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Cinema Line FX2 の 静止画撮影性能を、α7IV ・α7CII と比較。納得の静止画も撮れるプロフェッショナルカムコーダーとなるのか?


「Cinema Line(シネマライン)」
FX2ILME-FX2B」が登場。

有効最大約3300万画素 35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー Exmor R処理能力従来比最大約8倍の最新画像処理エンジンBIONZ XR、さらにFXシリーズとしては初のAIプロセッシングユニットを搭載したことでAF性能が大幅にアップしている。

リアルタイム認識AFに対応し、人物、動物/鳥、動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機と詳細に認識するだけでなく、被写体を自動的に認識する[オート]設定も備わっている。

性能面では、α7 IVα7C IIをベースにしている部分が多く、動画だけでなく静止画撮影性能も高いことが特徴。

動画性能を重視しているCinema Lineのラインナップにおいて、FX2ILME-FX2B」は静止画性能も妥協がなくハイブリッド機として優秀なことがわかる。

・FX2(ILME-FX2B) | プロフェッショナルカムコーダー | ソニー

・プロフェッショナルカムコーダー | ソニー
・デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

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●静止画撮影のスペックが高いCinema Line「FX2」

静止画性能に関係する比較(FX2、α7C II、α7 IV)


FX2ILME-FX2B」と、α7C IIα7 IVの静止画に関するスペックについて比較してみた。

動画に特化したCinema Lineではなく、静止画撮影をメインとしているαシリーズと比べてもFX2は遜色ない性能を持っている。

センサー・連続撮影速度・メカシャッター(FX2、α7C II、α7 IV)


FX2 :有効約3300万画素 裏面照射型35mmフルサイズCMOSセンサーExmor R
    画像処理エンジンBIONZ XR
α7C II:有効約3300万画素 裏面照射型35mmフルサイズCMOSセンサーExmor R
    画像処理エンジンBIONZ XR

α7 IV:有効約3300万画素 裏面照射型35mmフルサイズCMOSセンサーExmor R
    画像処理エンジンBIONZ XR

3機種とも搭載されているフルサイズイメージセンサーと画像処理エンジンは同等。

ISO感度 3モデル共通
静止画撮影時: ISO 100-51200 (拡張: 下限ISO 50、上限ISO 204800)、AUTO (ISO 100 – 12800、上限/下限設定可能)
動画撮影時: ISO 100 – 51200相当 (拡張: 上限ISO 102400)、AUTO (ISO 100 – 12800相当、上限/下限設定可能)

センサーが同等ということで、ISO感度についても変わりはなく、撮影できる動画・静止画の画質についても大きな違いはない。

連続撮影速度 3モデル共通?
FX2 :最高10コマ/秒(非圧縮・ロスレス圧縮の場合 6コマ/秒?)
α7C II:最高10コマ/秒(非圧縮・ロスレス圧縮の場合 6コマ/秒)
α7 IV:最高10コマ/秒(非圧縮・ロスレス圧縮の場合 6コマ/秒)

FX2の連続撮影速度は最高10コマ/秒ということしかわからないためその他は不明。

おそらくα7C IIα7 IVと同様とすると非圧縮・ロスレス圧縮時は6コマ/秒だと思われる。

シャッター速度範囲
FX2 :静止画撮影時 (メカシャッター): 1/4000-30 秒
    静止画撮影時 (電子シャッター): 1/8000-30 秒
             動画撮影時: 1/8000-1 秒

α7C II:静止画撮影時 (メカシャッター): 1/4000-30 秒
    静止画撮影時 (電子シャッター): 1/8000-30 秒
             動画撮影時: 1/8000-1 秒

α7 IV:静止画撮影時 (メカシャッター): 1/8000-30 秒
    静止画撮影時 (電子シャッター): 1/8000-30 秒
             動画撮影時: 1/8000-1/4 秒

少し仕様が異なるのがシャッター速度範囲。

α7 IVのみ、静止画撮影時のメカシャッター シャッター速度が1/8000秒まで設定可能。

フラッシュ同調速度
FX2 :1/160 秒(フルサイズ)、1/200 秒(APS-Cサイズ)
α7C II:1/160 秒(フルサイズ)、1/200 秒(APS-Cサイズ)
α7 IV1/250秒(フルサイズ)、1/320秒(APS-Cサイズ)

フラッシュ同調速度においても、少し仕様が異なる。

フラッシュ同調速度については、α7 IVが2段程度高速。

シャッター速度やフラッシュ撮影といった面においては、α7 IVが優秀だとわかる。

対応メモリーカード・連写可能枚数(FX2、α7C II、α7 IV)


対応メモリーカード
FX2 :SLOT1:SD (UHS-I/II対応)カード、CFexpress Type Aカード用マルチスロット
    SLOT2:SD (UHS-I/II対応)カード用スロット

α7C II:SD (UHS-I/II対応)カード用スロット
α7 IVSLOT1:SD (UHS-I/II対応)カード、CFexpress Type Aカード用マルチスロット
     SLOT2:SD (UHS-I/II対応)カード用スロット

大きく仕様が異なる対応メモリーカード

FX2α7 IVについてはデュアルスロット対応、さらにスロット1については高速な書き込みが可能なCFexpress Type Aカードに対応する。

一方で、α7C IIはシングルスロットかつSD (UHS-I/II対応)カード用スロットのみとなっている。

α7C IIは、ボディのコンパクト化を優先しているため、バックアップとして同時記録できない点や、書き込み速度はあまり早くないものの撮影スタイルによって重要度は変わってくる。

連続撮影可能枚数 FX2 α7C II α7 IV
JPEG Lサイズ エクストラファイン
JPEG Lサイズ ファイン
JPEG Lサイズ スタンダード
RAW
RAW+JPEG
RAW (ロスレス圧縮)
RAW (ロスレス圧縮)+JPEG
RAW (非圧縮)
RAW (非圧縮)+JPEG
1000枚以上
1000枚以上
1000枚以上
1000枚以上
1000枚以上
1000枚以上
1000枚以上
1000枚以上
1000枚以上
 88枚
1000枚以上
1000枚以上
 44枚
 35枚
 27枚
 20枚
 18枚
 16枚
1000枚以上
1000枚以上
1000枚以上
1000枚以上
1000枚以上
1000枚以上
1000枚以上
1000枚以上
  828枚

 

参考までに、使用できるメモリーカードの違いによって連続して撮影できる静止画枚数に大きな違いがある。

CFexpress Type Aカードが使用できるFX2α7 IVでは、ほぼ無制限に連続撮影が可能。

一方でα7C IIについては、SDカード(UHS-II対応)スロットのみのため、大容量データを短時間に扱うのは少し苦手。

長時間の連写を多用するのであれば、FX2α7 IVが非常に有利。

FX2は全ての条件において無制限な連続撮影が可能となっている。

AF性能(FX2、α7C II、α7 IV)


AIプロセッシングユニットの有無
FX2 :AIプロセッシングユニット搭載
α7C II:AIプロセッシングユニット搭載
α7 IV:搭載なし

FX2ILME-FX2B」の大きな進化として、FXシリーズとしては初のAIプロセッシングユニットを搭載している。

これによりα7 IVと比較して人物の瞳の認識性能が約30%向上。

さらにカメラが姿勢推定技術を用いて人物の胴体や頭部の位置を高精度に認識する。

α7 IVでもAF性能は高いものの、FX2α7C IIはAF性能がより強化されている。


AF性能においての違いは、認識対象の種類。

α7 IVでは人物、動物/鳥、動物、鳥を認識。

FX2α7C IIでは、人物、動物/鳥、動物、鳥に加えて、昆虫、車/列車、飛行機も認識することが出来る。

さらに認識対象を自動で切り替える[オート]設定も追加されている。

オート設定では、認識対象の絞り込むこともできる。

「リアルタイムトラッキング」も被写体認識性能が大幅に向上、トラッキングを開始した時点からより正確に被写体を捉えることができる。

シャッター速度などの点でα7 IVが優位ではあるけれど、AFについてはFX2α7C IIは非常に高性能と言える。

手ブレ補正(FX2、α7C II、α7 IV)

手ブレ補正
FX2 :中央5.0段 周辺5.0段 (CIPA2024規格準拠)
α7C II:7.0段 (CIPA規格準拠)
α7 IV:5.5段 (CIPA規格準拠)

CIPA規格の改定により、手ブレ補正の直接的な比較は少し難しい。

補正段数に注目すれば、α7C IIが一番優れているように見える。

手ブレ補正のボディ・レンズ協調制御
FX2 :ボディ・レンズ協調制御対応
α7C II:ボディ・レンズ協調制御対応
α7 IV:対応なし

加えて、「手ブレ補正のボディ・レンズ協調制御」対応の有無。

対応するレンズを使用すれば、FX2α7C IIでは動画だけでなく静止画撮影においても通常より大きなブレを補正することが出来る。

ファインダー・モニター(FX2、α7C II、α7 IV)


液晶モニター
FX2 :バリアングル液晶 3.0型 約103万ドット
α7C II:バリアングル液晶 3.0型 約103万ドット
α7 IV:バリアングル液晶 3.0型 約103万ドット

3モデルともに、液晶モニターはバリアングル方式の横開きするモニターを搭載。

搭載されている液晶のドット数も大きさも同じことから、同じ部材を使用していると思われる。

FX2のファインダー α7C IIのファインダー α7 IVのファインダー

ファインダー
FX2 :Quad-VGA OLED 0.5型 約368万ドット 倍率約0.70倍 電子式ビューファインダー(チルト対応)
α7C II:  XGA OLED 0.39型 約236万ドット 倍率約0.70倍 電子式ビューファインダー
α7 IV:Quad-VGA OLED 0.5型 約368万ドット 倍率約0.78倍 電子式ビューファインダー

ファインダーについては、位置・デザイン・性能含めてモデルごとに違いがある。

α7 IVのファインダーは、センサーの中心に合わせて中央上部に配置。

さらに倍率も約0.78倍となってファインダーを覗いたときに画面がより大きく見えるように設計されている。

α7C IIのファインダーは、本体左上に配置。

ボディ全体をミニマム化することに特化しているためファインダーは小さい。

FX2のファインダーのは、α7C IIと同じく本体左上に配置。

ファインダーの性能は、α7 IVと同等。

動画機ということもあり、倍率は約0.70倍となっていて画面は少し小さく見える。

これはファインダーに目を押し付けない状態(少し離れた位置)でも画面全体を見渡せるための設計。

注目すべきは、Cinema Line シリーズ初のチルト式電子ビューファインダーを採用したこと。

0度から上方向に90度まで回転させることが出来るため、さまざまなスタイルで撮影ができる。

アイピースカップについては必要に応じて取り外し可能で、右目でも左目でも使用することが出来る。

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●FX2は動画・静止画どちらも高性能なハイブリッド機


「Cinema Line(シネマライン)」として登場したFX2ILME-FX2B」。

本来の趣旨を汲み取れば、Cinema Line であるFX3とFX30の間を埋めるクリエイター向けのラインナップが加わったと理解するのが正しいのだと思われる。

ところが、静止画性能を調べると、α7C IIα7 IVと対等どころかそれを上回る性能を持ったハイブリッドモデルだという事がわかる。

α7 IVにプラス3万円の投資をすれば、AIプロセッシングユニットを備えたFX2が手に入れるという導線ができてしまった。

デジタル一眼カメラαシリーズは動画も撮れるスチルカメラとすれば、、FX2ILME-FX2B」は静止画も撮れるムービーカメラという事になる。

 

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●Cinema Line FX2 ILME-FX2B


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●比較したα7 IV α7C II


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・「α7 IV」( ILCE-7M4 )は、「α7 III」からどれほど進化したのか?仕様を比較。α9ベースのスタンダードモデルと、α1ベースのスタンダードモデルとの違い。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7 IV ( ILCE-7M4 )の熱耐性能について、海外のソニー公式ページから調べてみる。α7 IV、α7SIII、FX3、α1の動画連続撮影比較。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7 IV ( ILCE-7M4 )の新機能「フォーカスブリージング補正」と、その対象レンズについて確認してみる。
・「α7 IV」( ILCE-7M4 )は本体内ソフトウェアアップデートが可能!? メモリーカード内に保存したファームウェアデータを使って実行できる様子。PCいらずで、スマートフォンやタブレットだけでもアップデートできる可能性。


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