VAIO typeZの新カラーの王道「プレミアムカーボンxブラック」
VAIO typeZのパームレストは、
『シルバー』というのが既定カラーだったけれど、
夏モデルのVGN-Z92シリーズ(以下Z92)から、
『ブラック』が選択できるようになった。
単純にカラーバリエーションが増えただけなのに、
液晶天板に『プレミアムカーボン』、
パームレストに『ブラック』を選択すると、
全体的に黒くまとまりながらも
非常に精悍なスタイルに仕上がって
今までにない新鮮さを感じられて見た目にかなりツボ。
あまりの素敵さに
調子にのって何枚も写真を撮ってみたので
以下画像ギャラリー。
(画像クリックすると大きい画像あり。)
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<シルバーとブラックのパームレスト>
VAIO typeZの質感の高さを感じられる部分の1つが
アルミパネル一体型成型のキーボードパネル。
一般的なノートPCの、キーボードパネルは
コスト重視のために、
成型のしやすい樹脂材を複数利用して作るのに対して
あえて1枚のアルミニウム板から
角を鋭角的に打ち出しした「絞り」という成型方法で作られた
切れ目のないカーブとエッジ感のあるデザインで出来上がっている。
アルミフレームには、
キーボードパネルからパームレストにかけて
アルマイト処理をかけていてるから耐腐食性にも優れていて
さらに全体にヘアライン加工が施されていて
見た目の質感はかなり高い。
特に『シルバー』の場合は
アルミの素材感からくるその金属の質感が伝わりやすく、
左右に流れるヘアラインがハッキリと見えるのが特徴。
閉じた状態は、
液晶天板と本体底面のブラックの間の中央に
パームレストのシルバーのラインが挟まれた
サンドイッチの状態のコントラスト。
開くと、
液晶ディスプレイのベゼルや本体の底面、キーボードがブラック、
パームレストがグレーに近いシルバー、
そしてシリンダー部分が明るいシルバーという組み合わせになるので
3つのカラーのパターンが折り重なったように見える。
そしてパームレストが『ブラック』になると、
ヘアラインの見え方は随分と減ってしまうものの
手触り感はアルミの金属そのもの。
同じブラックでもパームレストのブラックと
キーボードのブラックも素材が違うため
アイソレーションキーボードの浮き上がった感はそのままで
キートップに刻まれる白い文字がより目立つ。
液晶ディスプレイのベゼルも、本体の底面もブラックなので
全体が真っ黒になってしまうのか?と思っていたら、
シリンダー部分はシルバーになっている。
もしもシリンダーまでブラックにしてしまったら
おおよそ表情のない単なる真っ黒なtypeZになっていただろうけれど、
この1本の横に流れるシルバーラインがあるおかげで
立体感のあるデザインに見える。
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<魅せるキーボードやパームレスト>
ちなみに、
Felicaポートを搭載した場合と搭載しない場合では、
パームレスト部分のデザインというか見た目がかなり変わる。
というのも
Felicaというのは、そもそもが電波で通信しているので、
周りを金属で囲まれてしまうと
アンテナの感度性能がものすごく落ちてしまうために
そもそもの役割を果たさなくなってしまう。
そうなると、
アルミのパームレスト越しには通信できないのであれば
パームレストの一部分をくりぬいて素材を変える必要があった。
このため、見ため的に随分と変わってくるので
機能性を重視するのならば、Felicaポート搭載、
デザイン性を重視するならば、Felicaポート非搭載
というのがお約束になる。
キーボードには、
いつものパターンだと、
『日本語配列』と『英字配列』の2種類が用意されているのだけど、
typeZには、新たに『日本語配列(カナなし)』が新たに追加された。
かつて、『英字配列』が選択できるようになった時に
その機能ではなくて、
「カナがなくてクールだ!」と飛びついたものの
微妙なキー入力位置の違いでものすごく苦しんで
やっぱり『日本語配列』にしとけば良かった・・・
なんて事もあったけれど、
新しく選択できるようになった『日本語配列(カナなし)』だと
『日本語配列』のキー配列そのままに、
余計なカナのみ削除されて非常にスッキリとしたデザインになる。
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<プレミアムカーボンとブラックパームレスト>
ソニースタイル限定カラーの代名詞と言えるのが
『プレミアムカーボン』。
モバイル系のVAIOノートの液晶の天板には、
剛性と軽さを兼ね備えたマルチレイヤーカーボンファイバーを
採用するのが当たり前になっているけれど、
ほとんどのカラー(デザインを含む)は、
塗装する事でその繊維を隠してある。
というのも、
カーボンという繊維質を一定方向に敷き詰めて
シート状に並べて1枚の板を作っているのだけど、
その繊維の流れが綺麗に見えるとは限らないので
出来上がってしまえば
繊維を隠すために塗装してしまうほうが作業工程が少しでも楽になる。
それをあえて、
カーボンファイバーの繊維を消さずに、
繊維素材のラインをデザインとして魅せるために
半クリア塗装する事で、浮かび上がらせているのが
この『プレミアムカーボン』になる。
通常ブラックは、本当につや消しの真っ黒い板にしか見えないけれど、
プレミアムカーボンは、
半クリアから透けてみえる繊維が光に反射して、
カーボンファイバーの流れと
時折見せる非常に微細なラメの煌きも見え隠れする
非常に所有欲を満たしてくれるカラー。
その液晶天板の『プレミアムカーボン』と
パームレストの『ブラック』を組み合わせると、
まさに”黒いtypeZ”が出来上がる。
液晶天板とパームレストと本体底面が折り重なると
全てがブラックで統一されて、
シリンダー部分のみが一本のシルバーラインとして見える。
贅沢を言えば、
底面の本体にかかる部分はブラックに塗装して
裏を見てもシリンダー以外はブラックというようにしてくれると
良かったのにと個人的には思うところもある。
液晶天板に『プレミアムカーボン』だけじゃなく
新しいパームレスト『ブラック』と、
『ブラック』や『ボルドー』を持ってきて
いつもと違うtypeZというのも見てみたくなる。
以下画像も参考までに。
一応、ことわっとくと
パームレスト『シルバー』の金属感はかなり好みだし
全然後悔してるわけじゃない。
けど、新しくこうやって『ブラック』を見せられると
SZシリーズの後期モデルを思い出してしまって、
あやうくカラーだけで買い換えてしまいたくなる衝動を必死に押さえ込み中。
【VAIO typeP特集ページ】
【VAIO typeT特集ページ】
【VAIO typeZ特集ページ】
6件のコメント
全く同感です(o^^o)
カッコいいですよね!
>Yoshinobuさん
こいつはなかなかにかっこ良くて物欲を抑えるのが大変です(汗
で、触れば触るほどに欲しくなるのですが、今は我慢してますが、万が一カラーに「プレミアムブルー」なんか出ようものなら即買いしそうな勢いです(笑)
こんにちは。
kunkokuさんに是非教えていただきたいのですが、
VISTAに搭載されてるソフトの『Windows エクスペリエンス インデックス』ですが、このソフトはXPでは使えないのでしょうか?
また、これから発売されるWindow7には『Windows エクスペリエンス インデックス』は搭載されるのでしょうか?
いいですねぇ。シリンダー以外統一にも期待したいです
>キースさん
こんにちはw
えとですね、確かこの『Windows エクスペリエンス インデックス』は、Windows VistaというOSが出てきた時に、当時結構なスペックを要求してたので、その指標を計る上で、Windows Vistaの中に実装されたベンチマークのようですね。
ですので、あくまでもVista用という事になるみたいです。
ちなみに、Windows7にも同様の『Windows エクスペリエンス インデックス』はありまして、Vistaが最大5.9評価だったものから、7になると最大7.9評価まで出来ますね。
ただ、同じスペックでもVistaと7の評価は違うので、計測する指標は変わってるみたいです。
これは前述しましたとおり、OS上で快適に動くか?でしかないので、かなりアバウトなベンチマークかな?と自分では思ってます(^^ゞ
きちんとした実評価は、PCMarkが良いかな?と思いますw
>nyaaさん
何気にこの裏面の処理が惜しいですよね(^_^;)
手抜きせずにここまでキッチリやってくれるとうれしいんですけどねw