VAIO typeT(TZシリーズ)のベンチマークテスト!
素でTZのパフォーマンスを知りたくなったので
ベンチマークでチェックしてみた。
ベンチマークソフトは、お約束で
「Vana’diel Bench3」と「CrystalMasrk 2004R2」。
で、ただ調べただけじゃおもしろくなかったので
メモリーのパフォーマンスを変化させて
2種類でベンチを計測。
VAIO typeT(TZシリーズ)って、
公式HPのスペック表を見てもわかるとおり
メモリのシステムバスって[533Mhz]となってるものの
モバイル主体のPCという事もあって
デフォルト設定では、
バッテリーの持ちを優先させるために[400Mhz]で動作させてる。
これの変更は、
「バイオの設定」の「パフォーマンス設定」で簡単に変更できる。
せっかくなので、
省電力を優先した[400Mhz]と、
パフォーマンスを優先した[533Mhz]の
それぞれでベンチマークを計ってみる事にした。
CPUは同じCore 2 Duo U7600 (1.20 GHz)で
メインメモリーが1GBと2GBのTZがあるから
もちろんそれぞれでシステムバスを変更して計測。
使用したTZは以下の2台。
【VGN-TZ90S プレミアムカーボン】
OS:Windows Vista Home Premium
カラー:プレミアムカーボン
CPU:Core 2 Duo U7600 (1.20 GHz)
メモリー:1GB(1GBX1)
ドライブ:フラッシュメモリー約32GB
DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R2層記録対応)
ワイヤレスLAN:802.11 a/b/g
ワンセグチューナー:搭載
【VGN-TZ90S シャンパンゴールド】
OS:Windows Vista Home Premium
カラー:シャンパンゴールド
CPU:Core 2 Duo U7600 (1.20 GHz)
メモリー:2GB(2GBX1)
ドライブ:HDD 約160GB(2.5型、5400回転/分)
ワイヤレスLAN:802.11 a/b/g
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<パフォーマンスの評価>
まず最初に、
システムバスを[533Mhz]にあげてみて
「パフォーマンスの評価」を測定し直してみた。
【VGN-TZ90S プレミアムカーボン】
(メインメモリー1GB、フラッシュ32GB)
プロセッサ:4.4
メモリ:4.2
グラフィックス:2.0
ゲーム用グラフィックス:2.7
プライマリハードディスク:5.2
【VGN-TZ90S シャンパンゴールド】
(メインメモリー2GB、2.5インチHDD)
プロセッサ:4.4
メモリ:4.2
グラフィックス:2.0
ゲーム用グラフィックス:2.8
プライマリハードディスク:4.8
「パフォーマンスの評価」って
個人的にはあんまり信用してないんだけど。。
初期セットアップした時[400Mhz]の数値と比べてみると・・・
メモリが4.1から4.2へ0.1上昇。
ただし、1GBと2GBでの評価の違いがあいかわらず現れない。
ゲーム用グラフィックが
2.6から2.7~2.8へ、0.1~0.2上昇。
ゲーム用グラフィックがバラついてるあたりから
すでに信憑性が薄い・・・
参考程度という事で。。
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<CrystalMark 2004R2>
全く同じスペックのPCでも、
Windows XPに計測した時と
Windows Vistaで計測した時との結果が全然違うので要注意。
それでも、同じVistaという条件であれば比較になるので
比較しやすい。
【VGN-TZ90S プレミアムカーボン】
(メインメモリー1GB、フラッシュ32GB)
[400Mhz] [533Mhz]
【VGN-TZ90S シャンパンゴールド】
(メインメモリー2GB、2.5インチHDD)
[400Mhz] [533Mhz]
同じ容量のメモリーで[400Mhz]から[533Mhz]にする事で
メモリー評価は大きく上昇。
グラフィックまわりの評価も少しよくなってる傾向。
もちろん容量が多い2GBのほうが評価も高い。
ちなみに、
フラッシュメモリーは、
さすがにHDD評価が異常に高い。
(2.5インチHDDのHDD評価もなかなか良好!)
何よりも驚いたのは、このTZの結果と
ひとつ前のTX(VGN-TX93S)で同じベンチをとったものと比較すると
CPUの評価が、なんと2倍も上がってる事!
総合評価でも13000~17000も高くなる。
普通、基本ベースが同じモバイルPCでこんなに差が出る事はないと思うんだけど。。
TZのパフォーマンスが相当上がってる事がハッキリわかった。
というかあまりにも違いスギ。
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【Vana’diel Bench3】
(FINAL FANTASY XI for Windowsオフィシャルベンチマークソフト3))
グラフィックがチップセット内蔵で
それもイッコ前のNapaアーキテクチャのまんまなので
ゲームができるレベルじゃないのは当然で
全く期待してないけど
数値比較のためにやってみた。
【VGN-TZ90S プレミアムカーボン】
(メインメモリー1GB、フラッシュ32GB)
[400Mhz]
・低解像度モード
1409,1392,1413 平均:1404
・高解像度モード
994,977,974 平均:981
[533Mhz]
・低解像度モード
1632,1642,1756 平均:1696
・高解像度モード
996,979,983 平均:986
【VGN-TZ90S シャンパンゴールド】
(メインメモリー2GB、2.5インチHDD)
[400Mhz]
・低解像度モード
1657,1658,1656 平均:1657
・高解像度モード
1012,991,983 平均:995
[533Mhz]
・低解像度モード
1717,1715,1725 平均:1719
・高解像度モード
1162,1150,1155 平均:1155
それぞれ3回づつ計測して平均値を割り出した。
同じ容量のメモリーであれば
[400Mhz]よりも[533Mhz]のほうがスコアが高くなっていて
同じ周波数であれば、
1GBよりも2GBのほうがスコアが高い、
といういたってまともな結果が出た。
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<ムリヤリな結果論>
Windows Vistaにオマケ程度でついてる
「パフォーマンスの評価」だと
いまいちさっぱり見えてこないスペックの差も
ベンチマークソフトでは
ある程度、わかりやすい数値で差がでてくれた。
当然ながら、
Vista上でソフトウェアを安定して動かすのなら
絶対に2GBあったほうがイイのは確かで、
システムバスも
[533Mhz]にする事でパフォーマンスが上がる事もわかったし
メモリーの影響は、しっかりとあるって事かな。
オマケの結果として
ストレージも
フラッシュメモリーはもちろん
2.5インチHDDのパフォーマンスがかなり高い事も判明。
そして何よりも
以前のTXをはるかに越える結果が出たのは
Core 2 Duoのおかげによるところが大きいのか、
モバイルPCとしてのTZパフォーマンスの高さがわかって
とってもスッキリ。
・エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その1)
・エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その2)
・エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その3)
・エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その4)
・エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その5)
・エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その6)
・エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その7)
・エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その8)
3件のコメント
Core2は驚きですね!セレロンと比べても大分変わるものなんですね。
今日、店頭で新型VAIOtypeTをみてきました。個人的な感想ですが、キーボードのあたりのホコリが目立ちますね。。打ちやすいけどwセレロンでも十分早い気がします・・ワンセグはアンテナが変わっただけでそんなに変わりないですが、これならアンテナが邪魔にならなくてすみますね。
ますますほしくなりますね。
訂正。一行目の「セレロン」→「CoreSolo」
>シルバーさん
Core2DuoとCoreSoloのパフォーマンスの差がかなり大きい事に驚いてしまいました!
ちなみに、セレロンとCore2Duoとの差も結構あります!
これにメモリーに2GB載せられて、フラッシュになると本当にキビキビ動くモバイルVAIOになりますからねw
キーボードまわり・・・
いや、本当にすぐホコリが目立ちます。
写真を撮ろうと思うたびにホコリが見えるのでそりゃもう(^^ゞ
しっかしよくできてますねw