スピーカーの位相特性を合わせてくれる新AVアンプ「TA-DA5500ES」
・世界初、フロントスピーカーに位相特性を合わせる自動位相マッチング技術
“APM”を搭載したマルチチャンネルインテグレートアンプ『TA-DA5500ES』登場
ソニーのAVアンプとしては
中堅クラスという位置づけにある「TA-DA5400ES」の後継機種として
「TA-DA5500ES」が新たに発売となる。
まず今回採用された大きなトピックとしては、
オートマティック・フェーズ・マッチング(以下APM)という機能で
フロント、センター、サラウンドといったそれぞれのスピーカーに
それぞれ個体差があっても
位相周波数特性をフロントスピーカーの特性基準にあわせるもので
マルチチャンネルをより高いクオリティを
より簡単で正確に楽しめるというもの。
もともと
付属のマイクを使って測定する事で
スピーカーの距離やレベル、音圧の周波数特性の補正をおこなってくれていたけれど
今回の新機能が組み込まれたものを総称して
「アドバンストD.C.A.C.」という名称になった。
そしてもう一つ、
新開発とされる“HD デジタルシネマサウンド (HD-D.C.S.)”を搭載、
最新技術で精密な測定と解析をした上で、
さらに実際に映画の音を編集している
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントでの調整を加えて出来上がった技術で
映画館独特の反響や残響音を感じられる「映画館らしい音」
をBlu-RayディスクのHD音声で再現できるようにした。
シャーシには
剛性が非常に高いメタル・アシスト・ホリゾンタルFBシャーシを採用。
以前のモデルと比べても
基板の保持強度を大幅に向上していて
爆発音や衝撃音のような大きな音圧がかかったときの部品の振動を抑え、
低音を今まで以上に良質で強力な再生を可能にした。
高音質性能を高めた“for AUDIO”入力は2系統に増加、
1系統だけを前面に持ってきて、
ハンディカムのようなポータブル機器をすぐに使える利便性も向上。
HDMI出力端子は2系統。
切り換えだけでなく、同時に出力が可能になったので
2台のディスプレイで同時に楽しめるようになった他、
HDMIパススルー機能では、AVアンプの電源が落ちていても
HDMIをつながっている機器とディスプレイだけでの動作も可能。
それと、HDMI出力をOFFにして
映像が必要なければ、音質を重視したHDMI機器を使うこともできる。
“x.v.Color”、“Deep Color”、「ブラビアリンク」にも対応。
また、
ネットワーク機能も強化されていて、
DLNAクライアントとなる事で
サーバーにアクセスして音楽や写真を再生したり、
インターネットラジオ(SHOUTcast)も利用したり、
付属ソフトのESユーティリティから、
AVアンプの各種パラメータをPC上で確認や編集、
ネットワーク経由でのファームウェアアップデートなどもできるようになった。
発売は10月25日、
希望小売価格は、273,000円(税込)
となる。