ソニーが基本的に好き!

優秀なディスプレイを持つVAIO typeR(RTシリーズ)


ソニースタイルから貸し出された新VAIO typeR

前から到着してたけど、
他が忙しくてこっちを触る余裕もなかったものの、
ようやく触れ始めたのでボチボチ書いていく事に。。

まずは、開梱&外観の雑感。

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<超巨大なパッケージ>


VAIO typeRが来ての第一印象。
冗談抜きでデカすぎ&重すぎ!

VAIO typeRをオーダーしたら、
おそらく頭で想像してるよりもかなりデカイ物体が
自宅の玄関先にやってくる。

中身を取り出すのも
上から持ち上げるのは正直厳しいので、
BRAVIA同様に、パッケージの下にある4箇所のロックをはずして
外箱をはずしてやる必要があって、
さらに箱の場所が2分するわ、本体を置く場所を確保しなきゃいけないわで
開梱場所が結構えらい事になる。


と、
そんな苦労をしながら中身を出し終わると
スペックと同梱品の確認。

VAIO typeR「VGC-RT90US」
OS:Windows Vista Ultimate(SP1)
CPU:Core 2 Quad Q9550(2.83 GHz)
グラフィック:NVIDIA GeForce 9600M GT GPU
       (専用ビデオメモリー512MB)
メモリー:4GB(2GB×2)
HDD:約640GB(320GB×2)
RAID:RAID 0設定(ストライピング)
ドライブ:ブルーレイディスクドライブ
内蔵テレビチューナー:地上デジタルx2
VAIO AVC トランスコーダー:なし
キーボード&マウス:ワイヤレス接続
USBジョグコントローラー:あり
ディスプレイフード: あり
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ソニースタイル販売価格:419,300 円(税込)

クアッドコアCPUだとか
3.5インチHDD(7200回転/分)のストライピング設定などと
総じて高速なカスタマイズ内容。

唯一、VAIO AVC トランスコーダーが搭載されてないのが微妙。

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<25.5型ディスプレイとしての機能>


これが、VAIO typeRのディスプレイ兼本体。

ディスプレイのサイズは、25.5型と
今までで最大級の大きさで、
解像度は、1920×1200というフルHDを超えるキメの細かさを持つ。

アンチグレア表面処理を施していて、
Adobe RGBカバー率としては96%、
NTSC比(u’v’)では、103%を達成。

実際、同程度のディスプレイの価格相場を調べてみたら
18万円前後くらいの値段はするらしく、
純粋なPC用ディスプレイとして見れば非常に優秀な事がわかる。


狭額縁としたスタイルもあってか
画面が25.5型と大型にもかかわらず、
サイズは、横661.8mmx縦439.3mmというスペースで収めていて、
そのボディラインを見るからには
販売が終了してしまった24型ディスプレイ「VGP-D24WD1」
後継機種のように思えなくもない。

ディプレイと同じ稼動機構を持たせてあるので、
中心から左右にそれぞれ45度スイーベルさせる事もできる。


基本、側面に端子類やドライブを搭載していているので、
VAIO typeRを頻繁に利用するとなると、
こういった部分へのアクセスをする際に、
画面を左右へ向きを変えるというアクションが一連となってくる。

正直、
たまに使うようなディスクの出し入れくらいは横からでも支障はないけど、
頻繁に使うような、メモリー関連は、
それを抜き差しする度に、
決して軽くないディスプレイの向きを変えなくてはいけなくて、
毎回毎回、ディスプレイの向きを変えて使うのを前提とした
アクセシビリティいうのは
お世辞にも使い勝手が良いとは言い難い。


ディスプレイは、
上下方向にも+15度から-5度の角度調整が可能。

相当重量がこのディスプレイには詰まっていると考えられて、
チルトさせても、自重で向きが変わってしまうのかも?
という不安はないようで
どの角度でもきっちりと留まる。


高さ調整も備えていて
背面にあるロックレバーを指で押しながら
上に持ち上げると、
最大+60mmまでディスプレイの位置を高くする事もできる。

壁掛けにも対応していて、
一通りのディスプレイとしての役割は果たしてくれる。


ちなみに、
これが本体の寝かせて下側から見た状態。

ディスプレイを支えるアームの奥行き幅は235.5mmで、
VAIO typeRを置くスペースとしては、
おおむね24cm前後あれば十分という事にもなるので、
従来のVAIO typeR masterのようなセパレートタイプのように、
より多くの場所を必要としないというのもメリットと捉えられる。

ディスプレイ下に設けられた複数のスリットは、
空気を吸い込むための吸気口。


また、
このアームの台座部分には、
あえてディンプル加工を施して滑りにくくしてあるため、
普段使わない時には、
キーボードを奥まで滑り込ませて、
マウスも含めてスッキリとしまい込む事もできる。


特に選択できるようになったキーボードとマウスも、
ワイヤレスを選んだ場合は、
配線の見えないスッキリとした印象が持てる。

ただし、
「USBジョグコントローラー」だけは、
どうしても有線接続になるので、
その配線だけ目について結構その行き場のない配線が
邪魔だなと思ったりしないでもない。

編集メインで考えれば
電池切れの心配のない
有線のキーボードとマウスを選択する事のほうが妥当なので、
それであれば「USBジョグコントローラー」も違和感はないのかもしれないけど。

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オプションパーツとして用意された「ディスプレイフード」。
これだけで15,000円(税込)もする。

外装素材は樹脂製である程度の柔軟な強度を持っていて、
折りたたんで1枚板にする事で収納も可能。

内側には手触りの良いしっとりとしたつや消しの素材が使われていて
カバー自体が光に反射する事がないように配慮。


室内で蛍光灯の映り込を防ぐ役割が主で
視認性を確保するには最適。

装着も非常に簡単で、
本体の再度にある溝に合わせて、
ディスプレイフードのツメをカチっとはめていくだけ。
逆に取り外しも簡単にできる。

ディスプレイフードを装着した状態も
本体との一体感は高い。


ただし、この状態で使っていて感じたのは、
このディスプレイフードのサイドの出っ張りが
左右のメモリースロットやUSBスロットにアクセスする時の
余計な妨げになってしまう。

作業に集中できるメリットはありながらも、
ディスプレイの取り回しが面倒に感じる事も多々あるので、
通常使用ではそこまで必要としない事もあるし、
写真加工精度の必要性があれば付けたほうが良い。

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<トータルバランスを優先したボディデザイン>


VAIO typeRの側面や上面の材質は、
アルミにヘアライン加工やセットアルマイト処理を施した
金属パーツで出来ている事もあって、
手触りも見た印象も非常に質感は高い。

下から吸い上げた空気で内部に貯まった熱を
排気するスリットが上の面にも同様に設けてあって、
排熱効率を良くするために、
その開口は大きく無数に開いているけれど
背面パネルと一体になった
細かなパンチ穴を空け金属カバーで覆われているために
その鋭角的な直線ラインから織り成すデザインを含めて
前後左右どこから見ても非常に高級感のあるボディを感じられる。


リアカバーを上部へスライドさせて
一枚の広いパネルを取り除くと
さらに背面に備わった端子類が顔を覗かせる。

このリアカバーがある事で、
まるで1つのディスプレイだけで駆動してるかのように見えて
質感の維持にも一役買っている。


背面から見て左側には、
B-CASカードを装着、
電源コードは、本体のフチを這うように取り回して
アームの部分にあるケーブルクリップに通して
後ろに流す。

右側には、
LANポートやUSB端子、HDMIの入出力、光アウト
といった類の端子が横向きに備わっているので、
必要なものを差し込んで、
上記の電源ケーブル同様に取り回して背面に流せば、
ほぼ正面からケーブルが視界に入る事はない。


メモリーやHDDといった、
購入後にカスタマイズする機会のある部分へのアクセスも容易。

メモリーに関しては、
マザーボードに最初から2GBx2枚の合計4GBが搭載されていて、
32bitOSのWindows Vistaとしては、
認識限界の3GBを超えてしまっているので、既に最大値。

それでも
将来的に64bitOSへの入れ替えや、
RAMDISKとしての活用を考慮してか?
増設用に、2GBx2枚挿せるスロットも用意。

合計で8GBとする事も可能。


HDDに関しては、
中央の上部にあるフタを開けると1基、
そして、左下にあるカバーをはずすと、
もう1基のHDDが確認できる。

一応、位置は離れていても
RAID設定は可能。

ただし、HDDの搭載はあくまでも2基となるため、
「RAID 0」と「RAID 1」以外の設定は実質不可能。

VAIO typeR masterのように、HDDを最大6基まで搭載して
「RAID 5」や「RAID 10」設置が出来た事と比べると
サーバー的な意味合いでの魅力は薄れてしまった。

それと、
おそらくCPUの換装は、本体をバラせば出来なくはないと思うけど
グラフィックボードに関しては
PCI Expressが廃されてそのスペースを失ってしまったために
超激重3Dグリグリゲーム用のGPUを載せるなんて事は出来ないので
ハイエンドゲーマー向けではなくなってしまった感はある。

何でもありの
フラッグシップという側面は失ってしまっているものの、
現状、VAIOの中ではハイエンドには違いはなく
ディスプレイ性能は突出した能力を持っているし、
本体を含めてのトータルデザインバランスは悪くはない。

これからは
実用面での使い勝手を試してみる予定。

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2件のコメント

  1. KOMESHI2003 より:

    TypeRユーザーに配布された「買替応援クーポン(2万円)」の有効期限(10月末日)が切れる30分前に、当サイト経由でRT90Sをポチっとしました。プライスダウンを待っていたのですが、そううまくはいかないようです。商品到着の11日を楽しみにしています。
    構成は、テレビも観ないし、アドビもあるしで、オーナーメードメニューの「素」の状態、23万円です。
    このモデル、売りはディスプレイなんでしょうが、所詮は視野角の狭いTNパネル。大きいディスプレイなので、画面の上部まで問題なく見えるかが心配です。
    このあたりもレポートしていただけるとありがたいです。
    それと1点、質問なんですが、いずれ320GBのHDDを増設し、RAID1(ミラーリング)構成にする予定ですが、組み込む際には、元のHDDをクリーンインストールさせる必要があるのでしょうか?

  2. kunkoku より:

    >KOMESHI2003さん
    当サイト経由でオーダーいただいたなんて
    大変ありがとうございますm(__)m
    typeRは、さすがにフラッグシップだけあって、そうそう簡単に値下がりしてくれませんねー。
    というか、おそらく3周年記念のクーポンがいっぱいいっぱいだったんでしょうね。(15000beatですからw)
    このディスプレイ、大きいながらも作りこみはきっちりしていますし、画面の上部の隅々までしっかりと表示されていますw
    現在HDDが1基で、後から足してRAID設定にする場合ですね?
    まずは、何はともあれリカバリーディスクをDVD-Rなどで作成していただいて、HDDを増設、それからRAIDへ変更した後に、リカバリーすれば全て自動で出来上がるので比較的簡単だったかと存じます。
    (一応、届きましたらマニュアルも見てみてくださいね。)