「Xperia 1 III SO-51B」の性能はどれほど上がったのか?「Xperia 1 II (XQ-AT42)」や「Xperia 1 (J9110)」とのベンチマークテスト比較。
・「Xperia 1 III」を発売日に手に入れるまでのとても長い道のり。(Xperia 1 IIIのレビューじゃないよ。)
・性能も上がったけど、価格も跳ね上がった5G 対応フラッグシップレンジスマートフォン「Xperia 1 III SO-51B」。初期セットアップと、データの引き継ぎ、はじめの一歩。
の続き。
「Xperia 1 III SO-51B」のぶっとび価格の背景に最新のスペックを備えているというのも理由のひとつ。
その性能の根幹となるプロセッサーをはじめとするスペックと、ベンチマークテストによるパフォーマンスがどの程度上がったのか?を検証。
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目次
●「Xperia 1 III SO-51B」のスペックを確認。
「Xperia 1 III SO-51B」のスペックは、Socに、Qualcomm社製64ビット クアッドコアプロセッサー「Snapdragon™ 888 Mobile Platform」を採用。
メモリー(RAM)は12GB、ストレージは256GB。
外部ストレージは最大1TBのmicroSDXCに対応。
Snapdragon 888は、Snapdragon 865の後継となるプロセッサー。
5nmプロセスで製造され、CPUのクロック速度は、最大2.84GHz。
CPUはKryo 680で従来モデルのSnapdragon 865に備わっていたKryo 585比で25%性能向上、GPUはAdreno 660で、865に備わっていたAdreno 650比で35%の性能向上とされている。
AIエンジンの処理能力は従来の15TOPsから26TOPsへと上昇している。
「Xperia 1 III SO-51B」のストレージ容量 | 「Xperia 1 II SO-51A」のストレージ容量 |
「Xperia 1 III SO-51B」のメモリー(RAM)は12GB、ストレージは256GB。
前モデルの「Xperia 1 II SO-51A」のメモリーは8GB、ストレージは128GBだったことを考えると、より余力ある容量になっている。
ちなみに、SIMフリーモデルの「Xperia 1 II (XQ-AT42)」のスペックは、メモリー12GB、ストレージ256GBと増量されているためすでに同等であり、違いはプロセッサーのみということになる。
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●「Xperia 1 III SO-51B」のパフォーマンステスト。
「Xperia 1 III SO-51B」のパフォーマンスはどの程度のものかを「PCMark」と「3DMark」でのベンチマークテストでチェック。
参考までに、歴代フラッグシップモデルということで、「Xperia 1 II (XQ-AT42)」と「Xperia 1 (J9110)」とのベンチマーク結果も比較してみる。
<PCMark >
「Xperia 1 III SO-51B」 | Qualcomm Snapdragon 888、RAM:12GB |
「Xperia 1 II (XQ-AT42)」 | Qualcomm Snapdragon 865、RAM:12GB |
「Xperia 1 (J9110)」 | Qualcomm Snapdragon 855、RAM:6GB |
「Xperia 1 III SO-51B」に備わっているSnapdragon™ 888 は、Snapdragon™ 865 比でCPUが約25%、GPUが約35%高速化したという性能がベンチマークスコアにどう影響するのかが気になることろ。
「PCMark」ではスマホで必要とされるであろう基本動作を中心にしているベンチマークテスト。
結果を見ると、「PCMark」のトータルスコアとしては「Xperia 1 II (XQ-AT42)」の15%増しとなっているものの、実働としてはあまり変わったそぶりはみられない。
実際のところ、「Xperia 1 (J9110)」のスコアも非常に高く、動作している画面をみても快適そのもの。
このあたりはあくまで指標として比較するにとどまる。
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<3DMark>
「Xperia 1 III SO-51B」 | ||
「Xperia 1 II (XQ-AT42)」 | ||
「Xperia 1 (J9110)」 | ||
次に、グラフィックベンチマークアプリ「3DMark」。
GPU性能の測定には、「Vulkan」APIを利用したベンチマークテスト。
2560x1440解像度でのレンダリングする「Wild Life」と「Sling
そして、負荷が非常に高い「Wild Life Extreme」でどう動作するかが見もの。
グラフィック系のベンチマークテスト結果について。
「Wild Life」のスコアでは、「Xperia 1 III SO-51B」は「Xperia 1 II (XQ-AT42)」の50%増し。
「Wild Life Extreme」のスコアでは35%増し。
こちらのテストでは大きくスコアをのばしており、ゲームプレイには大きなアドバンテージとなりそうであることがわかる。
動作画面を見ていると、「Wild Life Extreme」は非常に負荷が高いため、動作画面をみると「Xperia 1 II (XQ-AT42)」ですらガクガク。
「Xperia 1 III SO-51B」でもカクつきは否めないけれど、スコアとしてはかなり貢献している。
ちなみに、2世代前とはいえハイエンド向けの「Snapdragon 855」を備える「Xperia 1 (J9110)」のスコアについて、今回の比較では低く見えるけれど、ミッドレンジスマホよりは遥かに快適に動作する。
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さてここで気になったのが、「Xperia 1 III SO-51B」のセットアップ時でも生じた本体背面の温度上昇がベンチマークを計測中にも同様に起きているという事実。
どの程度暖かくなるのか?長時間ゲームプレイをした場合にパフォーマンスの変化はあるのか?などを次回検証してみる。
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●「Xperia 1 III 」専用アクセサリー
Xperia 1 III Style Cover with Stand「XQZ-CBBC」
●ブラック/グレー/パープル
ソニーストア販売価格:3,830円(税込)
Xperia 1 III Style Cover with Stand「XQZ-CBBC」は、動画視聴などに便利な、開閉式のスタンド機構を搭載するXperia 1 III専用のカバー。
落下時の強度試験、環境試験など、ソニー基準の品質基準をクリア。
Xperia 1 IIIのハンドフィットデザインを最大限に生かす、握り心地のよい素材を追求した専用背面カバー。
持ちやすさとプレミアム感を醸し出す成形を施した、純正カバーならではの本体の形状にぴったりフィットするデザイン。
防水対応(IPX5/8相当)。
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●Xperia SIMフリーモデル
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