ソニーが基本的に好き!

45nm版デュアルコアと45nm版クアッドコア比較(その1)

 
VAIO typeR masterには、
最新のデスクトップ向け45nm版デュアルコアCPU
E8500(3.16GHz)、E8400(3GHz)、E8200(2.66GHz)が
選択できるけど、
クアッドコアに関しては
Core 2 Extremeプロセッサー QX9650以外は、
65nm版しか選択できない。

だけど3月末に、45nm版クアッドコア
Q9300(2.5GHz)、Q9450(2.66GHz)、Q9550(2.83GHz)が
ついに発売!

という事で
VAIOオーナーメードにもいずれ搭載できる事になるだろうけれど
待ってられないので、
CPUだけを載せてみたくなった。

性能と価格のバランスから考えて
Q9450(2.66GHz)がベストだと思いコレを入手。
(とは言っても手に入れるのに2週間も待たされた。)

--------------

<45nm版デュアルコアと45nm版クアッドコア>
お約束のCPUうんちく比較。

【Core 2 Duo E8500(3.16GHz)】

コードネーム「Wolfdale」、
二つのコアをもつCore 2 Duoプロセッサーの
45nmテクノロジー版。

動作周波数は、3.16GHz、FSBは1330MHz、
2次キャッシュは、65nm版の1.5倍の6MB。

製造プロセスの微細化で、
低消費電力化と低発熱化に貢献。

SSE4命令を新たに搭載して
対応アプリではさらに処理の高速化が可能になる。


Code Name:Wolfdale
PackageSocket:Socket775 LGA
Technorogy:45nm
Voltage:1.225v
Core Speed : 1995.1 MHz
Multiplier : x6.0
Bus Speed : 332.5 MHz
Rated FSB : 1330.1 Mhz
Cache
L1 Data : 2×32 KBytes
L1 Code : 2×32 KBytes
Level 2 : 6144 KBytes

VAIO typeR masterに搭載できる
デュアルコアCPUの最上位となる。

【Core 2 Quad Q9450(2.66GHz)】

コードネーム「Yorkfield」、
4つのコアをもつCore 2 Quadプロセッサーの
45nmテクノロジー版。

動作周波数は、2.66GHz、FSBは1330MHz、
2次キャッシュは、65nm版クアッドコアの1.5倍の12MB。

45nmと微細化する事で
低消費電力化と低発熱化できるので
動作周波数が高くなっても、
以前の65nmと同じTDPを保っているのが特徴。


Code Name:Yorkfield
PackageSocket:Socket775 LGA
Technorogy:45nm
Voltage:1.188v
Core Speed : 1995.2 MHz
Multiplier : x6.0
Bus Speed : 332.5 MHz
Rated FSB : 1330.1 Mhz
Cache
L1 Data : 4×32 KBytes
L1 Code : 4×32 KBytes
Level 2 : 2×6144 KBytes

Core 2 Quad Q6700(2.66GHz)、Q6600(2.40GHz)の
後継機種にあたるので、
VAIO typeR masterにも
近い将来搭載可能になるハズ。。

-------------------

<CPU換装>
本体を分解して、故障させたりしても
ソニースタイルの保証、メーカー保証は一切対象外で
有償修理、万が一に修理してくれない場合もあるので
そのリスクを十分に理解する必要がある。

100%自己責任と踏まえたうえで
VAIO type R masterの本体をバラす。


本体を横に寝かせて
背面にあるネジ2つをはずして天板が取り外す。

それから
増設HDDの隠しベイを取り除いて
中央にタテに延びるアームと
左右に延びる黒いプラスチックのバーを取り去る。


こうなると、CPUにも随分手が届きやすくなる。

黒いエアダクトカバーは、
どこにも固定されていないので
上に軽く持ち上げると簡単に抜ける。


CPUとその後ろのHDDを冷却するための大型ファンと、
CPUのヒートシンクが見える。

このヒートシンクは、
4スミがネジで固定されているので
これを取り外すとヒートシンクが取り外せる。

ヒートシンクには向きがあるので、
取り外した時の方向を覚えて置くこと。
逆に付けるとエアダクトカバーがハマらなくなるし
場合によってはグラボに干渉する可能性もある。


ヒートシンクの下にCPUが収まっていて、
横にあるストッパーを解除すると
金具が持ち上がってCPUの換装が可能になる。

VAIO typeR master「VGC-RM94S」のチップセットはIntel P35、
775ピンLGAパッケージソケットで、
E8500(3.16GHz)もQ9300(2.5GHz)も共通で差し替えできる。


そして、CPUを装着する際には
ソケットとCPUの切り欠きをあわせる事。

間違いなくハマッってるのを確認したら
金具を下げてストッパーでロック。

その後、CPUコアの接地部分に
シリコングリスをまんべんなくそして薄く延ばして塗る。

後は、今までやってきた手順と逆に進めて
元にもどしたら出来上がり。

---------------------

デュアルコアのE8500(3.16GHz)のと
クアッドコアQ9450(2.66GHz)、
それぞれに得意分野があるので
一概にどっちが優れているとは言い難いので、
その辺を踏まえて
いろいろテストしてみる。

続く。。

・45nmプロセスCPUを搭載したVAIO typeR masterのパフォーマンス比較!
・VAIO typeR masterのグラフィックボードを変えてみる(交換作業編)
・VAIO typeR masterのグラフィックボードを変えてみる(ベンチマークテスト編)
・VAIO typeR masterに9600GTのグラボを載せてみる。
・VAIO typeR masterにハイエンドグラボ「GeForce 9800GTX」は載せられないのか?

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17件のコメント

  1. koo より:

    はじめまして。いつも更新を楽しみしております!
    当方、VGC-RM93を所有しています。
    RM94と同じP35チップセットですので
    最新BIOSであればQ9450に換装できますかね。
    (現在はQ6700です)45nmになって、どれだけ
    低発熱になったのか、SSE4の効果とか、大変気になsります

  2. kunkoku より:

    >kooさん
    はじめましてm(__)m
    RM93とRM94は基本的にチップセットは同じままなので
    Q9450はのっかると思いますよーw
    あぁ、本当は65nm版のクアッドコアがあれば
    発熱の比較とかもできるんですけどねー。
    今回のCPUは両方とも45nmになっちゃってますからねー。
    何か走らせて参考になりそうなアプリとかあれば
    お知らせいただけば
    そちらもテストしてみますw

  3. やんく より:

    いつも拝見させてもらってます。
    自分は53DL9を所有してますが、こちらのホームページを参考に
    CPUをE6550からE8500に交換してみました。
    ところが交換してもベンチマークが上がりません。
    むしろ交換前より悪くなってます。なんででしょうか?
    不良CPUなんでしょうか?でもちゃんと動きますし・・・・
    認識もしてます。ご教授願います。。

  4. kunkoku より:

    >やんくさん
    ご覧いただいてありがとうございますw
    早速ですが、CPUを換装されても思うように速度があがらないという事ですね。
    うーん、なぜでしょう。。
    普通、CPUに問題があるとそもそもが起動できないはずなのですが、
    きちんと動いていらっしゃるとの事ですから、不良とは言い切れないですよね(汗
    これはとっても難しい問題ですねー。
    一番良いのは、初期出荷状態で試してみるのが一番だとは思うのですが、なかなかそうもいきませんものね。。
    私では何ともわかりかねるのですが、
    もしも他の方で思い当たる事があればご教授いただけましたら幸いです。

  5. やんく より:

    BIOSをUPデートしましたら、ちゃんとした数値が出ました。
    それまで凄く悩みました。でも良かったです。

  6. kunkoku より:

    >やんくさん
    なるほど!
    いやー、それはヨカッタです!!
    それはホントにあせりますよね(^^ゞ
    安心しましたw

  7. hidekazu より:

    CPU交換時の、BIOSのアップデートはチップセットのUPデートのみで大丈夫ですか?。マザーボードのUPデートは必要ですか、必要であれば、マザーボードの型番は何でしょうか?

  8. kunkoku より:

    >hidekazuさん
    えとですね、自分が交換した際にはBIOSのアップデートだけでいけました。
    それ以外はしてませんね。
    ですけど、ただ取り替えただけだとOSの一部にエラーとかが出ちゃう場合がありまして、一度リカバリーするとそれは改善されました。

  9. masa より:

    個々の環境に依存する問題なのかは不明ですが、
    とあるところで、RM53にQ9550(C1)を載せるとスリープから
    復帰できないという情報がありましたので、
    自分のRM93でQ9450とE8500(C0)を載せてリカバリー&テストしたところ
    やはりスリープからの復帰はできないようです。
    (電源は入りますが画面表示なし、キーボード反応なし、
     ちょうどWindowsが終了して、電源だけが落ちていないようなイメージ)
    休止は動作するので、これで予約録画は問題なく対応できることは
    確認できましたし、スリープ以外の動作に関しては問題はないようです。
    XPもインストールしていますが、こちらのスタンバイもダメですね。
    文中にBIOSのアップデートという言葉が見られますが、
    VAIOアップデートでは2008/01/10にアップされている
    RM*3シリーズのBIOS(2007/12/13日付)ぐらいしか
    存在しないように思うのですが、
    ほかに最新BIOSなどが存在するのかが気になります。

  10. kunkoku より:

    >masaさん
    あ、そのスリープから復帰できない現象ですが、実は今Q9450で使っていて、つい最近Q9550に載せ変えたのですが、まさにその現象が出てますね(汗
    他にもWindows Media Playerに不具合がでてます。。
    E8500からQ9450に単純に載せ変えた時に挙動が怪しかった時は、リカバリしたら直りました。
    ちなみにBIOSのアップデートは、VAIOアップデートのものしかやってなかったと思います。
    今回は、まだリカバリするわけにいかずそのままでだましだまし使っていますが、近いうちに自分のもリカバリ後に改善されるかどうか試してみますね。。

  11. masa より:

    お答えいただきありがとうございます。
    ひょっとしてそのQ9550はE0ステッピングということはないでしょうか?
    E0に関しては対応したBIOSでないと一部機能が動作しない
    といったことが自作用マザーなどの情報から推測できます。

  12. Taminato より:

    コア2エクストリームQX9650は、バイオにインストールされることがありますRM94S

  13. kunkoku より:

    >masaさん
    おっしゃるとおり、Q9550はE0ステッピングだからこういった現象が起きてるのかもしれません。
    いや、おそらくそうだと思います。
    ありがとうございますm(__)m

  14. kunkoku より:

    >Taminatoさん
    VAIO typeRmasterに載せられる最高は、QX9650だったという事になりますね。
    さすがに最近は値段がこなれてきたとはいえ、QX9650にいたっては販売するお店もなくなってきてますし、それでも10万円オーバーなので、手に入れるのは難しいですね(^^ゞ

  15. Taminato より:

    しかし プロセッサ Core 2 Extreme QX9650 – 45nm, VAIO TYPE VGC-RM94S をインストール できる かな…それから ありがとうございます

  16. kunkoku より:

    >Taminatoさん
    僕も、QX9650がもっと安く手に入るなら入れてみたですw
    でもやはり高すぎてここはぐっと我慢です(^_^;)

  17. 暇人 より:

    いつも拝見させて頂きながらVAIO RM93Sをステップアップしております。
    CPUの交換を検討しています。
    QX9650に交換予定です。
    交換手順等とても分かり易く参考になります。
    BIOSのアップデート手順も公開して頂けると助かります。
    手順は分かるのですが、どうも不安でして。
    ご教示頂けると幸いです。

45nm版デュアルコアと45nm版クアッドコア比較(その1)

 
VAIO typeR masterには、
最新のデスクトップ向け45nm版デュアルコアCPU
E8500(3.16GHz)、E8400(3GHz)、E8200(2.66GHz)が
選択できるけど、
クアッドコアに関しては
Core 2 Extremeプロセッサー QX9650以外は、
65nm版しか選択できない。

だけど3月末に、45nm版クアッドコア
Q9300(2.5GHz)、Q9450(2.66GHz)、Q9550(2.83GHz)が
ついに発売!

という事で
VAIOオーナーメードにもいずれ搭載できる事になるだろうけれど
待ってられないので、
CPUだけを載せてみたくなった。

性能と価格のバランスから考えて
Q9450(2.66GHz)がベストだと思いコレを入手。
(とは言っても手に入れるのに2週間も待たされた。)

--------------

<45nm版デュアルコアと45nm版クアッドコア>
お約束のCPUうんちく比較。

【Core 2 Duo E8500(3.16GHz)】

コードネーム「Wolfdale」、
二つのコアをもつCore 2 Duoプロセッサーの
45nmテクノロジー版。

動作周波数は、3.16GHz、FSBは1330MHz、
2次キャッシュは、65nm版の1.5倍の6MB。

製造プロセスの微細化で、
低消費電力化と低発熱化に貢献。

SSE4命令を新たに搭載して
対応アプリではさらに処理の高速化が可能になる。


Code Name:Wolfdale
PackageSocket:Socket775 LGA
Technorogy:45nm
Voltage:1.225v
Core Speed : 1995.1 MHz
Multiplier : x6.0
Bus Speed : 332.5 MHz
Rated FSB : 1330.1 Mhz
Cache
L1 Data : 2×32 KBytes
L1 Code : 2×32 KBytes
Level 2 : 6144 KBytes

VAIO typeR masterに搭載できる
デュアルコアCPUの最上位となる。

【Core 2 Quad Q9450(2.66GHz)】

コードネーム「Yorkfield」、
4つのコアをもつCore 2 Quadプロセッサーの
45nmテクノロジー版。

動作周波数は、2.66GHz、FSBは1330MHz、
2次キャッシュは、65nm版クアッドコアの1.5倍の12MB。

45nmと微細化する事で
低消費電力化と低発熱化できるので
動作周波数が高くなっても、
以前の65nmと同じTDPを保っているのが特徴。


Code Name:Yorkfield
PackageSocket:Socket775 LGA
Technorogy:45nm
Voltage:1.188v
Core Speed : 1995.2 MHz
Multiplier : x6.0
Bus Speed : 332.5 MHz
Rated FSB : 1330.1 Mhz
Cache
L1 Data : 4×32 KBytes
L1 Code : 4×32 KBytes
Level 2 : 2×6144 KBytes

Core 2 Quad Q6700(2.66GHz)、Q6600(2.40GHz)の
後継機種にあたるので、
VAIO typeR masterにも
近い将来搭載可能になるハズ。。

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<CPU換装>
本体を分解して、故障させたりしても
ソニースタイルの保証、メーカー保証は一切対象外で
有償修理、万が一に修理してくれない場合もあるので
そのリスクを十分に理解する必要がある。

100%自己責任と踏まえたうえで
VAIO type R masterの本体をバラす。


本体を横に寝かせて
背面にあるネジ2つをはずして天板が取り外す。

それから
増設HDDの隠しベイを取り除いて
中央にタテに延びるアームと
左右に延びる黒いプラスチックのバーを取り去る。


こうなると、CPUにも随分手が届きやすくなる。

黒いエアダクトカバーは、
どこにも固定されていないので
上に軽く持ち上げると簡単に抜ける。


CPUとその後ろのHDDを冷却するための大型ファンと、
CPUのヒートシンクが見える。

このヒートシンクは、
4スミがネジで固定されているので
これを取り外すとヒートシンクが取り外せる。

ヒートシンクには向きがあるので、
取り外した時の方向を覚えて置くこと。
逆に付けるとエアダクトカバーがハマらなくなるし
場合によってはグラボに干渉する可能性もある。


ヒートシンクの下にCPUが収まっていて、
横にあるストッパーを解除すると
金具が持ち上がってCPUの換装が可能になる。

VAIO typeR master「VGC-RM94S」のチップセットはIntel P35、
775ピンLGAパッケージソケットで、
E8500(3.16GHz)もQ9300(2.5GHz)も共通で差し替えできる。


そして、CPUを装着する際には
ソケットとCPUの切り欠きをあわせる事。

間違いなくハマッってるのを確認したら
金具を下げてストッパーでロック。

その後、CPUコアの接地部分に
シリコングリスをまんべんなくそして薄く延ばして塗る。

後は、今までやってきた手順と逆に進めて
元にもどしたら出来上がり。

---------------------

デュアルコアのE8500(3.16GHz)のと
クアッドコアQ9450(2.66GHz)、
それぞれに得意分野があるので
一概にどっちが優れているとは言い難いので、
その辺を踏まえて
いろいろテストしてみる。

続く。。

・45nmプロセスCPUを搭載したVAIO typeR masterのパフォーマンス比較!
・VAIO typeR masterのグラフィックボードを変えてみる(交換作業編)
・VAIO typeR masterのグラフィックボードを変えてみる(ベンチマークテスト編)
・VAIO typeR masterに9600GTのグラボを載せてみる。
・VAIO typeR masterにハイエンドグラボ「GeForce 9800GTX」は載せられないのか?

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