「Xperia 1 VI」に備わる「外部モニター」アプリがさらに進化。画面サイズや明るさアップ、使い勝手も改善。
ソニーのフラグシップスマートフォン「Xperia 1 VI」には、カメラの映像を表示する「外部モニター」アプリを搭載。
USBストリーミング機能をもつαと組み合わせることで、本体にあるモニターよりも大きくかつ明るいディスプレイとして利用することができる。
「外部モニター」アプリは、すでにXperiaシリーズに搭載されているものだけれど、映像のライブ配信やバックアップ録画できたりと、映像撮影時に非常に便利なアプリ。
Xperia新商品体験会 で「Xperia 1 V」を触ってきたレビュー(その3)「外部モニター」アプリの機能(ゼブラパターン、ピーキング 他)とバックアップ録画を試してみた。
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目次
●Xperiaに備わる「外部モニター」アプリって何?
「外部モニター」アプリは、デジタル一眼カメラαシリーズやVLOGCAMとUSB type-C ケーブル1本を接続することで、Xperiaのディスプレイを活かしてモニターとして活用できるアプリ。
カメラに備わるモニターよりも大画面のためフォーカスなど細かなディティールを確認できるだけでなく使える機能は以下のとおり。
<参考「Xperia 1 V」の「外部モニター」アプリ>
・グリッドライン
・フレームライン
・波形モニター
・フォルスカラー
・ゼブラパターン
・ピーキング
・ミラーモード(左右反転)
・表示設定のプリセット
・バックアップ録画機能
・ライブストリーミング機能
ただしカメラ側が”USBストリーミング機能”に対応している必要がある。
<対応カメラ>
α9 III、 α1 、α7RV、α7CR、α7C II、α7 IV、α6700、 ZV-E1
α7C、 ZV-E10、 ZV-1、 ZV-1F、 ZV-1M2、RX0 II
※機種により利用できない機能があります。
以前のXperiaシリーズでのバックアップ録画の注意
Xperiaが「Android 13」の場合 | Xperiaが「Android 14」の場合 |
カメラとXperiaをUSBケーブル1本で接続して、カメラからの映像をXperiaのストレージに記録できる外部モニターアプリで「バックアップ録画」。
「Xperia 1 V」や「Xperia 5 V」などではAndroid13以前とAndroid 14以降で、音声記録がスマホかカメラかという違いがあった。
Xperia 1 V / Xperia 5 V の「外部モニター」アプリのバックアップ録画。
OSが Android 13 の時と Android 14 になってからの違いが分かりづらいので動画にしてみたwAndroid 13 … Xperiaのマイクから音声収録
Android 14 … カメラ側から音声収録
※USB 3.0 で接続 https://t.co/L3Zpd5yyA6 pic.twitter.com/tW7PRelREO— 君国泰将 (@kunkoku) January 31, 2024
「Xperia 1 VI」のOSはAndroid 14 のため、バックアップ録画時は、カメラ側から音声を記録する仕様。
●「Xperia 1 VI」からさらに改良が進んだ「外部モニター」アプリ
カメラと接続せずに設定が可能に
「外部モニター」アプリは、カメラを接続しない限り「映像機器が接続されていません」というメッセージの画面のままでそれ以上の事ができなかった。
そのため、例えば設定を変えたいと思っても、わざわざカメラと接続した状態にしなければならず面倒だった。
ところが、「Xperia 1 VI」に備わる「外部モニター」アプリには、カメラと接続していない状態でも、アプリ画面の右下に[設定]アイコンが追加されている。
おかげでいつでも設定だけをサクっと変えられるようになった。
カメラと接続してXperia 1 VIでの変更点は?
さて、「Xperia 1 VI」と「Xperia 1 V」それぞれに、USBケーブルを接続して「外部モニター」アプリを立ち上げてみる。
デジタル一眼カメラαとつないだ時の外部モニターアプリの表示画面の違い。
上が「Xperia 1 V」、下が「Xperia 1 VI」。
「Xperia 1 VI」は、アスペクト比の変更と縦方向に大きくなったことで、カメラ映像の表示面積が大きくなっている。
ただし、画面比率が変化したことで、左右のUIが中央の映像を表示する憑依気にカブっているのがわかる。
邪魔な場合は、左右のUIは非表示にもできる。
「Xperia 1 V」や「Xperia 5 V」では、入力された音声の出力先を変更するには、わざわざ設定画面を開かないといけなかった。
「Xperia 1 VI」はスピーカーのアイコンをタップするだけでミュートのオンオフができるようになった。
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●日中屋外でのカメラ画面の見やすさを検証
Xperiaをつかった「外部モニター」アプリを利用するメリットは、画面が大きく見える事に加えて、日中の屋外での視認性向上などの効果もある。
屋内環境だけでなく、天気の良い屋外のように非常に明るい状況で「Xperia 1 VI」と「Xperia 1 V」で見え方に違いがあるかを比較してみる。
公平を期すためにカメラは、いずれも共通して α9 IIIを使用する。
参考までに、α9 IIIは、USBストリーミングによる最大出力解像度は[4K(2160p) 30p]。
Xperia 1 Vの外部モニターアプリ(屋外直射日光下)の見え方
まずは、「Xperia 1 V」の外部モニターアプリ(屋外直射日光下)の見え方。
α9 IIIの背面モニターの明るさは「屋外晴天」に設定。
Xperiaはどちらも明るさをMAXにして自動明るさ設定。
「Xperia 1 V」のディスプレイに表示されている映像の大きさは、カメラモニターに対しておよそ2.6倍大きく表示されている。(動画モード時)
肉眼で視認していると、カメラのモニターより「Xperia 1 V」のディスプレイが少し明るく見える。
Xperia 1 VIの外部モニターアプリ(屋外直射日光下)の見え方
次に、「Xperia 1 VI」の外部モニターアプリ(屋外直射日光下)の見え方。
設定条件は同じ。
「Xperia 1 VI」のディスプレイに表示されている映像の大きさは、カメラモニターに対しておよそ3.1倍大きく表示されている。(動画モード時)
視認する距離感からして、フルHD+だからという解像度による差はまず気にならない。
それよりも一目瞭然で「Xperia 1 V」よりも明るく見える。
単純な輝度アップだけではなくて、「サンライトビジョン」の効果もあってか視認性が上がっている。
大きく、かつ屋外で見やすいというのは、そのまま実用性に直結する。
直射日光下のような外光が明るいシーンでは、モニターの画面は見えづらくなるのは必然で、モニター明るい部分はある程度見えたとしても、暗い部分は見分けがつかなくなりがち。
この時に、単純に輝度ピークだけが高いだけでなくて、周りの明るさに合わせてコントラストを調整してくれる「サンライトビジョン」の恩恵も手伝っているのだと思われる。
「Xperia 1 VI」の「外部モニター」アプリは、UIの改善もあったり、ディスプレイの表示サイズが大きくなったり、屋外での明るくなったりと、地味にというかさらに実用性が上がっていた。
「Xperia 1 VI」と「Xperia 1 V」の実機で徹底検証!フルHD+とアスペクト比19.5:9 ディスプレイのメリット・デメリットをきちんと把握しよう。
「Xperia 1 VI」のディスプレイは映像視聴に向いているのか?ソニーの「Sony Pictures Core」アプリで映画コンテンツを見比べて見た。
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●Xperia新製品、アクセサリー
Xperia 1 VI(XQ-EC44)
ソニーストア販売価格:
12GB/256GBモデル:189,200円(税込) 発売日2024年6月21日(金)
12GB/512GBモデル:204,600円(税込) 発売日2024年6月21日(金)
16GB/512GBモデル:218,900円(税込) 発売日2024年8月23日(金)
カラー:ブラック、プラチナシルバー、カーキグリーン、スカーレット
予約開始日:2024年5月22日 午前10時~
スペック:Snapdragon 8 Gen 3、メモリ12GB~16GB、ストレージ256GB~512GB、デュアルSIM対応
16GBモデルはブラック、カーキグリーンのみ
Style Cover with Stand for Xperia 1 VI「XQZ-CBEC」
ソニーストア販売価格:4,950円(税込)
カラー:ブラック、プラチナグレー、カーキグリーン、スカーレット
※リングストラップ付属
・Style Cover with Stand for Xperia 1 VI「XQZ-CBEC」製品ページ
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