ソニーが基本的に好き!

ウォークマンZシリーズの大画面で「お出かけ転送」を堪能する!

icon
・“ウォークマン”Zシリーズは、SonyTabletとウォークマンのフュージョン(融合)!?
・“ウォークマン”Zシリーズの初期セットアップとAndroidとしての中身。
・Androidベースの“ウォークマン”Zシリーズが音楽プレーヤーとして出来る事。
の続き。

“ウォークマン”Zシリーズは、Androidベースだけど
やっぱりウォークマンなわけで、だとすると当然ながらビデオプレーヤーとしても楽しめる。

そう、著作権保護というルールでそうそう簡単に見られないデジタルコンテンツも、
ブルーレイディスクレコーダーに録画された番組なら、
『おでかけ転送』を利用して“ウォークマン”Zシリーズに入れて見れてしまう。

-------------------

●BDレコーダーから高画質(VGA)でおでかけ転送する。

icon icon
一応おさらいとして、『おでかけ転送』というのは、
ソニー製のブルーレイディスクレコーダーに搭載される機能で、
テレビ番組を録画する時に、同時に「おでかけ転送用」の動画ファイルを生成、
それを、持ち出したいウォークマンやPSP、nav-uに転送するため、
データ転送が短いというのも利点の一つ。

さらに、2010年モデルから、『おでかけ転送』の画質が
ワンセグ程度しかないQVGA(320×240)画質だけでなく、
VGA画質(640×480、2Mbps/1Mbps)にも対応したので
持ち出す映像も綺麗に見られるというメリットも出てきた。

もちろん、手元でも高画質で観たいので、設定はいつも『VGA 2.0M』固定。
ただし、それだけデータ量が大きくなっていて、
30分番組でも約500MB、1時間番組なら1GBほどになるので
やっぱり「おでかけ転送」でたくさん持ち出したいと思えば
“ウォークマン”Zシリーズの容量も一番大きい64GBのほうがいいなと思ったりする。

-------------------

●ウォークマンZシリーズならではの大画面オペレーション

icon icon
ブルーレイディスクレコーダーとウォークマンを
WM-PORT⇔USBケーブルで接続して持ち出したい番組を選んで転送すれば、
“ウォークマン”Zシリーズの「ビデオプレーヤー」アプリを起動していつでもすぐに見られる。


「ビデオプレーヤー」アプリには、
基本動画コンテンツがズラズラーっと並んでるわけだけど、
「全てのビデオ」、「おでかけ転送など」、「フォルダー」からすみ分けする事もできるし、
日時の古い順や新しい順、タイトル順から好みで並び替える事もできる。

icon icon
その表示方法も「W.ミュージック」と同じように、
上記のようにサムネイル画像とタイトルとが並ぶ「リストビュー」や
サムネイル画像が敷き詰められるように並ぶ「グリッドビュー」、
サムネイル画像がまるでアルバムジャケットのように無造作に置かれている
「カバーアートビュー」の3パターンのいずれかを選べる。

これは、右上のアイコンから選ぶ事もできるのだけど、
左から右にフリックすると順番に切り替わるので
使い勝手プラス視覚的にも結構楽しい。

icon icon
ちなみに、ビデオプレーヤーの設定を見てみると、
動画を再生する時のズームを変更するかという点以外に、
クリアステレオやxLOUD、Clear Phaseといった
音声面でいじれる部分も多い。

対応するビデオ形式は、
MPEG-4 AVC、H.264(.mp4、.m4v)、MPEG-4(.mp4、.m4v)とWMV。

ウォークマン用の「おでかけ転送」データは、
詳細情報を見るとわかるとおり、AVC BaselineProfile。
解像度は、640×480となる。

icon
さて、観たい動画をみつけてタップすれば
横画面に切り替わって再生が始まる。

Aシリーズの場合は、リスト画面はタテ固定、
再生画面がヨコ固定だけれど、
Zシリーズの場合は、リスト画面は横持ちにすれば
ヨコ画面にかわるのでいちいち向きをかえなくてもいい。

画質としては、ウォークマンZシリーズのディスプレイが4.3型(800×480ドット)の画面に
『おでかけ転送』した画質が表示されるのだけれど、
大画面のメリットがここぞとばかりに活きて来て
かつキメの細かな解像度から表示される小さなテロップでさえもハッキリ認識できるし
さらにこのディスプレイのコントラストも高くてクリアに見える事もあってかなり満足。

icon icon
操作は、画面をタップすると現れるアイコンから
ビデオの再生、一時停止、送り戻しや頭出しや次コンテンツ送りといった動作をするか、
ビデオ進行を示すバーを左右にドラッグすると動画の再生位置を移動する事もできる。

それから、15秒、30秒、1分、2分、5分ごと、あるいはチャプターごとに
サムネイル画像を表示させて、
指でそれと横スクロールさせて探したい位置を見つけて再生といった事もできる。

さらにウォークマンZシリーズならではなのが
画面に触れて指を左にズラすと早戻し、右にズラすと早送りをするようになっていて
その指のズラす長さによってそのスピードが変化させられて
この直感的な操作はかなりおもしろい、というか実用的。

-------------------

●HDMI出力の出来る事と出来ない事

icon icon
ウォークマンZシリーズにはHDMIマイクロ端子が備わっていて、
HDMIマイクロ端子ケーブル「DLC-HEU10A」などを使って
BRAVIAなどのテレビと接続すれば、
ウォークマンにある画面をそのまま映しだす事ができる。

icon icon
もうケーブルをつないだ瞬間から、
ウォークマンZシリーズのホーム画面から映像として出力されていて、
感覚的には、ノートPCを外部ディスプレイにつないだ状態と同じ。

なので、「W.ミュージック」アプリのジャケットや再生画面だとか
「フォトプレーヤー」アプリで写真を再生したりスライドショーをしたりしたものまで
すべて映し出されるし、
Androidアプリのゲームも大きい画面にだして遊ぶといった事もできる。

これはかなり楽しい。

icon
じゃあ「お出かけ転送」で取り込んだ映像も
HDMI出力で大画面のテレビで見れたらこれはかなり便利だぞ!
と思って再生してみた。

そしたら、「このビデオはHDMI出力できません。」
というメッセージが手元にもテレビにもデカデカと表示されて…。

そうか…
すっかり忘れていたけど、HDMIケーブルを使ったがための
ここでも著作権保護という壁が立ちふさがってしまった。

HDMI出力では、「おでかけ転送」で取り込んだ動画は出力できないという事なのか…。

icon
しかーし、まだあきらめないぞ!
という事で、もともとウォークマンAシリーズでの映像出力は、
別売の映像/音声出力ケーブル「WMC-NWV10」を使ってたので、
じゃあこれをウォークマンZシリーズにつないでテレビと接続すれば、
ウォークマンにある動画コンテンツをテレビで見られるに違いないと!

アナログでもそこそこ綺麗に見られるのは実証済みだしね!
という事でテレビにつないで見る。

そして再生!

…あれ?真っ暗でちっとも映像が出ない…。

しばらく悩んだ後、よくよく調べてみたら、
なんと、映像/音声出力ケーブル「WMC-NWV10」で動画を出力できるのは、
ウォークマンAシリーズや、Sシリーズだけであって、
ウォークマンZシリーズの場合、HDMI出力をもたせてるために
WMポート経由での動画は出力できてないようだった。。

なんてこったいorz

icon icon
一応気をとりなおして、
ウォークマンZシリーズには、「DLNA Throw」といって
動画を再生している状態から、ワイヤレスLANを経由して
ネットワークにつながったBRAVIAにそのまま動画を転送して飛ばすレンダラー機能もある。

これもサンプル動画で試してみたらBRAVIAの画面に
ケーブルレスで動画が見事に再生された。

とか書きながら、結局これも「おでかけ転送」をレンダラーとして
投げる事はできないのだけど。

-------------------

icon
結論からすれば、「おでかけ転送」という著作権保護が絡んだ動画に関しては、
ウォークマンZシリーズのHDMI端子からテレビへの出力はできないので
それがどうしてもしたい場合は、アナログで出せる
ウォークマンAシリーズかSシリーズでやるしかないという事になる。

これは致し方ないというか、
よくよく考えればそうだなとは思ったけれど、
せめてウォークマンZシリーズでも映像/音声出力ケーブル「WMC-NWV10」
「おでかけ転送」の動画をアナログ出力できるように逃げ道を作っておいて欲しかったなと。

まぁ実際にそんなにウォークマンに入った動画を大画面にだしてみるという機会は
そうそう多くはないと納得する事にして、
本来自分がしたかったのは、
どんどん録画されて貯まっていくブルーレイディスクレコーダー内の番組を
ウォークマンに『おでかけ転送』して消化する
それも納得できる高画質で見るという事だったので、
そういった意味ではウォークマンZシリーズの大画面で綺麗な画質で見られるのは素直に楽しい。

それに、メディアをたくさん持ち歩かなくても
ウォークマンだけで相当数を持ち出せるし、
車のダッシュボードにカークレードル「SPA-CK10」をくっつけて
“ウォークマン”Zシリーズの大画面で動画を見まくってみたい。

・“ウォークマン”Aシリーズ「NW-A867」ラッシュバイオレットを使ってみた雑感。
・BDレコーダーから『おでかけ転送』した動画を、ウォークマンAシリーズで堪能する。

Twitterボタン
最新ネタは、Twitterでつぶやき中!ID:kunkoku

iconicon

【TOPページへ】

人気記事

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

3件のコメント

  1. みゃにな より:

    vaioのおでかけ番組の解像度が上がらないのが残念です…。

  2. JUKE より:

    カークレードル「SPA-CK10」に取り付けてみましたが
    ホルダー部分がサイドのW.ボタンと干渉するんですよね…。

  3. JUKE より:

    あと、お出かけ転送しようとレコーダーと接続すると
    速攻でウォークマンの時間が9時間ずれる。
    グリニッジ標準時と日本時間を間違えているのではと。
    まあ、PCと繋ぐとまた時間は正常に同期されるんですが。(苦笑)