ソニー QD-OLED搭載 有機ELブラビア BRAVIA 8 II「XR80M2シリーズ」ソニーストア実機レビュー。A95Lシリーズより明るく、より安い。有機EL最上位の色と黒をチェック。
ソニーから、QD-OLEDパネルを搭載した4K有機ELテレビBRAVIA 8 II「XR80M2シリーズ」が登場。
海外では2025年4月に発表されていたモデルが、1年半近く待たされてようやく国内でも販売となった。
有機ELブラビアの最上位としては、A95Lシリーズ以来およそ2年ぶりの更新となる。
発売日は2026年9月19日(土)。
ソニーストア販売価格は、「K-65XR80M2」【65型】が605,000円(税込)、「K-55XR80M2」【55型】が462,000円(税込)。
先代にあたるA95Lシリーズの65型が発売時770,000円(税込)だったので、差額は165,000円。
パネルが新しくなっているにもかかわらずこれだけ安くなるとは。
ソニーストア店舗で他のブラビアと見比べながらチェックしてきた。
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●QD-OLED搭載 4K有機ELテレビ BRAVIA 8 II「XR80M2シリーズ」
ソニーストアのテレビコーナーには、BRAVIA 8 II「XR80M2シリーズ」を含む現行のブラビアが並んでいた。
左から、BRAVIA 5、BRAVIA 7 II、BRAVIA 9 II、BRAVIA 8 II。
同じ映像を流した状態で見比べられるので、パネルの違いがそのままわかる。
特に写真では、反射や映り込みの見え方がモデルごとに露骨に違っている。
映り込みが皆無といっていいBRAVIA 9 IIは別格として、新たなBRAVIA 8 IIについてもかなり反射が抑えられている。
左がBRAVIA 9 II(65型)、右がBRAVIA 8 II(65型)
いろいろな光源のある店内環境でありながら、BRAVIA 9 IIの没入感の高さは異次元。
BRAVIA 8 IIは窓の外の景色が映り込んでしまっているけれど、これは正面に大きな窓があった場合。
実際に自宅のリビングの明るさであれば、ここまでは映り込まないかと思われる。
暗いシーンの黒の沈み込みは、全画素が自発光する有機ELパネルにアドバンテージがある。
一つの指標として視聴環境が明るいのであればRGB MiniLEDのBRAVIA 9 II、暗い環境ならQD-OLEDのBRAVIA 8 IIといった感じ。
明るいシーンに切り替わると、BRAVIA 8 IIでも映り込みはほとんど目立たなくなる。
このシーンのように上下に黒帯が出る映像だと、有機ELは黒帯が浮かない。暗い環境で観たときの映像のメリハリは液晶モデルを超えてくる。
55型クラス4台を並べて黒の沈み方を比較
55型付近の4台を並べた展示も見てみる。
左上がTrue RGB(RGB Mini LED)のBRAVIA 7 II(50型)、右上が液晶のX83L(43型)、左下がBRAVIA 8 II(55型)、右下がMini LEDのBRAVIA 5(55型)。
同じ都市の夜景を映しているところ。BRAVIA 8 II(左下)だけ、ビルの隙間の暗部が締まって見える。
液晶のバックライトでは、どうしても光源の分割数の制御に限界があるため、点光源の周囲の明るさがわずかに持ち上がる。
有機ELは画素そのものを発光と消灯で緻密に分けられるため、こうした夜景では差が出やすい。
暗いシーンの映像に切り替わったシーン。
BRAVIA 8 IIは黒が浮かずに、暗い中の階調もきれいに残っていて、さすが有機EL(QD-OLED)といった印象。
ラインナップが55型と65型の2つしかないというのが逆に惜しいところではあるけれど、55型で選ぶなら、現状これ以上の画質のブラビアはないのではないかと。
色域は「XR トリルミナス マックス」、ピーク輝度はBRAVIA 8比で最大1.5倍
QD-OLEDは、量子ドットを使って色を作るため、色域が広く取れるのが特徴。
BRAVIA 8 IIでは「XR トリルミナス マックス」として色域をさらに広げていて、花のアップを見るとピンクの花びらが飽和せずに濃淡を保ったまま表現されている。
鮮やかな色を出そうとすると階調がつぶれがちなところを、きちんと残しているのがわかる。
斜めから見ても明るさと色の濃さがほとんど落ちない。
このあたりは有機ELの特権であって、リビングの正面で見るとは限らない家庭の事情を考えれば誰がどこから見ても不満にならないというのは大きな強みとも言える。
有機ELの弱点とされてきたのが、明るいシーンでの輝度。
青空を背景にした紅葉と、暗い背景に浮かぶ紅葉のシーン。
BRAVIA 8 IIは、WOLEDパネルのBRAVIA 8よりもピーク輝度が最大1.5倍(約50%)明るくなっている。
QD-OLEDのA95Lシリーズと比べても約25%明るいとされている(海外ソニー情報調べ)
暗い部分の電流を明るい部分に回して輝度を稼ぐ機能を、ソニーが独自に数値化した指標が「XR Contrast Booster」。
A95Lでは「XR OLED Contrast Pro」だったものから、BRAVIA 8 IIでは「XR Contrast Booster 25」という表記となった。
BRAVIA 8 II:XR Contrast Booster 25
A95Lシリーズ:XR OLED Contrast Pro(世代が違うため数値表記なし)
BRAVIA 8:XR Contrast Booster 15
ピーク輝度は、暗い画面の中にスポットライトのような強い光が一点だけあるときに、どこまで明るく出せるのかという能力になる。
実際、明るさや明るい色の輝度の高さは、従来のWOLEDパネルの有機ELブラビアとは雲泥の差。
背景が暗くなるシーンでは、有機ELならではの黒の深さの中に、ライトアップされて浮かび上がる木の階調表現も見事と言うしかない。
低反射フィルムと、薄型のデザイン
BRAVIA 8 IIのパネルには低反射フィルムが備わっている。
さすがに極端に斜めから覗き込むと反射はしてしまう。
とは言え、映り込みのなさが強烈なBRAVIA 9 IIでさえも斜めから見れば反射してしまうし、ある程度正面から観ている分には気にならない程度に反射は抑えてくれる。
真横から見ると、下側は基板とスピーカーを収めるぶん厚みがあって、上半分はほぼパネルだけの一枚板という構成。
壁掛けするさいにはBRAVIA本体全体の厚み(基板部分)は前に出っ張るとはいえ、十分な薄さもあるし堅牢性も確保されている。
背面は、格子状のテクスチャー加工で、上部にはスピーカーのメッシュも見える。
このあたりのデザインはA95Lシリーズとほぼ共通。
こうしたところを見ると、A95Lの後継なんだなと思える。
スタンドは画面両端に配置
スタンドは、BRAVIA 9 IIが採用した中央配置の「ミラージュスタンド」ではない。
画面の両端に置く従来型の高さのあるくさび形。
前から見たときにスタンドが隠れるように、後ろ側は若干斜めにデザインされている。
サウンドバーを下に置けるように、サウンドバーポジションに高さを変えて設置することもできる。
65型で標準スタイルの高さ84.4cmがサウンドバーポジションでは90.5cmになり、55型は72.2cmが78.3cmになる。どちらも6cmほど持ち上がる。
ただし両端にしか脚を置けないので、本体幅は65型が144.3cm、55型が122.4cm。65型ならテレビ台に1.4m超がほぼそのまま必要になる。
質量はスタンド込みで65型が24.2kg、55型が18.4kg。
A95Lシリーズ(65型24.9kg/55型19kg)よりわずかに軽くなっている。
A95Lから若干ダウンしたスピーカー出力
内蔵スピーカーは、A95Lと同じく画面そのものを振動させて鳴らす方式(アコースティック サーフェス オーディオ プラス)。
実用最大出力(JEITA)は50W(15+15+10+10)。
A95Lが60W(20+20+10+10)だったので、数字の上では若干パワーが落ちている。
より良い音を求めるなら、ホームシアターシステムで補強してしまえばいい。
ソニーのホームシアターシステムと組み合わせたときに、テレビの内蔵スピーカーをセンタースピーカーとして使えるSセンタースピーカー端子は引き続き搭載している。
いっぽうで、AVアンプなどと接続してテレビをセンタースピーカーにするセンタースピーカー端子は非搭載になった。
他メーカーのAVアンプでテレビをセンタースピーカーにしていた人にとっては困る変更。
センタースピーカー端子がどうしても必要であればA95Lを探すしかない。
HDMI入力は4端子すべてがHDMI 2.1で、4K/120fps・eARC・VRR・ALLMに対応。

HDMI入力は、 eARCは「HDMI 3」入力端子のみ対応。
4K/120fps、VRR、ALLMは「HDMI 3、4」入力端子のみ対応となる。
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●A95Lシリーズの実質的な後継モデル。ただし一部変更。
4K有機ELテレビBRAVIA 8 II「XR80M2シリーズ」(QD-OLED)は、パネルは最新のQD-OLEDになったことでさらにピーク輝度も上がり、それでいてA95Lシリーズより価格は下がっている。
ただし厳密に言えば、そのぶん割り切られたところもある。
センタースピーカー端子が無くなったため、他社AVアンプでテレビをセンターにしていたユーザーにとっては死活問題。
ソニーのホームシアターならSセンタースピーカー端子があるので困ることはないけれども。
BRAVIA CAMは別売りで、カメラ「CMU-BC1」自体はソニーストアでは販売終了となっている点も注意。
それよりも画面サイズが55型・65型の2モデルしか選べないのがちょっともったいない。
75型以上が欲しければ、True RGB(RGB Mini LED)のBRAVIA 9 IIやBRAVIA 7 II、もしくは同じ有機ELのBRAVIA 8(77型)から選ぶことになる。
とはいえ、暗い部屋で映画をじっくり観たいとか、黒の締まりと色の濃さを優先したい有機EL派の人にとっては、待望の最新QD-OLEDを備えたBRAVIAと言える。
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●2026年ブラビア新製品ラインナップ

4K液晶テレビBRAVIA 9 II「XR90M2シリーズ」True RGB(RGB Mini LED)
「K-115XR90M2」【115型】
ソニーストア販売価格:6,600,000円(税込)
「K-85XR90M2」【85型】
ソニーストア販売価格:1,320,000円(税込)
「K-75XR90M2」【75型】
ソニーストア販売価格:935,000円(税込)
「K-65XR90M2」【65型】
ソニーストア販売価格:660,000円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
発売日
2026年9月19日(土):115型
ソニー2026年最新ブラビア BRAVIA 9 II「XR90M2シリーズ」実機レビュー。次世代バックライト「True RGB (RGB Mini LED)」の映像美と、圧倒的な映り込みのなさに感動。
ソニー BRAVIA 9 II「XR90M2シリーズ」True RGB (RGB Mini LED) 実機レビュー(その2)。前モデルBRAVIA 9とHDR動画を再生して比較。

BRAVIA XR 4K有機ELテレビBRAVIA 8 II「XR80M2シリーズ」(QD-OLED)
4K有機ELテレビBRAVIA 8 II「K-65XR80M2」【65型】
ソニーストア販売価格:605,000円(税込)
4K有機ELテレビBRAVIA 8 II「K-55XR80M2」【55型】
ソニーストア販売価格:462,000円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
発売日
2026年9月19日(土)

4K液晶テレビBRAVIA 7 II「XR70M2シリーズ」True RGB(RGB Mini LED)
4K液晶テレビBRAVIA 7 II「K-98XR70M2」【98型】
ソニーストア販売価格:1,650,000円(税込)
4K液晶テレビBRAVIA 7 II「K-85XR70M2」【85型】
ソニーストア販売価格:825,000円(税込)
4K液晶テレビBRAVIA 7 II「K-75XR70M2」【75型】
ソニーストア販売価格:660,000円(税込)
4K液晶テレビBRAVIA 7 II「K-65XR70M2」【65型】
ソニーストア販売価格:462,000円(税込)
4K液晶テレビBRAVIA 7 II「K-55XR70M2」【55型】
ソニーストア販売価格:385,000円(税込)
4K液晶テレビBRAVIA 7 II「K-50XR70M2」【50型】
ソニーストア販売価格:363,000円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
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●BRAVIA ラインナップ
4K液晶テレビBRAVIA 9「XR90シリーズ」(Mini LED)4K液晶テレビBRAVIA 9「K-85XR90」【85型】 ソニーストア販売価格:1,100,000円(税込)⇒990,000円(税込)(-110,000円) 4K液晶テレビBRAVIA 9「K-75XR90」【75型】 ソニーストア販売価格:825,000円(税込)⇒715,000円(税込)(-110,000円) 4K液晶テレビBRAVIA 9「K-65XR90」【65型】 ソニーストア販売価格:550,000円(税込)⇒495,000円(税込)(-55,000円) ●長期保証<3年ベーシック>付 ●ソニーストア割引クーポン10%OFF |
![]() 4K液晶テレビBRAVIA 7「XR70シリーズ」(Mini LED) 4K液晶テレビBRAVIA 7「K-85XR70」【85型】 ソニーストア販売価格:715,000円(税込)⇒660,000円(税込)(発売当初から-55,000円) 4K液晶テレビBRAVIA 7「K-75XR70」【75型】 ソニーストア販売価格:517,000円(税込)⇒473,000円(税込)(発売当初から-77,000円) 4K液晶テレビBRAVIA 7「K-65XR70」【65型】 ソニーストア販売価格:374,000円(税込)(発売当初から-66,000円) 4K液晶テレビBRAVIA 7「K-55XR70」【55型】 ソニーストア販売価格:330,000円(税込)(発売当初から-22,000円) ●長期保証<3年ベーシック>付 |
BRAVIA XR 4K有機ELテレビ「A95Lシリーズ」(QD-OLED)4K有機ELテレビ「XRJ-65A95L」【65型】 ソニーストア販売価格:770,000円(税込)⇒737,000円(税込)※入荷終了 4K有機ELテレビ「XRJ-55A95L」【55型】 ソニーストア販売価格:583,000円(税込)※入荷終了 ●長期保証<3年ベーシック>付 ●ソニーストア割引クーポン10%OFF |
4K有機ELテレビBRAVIA 8「K-65XR80」【65型】 4K有機ELテレビBRAVIA 8「K-55XR80」【55型】 ●長期保証<3年ベーシック>付 |

4K液晶テレビBRAVIA 5「XR50/XR53シリーズ」(Mini LED)
4K液晶テレビBRAVIA 5「K-98XR50」【98型】
ソニーストア販売価格:1,100,000円(税込)
4K液晶テレビBRAVIA 5「K-85XR50」【85型】
ソニーストア販売価格:495,000円(税込)
4K液晶テレビBRAVIA 5「K-75XR53」【75型】
ソニーストア販売価格:440,000円(税込)
4K液晶テレビBRAVIA 5「K-65XR53」【65型】
ソニーストア販売価格:374,000円(税込)
4K液晶テレビBRAVIA 5「K-55XR53」【55型】
ソニーストア販売価格:330,000円(税込)
4K液晶テレビBRAVIA 5「K-55XR50」【55型】
ソニーストア販売価格:242,000円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
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ソニーストア (web)でご購入のさいに、以下バナーを経由してお買い上げいただくことで、当店の実績となります。
ソニーストア 直営店舗でご購入の場合

※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入のさいに、
スタイリストさんにショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。




























2件のコメント
「XR80M2シリーズ」ソニーストア実機レビューを拝見しました。
記載内容について、一点確認させていただきたいことがあります。
記事内に、
・HDMI入力は4端子すべてがHDMI 2.1で、4K/120fps・eARC・VRR・ALLMに対応。
との記載がありますが、ソニーの仕様欄を確認すると、以下の注釈が記載されています。
・19 eARCは「HDMI3」入力端子のみ対応。4K/120fps、VRR、ALLMは「HDMI3、4」入力端子のみ対応(規定される機能は、モデルにより異なります。詳しくは、ブラビアサポートページ sony.jp/support/r/tv/qa6/ からご確認ください。)
・21 120Hzは「HDMI3、4」入力端子のみ対応
この表記を見る限り、従来機種と同様に、HDMI 2.1に対応しているのは「HDMI3、4」の2ポートのみではないかと思われます。
お手数をおかけしますが、上記についてご確認いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
匿名希望さん
連絡ありがとうございます。
申し訳ありません、おっしゃるとおりHDMI 2.1の構成は従来どおりの内容となっています。
内容について追記いたしました。