5G対応 SIMフリーコンパクトモデル「Xperia 5 II (XQ-AS42)」。初期セットアップと基本スペックの確認、「Xperia 5 （J9260）」とのベンチマークテスト比較。

2021.05.20

5G対応 SIMフリーコンパクトモデル「Xperia 5 II (XQ-AS42)」。初期セットアップと基本スペックの確認、「Xperia 5 （J9260）」とのベンチマークテスト比較。

発表から遅れること約7ヶ月、ようやく2021年5月28日にXperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル「Xperia 5 II (XQ-AS42)」が発売になる。

Xperia 1 II （XQ-AT42）ですら5ヶ月遅れだった事を思うと、非常に待たされたことは否定できない。

けれども、SIMフリーモデルとして、5Gに対応したコンパクトモデルという選択肢が増えたことは素直に嬉しい。

・5G対応スマートフォン『Xperia 5 II』のSIMフリーモデルを日本国内向けに発売 | ソニー
・Xperia 5 II 製品情報

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●SIMフリーモデル「Xperia 5 II (XQ-AS42)」
●電源を投入して初期セットアップ。
●初期状態の「Xperia 5 II (XQ-AS42)」のホーム画面とプリインストールアプリ。
●旧スマホからデータ引き継ぎ（参考）
●「Xperia 5 II (XQ-AS42)」のスペック
●Xperia 5 II (XQ-AS42)とXperia 5 （J9260）の性能差をベンチマークテストで比較。
●Xperia 5II （XS-AS42）発売記念キャンペーン
●ソニーストア Xperia SIMフリーモデルラインナップ
●Xperia SIMフリーモデル

●SIMフリーモデル「Xperia 5 II (XQ-AS42)」

Xperia 5II （XS-AS42）
ソニーストア販売価格： 114,400 円(税込)
カラー：ブラック、グレー、ブルー、ピンク

24回まで分割払手数料【0円】
月々の支払い　4,700円（税込）
1回目のみ　6,300円（税込)

「Xperia 5 II (XQ-AS42)」のパッケージを開封してみると、本体以外の付属品としては「スタートアップガイド」、「取扱説明書」、「保証書」の紙類のみというシンプルさ。

充電用のUSBケーブルやACアダプターもないので、自前で用意する必要がある。

購入時に検討しておいたほうが良いのがソニーストアに用意されている「Xperia ケアプラン」。

故障・水濡れ・全損など、いざというとき交換機を用意してもらえたり、負担金上限5,500円で、何度でも修理に出せるというもの。

Xperia購入時に加入する必要があって後から入れないのでものすごく注意。

月払い550円（税込）か、年払い5,500円（税込）の維持費がかかるものの、修理費用は上限5,500円（税込）で何度でも利用できる。

万が一、修理できない場合でも同等機種に有償で交換してもらえる。（1年間に2回まで）

Xperia 1 II 、Xperia 5 II・・・11,000円（税込）
Xperia 1 、Xperia 5・・・7,700円（税込）

海外端末の場合、修理したくてもできないといったケースもある事を考えると、有償サービスでも非常に安心感はものすごく大きい。

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●電源を投入して初期セットアップ。

さて、ここから初期セットアップ。

SIMカードのセットアップはここでは後回しにして、ひとまず先にセットアップをすませてしまう方法。

「Xperia 5 II (XQ-AS42)」の電源キーを1回振動するまで長押しして起動。

「ようこそ」という画面がでてきたら「開始する」をタップして、画面の指示にしたがってすすめていく。

国内SIMフリーモデルのため、最初から日本語となっているので設定をすすめるのもスムーズ。

設定内容はシンプルで、「日付と時刻」、「Googleサービス」、「画面ロックの設定」とすすめていくだけで終了。

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●初期状態の「Xperia 5 II (XQ-AS42)」のホーム画面とプリインストールアプリ。

「Xperia 5 II (XQ-AS42)」に最初から入っているアプリは少なくすっきり。

ソニー謹製アプリとして入っているのは、「ミュージック」、「カメラ」、「Cinema Pro」、「Photo Pro」、「Game enhancer」、「Xperia Lounge Japan」、「マルチウインドウ。

ほか、Googleアプリ各種と、「Facebook」、「Netflix」とゲームアプリが2つプリインストールされているだけ。

キャリア都合のによる余計なアプリは一切入っておらず、ホーム画面もXperia本来のデフォルト構成になっている。

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●旧スマホからデータ引き継ぎ（参考）

新しいXperiaを買った際に行うのが、今まで使っていたスマホからのデータ引き継ぎ作業。

「Xperia 5 II (XQ-AS42)」には、今まで使っていたスマートフォンからデータを引き継げる方法として、「Androidスマートフォンからバックアップ」、「クラウドからバックアップ」、「iPhone」の3つ用意されている。

今回は、「Androidスマートフォンからバックアップ」でデータを引き継ぐ方法を解説。

ウイザード途中で「Xperia 5 II (XQ-AS42)」が待機状態準備ができたら、今まで使っていたスマートフォンからGoogleアプリを開く。

「Xperia 5 II (XQ-AS42)」が検索されるのでタップして、Googleアカウントのパスワードを入力。

すると、旧スマートフォンから復元したい「アプリ」、「連絡先」、「デバイスの設定」、「通話履歴」などのデータが引き継ぎされる。

残りは、指紋でのロック解除を登録して、「Xperiaサービス」の利用を行えば、セットアップ完了。

今まで使っているアプリも元通りにインストールされ、意外と面倒なWi-Fiの設定なども引き継がれるのでとても便利。

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●「Xperia 5 II (XQ-AS42)」のスペック

「Xperia 5 II (XQ-AS42)」のスペックについて、プロセッサーは「Qualcomm® Snapdragon™ 865 5G Mobile Platform」に、メモリー（RAM）は8GB、ストレージは256GB。

プロセッサーについては、「Xperia 1 II （XQ-AT42）」と同じため、パフォーマンスは同等。

メモリー容量は8GBのため「Xperia 1 II （XQ-AT42）」の12GBにはおよばない。

「Xperia 5 II (XQ-AS42)」のストレージ容量	Xperia 5 II (キャリアモデル)のストレージ容量

国内キャリアのXperia 1 IIのストレージは128GB。

「Xperia 5 II (XQ-AS42)」は、ストレージが2倍の容量の256GB。

ストレージは、いくらMicroSDカードで容量を補填できるとはいえ、内部アクセスとそのまま保存できる利便性を考えれば大きいにこしたことはない。

2021年5月発売のため、OSのバージョンは、すでにAndroid 11となっている。

そのため、「外部モニター」をはじめとして、スクリーンレコード（画面録画機能）やニアバイシェア（ファイル共有機能）、メディアコントロールなどといった機能もすでに備わっている。

＜参考＞
・「Xperia 1II / Xperia 5 II 」のAndroid 11は、神アップデート！？変換アダプタを利用してカメラやPS5を接続、「外部モニター」アプリで表示してみた。

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●Xperia 5 II (XQ-AS42)とXperia 5 （J9260）の性能差をベンチマークテストで比較。

参考までに、国内SIMフリーモデルの5シリーズの新旧比較として、「Xperia 5 II (XQ-AS42)」と「Xperia 5 （J9260）」それぞれ「PCMark」と「3DMark」でのベンチマークテストを行ってみた。

Xperia 5 II (XQ-AS42)	Qualcomm Snapdragon 865、RAM：8GB

Xperia 5 （J9260）	Qualcomm Snapdragon 855、RAM：6GB

「Xperia 5 （J9260）」は、一世代前の「Snapdragon 855」とメモリー（RAM）6GB。

「Xperia 5 II (XQ-AS42)」は、「Snapdragon 865」とメモリー（RAM）8GB。

この性能差がどれほどのものか？

	「Xperia 5 II (XQ-AS42)」	「Xperia 5 （J9260）」
「PCMark：Work 2.0 performance score」	10703	10074
web Browsing 2.0 score	7743	6642
Video Editing score	5696	6004
Writing 2.0 score	13076	13275
Photo Editing 2.0 score	28504	22257
Data Manipulation score	8545	8805

まずは「PCMark」の結果をみると。

多少の揺れ幅があるとして、基本動作としてみれば「Xperia 5 （J9260）」でも十分な性能を発揮しており、大きな差はないように思える。

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「Xperia 5 II (XQ-AS42)」

「Xperia 5 （J9260）」

次に、グラフィックベンチマークアプリ「3DMark」。

GPU性能の測定には、「Vulkan」APIを利用したベンチマークテスト。

2560ｘ1440解像度でのレンダリングする「Wild Life」と「Sling Shot Extreme」はOpenGL ES 3.0ベースのテストシークエンス。

負荷が非常に高い最新の「Wild Life Extreme」でもテストしてみた。

	「Wild Life Extreme」	「Wild Life」	「Sling Shot Extreme」
Xperia 5II(XQ-AS42)	1114	3842	Maxed OUT!
Xperia 5 (J9260)	720	2089	5597