「Windows 8 Consumer Preview」をVAIO LシリーズとtypeT(TZ)に入れてみた。
もう既に1週間も前の事ではあるけれど、
Microsoftの次期OSと呼ばれる“Windows 8”のConsumer Preview(CP版)が
フリーで配布になったので、早速VAIOに入れてみてテスト。
・Windows 8 Consumer Preview:Microsoft
リンク先からダウンロードして
「Windows8-ConsumerPreview-setup」を起動してインストールするか、
もしくは、Windows 8 Consumer Preview ISO イメージを
DVDかUSBストレージに入れてインストールするかの2通り。
既存OSからならダウンロードして入れるほうが楽だし、
新規に入れるならDVDかUSBストレージにISOイメージを作ってインストール。
(64bitなら3.1GB、32bitなら2.3GBの空き容量が必要。)
今回試してみたのは、Windows Vista機のVAIO typeT(TZ)と、
現行Windows 7でタッチパネルを搭載するVAIO Lシリーズの2機種で、
そのままダウンロードして入れてみた。
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「Windows8 ConsumerPreview」のセットアップを立ち上げると
既存OSから引き継いで動作するかどうかのチェック項目が出る。
例えば今回のVAIO Lシリーズでは、、
「McAfee」が動作しないよという事と、
「Evernote」は更新プログラムを適用してね、
「Intel Management Engine Interface」をWindows updateから更新してね
という3つの注意点が出てきてた。
特に動作しない「McAfee」についてはアンインストールしないと
途中で先に進めなくなるので、進む前に消しておいたほうが無難。
ウィザードを先に進めると、ダウンロード版では
ここで必要なデータをダウンロード。
64bit版なのでおおよそ約3GBのデータをダウンロードするので
ワイヤレスLAN環境で約20分くらい待つ事になる。
それが終わるとインストールが始まるわけだけど、
そのまま既存OSに上書きしてインストールするのか、
それとも他のパーティーションにインストールするのかを聞かれるので
今回は、そのまま上書きする。
「ライセンス条項」を確認して同意にチェックを付けて、
Windows 8CPに引き継ぎたいデータがあれば、
Windowsの設定や個人用ファイル、アプリを引き継ぐ事もできる。
後は、待つだけで、インストールが終わると再起動。
起動時には、何やらシンプルな2次元の魚キャラが表示されつつ処理が進み
新OSに変わった雰囲気を醸しだしてくる。
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ものすっごくシンプルな単色カラーの壁紙で、
いきなり好みの色を決めてねって言われるけど
選択肢は9色のみで、どれも微妙な配色…。
仕方ないからデフォルトのまんまで。
それとPC名を入力して、
ネットワーク接続としてワイヤレスLANをつかむ場合には
ここで設定。
「設定」に関しては、簡単設定を選択するか、
もしくは自分で設定する場合には、
・PCを保護し、最新の状態に保つ
・安全でないコンテンツ、ファイル、webサイトからPCを保護する。
・Windowsとアプリの機能向上のために、情報をMicrosoftに送る。
・問題の解決策をオンラインで調べる。
といった項目のオンオフを選択する事もできる。
それから、「PCへのサインイン」では、
Microsoftアカウントとなるメールアドレスを使ってWindows8CPにサインインすると
Windows Storeからアプリをダウンロードできるとか
ファイルや写真を共有してアクセスできるとか
設定をオンラインで同期して複数のPCで同じ環境で使えるといったメリットができる。
いわゆるAndroidのGoogleアカウントで共通管理してるのと同じようなもの。
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初期設定が終わると、ドドーンと現れる
LiveTile(ライブタイル)と呼ばれるアイコンがズラっと並ぶスタート画面が表示されて
セットアップ完了!
さーて使っちゃうぞーと思ったものの実は、まだやる事があって
まだこの段階だと、いくつかドライバーが適用されていない項目があって
まともに動作しない箇所があるのはお約束。
当然このままだとVAIO Lシリーズのタッチパネルも
ちっとも反応してないので、
従来とそっくりなWindowsアプリケーション画面に切り替えて
ドライバーを更新してやろう。
とか言いながら、普段だったら「デバイスマネージャー」を開くなんて簡単な事が
いきなりWindows8の画面を見て戸惑う戸惑う。
何しろWindowsでは当たり前だと思っていた画面左下にある「Windowsボタン」がないから
特に初めて触った30分間はなんて
いろんなきっかけがなくなってて探しまわったりしたものの(後に記載)、
どうにかこうにかコントロールパネルやエクスプローラを探し当てたり
「デバイスマネージャー」をみつけてドライバーの更新。
元となるVAIOによってそのドライバーを更新する項目は違うと思われるけれど
VAIO Lシリーズでは、
・Intel Management Engine Interface
・Sony Firmware Extension Parser Device
・Ricoh PCIe Memory Stick Host Controller
・Bluetooth L2CAP Interface
・NextWindow LowRidee Toutch Screen
の5つ。
VAIOのドライバーは、OSがアップデートされた際に作られる
Cドライブの「Windows.old」に格納されている事がほとんどなので
ドライバーの更新の際にはここを参照させるとほぼ適用される。
ただし、今回Touchscreenに関しては、更新しようとしても
既に最新ですと言われて適用されないままだったので、
一度Touchscreenのドライバーを削除して、再起動かけてやるとようやく当たってくれて、
タッチパネルも使えるようになった。
まぁ、あくまでもWindows8のConsumer Previewの段階なんだし
いろいろとまだ不安定な要素はあったりするし、
タッチパネルも誤動作みたいなものも起きたりするし、
日々のアップデートで状況はめまぐるしく変わっていくとは思うけど。
ちなみに、コンピューターのパフォーマンスと評価は以下のとおり。
VAIO Lシリーズの以下のスペックでの評価の値。
CPU:Core i7-2630QM(2.00GHz)
メモリー:8GB
GPU:NVIDIA GeForce GT 540M GPU
HDD:1TB(5400回転/分)
プロセッサー ・・・7.4
メモリー(RAM) ・・・7.6
グラフィックス ・・・6.6
ゲーム用グラフィックス ・・・6.6
プライマリハードディスク ・・・5.9
これもあまりアテにならなくて、
初期に出ていた評価数値で、
それ以降、GPUのドライバーを更新したものの
再度評価を実行するも途中でエラーが出て計測できない状態。
VAIO typeT(TZ)も同様に計測値が出てこないなど
素で組まれたPCのようにすんなりとはいかない部分もまだまだあるようで。
とは言いつつも、Windows8としては触って遊べてるので、
次回に、その触ってみた様子を書いてみる予定。
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