エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その4)
・エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その1)
・エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その2)
・エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その3)
の続き。
VAIO typeT(TZシリーズ)の液晶は、
白色LEDを採用した11.1型ワイド液晶が、
さらに進化して「クリアブラック液晶」(スリムLED)(ピュアカラー)となって
typeAやtypeF TVと同等の色再現性を出せるようになった。
これはもうモバイルノートの中では
群を抜いてダントツに美しい液晶と言える。
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<こんなに綺麗になってしまった液晶画面!>
前回のTXと比べると、
TXでは、NTSC比50%だった色純度が
TZでは、72%以上にアップして、
赤・青・緑といった原色を綺麗に再現できるようになった。
これは、数値上でどうのこうのよりも
実際に2機種を自分の目で見比べれば
ハッキリと差が体感できる。
特に、今までのTXでは若干青みがかって
人の肌の中間色の表現がイマイチだったものが
TZでは明らかに画質が良くなってるのが本当によくわかる。
「10周年を飾れるようなモデルという事で
液晶の絵をもっと綺麗したい。」
絵を綺麗にする、色再現性を上げるという事は
色を表現するための液晶のフィルターの色を濃くするという事になるんだけど
光をセロファン越しに見るのと同じで
色が濃ければ濃いほど光を通しづらくなって
画面が暗くなってしまう。
明るさを補おうとバックライトを明るくすると
今度は、それだけバッテリーを食ってしまうので、
それだと、モバイルノートとしては致命的になる。
それを、
tyepTやtypeGでつちかった低消費電力の液晶技術を
さらに突き詰めていく事で解消。
LED、反射シート、導光板、プリズム反射板、拡散シート、液晶セル
といった液晶まわりのデバイス全部を
もう一度最新のものに新しく作り変える事で
結果として、
液晶の明るさを20%上がりながらも
消費電力を20%下げる事に成功した。
画質が綺麗になりながらも
モバイルノートで一番大切な「スタミナ」は向上した
まさにTZのための液晶が出来上がった。
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<使いモノになるAVモードとMOTIONEYE>
【TXのAVモードボタン】
・typeTでDVDでも見てみよっかー。(2005年09月29日)
電源OFFの状態から「AVモード」が立ち上がって再生できたのは、
DVDやCD、メモステやSDカードの写真といった外部メディアだけだった。
それが、
HDDに貯めてある音楽ファイルや静止画も再生できるようになって
使う用途がかなり増えた。
(ワンセグは不可。)
Windowsが起動してる状態だと
「VAIO AVモードランチャー」というものが起動。
ランチャーがいったん開いて、
デフォルト設定であれば
ワンセグやWindows Media Center、SonicStage、Skypeといった
アプリケーションを選んで起動もできるし、
自分で好みのアプリケーションを設定しておけるので
かなり使い勝手は良くなってる。
一時停止や早戻し/早送り、イジェクトといった
AVモードボタンのデザインも
AV機器ライクなシルバーに輝く丸いボタンになって
ボタンの位置も、
TXのヒンジ部分にあったものから
パームレスト手前に変更。
新幹線とか飛行機の中で
シートをリクライニングさせてても手が届くし
まるでポータブルプレーヤー感覚でTZを操れる。
また、TZにもWebカメラ《MOTION EYE(モーションアイ)》を内蔵。
液晶の厚さはたったの約4.7mmしかないので
通常のカメラは入れる事は不可能なので、
新規にTZ専用にワンチップで、
タテ幅はわずか4mmのカメラジュールを開発。
有効画素数は31万画素と少なめながら
レンズにARコートを施して
ハッキリとした映像と取り込める。
AVモードランチャーからSkypeを起動もできるので
テレビ電話も指一本ですばやくはじめられる。
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<受信感度がさらによくなったワンセグ!>
【TXのワンセグアンテナ】
・ワンセグチューナー付「VAIO typeT」でテレビを見よう!(2006年01月13日)
・ワンセグの新機能をVAIO typeTで使ってみた!(2006年06月21日)
VAIO typeTといえば、やっぱりワンセグ。
本体が大きく変わった事で、
ワンセグのアンテナも、
TXの時にはヒンジヨコに薄くて柔らかい素材のアンテナから
TZは、約4.7mmの激薄の液晶ディスプレイのスキマに移動して
伸縮式のアンテナに変更。
使う時にアンテナを手で引っ張ってニョキっと引き出す。
妙にレトロちっくなギミックで
最新のデザインをしたモバイルPCから
ラジオのアンテナが出てる感じ。。
このアンテナは、
本体のカラーにあわせたカラーになっていて、
かつアンテナの先にはVAIOロゴが掘り込まれてる。
アンテナ自体はかなり柔軟に曲げられて
手でグニョっと曲げてもそうそう簡単に折れたりはしない。
なぜ場所をヒンジヨコから液晶の上のほうに変更したのか?
それは、単にアンテナを隠すという
デザイン上の都合だけではなくて
アンテナの感度にも配慮したもの。
アンテナというのは
電波を拾うものだけど
同じくしてノイズもいっしょにひろいやすくて
本体のCPUやチップセットみたいな高周波で動作するものが近くにあると
アンテナの感度が悪くなってしまう。
TZのアンテナの位置であれば
本体よりも遠く離す事ができるので
TXやtypeUよりも確実に受信感度は上がってる。
(ケータイのワンセグには負けるらしいけど。)
今まで、後ちょっとで受信できそうなのに!といった場合でも
TZのアンテナであれば受信できるようになった。
それと本体サイドに
外付けのアンテナ端子もあるので
付属のアンテナ変換アダプターを使って
自宅のアンテナとつなげれば
安定して受信させる事もできる。
2件のコメント
ワンセグのアンテナ変換アダプターのことですが、家にアンテナあるんですが、まだアナログです。こういう場合って使えるんでしょうか。
>シルバー さん
ワンセグの件ですねw
まずは第一に地上波デジタル放送がご自分のエリアで始まってる事が条件になります。。
そこで、例えば家の窓際だったら受信できるけど、ちょっと位置を変えたら映らない!っていう場合にはこのアンテナ変換アダプターが役に立つというわけですw
このような説明でよかったでしょーか?
もしも違ってたら言ってくださいね。