VAIO㈱が海外へ進出すると決まった日。まるで巨大グループから卒業したお気に入りのコが海外デビューするかのような気分?
・VAIO株式会社 海外市場進出を開始 ~米国とブラジルからスタート~
VAIO 株式会社となって1周年を迎えた 7月1日に、代表取締役に就任された大田義実氏のお披露目会見を8月19日に行うとともに、プレスリリースでは、国内市場でのPCビジネスに主軸をおいていたものから、事業拡大をめざすために、海外への展開するという事が発表された。
まず最初の地域としては、米国とブラジル。その後も、他の国でもさらなる展開を検討している。
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●米国ビジネス概要
パートナー企業は、「transcosmos America Inc.」
URL: http://www.transcosmos.net/
ビジネス形態としては、「transcosmos America Inc.」との米国での販売代理店契約となって、販売するモデルは国内でも販売している「VAIO Z Canvas」(型名: VJZ12AX シリーズ)。
ブランドサイト: http://us.vaio.com VAIO Z Canvas
販売チャネルとしては、「transcosmos America Inc.」でのEC サイトでの販売と、「microsoftstore.com」とMicrosoft Store店舗での販売 (ともに米国住民対象)。
現地時間で、2015年9月中旬から先行受注を開始、2015年10月5日から発売開始予定。市場想定価格は、US$2199~。
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●ブラジルビジネス概要
パートナー企業は、「POSITIVO INFORMATICA S.A.」
URL: http://www.positivoinformatica.com.br/
ビジネス形態としては、「POSITIVO INFORMATICA S.A.」とのブラジルでのVAIO 商標をつけたPCの製造、販売、サービ スも含めたビジネス全般の委託契約。
詳しい内容については、9月に発表予定。
ブランドサイト http://br.vaio.com
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ソニー時代のVAIOは、世界規模で販売されていたものの、VAIO㈱へと切り離された時点で、規模を含め海外展開を行わず、国内のみの販売に集中するという事だった。
「VAIO Z Canvas」 の試作機の初のお披露目は、日本国内ではなく、アメリカで開催された「Adobe Max 2014」で、その時点ではもちろん販売というよりもクリエイターからのレスポンスを収集する事を目的としていたけれど、現地ユーザーからはいつ販売するのか?と問い合わせがあるほどに評判が高かったという。
そういった経緯をふまえて、「VAIO Z Canvas」はクリエイター向けというピンポイントなモデルではありながらも、アメリカという市場規模からすると、非常に大きなPCビジネスのチャンスとも言える。
この「VAIO Z Canvas」というコアなモデルを評価してもらえる市場とその可能性が出来たのはとても喜ばしい。
それから、ブラジルではVAIO商標をつけたPCの製造という事で、どういったものが出てくるのか非常に気になるところだけれど、サイトに飛んでみると、「VAIO Z Canvas」、「VAIO Z」、「VAIO Pro 13 | mk2」、 「VAIO Fit 15E | mk2」といった国内と同様のモデルの画像が確認できる。
こちらは全く未知数ではあるけれど、国内にはないモデルが登場する可能性もあって、そうなると逆輸入したくなるかもしれない。
どちらにしても、VAIO㈱がこれからさらに力を蓄えていって、僕らの言う「小さいモバイルVAIOだせー!」、「強烈なデスクトップVAIOだせー!」、「VAIOロボだせー!」という好き勝手な要望に答えてくれる日が少しでも近づいてくれる事を願おう。
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MONSTER TABLET PC “VAIO Z Canvas”
ソニーストア販売価格:249,800円(税別)~