ソニーが基本的に好き!

広角24mmから望遠240mm(APS-C360mm)までカバーする高倍率ズームレンズ 「SEL24240」を使ってみよう。

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CP+2015で参考出品されていたフルサイズ対応のFEレンズのうち発売となった、24-240mm F3.5-6.3 OSS 「SEL24240」。α7に装着して試し撮りした写真ともに雑感などを。

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24-240mm F3.5-6.3 OSS 「SEL24240」
希望小売価格:148,000円(税別)
ソニーストア販売価格:134,880円(税別)  
●長期保証サービス(3年ワイド)無償
●αフォトライフサポート加入者専用ページはこちら。

焦点距離:24-240mm(APS-C 35mm換算:36-360mm)
F値 : 開放絞り F3.6 – 6.3 最小絞り F22 – 40
レンズ構成 : 12群17枚
最短撮影距離:0.5m – 0.8m 
最大撮影倍率:0.27倍
フィルター径 : 72mm
サイズ : 80.5 x 118.5 mm
質量 : 780g

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FEレンズとしては初めてとなる高倍率ズームレンズで、広角24mmから望遠240mmまでの非常に広い撮影領域をカバーする35mmフルサイズに対応した光学10倍ズームレンズ。

フルサイズ(35mm)では最大望遠240mmとなっていて、APS-Cで使用すると最大360mmでの撮影も可能になるので、Eマウントレンズの中で実質現時点では最長望遠レンズ。もちろん光学式手ぶれ補正を搭載しているので、望遠撮影時にもきっちりと手ブレを抑えてくれる。

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AFも迅速。7枚の円形絞りで、自然で美しいボケ味が得られ、点光源を円形にボカした撮影ができる。ボディは、防塵防滴設計のため、神経質にならずに外でも積極的に使える。

フィルター径は、72mmとEマウントの中では非常に大きいサイズで、SONY純正のプロテクターであれば、「VF-72MPAM」が適合する。

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24-240mm F3.5-6.3 OSS 「SEL24240」のレンズの長さは118.5mmとカメラを含めた全長をある程度短く抑えられるとうのも利点の一つ。望遠側にするとレンズが前面におおきくせり出して約190mmくらいまで伸びる。ズームリングは適度な抵抗感を感じながら滑らかに回せて、オートフォーカスもとても静か。

レンズ径は72mmと非常に大きいのでなかなかの大きさもあるので決してコンパクトとは言えないけれど、このレンズだけで広角から望遠までかなりカバーできる事もあってこれ1本で撮影に出かけるとわりきるとかなり便利なレンズ。

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レンズ自体の重さは約780gとなかなかの重さで、α7に装着すると、メモリー、バッテリー含めて総重量としては約1,241g(α7Sとで1,269g)、トータル重量は1kg超えの塊を持ち運ぶ事になる。

レンズ持ち運びをしている時に、レンズが自重で下に伸びてしまうんじゃ?という心配はなくて、自らズームリングを回さない限りは飛び出る事がないのは嬉しい。

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ちょうど、「SEL1635Z」のとレンズ経が同じでサイズ的にも似ているので、そのままレンズ全長が長くなったイメージに近い。「SEL1635Z」は、焦点距離16mmからのダイナミックな画を撮れるので、 「SEL24240」との2本体制にすると、フルサイズでほぼいろんな画角を撮影できる使い方も考えられる。

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FEレンズ対応の望遠ズームレンズ「SEL70200G」と比較してみる。レンズが収まった状態であれば 「SEL24240」はかなりコンパクトにまとまっているのがわかる。

最大望遠時には、「SEL70200G」はレンズの全長が変わらないのに対して、「SEL24240」はかなり伸びるので「SEL70200G」を超える長さになる。とは言え、実際にレンズフードを装着したまま使う事を考えると、「SEL24240」は取り回しがしやすいという利点もある。

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ちなみに、 「SEL24240」はフルサイズ対応という事で、”α7”の35mmフルサイズをそのまま活かせるというのが本質にあるのだけれど、APS-CサイズのEマウントカメラに付けてももちろん使える。

”α6000” 「SEL24240」をドッキングすると、35mm換算で広角36mmから望遠360mmとしても使う事ができるので、かなり望遠に強い高倍率ズームレンズとしても使う事ができる。ただし、APS-Cにある近い高倍率レンズとして「SEL18200LE」+α6000の組み合わせあたりからするとかなりの重量アップになるのは覚悟という事で。

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●α7と「SEL24240」で撮ってみた。

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焦点距離:24mm(35mm換算) シャッタースピード:1/60秒
絞り値:F14 露出補正:+0.3EV ISO:160

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焦点距離:240mm(35mm換算) シャッタースピード:1/250秒
絞り値:F14 露出補正:+1.0EV ISO:2000

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焦点距離:360mm(APS-Cクロップモード 35ッm換算) シャッタースピード:1/400秒
絞り値:F14 露出補正:+1.0EV ISO:5000

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焦点距離:240mm(35mm換算) シャッタースピード:1/250秒
絞り値:F14 露出補正:0.3EV ISO:1600

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焦点距離:106mm(35mm換算) シャッタースピード:1/500秒
絞り値:F4.5 露出補正:+0.3EV ISO:100

まずは、”α7Ⅱ”24-240mm F3.5-6.3 OSS 「SEL24240」を装着して近所で撮影してみたもの。

上からの3枚は、 広角24mmで撮影した同じ場所から望遠240mmと、APS-Cクロップモードで360mとして撮影したもの。これを見ただけでワイドな画角から、遠くの被写体を収める事ができるレンズというのがよくわかる。 

それに、望遠ズームを活かして距離感を詰めたり簡単に背景を綺麗にぼかしたりもできて、コレ1本で出かけていてもいろいろ画が作れたりして面白い。

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焦点距離:47mm(35mm換算) シャッタースピード:1/60秒
絞り値:F5 露出補正:-0.7EV ISO:6400

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焦点距離:240mm(35mm換算) シャッタースピード:1/250秒
絞り値:F6.3 露出補正:-0.7EV ISO:2000

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焦点距離:240mm(35mm換算) シャッタースピード:1/250秒
絞り値:F6.3 露出補正:-0.7EV ISO:1000

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焦点距離:240mm(35mm換算) シャッタースピード:1/250秒
絞り値:F6.3 露出補正:-0.7EV ISO:10000

異世界なギャップが物凄い「いろり山賊」にカメラを持ち込んで撮影。もう週末にもなると行列だらけ、人混みであふれていて定位置から動けないといった場合からでもスパッと画角を切り取れる自由度の高さがイイ。さらにα7Sの力をかりて、夜の撮影なのに望遠しても手持ちで手ブレも気にせずに撮れてしまうので、もう本当にいろいろ努力を忘れてしまいそうでごめんなさいというくらいに楽ちんに撮影ができる。

・いろり山賊ホームページ

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焦点距離:240mm(35mm換算) シャッタースピード:1/400秒
絞り値:F7.1 露出補正:±0EV ISO:100

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焦点距離:35mm(35mm換算) シャッタースピード:1/500秒
絞り値:F6.3 露出補正:±0EV ISO:100

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焦点距離:66mm(35mm換算) シャッタースピード:1/80秒
絞り値:F6.3 露出補正:±0EV ISO:1000

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焦点距離:240mm(35mm換算) シャッタースピード:1/400秒
絞り値:F7.1 露出補正:-0.7EV ISO:100

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焦点距離:103mm(35mm換算) シャッタースピード:1/200秒
絞り値:F11 露出補正:-0.7EV ISO:100

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焦点距離:240mm(35mm換算) シャッタースピード:1/1250秒
絞り値:F6.3 露出補正:-0.7EV ISO:100

山口県の北西部にある「角島」にドライブ(っていっても片道3時間弱)してきて撮影。日本で2番めに長い角島橋となんといってもブルーとエメラルドグリーンの綺麗な海が最高。α7Sに「SEL1635Z」を装着して、α7Ⅱに「SEL24240」を装着して撮ってみたけど、なんてこの組み合わせの便利なこと!

広大な風景はワイドに撮りたいし、角島灯台の内部のような狭い場所も広々と撮りたい時はα7S+「SEL1635Z」にまかせて、あとはもうレンズの付け替え無しにα7Ⅱ+ 「SEL24240」で思いのままの画角で撮れるなんて楽しいんでしょうっ!まる1日じっくり時間をかけて、単焦点レンズを取り替えて撮れるならそのほうがいいのはわかってはいるものの、さすがに単独行動じゃないからもう壮絶にセカセカしながら、でもこの眼の前のシーンを撮りたい!という時にはやっぱりズームレンズは助かる。

ただひとつ、しくじったのは、カメラを2台持ちしてそれぞれで露出とか、カラーとか、ピクチャーエフェクトをいじっては撮って、持ち替えてってしてると、とっさの時に設定が変わった事に気付かずに、意図しない設定のままで撮っててアレ?となったりする事も…。やっぱり慌てるとダメだなと思いつつ、ロケーションの良さもあって、撮影しててかなり楽しかった。

・角島ナビ

<今回の撮影画像>
・高倍率ズームレンズ「SEL24240」の試し撮り。(Google+)
・角島(α7S+SEL1635Z、α7Ⅱ+SEL24240)(Google+)

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「SEL24240」は、すっかりレンズ自体も大きくなってしまって、フルサイズの本体(α7シリーズ)+重量もかなりの大きい&重量になってくるので、このあたりは、APS-Cの組み合わせ(α6000+「SEL18200LE」)のような手軽さとはいかないところは割り切りが必要。

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それでも、APS-C用のレンズには汎用性の高いズームレンズが揃っているにもかかわらず、今までFEレンズにはなかったので、そういった意味でも広角24mmから望遠240mmまでカバーしてくれる 「SEL24240」はかなり重宝するレンズ。しかも、Eマウントでは望遠最長になっているというのも魅力的で、運動会や発表会にも、スポーツ関連の離れた位置からしか撮れないシーンにもかなりお役立ち。

・ついに来たよ35mmフルサイズのコンパクトデジタル一眼Eマウント”α7”!
・やたらウキウキで、初めてα7/α7Rを持って撮影してきた!
・α7を持って、横須賀港に撮影に行ってみた。
・α7にマウントアダプター+望遠レンズで、呉港に撮影に行ってみた。
・かなり楽しみに待ってた「SEL55F18Z」が来たからα7他で撮ってきてみた。
・α7で、1/1ガンダムとストライクフリーダムを狙い撃つっ( ゚д゚ )!!!
・α7にあるとかなり重宝するカールツァイスレンズ「SEL2470Z」。
・Eマウント待望のフルサイズ対応望遠ズームレンズ「SEL70200G」を使ってみよう!
・ダイナミックな広角からスナップまでを1本でこなせるフルサイズEマウントレンズ 「SEL1635Z」を使ってみよう。

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