「NEX-5/3」最新ファームで、マウントアダプター経由のAFやソフトキーのカスタム機能を追加！
・デジタル一眼カメラ「NEX-5、3」の最新ファームで3Dスイングパノラマを試してみる。
に続いて
デジタル一眼カメラ「NEX-5/3」の最新ファームが
10月14日に公開。
・ファームウェアアップグレード詳細
・デジタル一眼カメラ「NEX-3」、「NEX-5」をご愛用のお客様へ
ファームウェアアップグレードのお知らせ
・マウントアダプター「LA-EA1」をご愛用のお客様へ
ファームウェアアップグレードのお知らせ
アップグレードの内容は、
「NEX-5/3」にマウントアダプター「LA-EA1」を経由して
Aマウントレンズを装着した場合でも
SAM、SSMモーターを搭載したレンズであれば
オートフォーカスが使えたり、
背面のソフトキー機能に設定ができたり、
設定した絞り値で動画撮影ができるといった機能が追加。
って事で早速アップグレードしてみた。
まず、PC上でアップグレードファイルをダウンロードする。
Windows版だけじゃなくてMac版も用意されている。
NEX-5とNEX-3とではそれぞれ落とすファイルが違うので注意。
ダウンロードしたファイルから
「Firmware Updater」が起動して
「NEX-5/3」をUSBケーブルでPCに接続。
ウィザードに支持される通りに進めていけば終了。
今回は、カメラ本体のバージョンアップに加えて、
マウントアダプタ経由のAマウントレンズのAF機能の対応
が含まれているので、
レンズ/マウントアダプターもバージョンアップしてやる必要がある。
この時、バッテリーに十分な余裕がないと
バージョンアップすら出来ないので注意。
メニューにある[セットアップ]から
「バージョン表示」を確認して
ボディがVer.03、レンズ/マウントアダプターがVer.02
と表示されていればアップグレード完了。
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＜マウントアダプター経由でAマウントレンズのAFを試してみる＞
デジタル一眼カメラ「NEX-5」にマウントアダプター「LA-EA1」を介して、
Aマウントのマクロレンズ（DT 30mm F2.8 Macro SAM）を装着。
このレンズにはSAMモーター内蔵されてるので
AFが効くようになる。
普段AF動作に慣れてると、
AFが当った時のピピっという音がなくて
違和感があったけれど、これでいつも通り。
ピント合わせがカメラにまかせられるので
撮影が随分と楽になる。
ただし、使ってみて思ったのは
AFが迷うことが結構多いのと
そのAFのスピードにちょっと待たされてしまうという事。
撮りたい時にすぐにピントがあわなくて
これならMFで撮ったほうが早いかも？と思った事が何度もある。
でもまぁAFが全く使えないというよりも
選択肢として選べるようになったのは歓迎すべきか。
と、実はAFよりもものすっごく便利になったと思ったのが
ソフトキーのカスタム機能。
今まではボタンに割られている機能は決まっていたし
もともとボタン数が少なくて
メニューを開いてそこから目当ての設定項目を見つけて
決定ボタンを押すという方式だった事もあって
思いついた事を反映するのにちょっと時間がかかっていた。
それが、
今回からは、「ソフトキーC」と言われる
ジョグダイヤルの真ん中のボタンと、
「ソフトキーB」と言われる本体下部のボタンに
任意で機能を割り振れるようになった。
「ソフトキーB割り当て可能な機能」
・撮影アドバイス
・プレシジョンデジタルズーム
・ホワイトバランス
・Dレンジオプティマイザー/オートHDR
・測光モード
・ISO感度
・クリエイティブスタイル
・調光補正
・露出モード
・MFアシスト
「ソフトキーC割り当て可能な機能」
・AFエリア
・ホワイトバランス
・Dレンジオプティマイザー/オートHDR
・測光モード
・ISO感度
・クリエイティブスタイル
・調光補正
特に、「ソフトキーC」にいたっては
3つの機能を割り当てる事が出来て、
ジョグダイヤルの左右のボタンを押すことで
順次3つの機能が入れ替わって出てくる。
これで自分のよく使う機能を設定しておけば
まずメニューを開く事は減るし
とてもクイックに思い通りの操作が出来るようになるので
これは便利。
他にも
メニュー内でもカーソルの回り込みができるようになったり
選んでいたカーソルはメニューを記憶していたりと
細かい部分が改善されている。
それから、
「MFアシスト」も修正が加えられていて
拡大位置を変更した場合にその場所を記憶していたり、
メニューの設定から
「MFアシスト」の有効時間を2秒しかなかったものから、
2秒、5秒、無制限と任意で選べるようになった。
動画撮影時でも
絞り値がオートにならず設定した数値を保つようになって
録画中も絞り値を表示するようになった。
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待ちに待ったマウントアダプターとAマウントでの
AF機能が使えるといったアップグレードだったのだけど、
何気にAFスピードが遅かったり
なかなかピントがあわなくてイライラさせられる事が多々ある。
なのだけれど、
ソフトキーのカスタマイズが出来るようになって
「ソフトキーB」に「MFアシスト」を割り当てておくと、
とっさにMFに切り替えて
「MFアシスト」で部分拡大、そしてピントの微調整
といった一連の作業がサっと出来るようになって
無理矢理AFに頼らなくても
これで良いんじゃ？と思えるほどに使い勝手がよくなった気がする。
出来るなら
もうちょっと細かく設定を選べたり
いっその事ジョグダイヤルもカスタマイズできるようになると
もっと思い通りに使えそうだなとは思いつつも
随分と便利になったので
しばらくはこれでいろいろと撮影してみようかなと。
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