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ハイビジョンを録画しまくれるブルーレイディスクレコーダー「BDZ-X90」


ブルーレイレコーダーが発表されたタイミングで
SonyDealerConvention2007に行ってきたので
いきなり実機を見る事ができた。
(ただ銀座ソニービルにはまだ展示してなかったので画像はなし。)

ハイビジョン映像の楽しみ方で選べる
ブルーレイディスクレコーダー計4機種発売:報道資料

ブルーレイディスクレコーダーサイト:SONY

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去年の年末にBDZ-V9が出た時に、
2層50GBのブルーレイディスクに未対応で
そりゃもう別の意味でドギモを抜かれたブルーレイディスクレコーダー。

一体どうやったらこんな中途半端な物を出せるんだ?
と疑問を持ちながら約1年。
それでも、この間に
WOWOWでスターウォーズの6部作が全部HDコンテンツで放送されたりして
それをブルーレイディスクにそのままのクオリティで保存できるという
スペック以上に早く手に入れるという変え難い価値はあったワケだけど。。

だけど、
ハリーポッターやらロードオブザリングは
1層25GBのブルーレイディスクじゃ1枚には収まらない。
HDDに入ってても全編を1枚のディスクで保存できないってのは
どう考えてもありえない。


それが
ようやく現れた新型のブルーレイディスクレコーダーは、
やっと2層50GBのブルーレイディスクに対応。

50GBあれば
そっくりそのまま残せるMPEG2-TSで、
ブルーレイディスクに最長4時間記録できる。
これなら長編映画でも平気。

やっとだよまったく・・・

と思ってたら、
何だか事情が変わってて、
「ハイビジョンコンテンツ」=「MPEG2-TS」という固定概念があったのに
突然、録画フォーマットにMPEG4-AVCが割り込んできた。

既にハイビジョンハンディカムで、
少ない容量でもハイビジョン画質で録画できるという事で
早くから採用されてた技術を
番組録画にそのまま持ってきた。

自分の勝手な予想だと
今回の新モデルの一番上のモデルは、
HDDが750GBくらいになるんだろうなと思ってて
それでもHDDの容量は全然足りないよなーとか考えてたら、
うーん、
その手があったか。

というか、そうなったらいいなと頭でイメージしてても
まさかこんなに早く具現化してくるとは
以外やら驚きやら。

ハイビジョン放送を録画する画質モードは全部で7つ。
一番キレイなのは、もちろんMPEG2-TSで記録するDRモード。

[DR]
地上デジタル: 約3時間  (約6時間)
BSデジタル : 約2時間10分(約4時間20分)

そしてその下に
MPEG4-AVCの録画画質モードが6つ存在する。

[XR(AVC 15M)]  :約3時間10分(約6時間20分)
[XSR(AVC 12M)] :約4時間  (約8時間)
[SR (AVC 8M)]  :約6時間5分(約12時間10分)
[LSR(AVC 6M)]  :約8時間5分(約16時間10分)
[LR(AVC 4M)]  :約12時間10分(約24時間20分)
[ER(AVC 2M)]  :約24時間25分(約48時間50分)

それぞれ
1層25GBと2層50GBに録画できる時間。

標準モードとされるSRで、
1層25GBに6時間、
2層50GBに12時間も記録できる。

今までの事を考えてみても
DVD1枚に6時間なんて長時間録画しようものなら
そりゃもうブロックノイズだらけノッペリ画像で
見れたものじゃなかった。

それが、
実際に[SR (AVC 8M)]で録画されたコンテンツを
46型のバカでかいBRAVIAで見てみたけど
この大きい画面を持って見ても
ハイビジョンのクオリティを保っていて、充分に見るに耐えうる。

超保存級なら[DR]で録画、
ひとまず綺麗に見たいシリーズ物の番組ならMPEG4-AVCの各録画モードで録画、
という使い分けが出来る。

[DR]やMPEG4-AVCでHDDに録画したものは
ブルーレイディスクに当然ムーブできる。


ブルーレイディスクドライブも進化していて、
4倍速ブルーレイディスクに対応して
ダビング速度もかなり速い。

[LSR(AVC 6M)]で録画した1時間の映像をダビングするのに約3分。

ただ、普通のDVDにはムーブはできないんだって。
例えCPRM対応のDVD-RWでもダメ。
惜しい・・・
DVDにも焼けるとすごく便利なのに。

ちなみに
アナログ放送は、今までと同じMPEG2で記録するのは変わらず。
「BDZ-S77」で使われてるカートリッジ方式(BD-RE Ver.1.0)も再生できる。

それと、
MPEG4-AVCで録画されてるという事は
いろんなモバイル機器にUSBで接続して吐き出して使えないのか?
と聞いてみたら
どうやら外に持ち出しできる「おでかけ・おかえり転送機能」という枠で
ガチガチに固めてあるみたいで、
あくまでもPSPだけに限られるらしい。
(おでかけ・おかえり転送機能があるのはBDZ-X90だけ。)

もしくは、専用のソフト「おでかけビューア」をPCにインストールした場合のみ
PSP経由で移したMPEG4-AVCを見られるって。
ただそれだけ。

それ以外は一切NG。
あいかわらずこのあたりは意味不明な著作権のせいで
モバイル機器との連動は、今の日本の状況だと絶たれまくり。

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基本的な操作系は
好みの番組を自動的に録画してくれたり、
同じ時間に録画する放送が重なっても同時録画できたり、
番組を追従したり、スポーツ延長に対応したり
というのは従来と同じ。


その中で
新しく加わった便利な機能が「気になる検索」というもので
もともとの番組データに入ってる
番組の出演者とかキーワードから
さらに他の番組を検索できる機能。

実際にデモを見せてもらったけど
1つの番組に出演してる名前がズラーっと現れて
気になった出演者の名前を選んで
ぽちっと押したら
他の番組に出演してるものがあれば
それをパッと一瞬で表示してくれる。

今までは、名前を打ち込んで検索すれば同じような事はできなくはないけど
リモコンで入力って結構めんどくさくって
途中で挫折しそうになる。
だけど、この機能は入ってるデータから
自動的に抽出して呼び出してくれるから
かなり簡単に誰でも使える。


リモコンもより簡単に進化。

予約したいときは「予約する」ボタン、
録画した番組を見たいときは「見る」ボタンを押すだけで
本体に電源オンからそこまでを全部やってくれる。

ブラビアリンクに対応したBRAVIAとHDMIでつなげば
ボタンひとつで
テレビの電源オンから入力切換までもやってくれるし
BDディスクをトレイに入れても
同じく一連の動作をすべてやってくれる。

とんでもなく楽。
実際、接続機器が多いと入力切替を連打するだけでもメンドクサイし
ブルーレイの電源投入で待たされてイライラもするし
それがボタン一つですむのであれば、
これほど楽な事はない。

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最上位の「BDZ-X90」は、
HDDの容量が500GBという事と
「おでかけ・おかえり転送機能」があるだけじゃない。

映像出力部分では、
ハイビジョン映像を高精細に作り変えて1125p(1080p)で出力する
「DRC-MF v2.5」を搭載、
HDMI出力が「Deep Color出力」にも対応、
音声部分では、
リニアPCM8chサラウンド、ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioといった
ロスレスオーディオをストリームで出力したり
DTS-HD、ドルビーデジタルプラスにも対応していて、
他の3機種とは別格。

全4機種の価格差が
それほど大きくないことからも
トータル的な機能からいけば
圧倒的に「BDZ-X90」がおいしい。

去年はBDZ-V9が30万円だったから
今年も当然最上位は同じ価格か少し安いくらいだと思ってたのに
BDZ-X90が20万円ってのはものすごく安く感じてしまった。

何だかもう赤色レーザーのDVD、いわゆる「スゴ録」は
作る予定はないらしくて
ブルーレイで攻勢をかけていくらしいから
結構それなりに普及を見込んでの価格なのかな?
とも思うけど。

ひとまず
あまりにも高嶺の花状態で変えなかった時期を思えば
これだけの充実した機能を持ってる事からも
普通に買ってもいいような気がしてる。

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