ハイレゾ音源をワイヤレスで楽しめる「LDAC(エルダック)」を搭載するウォークマン「NW-ZX2」とワイヤレス機器新モデル。
・さらなる高音質化を目指したウォークマン「NW-ZX2」、LDAC対応ワイヤレスヘッドホン「MDR-1A」、ポータブルヘッドホンアンプ「PHA-1A」
CES2015では、 ウォークマン「NW-ZX2」をはじめ、ヘッドホン、ワイヤレススピーカー、サウンドバー、AVアンプとさらにハイレゾ音源に対応した機器が増加。
そして、さらに発展させて、ワイヤレスモデルに搭載されたBluetoothの新しい音声圧縮技術「LDAC(エルダック)」や、複数の機器とワイヤレスで連携する「SongPal Link」を搭載させた事で、ハイレゾ音源がもっと今までよりも使い勝手良くなっている。
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●高音質をワイヤレスで楽しむ事ができる「LDAC(エルダック)」
「LDAC(エルダック)」は、ベースとなるのはBluetoothで、従来の「SBC」コーデック(44.1kHz/328kbps)と比較すると、約3倍にもなる情報量で音源を転送できるというもので、今までよりもより高音質なワイヤレスの音楽再生ができるというもの。
Bluetoothは確かにワイヤレスで接続できて便利。けれど、「SBC」コーデックは汎用性が高い反面、遅延があったり圧縮率が高いので音が欠落してしまう、ノイズが出てしまうという事があった。
その後、より圧縮率の低い「aptX」では、より良い音が聴けると言われていたけれど、ハイレゾ音源を再生するにはまだまだカバーしきれている状態とはいえなかった。
「LDAC」は、のデータ転送レートは(330kbks/660kbps/990kbs)。3段階あるデータ転送は例えばウォークマン「NW-ZX2」側で変更が可能で、最大値の990kbpsでは、96kHz/24bitのハイレゾクオリティのデータ伝送が可能になっている。
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●複数の機器をコントロールできる「SongPal Link」
それから、「SongPal Link」という連携機能は、ワイヤレススピーカー「SRS-X99」、「SRS-X88」、ホームシアターシステムの「HT-ST9」、「HT-NT3」、「HT-XT3」、AVアンプの「STR-DN1060」、「STR-DN860」に搭載されているもの。
もともとすでにスマートフォン用の「SongPal」アプリは存在していたけれど、今回は新たに、スマートフォンからコントロールして、部屋にある複数の機器で同じ楽曲を同時に再生したり、別の部屋で別の楽曲を再生するといった事ができるようになっている。
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これで何が凄いかというと、ハイレゾ音源を扱う概念がすでに2014年までと変わってしまっていて、コンテンツと機器全てを据え置き機器の前に集結させなきゃいけないとか、有線でヘッドホンをつながなきゃいけないという定義がもうなくなってしまった。
ウォークマンをバッグに入れたままワイヤレスヘッドホンでハイレゾ音源を楽しむとか、部屋においてあるワイヤレススピーカーやアンプにワイヤレスでつないでハイレゾ音源を楽しむとか、コントロールもスマートフォンからできるとか、今までの圧縮音源でやってきた使い方そのまま楽しめるようになる。
有線接続で究極に条件の良い環境という方向性はもちろんありながら、こうしたワイヤレスでの使い勝手の良さというのは、確かにハイレゾ音源がこれから普及していくにはあってしかるべき方向性なんだなと。
ちなみに、ウォークマン「NW-ZX2」は最初からLDACが備わっていて、去年末に発売されたウォークマンA10シリーズもアップデートでLDACに対応する模様。それはそれで喜ばしい事として、「NW-ZX1」にもぜひアップデートで対応して欲しい。
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●ハイレゾ音源&LDAC対応2015年新モデルラインナップ
Hi-Res Bluetooth Headphones 「MDR-1ABT」
LDACを採用してハイレゾ音源をワイヤレスで伝送できる高音質ワイヤレスヘッドホン。
振動板材の「液晶ポリマーフィルム振動板」に、アルミニウム薄膜をコーティングを施して大口径の直径40mmのHDドライバーユニットを搭載して、クリアな中高音を再生し、4Hz~100kHzの再生周波数帯域を持つ「MDR-1A」ベースのヘッドホン本体。Bluetoothでの接続時には、20Hz~40kHzの再生周波数帯域となる。
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Premium Hi-Res Bluetooth Speaker 「SRS-X99」
Premium Hi-Res Bluetooth Speaker 「SRS-X88」
ワイヤレススピーカー「SRS-X9」の後継モデルになる「SRS-X99」と「SRS-X88」。
「SRS-X99」は、出力90W、2.1chスピーカーを搭載。ハイレゾ対応スーパートゥイーターが正面と、真上に2つづつ、磁性流体スピーカー×2、サブウーファーの7基のスピーカーを搭載。。デュアルパッシブラジエーターも備える。「SRS-X88」もハイレゾ音源対応だけれど天面にスーパートゥイーターは付いていない。
ハイレゾ音源の再生に対応したS-Master HXや高音質技術DSEE HX、ClearAudio+を搭載。
Google Castや、AirPlay、SongPal Linkに対応。BluetoothはLDACに対応する。
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Hi-Res 7.1 Sound Bar w/Wireless Subwoofer 「HT-ST9」
Hi-Res 2.1 Sound Bar w/Wireless Subwoofer 「HT-NT3」
TV Sound System with built-in Subwoofer 「HT-XT3」
ハイレゾ音源に対応した7.1チャンネルサウンドバーとワイヤレスサブウーファーシステムを持つ「HT-ST9」。HDCP 2.2、4Kコンテンツに対応。
「HT-NT3」もハイレゾ音源に対応した総合170Wの2.1chスピーカーシステムで、「HT-XT3」はハイレゾ音源に対応したサウンドボード。
それぞれGoogle Cast、AirPlay、SongPal Linkに対応。BluetoothはLDACに対応する。
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7.2 Ch Hi-Res Wi-Fi Network A/V Receiver 「STR-DN1060」
7.2 Ch Hi-Res Wi-Fi Network A/V Receiver 「STR-DN860」
7.2Chのハイレゾ音源対応のAVレシーバー「STR-DN1060」、「STR-DN860」。
どちらもHDMI端子はHDCP 2.2をサポート。「STR-DN1060」の総合出力は165W、「STR-DN860」が総合出力150W。
それぞれGoogle Cast、AirPlay、SongPal Linkに対応。BluetoothはLDACに対応する。
・CES2015で、新型ウォークマンZX2、Google搭載BRAVIA、4K対応アクションカム他発表。
・さらなる高音質化を目指したウォークマン「NW-ZX2」、LDAC対応ワイヤレスヘッドホン「MDR-1A」、ポータブルヘッドホンアンプ「PHA-1A」。
・4K撮影に対応したアクションカム「HDR-AX100」、小型軽量化して空間手ぶれ補正やプロジェクターを搭載した4Kハンディカム「FDR-AXP33」。
・約4.9mmの超薄型やハイレゾ音源に対応した、Android OS搭載「4K BRAVIA」。
>・ランニング向けスマートウェア「Smart B-Trainer」参考出品、メタルバンドの「SmartWatch 3」、web版「Lifelog」登場。