VAIOノート最高の堅牢性に、高速パフォーマンスを加えた「VAIO typeG」
ビジネスシーンに強いVAIO typeGが久しぶりのモデルチェンジ。
外見は変わったようには見えないけれど
中身のアーキテクチャがごっそりと。
VAIO typeTに例えて言うと、
TZシリーズがTTシリーズになったのと一緒で、
2世代飛ばして進化。
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<typeTと同じ最新アーキテクチャ>
チップセットは、VAIO typeTやtypeZと同じ
“モバイル インテル GS45 Express チップセット”を搭載。
CPUも、
超低電圧版ながら
45nmプロセス、2次キャッシュ3MB、FSB800MHzと
前モデルに搭載されていたCPUを上回る処理速度。
そして、メモリーも
VAIO typeTと同様に消費電力に押さえながらも
大幅に転送速度の上がった800MHzで動作するDDR3メモリーを採用。
最大のメモリー容量も
2GBから4GB(2GBx2)へと増えて、
デュアルチャンネル動作なのでより高速な処理が期待できる。
グラフィックは、
GS45チップセット内蔵の、
“インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター 4500MHD”
見た目ではわからないけれど、
Windows Vistaをベースでも
かなり快適に動いてくれるスペックとなった。
それから、
ストレージも大きく進化。
マザーボードとの接続が、
Ultra ATAからSerial ATAへと変更になった事で、
データの流れのボトルネックとなる部分が解消。
高速なシリアルATA規格のストレージの採用が可能になって、
まずは、1.8インチHDDが「4200回転/分」から「5400回転/分」に向上。
そして、DVDスーパーマルチドライブを載せなければ、
より大容量な2.5インチHDD(5400回転/分)を搭載させる事も出来る。
それから、SSDにいたっては、
単体でも速いにもかかわらず、
RAID 0の256GB(128GBx2)という強烈に速い構成にもできる。
SSDには、高速というメリットの他に、
振動や衝撃からの耐性もかなり高くなるので、
壊れてしまっては困る大切なデータの入っているビジネスPCには、
最適なストレージとも言える。
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<堅牢性という性能>
VAIO typeGは、ビジネス前提で作られているためか、
見た目がものすごく地味。
だけど、それには意味があって、
いかに過酷な状況に陥っても耐えられるという堅牢性を追求して
出来上がったのがこのデザインで、
それを証明するように、
たくさんの品質試験を行っているのもこのモデルの特徴。
【落下試験】
PCが、すべって地面にボトっと落としてしまうという
普通だったら破損まっしぐらな状況でも、
PCが動いてる場合でも72cm、動いてない場合なら90cmの高さから
落ちてしまっても大丈夫か?という実験。
今回は、新たにカドから落とすという実験も加えて
どんだけ落とせば気が済むんだ?くらいテストを行っている模様。
(痛々しい試験映像はこちら)
【防滴機構】
キーボードまわりに防滴機構が施して、
誤って水をこぼしてしまった場合に、
電源がショートして落ちてしまわないようにというもの。
キーボードの下側の部分に
水濡れ防止シート貼り付け、吸水クッションの配置や、
ラバーやシートカバーを敷いて水から保護、
入ってきた水は、
パームレストの間にある排水用のミゾを通って、
本体下の水抜き口から流れ出る仕組みを持たせてる。
試験では、
キーボードに水を200CCをドボドボっとかけて
キーボードに貯まった水が下に排水されるのが見られる。
【ハードコーティング液晶】
PCの画面で説明をしてる時に
鉛筆とかで画面をひっかいてしまって
傷をつけてしまう事がないように、
画面にハードコーティング処理を施した液晶ディスプレイ。
どの程度の傷に耐えられるかというのは、
JIS規格に基づいた「鉛筆ひっかき試験」というものがあって、
液晶に鉛筆を45度の角度で500gの加重をかけて擦って
傷が付くかつかないかという試験も実施。
VAIO typeGの「ハードコーティング処理液晶」は
5Hの鉛筆のひっかきに耐えられる[5H]の強度を誇る。
鉛筆の濃さは、イコール鉛筆の硬さになっていて、
Bが柔らかくてHが硬く
もちろんHの数値が大きくなるにつれて硬くなる。
一般的な液晶だと、[2H]くらいで
「クリアブラック液晶」あたりで[3H]
らしいので、いかに液晶画面が傷つきにくいかがわかる。
【平面加圧振動試験】
満員電車の中とかで
圧力がかかって振動がかかっても大丈夫か
という試験では150kgfまでの試験をクリア。
実際、100kgfを超える数値ってハンパじゃなくて
いったいどうやったらこんな力が満員電車でかかるんだ?
と思いたくなるけど、
そこは数値上で出せるところまでやってしまって150kgfを達成。
(以前、長野のVAIOを作ってる工場では200kgfまでテストしていた。)
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<ビジネスシーンを想定した周辺>
あくまでもビジネスシーンを想定してあるので、
もう最近のノートPCには、見られなくなりつつある
PCカードスロットを今でも搭載。
それから、モバイルノート規模になると、
USBは2コくらいしかない事が多いのに、
左に2コと右に1コの合計3個搭載。
(以前のモデルは2コしかなかった。)
ワイヤレスLANは、IEEE 802.11a/b/g/nの全装備で、
感度を上げるために液晶ベゼルの両側にアンテナを仕込んだ
ダイバーシティ方式で、安定度を図る。
バッテリーは標準バッテリーで、最長約13時間、
軽量バッテリーでさえも最長6.5時間というスタミナ具合で、
VAIO typeTにも搭載されていた“照度センサー”も付いていて、
何気に電力を消費する液晶の輝度を自動で調整してくれて
バッテリーのロングライフにも貢献してくれる。
そして、
OSは、2009年春モデルに関しては、
Windows Vista 64bit版が増えていくなか、
ビジネスでの互換性をあくまでも重視して、
「Windows Vista Business 32bit版」を搭載。
法人向けモデルには、
Windows XPダウングレードモデルも用意されていて、
最新モデルの中では、一番過去互換を考えられたマシンになっている。
【VAIO typeP特集ページ】
【VAIO typeT特集ページ】
【VAIO typeZ特集ページ】