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VAIO typeP最高スペック(Z540+SSD)のベンチマーク。

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・いつも持ち歩きたくなるVAIO typeP(外観レビュー編)
・いつも持ち歩きたくなるVAIO typeP(基本スペック編)
・VAIO typePベーススペック(Z520+HDD)のベンチマーク。
・VAIO typePの実際の使い勝手。
・VAIO typePで、動画はまともに見れるのか?
・VAIO typePソニースタイル限定カラー「オニキスブラック」
の続き。

遅ればせながら、
VAIO typePiconの最高スペックとなる
Atom Z540(1.86GHz)&SSD(128GB)のパフォーマンスを
ベンチマークで計測してみた。

今まで計測してきた
Atom Z520(1.33 GHz)&HDD(60GB)とも比較してみると
なかなかに興味深い。

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<typePのCPUとストレージの違い>


VAIO typePiconのVAIOオーナーメードで、
カスタマイズできるのは、CPUとストレージの2箇所だけ。

特にAtom Z520(1.33GHz)のモデルを利用していて思ったのは、
どんな動作をさせるにしても、
CPU消費率が頻繁に100%になってしまう事が多くて
ボトルネックになっている様子が伺えた。

単純に、動作周波数が40%増しになった
Atom Z540(1.86GHz)であればボトルネック部分が持ち上がる事で、
ベンチマーク上や体感上でも改善される事は予想がつく。

そしてもう1つが、ストレージ。

HDDを選択した場合、
4200回転/分の1.8インチHDDという代物で、
(キャッシュが2MB、平均シークタイムが15ms)
おおよそ速度的に、最近の7200回転/分クラスの2.5インチHDDと比べても
あまり速いとは言えず、
使っていると、この部分でもひっかかりを感じてしまう。

それを、SSDをチョイスする事で
随分とパフォーマンスが上がるのではという期待は大きい。

採用されているSSDも
VAIO typeTでも採用されているSamsung製のSSD(MLC)で、
転送速度も申し分ないモノ。

製品型番は、
64GBが「MMCRE64GFMPP-MVA」で、
128GBが「MMCQE28GFMUP-MVA」。

実際にVAIO typePiconに装着された状態で、
HDDとSSDの転送速度の違いを
「CrystalDiskMark 2.2」と「HD Tune」で計測してみる。

【SSD】             【HDD】

実は、
SSDのインターフェースはシリアルATAにもかかわらず、
内部での接続は、変換コネクタを経由して、
パラレルATAに変換されてマザーボードと接続されてる。

そのためか、
転送速度に制限がかかってしまっていて、
本来のSSDの能力が発揮しきれない状態にある。

それでも、
「CrystalDiskMark 2.2」の最大の読み書き速度にしても2倍、
512Kのランダムアクセスにしても3倍、
4Kのランダムアクセスでも大きく差をつけている。

「HD Tune」で見ても最低転送速度があまり落ちず
HDDのように内周と外周に差が出てくる事もなく、
非常に安定しているのがわかる。

SSDだから超激速とまでは行かないものの
Windows VistaというOSでは、SSDのほうが
少しでも楽に動いてくれる。


ちなみに、
128GBのSSDの内訳は、
リカバリ領域が7.70GBを占有していて、
残りの111.54GBがCドライブとなる。

OSとプリインストールされたアプリケーションが
(「Office2007 with Powerpoint2007」もプリインストール済み)
約22GB程度を消費しているので、
自由に扱える残りの空き容量としては、だいたい89GBくらいになる。

大量に動画や音楽データを持ち運ぶには、
大容量のSSD 128GBを選択する価値もあるけど、
外部メモリーをうまく利用するやり方であれば、
SSD 64GBでも十分に使いこなせる。

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<厳密な差を知るためのベンチマーク>

個人的な感覚ではなく、
数値で示されるベンチマークを数種類。

●Windows Vistaパフォーマンスの評価


[Atom Z540 + SSD]   [Atom Z520 + HDD]

プロセッサは、
Atom Z540(1.86GHz)で3.4、Atom Z520(1.33GHz)で2.7と
明らかに評価が違うし、
プライマリハードディスクは、
SSDが5.8、HDDは、4.1と
こちらも明らかな評価の差が現れる。

一見すると、
このパフォーマンス評価の右側に大きく表示された数値は、
評価の中で一番低いものを現すようになっていて
0.3しか変わってなようにも見えるけど、
ゲーム用グラフィクスが3.0というだけであって、
それを除けば、やっぱりCPUの評価が一番低いことには変わりない。

そう考えると、Windows Vista上で動作するには
Atom CPUは、動作クロックが高いZ540(1.86GHz)を搭載したほうが
少しでも良さそうだと思える。

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●CrystalMark 2004R2
CPUやメモリー、HDD、グラフィック
のパフォーマンスを計測できるベンチマークソフト。


[Atom Z540 + SSD]   [Atom Z520 + HDD] 

[ALU]や[FPU]といったCPU演算評価は、
動作周波数を計ったかように1.4倍の評価で、
ストレージ評価の[HDD]はやはりかなり高い数値。

その他の値も若干向上が見られて、
[Mark]は、28688と
低電圧モバイルPCとしてはそこそこのトータルスコアになった。


前回のおさらいになるけど、
2世代前の「VGN-TX90S」のベンチマーク結果と比べてみると
CPU演算は、Atom Z540(1.86GHz)のほうが確実に高く、
[HDD]の評価の高さが、
GPUまわりの評価の低さを軽く補う形となって、
トータルスコアでも上回る事となった。

あくまでも数値上での話ではあるけれど
VAIO typeT(TXシリーズ)を所有していて、
そろそろ買い替えをと考えている場合にはとても朗報かもしれない。

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●PCMark05 Build 1.2.0(Basic版)
CPU、メモリ、HDD、グラフィックスなどの性能を計測する
futuremarkの統合ベンチマークソフト。
PCMark05からマルチコア/スレッドに対応。



[Atom Z540 + SSD]   [Atom Z520 + HDD]

System Test Suite(PCMarks)     :1415   883
HDD_XP Startup(MB/s)          : 31.09   4.42
Physics and 3D(FPS)            : 9.29   9.21
TransParent Windows(Windows/s)  : 57.86   53.15
3D_Pixel Shader(FPS)            :1.67   1.61
Web Page Rendering(Pages/s)     : 0.58   0.47
File Decryption(MB/s)           : 13.84   11.29
2D_Graphics Memory_64 Lines(FPS) : 146.65  152.37
HDD_General Usage(MB/s)        :25.42   2.47
Audio Compression(kB/s)         : 474.27  351.21
Video Encoding(KB/s)           : 134.23   94.2
Text Edit(Pages/s)             : 27.78   18.34
Image Decompression(MPixeles/s)  : 7.61   5.02
File Compression(MB/s)          :1.61   1.08
File Encryption(MB/s)            : 6.53   4.59
HDD Virus Scan(MB/s)           : 36.62   25.63
Memory Latency_Random 16MB(MAccesses/s): 5.18  4.71

オレンジ色が、
HDDがSSDになった事で上昇したテスト結果で、
ここの部分の数値の上がり方はさすがに大きい。

グリーン色は、
CPUの動作周波数によって上がったと見られるテスト結果で
極端にという事はないけれど、その恩恵は現れている。

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●Vana’diel Bench3
(FINAL FANTASY XI for Windowsオフィシャルベンチマークテスト3)

単なる指標としてのお約束ベンチマークソフト。


[Atom Z540 + SSD]
・低解像度モード SCORE:平均 628
・高解像度モード SCORE:平均 354


[Atom Z520 + HDD]
・低解像度モード SCORE:平均 586
・高解像度モード SCORE:平均 353

ベンチマーク計測中も画面がほぼフリーズしたような状態で、
ただ、数値をはじき出しただけ。

低解像度では、ほんの少しだけ数値が上昇してるので、
これはCPUががんばったのであろうと思われる。
でも、高解像度にするとそんなモノも関係なく、
面白いように同じ評価しか出なかった。

ただそれだけ。

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<普段使いで差はでるか?>

実動作での差が出るか?
Windowsの起動や終了、
スリープから復帰をストップウォッチで計測。


[Atom Z540 + SSD]   [Atom Z520 + HDD]

Windows起動
 ・Vistaロゴ           :約40秒      約47秒
 ・ウェルカムセンター表示   :約1分13秒  約1分23秒
 ・サイドバーガジェット表示  :約1分22秒  約1分41秒
 ・常駐アプリ全表示       :約2分40秒  約3分40秒
 ・HDDアクセスランプ消灯   :約2分50秒  約4分30秒

終了(シャットダウン)     :約36秒 約29秒

スリープ      :約9秒  約9秒
直後の復帰    :約8秒  約8秒
休止状態     :約58秒  約59秒
復帰        :約49秒 約1分09秒

Windowsの起動に関しては、
Vistaロゴが出てから
ウェルカムセンターとサイドバーガジェットが表示しきるまでの速度としては
約10秒程度で、
HDDがSSDになったから速い!という印象は全然ない。


でも、その後に常駐アプリを出し切るまでと
次のアクションを起こすのに支障のないHDDアクセスランプの消灯までを
じーっと見てると
このあたりでは、SSDとZ540が随分と速いように感じた。

Windowsの終了は、
何故かSSDのほうが何度やっても遅かった。

休止への移行はほぼ同じで、
復帰だけは、SSDのほうが幾分か速いようで、
復帰してからすぐに作業に取り掛かれる。

ぶっちゃけ、
SSDだからものすごく快適になる!とはいかないけれど、
Windowsの起動も復帰も、
特にモバイルしている時は
ものすごく長く感じてしまうもので、
この数10秒だけの差も結構大切。


それに、
VAIO typePicon
液晶画面をパタンと閉じてスリープに移行(もしくは休止)する最中に
ストレージへのアクセスが行われてても
SSDであれば、すぐにカバンにしまいこんで動き出て
その振動で壊れてしまうという事がない。

HDDだと、もしかしたらクラッシュしてしまうかも?
という不安がつきまとうけど、
それを気にせずにすぐに次の行動に移せるSSDのほうが
やはりモバイル向き。

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それと、まだ触った時間が短いながらも、
実アプリを起動する際の
ウィンドウが開く、アプリが使える状態になるという動作に関しては
ストレージから出てくる速度というよりは、
Atomが、がんばって処理できる速度が影響してる印象が強い。

最初から
Atom Z540(1.86GHz)&SSDを使うと「あれ?こんなもの?」
と思ってしまうかもしれないけど、
先に、Atom Z520(1.33 GHz)&HDDを使った後に体感すると、
その快適さがとてもよく身に染みる。

ゼロスピンドルになると
心置きなくVAIO typePiconの機動性を生かせる気がする。

続く。

【VAIO typeP特集ページ】
【VAIO typeT特集ページ】
【VAIO typeZ特集ページ】

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2件のコメント

  1. 通りすがり より:

    パワーポイントでプレゼンをするにはtyle Pでしたらきついでしょうか??

  2. kunkoku より:

    >通りすがりさん
    ご質問ありがとうございますm(__)m
    えとですね、東京でtypePのプレゼンを見た時は、まさにtypePでプレゼンをされてましたw
    なので十分イケると思います。
    ただ、複数のアプリを同時に開いた状態で、あれもこれもと作業をさせようとするとCPUに負荷がかかるので、たくさん開いたとしても、ひとつひとつに作業させるといった使い方のほうが、快適かもしれませんねw
    今度、自分でもいろいろやってみますね。