ポータブルBDプレーヤーとして活用できる新「VAIO typeT」
新VAIO typeT(TTシリーズ)となって、
今までと根本的に違う性能と言えば、
VAIO typeZと同じように
ブルーレイディスク(以下BD)ドライブを搭載できるようになった事。
これだけは、
どうがんばってもTZシリーズには不可能で
TTシリーズだけの特権となる。
最近、
セル版のソフトで買いたいと思えるのはやっぱりBD化されたタイトル。
だんだんとBDソフトが増えてきたものの
まだまだ再生できるハードが足りてなくて
見られる場所が限られるのが現時点での悩み。
そう考えると、
持ち運びできるVAIOノートにBDが搭載されてしまえば、
もっとハイビジョンの高画質を普通に楽しめる。
それに、販売されてるBDソフトばかりではなくて、
BDレコーダーのHDDに録画して貯まりまくってる番組たちを
BD-REに焼いて見られるというのも非常にありがたい。
BDレコーダーのある機器の場所で見るだけだと
なかなか見るほうが追いつかなくて消化しきれないけど、
かといって無理やり他の場所で見るために
せっかくハイビジョン画質で録画した番組を
SD画質に落としてみるのだけはどうにも納得がいかない。
けど、BDドライブを搭載したVAIOノートだったら
持ち運んだ外出先でも、
そういった番組をきちんとハイビジョン画質で堪能する事ができる。
DVDと違って、BD-REの25GB1枚に、
ハイビジョン画質のままで8~10時間程度を収められるから、
たったの1枚のBD-REだけを持ち運べは十分。
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じゃ早速
手持ちのBDソフトを再生してみる。
いつもの見た目と変わらないドライブに
BDを入れてトレイを閉じる。
すると、「WinDVD BD for VAIO」が立ち上がって
ここからディスクを読み込むのに若干待たされて
その後にやっとメインメニューが現れる。
このあたりはいわゆるのBD挙動。
そして再生を始めると、
もう非常に高精細なハイビジョンの映像が
まさに目の前で再現される。
1366×768という解像度でもその高い解像感は十分に感じられるし
色のメリハリもきっちりと出ていて
DVDのクオリティとは別格。
きめの細かい、そこにある“リアル感”は
BDでないと味わえないだろうと思える。
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<ブルーレイディスク再生の負荷具合>
BDコンテンツのような高画質動画を再生すると、
少し前のPCだと、
CPUに集中して極端な負担がかかってしまっていたけど、
TTシリーズに搭載されている新モバイル インテル GS45 Expressチップセット内蔵の
グラフィックの性能が上がって、ハイビジョン映像の処理をこなしてくれるおかげで、
CPUにかかる使用率も30%前後に抑えられている。
(ピーク時で40%)
なので、BDを再生していて処理が間に合わなくて
コマ落ちするという事もないし、
BD再生中に別のPC操作をしたとしても
フリーズしてしまう事もない。
無理してBDを再生してるのでなくて、
まともに見られるというレベルを
しっかりと保てているという事になる。
一応参考程度に、
TTシリーズの側面から出る
排熱の温度を調べてみた。
すると、
だいたい41~45度くらいの温度まで上昇。
左手を近くに置くとその熱さをモロに感じてしまう。
見た目上は、スムーズに動かしているようでも
さすがに、CPUとグラフィック周りのパワーは使っているようなので、
排熱ファンは当然のごとく回転していて、
静かなシーンになると、そのファンの音が気になってしまう事もある。
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<オマケのノイズキャンセリング機能>
普通にスピーカーから音を出してBDを再生していたけど、
そういえば、外に出るとそのままの音を聞けるという状況も少ないので、
せっかくあるノイズキャンセリング機能がついたヘッドホンを使ってみた。
すると、
確かに周りの雑音の聞こえるレベルが下がって、
それこそさっき聞こえていた排熱ファンの音も聞こえなくなって、
BDの中に収められている小さなざわめきや
細部の空気の音のようなものまでが聞こえてくる。
当初は、かなりみくびっていたノイズキャンセリング機能も
実際に使って見るとその効果のほどを味わってしまうと
バカに出来ないほど、純粋な音声が気持ちよく耳に届いてきて
そのコンテンツの世界の中にどっぷりと浸れる。
ただ、
やっぱりワイヤードな事もあってその有線が邪魔。
本気モードで聞く時は便利だけど、
それ以外の用途ではちょっとうっとおしかったりする。
せっかく付いてるBluetoothなんだから、
こんなBluetoothヘッドホンでワイヤレスで聞くという手もある。
個人的に気に入ってるBluetoothヘッドホン「DR-BT50」を使って、
BDを再生してみた。
さすがにドライバーユニットが大きいだけあって、
かなりの迫力のある音で聞こえて、
大きめの音量で聞いてる分にはこっちの方が好みかもしれない。
それに、
このヘッドセットからダイレクトに
早送り早戻し、再生ストップ、音量調整ができたり、
Skype用のヘッドセットとしてもそのまま活用できたりして
以外と重宝する。
たぶん一般的に、このデカさのヘッドセットを
VAIOと一緒に持ち運びたいと思うか?という問題もあるけど。
このヘッドホンの音の良さは、
高音質サウンドチップ「Sound Reality」のおかげなのかもしれない。
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と、
ひとまず今まだ存在しない“ポータブルBDプレーヤー”としては
新VAIO typeT(TTシリーズ)は最高に利用価値がある。
だから
本当は、VAIO typeT(TTシリーズ)にしてもVAIO typeZにしても、
VAIOオーナーメードでBD-ROMを選択が出来るようになると
ストレージの容量制限も考えなくていいし
もっと気軽にBDを楽しめるのになと思ったりしないでもない。
・ハイパフォーマンスとハイクオリティを手に入れたVAIO typeT(その1)
・ハイパフォーマンスとハイクオリティを手に入れたVAIO typeT(その2)
・SSDとBDドライブを搭載した新「VAIO typeT」
6件のコメント
こんにちわ。
TT欲しいです。
早くWANの搭載が可能にならないでしょうか。
TTが“ポータブルBDプレーヤー”としては最高に利用価値がある。
とは、くんこくさんも酷なことを。。。
TTとZのどっちにしようか、くんこくさんの記事を何度も読み返して
悩んでいますが、TTよりもZがいいと思い始めていることも事実です。
TTはコンセプトの絞込みが甘い と言われても仕方ないかな。
>へいちゃんさん
こんにちはw
そうですよねー、何故ワイヤレスWANが付けれないのかおかしいですよねー。
中身をバラして見てみましたけど、絶対にモジュールを入れる場所は確保できるはずですから。。
えーっと、もしかしてこれも最初のモデルは無理だけど、途中で出てくるモデルには搭載しました!みたいな事をされそうな気配はプンプン感じますよね(汗
>ひろしさん
す、すみません(汗
自分はすっかりtypeZ派なのですが、いちおう公平的な目でみると、単純にボディサイズが小さいとか、スタート金額からBDを載せると意外と安く構成できちゃったりとかするので、そこに関して言えばTTシリーズのねらい目はあるかな?と思いました。
さらに惑わすような事を言って申し訳ないのですが、
typeZを自分が気に入ってる理由としては、1600×900という超快適な作業ができる解像度、これが一番大きいです。
それに、標準電圧版のCPUを使ってたりグラボの切り替えがアクティブにできたりは、実用としてかなり使えます。
ダメ押しでプレミアムカーボンがあまりにもかっこよすぎてtypeZ最高です(笑)
TTシリーズでうらやましいのは、やっぱりサイズ、特に横幅の小ささとバッテリー駆動時間の長さですねー。
自分の場合は、仕事メインで使いたい時にストレスを感じたくないと思った場合はtypeZは本当に重宝しますし、出来るだけ手軽に持ち運んで、どこでもBDを見たい!というような欲求が大きければTTシリーズかなと。
うーん、こんな説明・・・
余計悩みますね(滝汗
くんこくさんの分解レポート見てモジュールのスペースあるなと思いました。
免許の関係で遅れているのでしょうか。。。
ZとTと悩み。。。
ブルーレイとDVDで悩み。。。
WAN有りと無しで悩み。。。
そしてお財布の中身で悩み。。。
今メインマシンのS92PSに最低春夏までがんばってもらう事になりそうです(^^;
>へいちゃんさん
ですよねー。
同考えても載せられないわけはないので、早急にパーツ追加で対応して欲しいです。
いろんな意味でtypeZもtypeTも悩んじゃいますよね(^^ゞ
じっくり悩んで、納得できるタイミングの時に買い替えてくださいねw