カメラがもっと愛おしくなる「ULYSSES ボディスーツ」の使い心地。所有欲を満たしてくれるクオリティがかなりイイ!
4月1日のソニーストア 福岡天神オープンを記念して作られたという、カメラアクセサリーブランド 「ULYSSES」とソニーストアのコラボレーションでα7RⅡ・α7SⅡ・α7Ⅱ用のソニーストア限定ボディスーツ。
現物を、まさにソニーストア 福岡天神で見たらやたら出来がよくて思わずその場で購入してしまった。
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●ソニーストア 福岡天神オープン記念 ULYSSES カメラボディスーツ
ソニーストアオリジナル ULYSSES α7II/α7RII/α7SII用ボディスーツ
「CC-ULYSSESA7RM2」
ソニーストア販売価格:16,500円(税別)
「ULYSSES」は、福岡県福岡市に拠点を構えるカメラケース、ストラップ、フォトフレーム、雑貨などを制作販売するアクセサリーブランド・メーカー。
革素材のケースやストラップは手に馴染む丁寧な作りで非常に定評がある。
話に聞いたところ、効率を重視するモックアップでは寸分の誤差があるので使用せず、必ず実際の製品から型をおこして作られていてとても精巧にできているということ。
今回ソニーストア限定モデルという事で、表面革には本体になじむ「ブラック」、ステッチには「グレー」を採用。
裏地に、ツァイスレンズをイメージした「ブルー」という組み合わせ。
カメラ本体へ底面からかぶせて、付属している専用のネジを差し込んでコインなどで三脚ネジに締め込んで固定。
あくまでもボディスーツは革素材なので締めすぎには注意。
素材には、イタリアにあるバダラッシ・カルロ社の「プエブロ」を使用。
制作する時点であらかじめダメージ加工を施してあるため、使っていてのコキズなどが目立たないという特徴がある。
また、天然成分を使って古い手法で作られる「ベジタブルタンニンドレザー」は、使い込むごとに風合いが変化するとあいう味がある素材。
底面には、バッテリーを出し入れする際にアクセスするための「フリップカバー」はボタン式で開閉できるので、α7Ⅱシリースを使っていると頻繁に取り替えるであろうバッテリーも、わざわざボディスーツをはずさなくても簡単に行える。
側面にあるSDカードスロットも、大きくカットされているので、RAW+JPEGで大量に撮影して、メモリー交換したい場合でも素早く変えられるのはイイ。
ボディスーツに隠れる[NFC]も、グリップ側の鉄板を繰り抜かれていていつもどおり画像転送できる。
ボディスーツは背面が大きくカットしたオープンタイプで、モニターのチルトはもちろん、ダイヤルから背面にあるすべてのボタン類の操作も何もない状態と同じように使える。
それから、左側面にある後方のカバーの開け閉めもできるようになっていて、microUSB端子から充電から給電もできる。
底面に装着した専用ネジが、ちょうど三脚用のネジ穴として加工してあるので、ボディスーツをつけたまま三脚に取り付けることが出来る。
しかもケースの底面はフラットでしっかりと固定できるので実用性も問題なし。
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●ボディースーツの使い心地、所有欲を満たしてくれるクオリティがツボ!
< 左:ソニー純正ボディケース「LCS-EBF」 右:ULYSSES ボディスーツ >
実は、同じくグリップに追従するタイプのソニー純正のボディケース「LCS-EBF」をα7Ⅱシリースに使っていたのだけど、グリップ部の追従性がありえないほどにイマイチで、ボディとケースの間にあるスキマの違和感が半端無く気持ち悪かった。
しかも、バッテリー交換する裏ブタもツメが弱くてガバガバで、純正なのにこれはないだろうという代物で我慢して使っていただけに、今回のULYSSESのボディスーツもそこが一番気になるところだった。
ソニーストア 福岡天神で現物を触った時にも実感したけど、グリップ部分の追従性がなめらかで、掴んだときに気持ち良い。
いや、これが本当だろうと。
ボディースーツを装着したぶん、グリップ性も上がりつつ本体とボディースーツとのシンクロ率が高くてガッチリ握れる。この職人さんが作った技術の高さがにじみ出ている。
どちらも本革といいながらも、ボディケース「LCS-EBF」はツヤツヤな合皮っぽい処理なのに対して、ULYSSESのボディスーツの素材になっている植物性タンニンを使って時間をかけてなめされた革に、牛脚油で時間をかけてゆっくりと加脂した牛革(ブエブロ)のしっとりした触感はまるでベツモノ。
当然、革は天然素材なので、使いこんでいくと徐々に風合いが変化してくるもので、それがまた楽しみ。
価格も2倍以上違うから、当然素材も作り方も違うのだけど、表面の起毛革の表情も特有の”ぬくもり”と表現される見え方が無骨なα7Ⅱシリースとのマッチングがかなりの所有欲を満たしてくれて、カメラに対する愛着も今まで以上に倍跳ね上がる。
RX1RⅡ用のボディスーツも製作中で、2016年夏には販売開始する予定でこれもまた楽しみ。
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