ソニー、27インチ4K(3840×2160)160Hz直下型LED部分駆動液晶ゲーミングモニターINZONE M9II(SDM-27U9M2)を発表。24.5インチモードや機能面の進化と、モニタースタンドを改善。
ソニーのゲーミングギアINZONE(インゾーン)の新型ゲーミングモニターとして4K 144Hz液晶モニターを搭載したINZONE M9の後継モデルにあたる27インチ4K(3840×2160)160Hz直下型LED部分駆動液晶パネル採用INZONE M9II(SDM-27U9M2)を海外で先行発表。
海外での販売価格は、地域によりかなり違いがあり、直近の為替レートで計算すると以下の通り。
注:国内での価格は現時点では未定。
INZONE M9II(SDM-27U9M2)
北米:799.99ドル(約11.5万円)
英国:899ポンド (約15.4万円)
欧州:999ユーロ(約16万円)
日本:132,000円(税込)
販売価格は前モデルのINZONE M9が899.99ドルだったことを考えれば約100ドル安い状態で販売されている。
日本における発表は 9月25日午前10時を予定しており、希望小売価格などもそのタイミングで発表されると思われる。
ソニーストア販売価格は、132,000円(税込)。
10%OFFクーポンや、各種お買い物券も利用可能で、さらにソニーストア独自の長期保証サービスにも加入可能。
メーカー保証内容3年間無償のほか、最大5年の「故障 破損 水ぬれ 火災 水害 落雷」も保証してくれる5年ワイドにも加入ができる。
ティザー段階では有機ELモデルINZONE M10Sのみ登場しており、INZONE M10S(SDM-27Q10S)については全くと行っていいほど言及がなかった。
前モデルからの主な違いとして、白を基調としたデザインが黒色に変化、さらにモニターデザイン(モニタースタンド)に大きな変更が加えられており、設置のしやすい構造となった。
その他、最大リフレッシュレートが144Hz⇒160Hzに、24.5インチモードやモーションブラーリダクション機能が追加など。
従来搭載されていたUSB Type-Cポートや、モニターに接続したキーボードやマウス、ヘッドセットの接続先を切り替えるKVMスイッチ機能がなくなり、純粋にゲーミングモニターとしての性能に注力している。
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目次
●INZONEゲーミングモニター
27インチ4K(3840×2160)160Hzの直下型LED部分駆動液晶パネル採用INZONE M9II(SDM-27U9M2)
INZONE M9II特徴
海外販売価格:799.99ドル(約11.5万円)
・27インチ4K(3840×2160)HDR 160Hz直下型LED部分駆動液晶パネル
・最大輝度750nit(DisplayHDR600対応)
・DisplayPort 2.1、HDMI 2.1対応
・応答速度1ms GTG
・モーションブラーリダクション機能
・表示色域 95%以上(DCI-P3カバー率)
・24.5インチモード搭載
・直径159mmのベースを使用したコンパクトなモニタースタンド(高さ、傾斜、回転が可能)
・USBメモリを使ったモニター単体アップデートに対応
INZONE M9IIは、INZONE M9の後継モデル。
映りに関しては、大きな進化というものはおそらく無いものの、初代INZONE M9から使い勝手という面を大きく改善させたモデルと言える。
ディスプレイには、27インチ4K(3840×2160)HDR 160Hz直下型LED部分駆動液晶パネルを使用。
前モデルからDisplayPort接続時の最大リフレッシュレートが160Hzに改善している。
LEDバックライトに横12x縦8の96分割の直下型LED部分駆動を搭載しており、モニターの特定の領域を部分的に暗くして、深い黒色と影のディテールを表現することができる。
ピーク輝度は最大750nit、VESA認定であるDisplayHDR 600にも対応している。
応答速度も 1ms GTGと液晶のゲーミングモニターらしい性能。
新たにモーションブラーリダクション機能を搭載したことで、動きの激しいシーンでもボケやブレの発生を抑制して鮮明な映像を映すことができる
4K(3840×2160)という高解像度のため、より精細なディテールの表現が可能。
PlayStation5との連携機能であるオートHDRトーンマッピング、コンテンツ連動画質モードに対応しているため、ゲーム機用としてもおすすめのモニターとなる。
Adaptive-Sync(VESA DP)、NVIDIA®G-Sync®Compatible、Variable Refresh Rate(HDMI 2.1)といった各種VRR(可変リフレッシュレート)をサポートしている。
従来通りINZONE Hubを利用可能。
モニターのジョイスティックからも設定変更は可能だけれど、INZONE Hubを使えばモニターの設定変更を素早くできるだけでなく、プロプレーヤープリセットを簡単に読み込むこともできる。
27インチはFPSをするには少し大きなサイズのため、24.5インチモードを新たに搭載。
画面サイズを24.5 インチモードに調整すると、画面中央下に縮小された映像を出力できる。
画質モードとして、様々なモードを用意。
SDR: FPS、MOBA/RTS、RPG、シネマ、ゲーム、標準、sRGB
HDR: DisplayHDR、シネマ、ゲーム、RPG
美麗な映像を追求するHDRの各種モードのほか、競技性の高いモードはSDRの画質モードとして提供されている。
フリッカーやブルーライトを軽減する機能も搭載する。(TÜV Rheinland認証)
モニタースタンドは、シンプルで安定したデザインにより、さまざまなキーボードとマウス (KBM) 構成が可能。
[1] ヘッドホン出力 x1 (3.5 mm ジャック)
[2] USB Type-A x2 (ダウンストリーム)
[3] USB Type-B x1 (アップストリーム)
[4] HDMI x2 (Ver. 2.1)
[5] DisplayPort x1 (Ver. 2.1 UHBR10)
[6] USB Type-A x1 (ソフトウェアアップデート)
従来搭載されていたUSB Type-Cポートや、モニターに接続したキーボードやマウス、ヘッドセットの接続先を切り替えるKVMスイッチ機能がなくなっている。
スピーカーとしては、2W×2の内蔵スピーカーを搭載している。
付属アクセサリーとしては、海外ではAC電源アダプター、AC電源コード、DPケーブル(DP 1.4)、セットアップガイド、操作説明書、色補正工場レポート、保証書、INZONEステッカーを同梱する。(日本では異なる場合あり)
USBハブ機能などを利用する場合は、USB Type-B 3.0ケーブルを別途用意しておこう。
DisplayPort 2.1ながら、付属しているケーブルはDP1.4対応ケーブルだけれど、そこまで問題ではないだろう。
注目ポイントとしてはUSB Type-A x1 (ソフトウェアアップデート)端子があり、おそらくINZONE Hubを利用しなくてもモニター単体でアップデートを行なえるものと思われる。
従来モデルからデザインが変更されて、モニタースタンドのベース部分が大きくなった代わりに、特徴的だった3脚のスタンドがなくなり設置しやすく邪魔にならないデザインとなった。
ディスプレイの画質については前モデルからは変化ないと思われる。
しかしながら、多くの人にとって使いやすいデザインや機能を充実させ、ストレスになる画面の揺れやブレを抑制するモーションブラーリダクション機能を実装するなど、ゲームプレイ時のストレスを抑制する方向に改善が行なわれている。
またUSB Type-C端子や、オートKVMスイッチ機能が無くなったことで、必要となる最大の消費電力も139W⇒100Wに大きく減少。
巨大だったACアダプター(160W)が必要なくなり、もっと電源容量の低い小さなACアダプターを同梱する可能性もある。
MiniLEDを搭載しているといった、目新しい進化ポイントはないモデルとなったが、使いやすさという面では大きく進化している。
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●ゲーミングギアブランド「INZONE™」ラインナップ
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ソニー ゲーミングモニター(4K 144Hz)「INZONE M9」レビュー。
・(その1)開封から組み立て設置、「直下型LED部分駆動」の4K解像度ディスプレイ品質を試す。
・(その2)Windows PCやMac、PlayStation®5、Xbox series X、Nintendo Switch、スマホなどと接続してみる。接続時の注意点。
・ゲーミングモニター(フルHD 240Hz)「INZONE M3」レビュー。DisplayPortケーブル付属、ACアダプターの小型化、1920x1080 240Hz ディスプレイの品質を試す。
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