ソニーが基本的に好き!

行ってきた「“α700”全国8都市体験イベント」


α100の時以来1年ぶりに、
「“α700”全国8都市体験イベント」
9月22日(土)から全国主要8都市で開催されたみたいで
仕事のタイミングとちょうど重なったので
一番最初の東京の初日に行ってみた。

自分の住んでる場所から一番近いヤツだと
広島だし10月末まで待たされてしまうからちょうどよかった。


ちなみにこの体験イベントは
入場無料で誰でも入れるし、
プロカメラマンのセミナーが聞けるのがミソ。

山手線の恵比寿駅から降りて
開催してる「恵比寿ガーデンプレイス」に向かう。

というか、
降りた瞬間からそれらしいカメラを持った人口が
妙に多くなってきた気がする・・・


中に入ると
α700の分解モックから
新BIONZや光学ガラスペンタプリズムのパーツが展示してあったり
交換レンズからアクセサリーまで一挙に並べてあった。

交換レンズはどれも自前で持ってきた一眼レフカメラに
装着して試す事もできたみたいで。


一番人気だったのは、
α700を実際に手にとって、選任のスタッフから詳しく話を聞ける
ハンズオンコーナー。
もうここはずーっと行列の状態で
これまた一人一人が長くて全然前に進まず。

シューティングコーナーはモデルの女性を
α700で撮影体験ができるというもの。

α700を実際に触れるものの
とにかく最初はα100と操作感覚が全く違っていて
戸惑う事も多いかも。

それでもピントの早さと正確さ、
シャッターの連射速度の速さにも新鮮さと驚きを感じるし、
そして何よりも
撮影した女性モデルの画像が、
大きい液晶画面にくっきりと綺麗に映し出されてるのを見ると
撮影するのが楽しくなってくる。

それ以外にも
α700の機能説明や
撮影した映像をBRAVIAで映し出したり
大きく印刷された写真が展示してある。


そして、やっぱりココに来たからには
αセミナーに参加しないと意味がない。

α700のセミナーに加えて
RAW現像セミナーも交互に行われてたみたい。

時間的な都合もあってα700のセミナーに参加。
講師の方は、カメラ雑誌「CAPA」創刊に携わった馬場信幸先生で
去年のα100のセミナーでも一度話しを聞いた事があるけど
実際の撮影した写真を交えてとてもわかりやすく解説してくれた。

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<α700セミナーより抜粋>

馬場先生いわくα700の良さは
数値に現れた部分だけではないと。

カメラというのは、
写真を撮る道具だから使いやすさがとても重要で
その使いやすさがとても評価できるのがこのα700。


まずは背面液晶。
春のフォトエキスポにおいてあったモックアップの時は
液晶は2.5インチだったのに、
実際に出てきた今回のα700は3.0インチというサプライズ。
しかも大きいだけではなくて約92.1万画素と
まるで印刷されたものを見てるような綺麗さがある。

普通、最初に写真を撮った後に
露出はいいか構図はいいか、
拡大ボタンを押してピントはあってるか
カメラぶれしてないか?とアフタービューを見る。
その確認する時の
92.1万画素あると液晶の荒さを感じなくて非常に見やすい。

機能操作をするにも
ボタンを押してすぐにレビューや、
カメラがどういう状況にあるか?
その機能をどうしたいかが
ワンボタンとジョイスティックですぐさま操作できる。

α100でも使い勝手が良いと思っていたが
それ以上にはるかに使い勝手がよくなってる。


また、一眼レフはファインダーが重要で
前回のα100はミラーだけのファインダーとしては
α100は大きくて見やすかったけれども
ペンタプリズムを採用したα700はより見やすくなった。

ファインダー倍率にしても、例えば0.9倍と0.95倍でも
撮像サイズが小さいとファインダースクリーンも小さいから
同じ倍率だと小さくみえることもあるので
数字だけをあてにしちゃいけなくて
実際にどうなのかを、実際のカメラのファインダーをのぞいて
目で見ることが大切だと。


【手ブレ補正】
手ブレ補正の利き方が2.5段~4段と良くなった。

手振れ補正に幅を持たせてあるのは
シャッター速度によって変わるという事。
ガタガタ揺れる人もいるし個人差もある。

35mmフィルム換算で200mm相当で、
ISO感度を上げずに実験して撮影してみたところ
シャッタースピードを1/10で撮影して
拡大するとやはりブレてたけれども
手ブレ補正をONにすると
4段以上遅いシャッタースピードでも手ブレなく撮影できる。

もちろん、手ブレ補正に頼るだけじゃなくて
手すりにひじを付くとか
どこかによりかかるとか、木の枝をつかむといった具合に
手ブレを防ぐ工夫をする事も必要だと。


【高感度】
被写体の状況に応じて感度を変えられるのは
デジタルのいいところ。

実際に、ISO感度を3200で撮影してみると正直な話
やはりざらざら感はある。
けれども、
800や1600のフィルムを3200に増感した時は
もっとざらざらになっているので
そういう意味ではこのα700のISO3200はかなり使いものになる。


【Dレンジオプティマイザー】
Dレンジオプティマイザーという機能は
α100の時にもあったけれど、
今回のは全くの別物といっていいほどで、
今まで撮影できなかった写真が撮れるとこの機能を一番絶賛!

Dレンジオプティマイザーという言葉の意味は、
撮像素子がとらえる被写体の明るい部分から暗い部分までの
すべてのレンジを活用するという事。

今回のDレンジオプティマイザーからは、
オート設定の他に、
その効果を5段階に変化できるレベル設定があったり
シャーターを一度切るだけで、
カメラが処理して補正効果を3段階に分けて
その3枚を一度にメモリーに記録してくれる
「Dレンジオプティマイザアドバンスブラケット」という機能もある。

例えば夜景を撮った場合だと、
ネオンが明るいと、ネオンに露出があってしまって
普通の風景が暗くなってしまうし
風景を明るくするとネオンが飛んでしまうけれども
Dレンジオプティマイザーを効かせると
ネオンも風景も両方とも本当にうまく露出してくれる。

ブラケット撮影を利用すると1枚撮影しただけで
効果の異なる3枚の中からベストな写真を選択する技も使える。

画像全体の明るいところ暗いところを識別して
暗い部分をうまく明るくする頭脳がすごい。

PCに取り込んでレイヤーを使ってやればできなくはないけど
非常に手間がかかる作業を
それがシャッターを切った瞬間にやってくれる。
これだけの機能だけでもとても価値がある。


【α交換レンズ】
ここからは馬場先生の思い入れ爆発。

写真はピントを合わせたところ意外がボケるけれども
ボケるというところが人間の目にはない
写真がもつ独特の映像表現。

ボケは、
ピントを合わせた被写体を浮き上がらせる脇役だけど
そのボケが写真には大事で
α交換レンズは綺麗なボケ描写ができるレンズだと。。

そして、新たに加わった
被写体にノイズをのせる事なく撮像素子に画像を結んでくれるの
カールツァイスレンズを装着できるのもαのアドバンテージで、
「T*コーティング」は絞り開放で太陽光を入れてもゴーストが極少なく
プロの絶賛する点。

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ものすごい話の物量だったので
すべてが頭に残ってるわけではないけど
α700のスペックだけを見てもわからない良さが
すごく伝わってきて、話を聞いてよかったなと。

この話を聞いたうえで
もう一度α700を触ると
あぁなるほど、これがそうなのか!と実感できて、
α700を以前よりちょっと思い通りに操作できてるのがうれしかったり。

目の前で実物を触ってしまっただけに
11月の発売がものすごく待ち遠しい。

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2件のコメント

  1. けいじゅ より:

    うわー液晶モニタは92万画素ですか・・・
    それは綺麗に見えるでしょうね
    (この部分はαがうらやましいっすw)
    僕も
    T*レンズの付いたカメラ持ってます!
    CONTAX T2ですけど(笑)

  2. kunkoku より:

    >けいじゅさん
    現物を見たんですが、これはものすごく綺麗で細かいですねー。
    これなら、撮影した現場で撮った画像を確認しやすくて使いやすそうですw
    T*レンズ、イイですよねーw