[ Engadget Japanese 掲載]Xperia 1 Professional Editionはデジタル一眼カメラαの良き相棒になるか?2つの専用アプリを試す
・Xperia 1 Professional Editionはデジタル一眼カメラαの良き相棒になるか?2つの専用アプリを試す
「Xperia 1 Professional Edition」と、デジタル一眼カメラαと連携する2つのアプリ 「Imaging Edge Mobile」(イメージングエッジモバイル)と「Transfer & Tagging add-on」(トランスファーアンドタッギングアドオン)についてのレビューをEngadgetさんに掲載いただきました。
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●「Xperia 1 Professional Edition」に備えある2つのカメラ連携アプリを試してみる。
「Xperia 1 Professional Edition」には、 「Imaging Edge Mobile」(イメージングエッジモバイル)と「Transfer & Tagging add-on」(トランスファーアンドタッギングアドオン)がプリインストール済み。
とは言え、「Xperia 1 」や「Xperia 5 」をはじめ、スマホで使えるアプリなので誰でも利用できるもの。
まず、 「Imaging Edge Mobile」は、ソニーのサイバーショットやデジタル一眼カメラαで撮った写真や動画をワイヤレスでスマホに転送するアプリ。
XperiaとカメラをNFCをタッチするだけで、指定したカメラにある画像をかんたんにスマホに転送できる。
これで「Xperia 1 Professional Edition」の21:9有機ELディスプレイの大画面で画像をチェックしたり、その後SNSにアップする際にもとても便利に使える。
転送する画像サイズも、高画素な写真の「オリジナルサイズ」やデータ量の小さい「2Mサイズ/VGAサイズ」を選ぶこともできる。
また、デジタル一眼カメラαを三脚に設置して、離れた場所からズームの操作や設定の調整をしてシャッターをきるといった遠隔操作(リモート撮影)もできてたまにあるみんなで集合写真撮りたいといった場合にお役立ち。
さて、プロフォトグラファー向けとされているアプリ「Transfer & Tagging add-on」(トランスファーアンドタッギングアドオン)。
スマホへ「FTPバックグラウンド転送」や「タグ・キャプションの高速付与」でき、静止画転送ワークフローを高速化するというもので、対応機種も限られており、現時点(2019年11月)で、α9II / α9(ver5.00以降)/ α7RIV / α7RIII / α7III の5機種のみ。
デジタル一眼カメラαに備わるFTP転送機能を使ってワイヤレスで画像取り込みというのを試してみた。
FTP転送するには「Wi-Fiアクセスポイントを経由する方法」と「Androidのテザリングを使う方法」の2種類うち、屋外での利用を考えるならAndroidのテザリング一択。
まずカメラとスマホをテザリングで接続。
そして、カメラ側であらかじめ決めておいた対象範囲や対象画像を「FTP転送」すると、ワイヤレスでどんどんとスマホに画像が転送されていく。
プロの撮影シーンでは撮影を重視して、画像転送の作業時間すら惜しいという事もある。
そういった場合、α9II / α9/ α7RIV の3機種であれば、撮影した画像を自動的にバックグラウンドで転送することもできるので、転送に労力を割くことなく撮影に集中できる。
ちなみに、ダイレクトにUSBケーブルをカメラとXperiaを接続して画像の転送も可能。
有線での接続はケーブルが煩わしい場合もありますが、最大のメリットは何と言っても転送が非常に高速だということ。
電波が多数飛び交うようなイベント会場でも全く影響を受けることなく転送が不安定になることなく。
例えば、設定を「自動起動オン、自動取り込み をオン、取り込み対象を [プロテクトがかかった写真のみ]」としておけば、ケーブルをつないだだけで、あとは自動的にカメラでプロテクトをかけておいた写真だけがXperiaにあっという間に画像を取り込むといったこともできる。
「Transfer & Tagging add-on」のアプリでは、画像に「キャプション」を追加できるほか、「IPTCメタデータ」の追加、「FTP転送」、「画像編集(トリミング)」、「共有転送」といったことが可能。
「キャプション」については、いつものフリック入力よりもそのまま音声で話しかけてテキスト変換がとても便利。
認識率の精度も非常に高く、周囲がある程度騒がしい状況でもほぼ修正も必要なくテキスト変換されており、これなら十分使い物になるなという印象。
また、キャプションのテンプレートをあらかじめ作っておいたり、よく使う語句を登録(ショートカット機能)しておくと、撮影現場でもかんたんにキャプションを追加することもできる。
「IPTCメタデータ」についても、プリセットを事前に作成しておいて画像を取り込んだ時に一括で追加したり取り込んだ後に追加することができる。
「画像編集」では、縦横比を選ぶ、オリジナル/フリー/1:1/3:2/4:3/16:9 から選んでサイズを調整。
そして最終的に送りたい先へのFTP転送では、[音声メモを添付]や[ファイルサイズを縮小]の調整してアップロード。
事前に自動FTPアップロードの設定をしておくと、画像を取り込んだ後に自動でアップロードするといった使い方もできる。
もちろんFTP転送を使わず、メール添付したりSNSに共有するといった共有連携もできるので、意外と一般使用としても利用シーンはありそう。
そして「Xperia 1 Professional Edition」ならではのαとの連携機能。
カメラアプリの設定をひらくと「Transfer & Tagging add-onモード」という項目、これは「Xperia 1 Professional Edition」にしかないもの。
「Xperia 1 」や「Xperia 5 」にはない機能。
これをONにしておけば、「Xperia 1 Professional Edition」のカメラで撮影した画像に自動的にIPTCタグを付与、デジタル一眼カメラαから転送された画像が保存されている本体内ストレージの「Transfer & Tagging add-on」という専用フォルダ内に保存される。
つまり、「Xperia 1 Professional Edition」で撮影した画像にも、キャプションやIPTC メタデータを付与したりFTP転送が可能になるということ。
デジタル一眼カメラαに望遠レンズの組み合わせで被写体を撮影しつつ、「Xperia 1 Professional Edition」の広角カメラで俯瞰した撮影をして、同時に写真を納品するといった使い方ができるので、ちゃんとプロの現場でサブカメラの役割を果たしてくれる。
アクティブに動かなければいけないもしくは時間が勝負のプロの世界でも、「Xperia 1 Professional Edition」が大きな手助けになってくれそう。
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●Xperia 1 Professional Edition
Xperia(TM)スマートフォン 「Xperia 1 Professional Edition(J9150)」
ソニーストア販売価格:143,000円+税
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●「Xperia 1」専用アクセサリー
Xperia 1 Style Cover Touch「SCTI30」
●ホワイト/パープル/ブラック/グレー
ソニーストア販売価格:5,680円+税
Xperia 1 Style Cover Touch「SCTI30」は、フルスクリーンウィンドウを搭載して、カバーを閉じたままでもタッチ操作が可能できる「Xperia 1」専用のカバー。
ホルダー部にTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材を採用して、「Xperia 1」本体のデザインにぴったりとフィットして持ちやすい柔らかい手触り。
防水対応(IPX5/8相当)で、装着したままで卓上ホルダ(別売)での充電が可能。
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ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
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<ASCII.jp x デジタルXperia執筆>
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