ズームが気持ちいいコンパクトな「DSC-H3」ファーストインプレ。
光学ズームが10倍あるのに
コンパクトなサイバーショット「DSC-H3」の
ファーストインプレ。
同じ系列の「DSC-H7」のちょうど下位モデルにあたる。
普段だとこういった形のサイバーショットって
ただゴツくてデカくて、
だったら本格的にデジタル一眼とか、
逆に持ち運びのしやすさから行けば
コンパクトタイプのTシリーズとかWシリーズのほうが
楽じゃない?と思ったりしてあんまり興味ないんだけど、
今回の「DSC-H3」は、
小ささと見た目にちょっと食いつき気味。
サイバーショット「DSC-H3」
ソニースタイル販売価格:39,800円(税込)
中身。
・本体
・マルチ端子専用USB・AVケーブル
・リチャージャブルバッテリーパックNP-BG1
・バッテリーチャージャーBC-CSGB
・ショルダーストラップ
・レンズフード、アダプターリング
・レンズキャップ、レンズひも
・CD-ROM
・取説
いつもの安っぽいストラップとは違って
結構しっかりしたショルダーストラップが最初から付いてる。
レンズを自動にカバーする機構はないので
レンズキャップも付属。
レンズに入る外光をさえぎるためのレンズフードも付いてる。
アダプターリングを先に本体に装着して
レンズフードを取り付ける。
そうすると、突如として巨大なカメラになる。
「DSC-H3」
外形寸法:約106.0×68.5×47.5mm(幅×高さ×奥行)
質量:約264g /約380g(本体質量/撮影時質量)
こういった高倍率のカメラというと
どうしても大きいと思いがちだけど、
DSC-H3の実物と見ると、
本体サイズはが非常にコンパクトで、
手に持ってみてもかなり軽く感じる。
ちなみにコレ↓が上位にあたる「DSC-H7」のサイズと重さ。
外形寸法:約109.5×83.4×85.7mm (幅×高さ×奥行)
質量約375g /約514g (本体質量/撮影時質量)
もうぜんぜん違う。
とはいってもDSC-H7は光学15倍というメリットもあるんだけど
持ち運びのしやすさは断然DSC-H3のほうが楽。
バッテリーとメモステDuoは
本体の下のふたをあけて挿入。
さすがに、
三脚をつけたままだと出し入れできないけど
デカい要領のメモステDuoをつっこんどけば
はそんなに入れ替える事はないか。。
バッテリーは、NP-BG1で
インフォリチウムではない。
残量はケータイと同じアバウト表示。
そのかわりバッテリーは、
比較的長持ちな部類の約165分、
撮影可能枚数は約330枚。
USBとAVケーブルをつなぐマルチ端子とか
別売の電源コードの接続端子は、
本体横のフタをあけると現れる。
有効画素数は810万画素で
画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」
顔検出機能「顔キメ」を搭載。
ただし
新型のDSC-T200やDSC-T70のように
スマイルショットは搭載されてない。
レンズは、
カール ツァイス バリオ・テッサー。
光学ズーム倍率10倍がこのDSC-H3の最大のウリ。
焦点距離を35mmフィルム換算すると38~380mm。
F値はF3.5-4.4。
光学手ブレ補正と、高感度(ISO3200)を持つので
高倍率で撮影してもある程度カメラ側でブレを防いでくれる。
中身の操作感覚は、
メニューを呼び出して十字キーで操作する
DSC-T100やDSC-T20と同じタイプ。
本体の右側上面に電源ボタン、シャッターボタンがある。
モードダイヤルは、
ちょうど親指でぐりぐりと回せる右端に配置。
ズームボタン、MENUボタン、HOMEボタン、コントロールボタンは
背面の液晶の右隣にある。
いわゆるサイバーショットの定番の位置にあるものだけど、
ボタン形状がカーブのゆるやかな丸みを帯びた大きめのサイズで、
ゆったりとした配置になってて
ぽちぽちと妙に押しやすいのが気に入った。
これなら操作の手元を見なくても触れるし
指の先が痛くない。
フラッシュは、
α100のように手動でひっぱりあげる事なく
自動でパコっとポップアップする。
閉める時は手動。
ブラックカラーのボディはレザートーン調になっていて
質感はかなり高め。
小さいワリに質感がイイから
特にこのブラックカラーは、ミニαみたい。
グリップの部分は皮シボ加工を施してるらしいけど
とって付けたようで、微妙にプラスチック気味に思える。。
ちなみにこのグリップの出具合は
控えめ。
カメラを両手でホールドすると
がっしりと握れる感覚が気持ちいい。
コンパクトデジカメって
結構持つトコがなくて、
液晶画面が手で隠れたり
レンズに指が映っちゃったりがあるけど
DSC-H3にはそれがないし
何よりも安定して撮影できる。
ひとまず試してみたくて
朝っぱらからコドモを保育園に連れてった時に
撮影してみた。
普通の何でもない日にカメラを出して撮影するのは
まわりの目が気になってかなり恥ずかしいので、
高倍率ズームの試し撮りだけ。
焦点距離で言うと
380mm(35mmフィルム換算)までズームできる。
おぁ!
と素直に感動。
サイバーショット系の小さいカメラって
だいたい3倍程度なので
これだけズームできるとかなり自由がきく。
それに、カメラを持ったホールド性もよくて
手ブレ補正も手伝って、
望遠側にしてもブレなくて綺麗に撮れるし。
ただ、
ズームは電動になってて
ウィーン・・・って動いていくので
すぐにズームしたい!とか
すぐにひきたいと思った時に
若干待たされるのが気になった。
運動会とか激しく動き回る被写体を追っかけようとすると
イライラしそうで。。
広角側は、
38m(m35mmフィルム換算)だけど
別売のワイドコンバージョンレンズ「VCL-DH0758」を使えば
27mm(35mmフィルム換算)のより広角の撮影もできる。
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高倍率ズームができるデジカメは
どうしてもデカイくてちょっと選択肢としてはありえない
と思ってたけど
DSC-H3くらいまで小型化してくると
十分に持ち運べる大きさだと思える。
それに、
遠くの被写体を近くに撮れると
自分のポジションを変えられない運動会とかには
かなり威力を発揮してくれる。
どうせならコドモの表情とかがわかるくらいまで
アップで撮りたいと思うし。
ココまでくると、個人的に買うとすれば
DSC-W200と同じ1200万画素にしてくれりゃイイのにとは思ったけど
よくよくこのカメラのポジションを考えると
それはないのかな?と思ったり。
ひとまず
シルバーカラーよりも
ブラックカラーの質感がかなり気に入ったカメラかな。