ソニー、27インチWQHD(2560×1440)480Hz有機EL ゲーミングモニター「INZONE M10S」(SDM-27Q10S)を発表。24.5インチモードや、Fnatic共同開発のFPS Pro+モードを搭載。
ソニーのゲーミングギアINZONE(インゾーン)の新型ゲーミングモニターとして初めての有機ELパネル(OLED)を採用した27インチWQHD(2560×1440)480Hzの有機ELパネルINZONE M10S(SDM-27Q10S)を海外で先行発表。
INZONE M10S(SDM-27Q10S)は、プロeスポーツチームであるFnaticと共同で開発されたモデル。
有機ELパネルとしては、Micro Lens Array+ テクノロジーを使用していることからLGのWOLEDパネルを採用していることがわかる。
海外での販売価格は、地域によりかなり違いがあり、直近の為替レートで計算すると以下の通り。
注:国内での価格は現時点では未定。
INZONE M10S(SDM-27Q10S)
北米:1,099.99ドル(約15.8万円)
英国:1,199ポンド (約23.1万円)
欧州:1,349ユーロ(約21.6万円)
日本:174,900円(税込)
北米の販売価格に合わせた形であれば、超高額とはならないギリギリのライン。
日本における発表は 9月25日午前10時を予定しており、希望小売価格などもそのタイミングで発表されると思われる。
ソニーストア販売価格は、174,900円(税込)。
10%OFFクーポンや、各種お買い物券も利用可能で、さらにソニーストア独自の長期保証サービスにも加入可能。
メーカー保証内容3年間無償のほか、最大5年の「故障 破損 水ぬれ 火災 水害 落雷」も保証してくれる5年ワイドにも加入ができる。
ティザー段階では有機ELモデルINZONE M10Sのみ登場しており「The Game Changer」と評されるように、非常にゲーミングモニターとしての性能が非常に高い。
特にFPSゲームおける性能を重視しているようで、TNパネル液晶モニターの画像特性をシミュレートするように設計されたFPS Proモードと、Fnatic VALORANT チームと共同開発した敵の輪郭に主に使用される色(赤、黄、紫)を強調表示し有機ELの明るさとコントラストを活用して視認性を高めるFPS Pro+モードを搭載している。
INZONEのゲーミングモニターとしては、白を基調としたデザインが黒色に変化、さらにモニターデザイン(モニタースタンド)に大きな変更が加えられており、設置のしやすい構造となった。
従来搭載されていたUSB Type-Cポートや、モニターに接続したキーボードやマウス、ヘッドセットの接続先を切り替えるKVMスイッチ機能がなくなり、純粋にゲーミングモニターとしての性能に注力している。
・INZONE M10S(SDM-27Q10S)[有機EL QHD 480Hz] | ゲーミングギア INZONE(インゾーン) | ソニー
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目次
●INZONEゲーミングモニター
27インチWQHD(2560×1440)480Hzの有機ELパネル採用INZONE M10S(SDM-27Q10S)
INZONE M10S特徴
海外販売価格:1,099.99ドル(約15.8万円)
・27インチWQHD(2560×1440)HDR 480Hz対応の有機ELパネル
・マイクロレンズアレイプラスにより最大輝度1300nit(DisplayHDR True Black 400対応)
・DisplayPort 2.1、HDMI 2.1対応
・応答速度0.03ms GTG
・表示色域 98.5%(DCI-P3カバー率)
・24.5インチモード搭載
・FPS向けの画質モード「FPS Pro+」「FPS Pro」を搭載
・直径159mmのベースを使用したコンパクトなモニタースタンド(高さ、傾斜、回転が可能)
・USBメモリを使ったモニター単体アップデートに対応
INZONE M10Sは、ソニーがゲーミングモニターとして初めて有機ELパネルを採用したモデル。
27インチWQHD(2560×1440)HDR 480Hz対応の有機ELパネルを使用しており、高解像度と高リフレッシュレートを両立し、さらにわずか0.03msという応答速度を実現している。
有機ELディスプレイのため、DCI-P3カバー率98.5%という広い色域と、最大1300nitのピーク輝度を実現。
VESA認定であるDisplayHDR True Black 400を取得している。
LGのパネルで昨今使われるMicro Lens Array+ テクノロジーが、高輝度と高いコントラストに寄与している。
Adaptive-Sync(VESA DP)、NVIDIA®G-Sync®Compatible、Variable Refresh Rate(HDMI 2.1)といった各種VRR(可変リフレッシュレート)をサポートしている。
有機ELパネルにとって大敵な発熱についても、高性能冷却構造を採用。
ヒートシンクは、高帯域幅ASICパネルコントローラとビデオプロセッサーからの発熱を効率的に有機ELパネルから遠ざけ、一貫した明るさと効率的な動作を実現している。
従来通りINZONE Hubを利用可能。
モニターのジョイスティックからも設定変更は可能だけれど、INZONE Hubを使えばモニターの設定変更を素早くできるだけでなく、プロプレーヤープリセットを簡単に読み込むこともできる。
海外のソニー公式では、Fnaticプレーヤーのプロプリセットをダウンロードできるようになっている。
プリセットを開いてみると設定が保存されているため、プリセットを自分用に用意することも簡単にできそう。
27インチはFPSをするには少し大きなサイズのため、24.5インチモードを新たに搭載。
画面サイズを24.5 インチモードに調整すると、ゲームが 1:1 解像度 1332p、最大 480Hzのリフレッシュ レートで表示。
プレーヤーは1080pなどの低解像度を選択することもでき、24 インチ 1080p モニターに慣れているeスポーツ プレーヤーに最適。
表示位置は中央または下揃えにすることができ、有機ELというパネルの特性により完全に黒い境界領域にできるため、フォーカスと没入感が向上する。
画質モードとして、様々なモードを用意。
SDR: FPS Pro+、FPS Pro、MOBA/RTS、シネマ、ゲーム、標準、sRGB
HDR: DisplayHDR、シネマ、ゲーム、RPG
美麗な映像を追求するHDRの各種モードのほか、競技性の高いモードはSDRの画質モードとして提供されている。
FPS Pro+、FPS Proについては、TNパネル液晶モニターの画像特性をシミュレートするように設計されたFPS Proモードと、Fnatic VALORANT チームと共同開発した敵の輪郭に主に使用される色(赤、黄、紫)を強調表示し有機ELの明るさとコントラストを活用して視認性を高めるFPS Pro+モードとなる。
フリッカーやブルーライトを軽減する機能も搭載する。(TÜV Rheinland認証)
モニタースタンドは、シンプルで安定したデザインにより、さまざまなキーボードとマウス (KBM) 構成が可能。
[1] ヘッドホン出力 x1 (3.5 mm ジャック)
[2] USB Type-A x2 (ダウンストリーム)
[3] USB Type-B x1 (アップストリーム)
[4] HDMI x2 (Ver. 2.1)
[5] DisplayPort x1 (Ver. 2.1 UHBR10)
[6] USB Type-A x1 (ソフトウェアアップデート)
従来搭載されていたUSB Type-Cポートや、モニターに接続したキーボードやマウス、ヘッドセットの接続先を切り替えるKVMスイッチ機能がなくなっている。
また有機ELモニターのため、スピーカーも搭載されていない。
付属アクセサリーとしては、海外ではAC電源アダプター、AC電源コード、DPケーブル(DP 2.1/DP40)、セットアップガイド、操作説明書、色補正工場レポート、保証書、INZONEステッカー、高さ測定ガイドを同梱する。(日本では異なる場合あり)
USBハブ機能などを利用する場合は、USB Type-B 3.0ケーブルを別途用意しておこう。
注目ポイントとしてはUSB Type-A x1 (ソフトウェアアップデート)端子があり、おそらくINZONE Hubを利用しなくてもモニター単体でアップデートを行なえるものと思われる。
従来モデルからデザインが変更され、スタンドの中央に重心を配置することで、安定性を損なうことなく設置面積を小さくすることができ、わずか4mmの薄さのベースのため傾斜したキーボードをその上に置くこともできる。
パネル性能だけでなく、多くの人にとって使いやすいデザインや機能を充実させたゲーミングモニターとして満足度の高いモデルとなっている。
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●ゲーミングギアブランド「INZONE™」ラインナップ
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ソニー ゲーミングモニター(4K 144Hz)「INZONE M9」レビュー。
・(その1)開封から組み立て設置、「直下型LED部分駆動」の4K解像度ディスプレイ品質を試す。
・(その2)Windows PCやMac、PlayStation®5、Xbox series X、Nintendo Switch、スマホなどと接続してみる。接続時の注意点。
・ゲーミングモニター(フルHD 240Hz)「INZONE M3」レビュー。DisplayPortケーブル付属、ACアダプターの小型化、1920x1080 240Hz ディスプレイの品質を試す。
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