ソニーが基本的に好き!

2012年は「Google TV」躍進?これからのテレビのポジションを自分勝手に考える。

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“Google TV”と言えば、
世界に先駆けてソニーが“Google TV”プラットフォームを採用して
テレビの視聴から、アプリケーション・インターネットコンテンツをシームレスに楽しめるテレビ
「Sony Internet TV」として米国市場に導入されたのが2010年10月。

今まではテレビ事業としてはソニー1社だけだったものから、
今回新たにLGやSamusungといった複数のメーカーが加わって
「Google TV」として「2012 International CES」に出展するという事をblogで告知。

・「Google TV」をLGとSamsungも製品化へ。CESに出展
 -ソニーは’12年内に米国以外へも対応テレビ投入:AV watch

・From the Las Vegas Strip to your living room: Google TV partners at CES

LGは同社製チップセット「L9」上で動作するGoogle TVをCESに出店、
Samsungは2012年中にGoogle TV対応製品を出すためにGoogleと密接に協力、
チップセットメーカーのMarvellとMediaTek、Vizioなども加わって、
それぞれCESでGoogle TVに対応した製品を出展をする模様。

で、肝心のソニーはどうなんだ?というと、
一応はGoogle TV対応の新製品をCESで発表する予定らしく、
ようやく2012年中には米国以外の国でも販売を計画しているという。

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<まったくもって個人的な勝手な意見>

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鳴り物入りで「Google TV」として登場したソニーの「Sony Internet TV」も
なんだか米国で認知されてるのかされてないのかわからなくて、
かといって日本で発売されるBRAVIA
プラットフォームにはGoogle OSは採用しないまま
YoutubeとかSkypeに対応させたりと完全に別路線を歩んでいる状態。

<2010年10月のソニー報道資料>
・新たなホームエンタテインメントを提供する世界初、“Google TV”プラットフォーム採用、Sony Internet TVを米国で発売

これから先「Google TV」の必要性ってあるんだろうか?と思っていたところに
各メーカー参入というニュースと、ソニーも各国展開という
少し違った動きが見えてきたというのが今の時点。

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ぶちゃけ、国内のBRAVIAがデジタル放送移行終了後に
YoutubeとかSkypeを妙に推すCMを流したりするのもわからなくはないけど、
実際に使ってみてそんなに言うほど心地良い使い勝手とは思えない。

というのも、あくまでも地上デジタル、BS、CSの切り替えチャンネルが
今までどおり存在していて
例えばそこからインターネットを使おうとしても、Youtubeを見ようとしても
メニューを開いてそこにアクセスするまでの行程は多いし
起動するにも待たされる時間が結構あったりして到底シームレスな使い方はできないし、
これが本当に老若男女誰でも簡単に使えるのか?と疑問に思うし
やっぱり既存放送のオマケといった感じを拭い去れない。

もちろんBRAVIAは、
テレビ放送やメディアを高画質に見るという事が大前提だと思っているけれど、
画質以外で多様性をプッシュするのなら、
Google OSを採用して、視聴アプリをダウンロードして放送波以外の“動画”を楽しむものとして
BRAVIAのディスプレイをフル活用できるほうが楽しいんじゃないかと。

個人的には、
例えばいつものリビングにある大きいテレビに
「Ustream視聴アプリ」とか「ニコニコ生放送視聴アプリ」をダウンロードして
Ustreamやニコ生を見たり、そこからコメントを入れたりが出来るようになったりするだけでも
そのテレビという利用価値がドーンと上がるような気もするのだけれど。

まぁ別にテレビ側ではなくて、
PS3とかメディアプレーヤー側に載せてしまえば出来る事なのだろうけど
「Google TV」という存在にのっかるならBRAVIAで出来たっていい。

BRAVIAにはSony TabletとかBDレコーダーとの連携だのどうのこうのと発展的な話になると
それこそキリがなくなりそうなので今回はそれは置いとくとして、
ひとまず今は一頃のようにテレビというものを、
ただ流される放送波を受動的に見るというスタイルが鉄板ではなくなっているし
(放送波の番組を見るよりも、他でおもしろいモノが見られるという話もある。)
だとすれば、テレビのPCとかタブレットにはない魅力と言ったら、それは画面の大きさなのだから
それを活かして、いろんなモノを見たり体感できるための「入り口=ディスプレイ」
というポジションになるというのも一つなんじゃないかな?と、
今回のニュースを見て、ふと独りで考えたりしていた。

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1件のコメント

  1. k-k より:

    なんとも悲しいニュースですね(T_T)
    韓国勢に押され…ソニー、有機ELテレビ撤退
    読売新聞 1月7日(土)14時33分配信
     ソニーは、次世代薄型テレビの主力となるとみられている有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビの生産を終了した。
     業務用モニターの販売は続けるが、家庭向けは液晶テレビに集約する。一方、韓国メーカーは家庭向け大型有機ELテレビの販売を強化する。テレビ事業を巡る日本勢の苦境が鮮明になった。
     ソニーは2007年に世界初となる有機ELテレビを発売。液晶テレビやプラズマテレビより画像が鮮明で、パネルの厚みも3ミリと薄く、「技術のソニー」の復活を象徴する商品といわれた。小型でも1台約20万円と高額ながら、発売当初は注文が殺到した。
     ソニーは日本メーカーでは唯一、有機ELテレビを製造してきたが、その後の業績不振も背景に、設備投資を抑えていた。このため、韓国勢に対してコスト面や画像の大型化を巡る競争で劣勢に立っていた。
     ソニーは10年に国内販売を終了したが、欧米向け輸出は続けていた。今後は放送局などで使うモニターの販売や研究・開発を除き、国内外で家庭向け有機ELテレビから事実上撤退する。
     韓国・サムスン電子とLGエレクトロニクスは55型の有機ELテレビを12年中にも国内外で販売する方針だ。両社は10日から米国で始まる世界最大の家電見本市「国際家電ショー(CES)」で商品を初公開する見込みだ。
    最終更新:1月7日(土)14時33分