ポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」に、本体アップデート配信。イーサネットテザリング自動オフ設定を追加。(2024年6月27日)

ソニーのポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」に、本体ソフトウェアアップデートの配信を開始。

主なアップデート内容は、イーサネットテザリング（カメラ有線接続）時のオフタイマー設定の追加、セキュリティ更新、その他軽微な不具合の修正となっている。

機能の追加も含まれるアップデートとなっているため、通信機能が主な利用方法の製品なのでアップデートしておこう。

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●ポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」本体ソフトウェアアップデート

アップデート方法は、Xperiaと同じで、「設定」⇒「システム」⇒「ソフトウェア更新」に進めば更新できる。

本体ソフトウェアの更新がある場合、上のステータスバーに更新アイコンが表示されているはず。

ステータスバーを下にフリックして［ダウンロードしてください］をタップしたのち、「本体ソフトの更新」よりダウンロードおよび［今すぐインストール］へすすむとソフトウェア更新される。

もしくは、設定より【本体ソフトの更新を自動的にダウンロード】をONにしている場合は、自動的に更新される。

アップデート内容は、以下の通り。

アップデート開始日：2024年6月27日（木）
対象機種：PDT-FP1
アップデート内容：
・イーサネットテザリング（カメラ有線接続）で待機状態が続いたときにオフになる時間が設定可能になり”15分”と”設定なし”が選択できるようになりました。
・セキュリティ更新（セキュリティパッチレベルが2024年5月となります）
・その他軽微な不具合を修正しました。
アップデート後のソフトウェアバージョン：67.0.G.0.336

今回もAndroidのOSバージョンアップではなかった。

詳細なアップデート内容の記載がなかった「PDT-FP1」だが、今回よりセキュリティパッチレベルも含めたアップデート内容を記載するようになった。

イーサネットテザリング（カメラ有線接続）オフタイマー設定

「PDT-FP1」はテザリングの方法として、一般にXperiaなどスマホで利用できる［Wi-Fiテザリング］、［USBテザリング］、［Bluetoothテザリング］に加えて、有線LAN端子を備えているため「イーサネットテザリング」が利用できる。

設定画面を開くと、「ネットワークとインターネット」の項目に、「有線LANパワーセーブ開始時間」というのが加わっている。

選べるのは、［15分］と［設定なし］の2種類。

アップデート前は、LANケーブルを接続していると通信（または通信待機状態）を維持してしまうためバッテリーの消費が多くなっていた。

［15分］以上経過すると省電力モードになる。

画面をオンにすると復帰するので使い勝手を落とすことなく利用できる。

「Transfer & Tagging」が、RAWデータの取り込みやFTPアップロード二対応。

また、静止画転送ワークフローを高速化するアプリ「Transfer & Tagging」についても、2024年6月11日に ver. 2.1.0をリリース。

ARW ファイルの取り込みやスクリーンネイル表示、FTPアップロードにも対応した。
*IPTCメタデータの編集・画像編集・現像には非対応

今までは、αからJPEGのしか取り込めず、RAWを主に使うユーザーからするとまったく使えないアプリだった。

アップデートによって、RAWデータに対応したおかげでようやく利便性のあるワークフローができるようになった。

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