較的簡単な部類に見える。
バッテリーの取り外し
内蔵バッテリーは接着されているとはいえ、一応取り外し用のフィルムがあるので、そのフィルムを引っ張れば取り外すことができる。
iPhoneの分解動画などをみると、ほとんどの場合途中でフィルムが切れていることが多いので、Xperia のほうがバッテリーは取り外しやすいように思える。
万が一バッテリーの取り外しを失敗したときのために、フィルムを引っ張らない取り外し方法も紹介されている。
メイン基板を取り外したあと、隙間に樹脂製のツールを突っ込んで取り外している。
バッテリーは過度に力を加えると発火する可能性もあるので、慎重に作業する必要がある。
基板②(メイン基板)の取り外し
メイン基板自体は、バッテリーを取り外さなくても支障ないようだけれど、あやまって電源供給されないようにバッテリーとの接続は外されている。
ただし、表側だけでなく裏側にもコネクタがあるため、破損しないように取り外す向きや順番などに注意する必要がある。
Xperia 1 VIIのメイン基板と超広角カメラ・広角カメラのユニット。
カメラユニットにはグラファイトシートが取り付けられており、排熱を意識した設計となっていることがわかる。
カメラユニットを取り外すさいに、コネクタが外れないようにネジで補強がされている。
カメラユニットを取り外すと、メインの基板はそれほど大きくないことがわかる。
メイン基板はめちゃくちゃ発熱するのでベイパーチャンバーや背面グラファイトシートと直接接触するように金属のプレートで覆われている。
望遠カメラユニットの取り外し
望遠カメラユニットは他のカメラとは別に搭載されていて、メイン基板にコネクタで接続されている。
ユニットを見るとかなりの厚さがあるため、これ以上センサーサイズを大きくするには望遠カメラ自体の仕様を大きく変える必要があることがわかる。
望遠カメラやカメラユニットが搭載されている箇所には、熱を効率よく逃がすためにグラファイトシートや金属プレートが接触するように配置されている。
スピーカーユニットの取り外し
スピーカー自体が振動するユニットのため、多くのネジで留められている。
Xperia 1 VIIのスピーカーユニットのサイズはそれなりに大きい。
受話用マイクなどもこちらに搭載されている。
上部には、スピーカー、カメラ、バイブレーションのパーツがある。
このあたりも取り外しやすい設計となっている。
その他部品の取り外し
更にバッテリーを取り外すと、その下にはUSBや、シャッターボタンなどとの接続用のFPCが備わっている。
それらを取り外すと、ようやくベイパーチャンバーを確認することができる。
物理的なシャッターボタン、ボリュームキー、電源指紋認証ボタンなどは細いFPCで接続されている。
ただし、ボタン自体ははんだ付けされているわけではないので、電源ボタンなどもコネクタでの接続となっている。
全体的に動画を見る限りでは、分解自体は比較的容易に見える。
正直なところ日本でわざわざ分解する必要性はないけれど、不可逆的な箇所がほぼないためハード設計自体はとても良く出来ている。
自分の愛用しているスマホの内部がわかるだけでも非常に興味深い。
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●Xperia新製品、アクセサリー
Xperia 1 VII(XQ-FS44)
ソニーストア販売価格:
12GB/256GBモデル:204,600円(税込)
12GB/512GBモデル:218,900円(税込)
16GB/512GBモデル:234,300円(税込)
カラー:スレートブラック、モスグリーン、オーキッドパープル
スペック:Snapdragon 8 Elite、メモリ12GB~16GB、ストレージ256GB~512GB、デュアルSIM対応
Style Cover with Stand for Xperia 1 VII「XQZ-CBFS」
ソニーストア販売価格:5,500円(税込)
※リングストラップ付属
・Style Cover with Stand for Xperia 1 VII「XQZ-CBFS」製品ページ
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Xperia 1 VII(XQ-FS44-1/SW)12GB/256GBモデル
ソニーストア販売価格:214,500円(税込)
デザイン:ダース・ベイダー、マンダロリアン
・ソニーストア限定『スター・ウォーズ』モデル | Xperia(TM) スマートフォン(SIMフリー) | ソニー
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