海外でフルサイズEマウント対応の、STFレンズ「SEL100F28GM」と単焦点レンズ 「SEL85F18」の2本を発表。
海外で、Eマウント専用のフルサイズ対応レンズに、なんとついにSTFレンズFE 100mm F2.8 STF GM OSS「SEL100F28GM」と単焦点レンズFE 85mm F1.8 「SEL85F18」の2本を発表。
・Sony Introduces 100mm F2.8 STF G Master™ with Highest Ever Quality Bokeh for an α Lens – Sony
-----------------------------
●FE 100mm F2.8 STF GM OSS「SEL100F28GM」
FE 100mm F2.8 STF GM OSS「SEL100F28GM」
焦点距離イメージ(mm):100 / 150mm(APS-Cサイズ時)
最短撮影距離:2.79 ft/0.85 m (at “0.85 m–∞” position); 1.87 ft/0.57 m (at “0.57 m–1.0 m” position)
最大撮影倍率:0.14倍 (at “0.85 m–∞” position); 0.25倍 (at “0.57 m–1.0 m” position)
フィルター径 : 72mm
重量 : 24.7 oz / 約700g
Sony | Photo Gallery #α7RII #Macroandclose-ups
「SEL100F28GM」は、G Masterレンズのラインナップとして加わるSTF(Smooth Trans Focus)レンズで、卓越した解像度を保ちながら、美しいボケを生み出す中望遠レンズ。
新しく設計された11枚羽根絞りと「アポディゼーション光学エレメント」を備え、前ボケと後ボケともになめらかで理想的なボケ味が得られ、2線ボケや口径食がなく、ボケを生かした画像を堪能できるレンズ。
開放F値は、F2.8(T5.6)
※STFレンズには「アポダイゼーション光学エレメント」があるため、レンズを通って集まる総光量は通常のレンズより少なくなるので、レンズ口径と焦点距離で決まるFナンバーではなく、Tナンバーとして表記。実際にレンズを通って集まる光の明るさを表したもので、露出を決める上ではFナンバーと同じとなる。
AマウントのSTFレンズ「SAL135F28」はMF(マニュアルフォーカス)しかなかったものから、「SEL100F28GM」はダイレクトドライブSSM(Super Sonic Motor)を搭載して、コントラストAFと位相検出AFの両方に対応して、高速で正確なAF(オートフォーカス)が可能。
手ぶれ補正も備えるうえ、最大0.25倍のクローズアップ機能もあり、上画像(Sony | Photo Gallery)のような作例も撮影できる。
内蔵マクロ交換リング、 フォーカスホールドボタン、AF / MFスイッチ、絞りリング、さらには防塵防滴機能を備える。
ヨーロッパでは2017年3月頃の発売予定で、価格は€1,700。
北米では2017年3月頃の発売予定で、価格は$1,500 US。
・Sony.net products : FE 100mm F2.8 STF GM OSS SEL100F28GM
-----------------------------
●FE 85mm F1.8 「SEL85F18」
焦点距離イメージ(mm):85 / 127.5mm(APS-Cサイズ時)
最短撮影距離:2.63 ft / 約80cm
最大撮影倍率:0.13倍
フィルター径 : 67mm
重量 : 13.1 oz / 約371g
Sony | Photo Gallery #α7RII #Snap
「SEL85F18」は、汎用性の高い軽量でコンパクトな望遠レンズ。
F1.8絞りで、85mmの焦点距離とF1.8の最大開口を利用した、柔らかいボケ味と印象的で卓越したシャープな映像が特徴。
滑らかで自然な見た目のボケを確実にする9羽の円形開口機構と、高速で正確で静かなフォーカシングを可能にするダブルリニアモーターシステムを搭載。
カスタマイズして機能を割り当てるフォーカスホールドボタン、滑らかで反応性のあるフォーカスリングとAF / MFスイッチ、レンズには防塵防滴機能を備える。
ヨーロッパでは、2017年3月頃の発売予定で、価格は€550。
北米では2017年3月頃の発売予定で、価格は$600 US。
・Sony.net products : FE 85mm F1.8 SEL85F18
-----------------------------
●External Flash with Wireless Radio Control「HVL-F45RM」
External Flash with Wireless Radio Control「HVL-F45RM」
「HVL-F45RM」は、電波式ワイヤレスコマンダー「FA-WRC1M」および電波式ワイヤレスレシーバー「FA-WRR1」と組み合わせることで、電波式のワイヤレス多灯撮影が可能な、コンパクトなフラッシュ。
α7モデルやソニーのEマウントカメララインナップのコンパクトボディ用に設計され、ガイドナンバー45の大光量フラッシュで、バウンス照明や高速シンクロ(HSS)フラッシュで撮影する場合でも十分な明るさ。
「HVL-F45RM」のワイヤレスの最大到達距離は30mで送信機または受信機として使用でき、複数のフラッシュを使用した照明にも最適。
ラジオコントロールフラッシュのため、障害物をきにすることなく、また、明るい日光に影響されることなく利用できる。
ヨーロッパでは、2017年3月頃の発売予定で、価格は€420。
・Sony.net products : External Flash with Wireless Radio Control「HVL-F45RM」
-----------------------------
Sony | Photo Gallery #α7RII #Portrait #Indoor
今年2016年に、Eマウントαレンズの新ブランドとなる「G Masterレンズ」、ズームレンズ(FE 24-70mm F2.8 GM) 「SEL2470GM」、単焦点レンズ(FE 85mm F1.4 GM) 「SEL85F14GM」、望遠レンズ(FE 70-200 mm F2.8 GM OSS) 「SEL70200GM」の3本に加えて、新たに登場したFE 100mm F2.8 STF GM OSS「SEL100F28GM」。
しかもEマウントとしては初のSTFレンズ。
AマウントのSTFレンズ「SAL135F28」で、あの点光源の口径食や2線ボケがなくなめらかなボケ味がEマウントでも味わえる時がきてしまった、しかもAF付きで。
それから、SEL85F18」は、「SEL50F18F」とともに、価格的にもフルサイズレンズとしてはリーズナブルで、まさに入門から常用まで、レンズの楽しさにどっぷり浸かれるレンズになるはず。
いまのところは海外発表のみだけれど、例年からするとCP+前に発表があって実機を試せるというパターンの可能性が高い。
これは楽しみ!!
・超高速・高精度に進化した”4Dフォーカス”で撮りたいシーンを確実に残せるデジタル一眼カメラ「α6300」
・高解像度とぼけ味を高次元で融合した”G Masterレンズ” 「SEL2470GM」、「SEL85F14GM」、「SEL70200GM」、テレコンバーターレンズ登場。
・「CP+2016」ソニーブースで、”α6300”や”G Masterレンズ”に触ってきたレポート。