「VAIO Duo 11」のシルバーカラーの外観、そしてパフォーマンス。
スライダーハイブリッドPC「VAIO Duo 11」の2013年春モデルとなって
CPUマイナーチェンジによる若干のクロックアップをして、
新しくソニーストア限定カラーとして登場したシルバーモデルを見てみる。
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●VAIO Duo 11のシルバーカラーの外観。
「VAIO Duo 11」は、画面を閉じた状態
いわゆるディスプレイが正面を向いたままで、
本体部分と本体が重なりあって1枚板となってタブレットスタイルになった際には、
ディスプレイ周辺のベゼルはブラック、背面もブラックとなっていて
サイドからアルミの質感を思わせるシルバーのヘアラインが顔を覗かせる。
折り畳まった状態での厚さは約17.85mmで
重量はカスタマイズでの最軽量値で約1.29kg。
本体のインターフェスとしては、
右側面に、USB3.0が2つに、HDMI出力、電源ボタン、
左側面に、ヘッドホン出力、メモリースティック/SDカードスロット、
それから、まだD-Sub15ピン出力も備える。
そして背面には、AC電源があって
その横に、開閉式のフタを開けると有線LANが利用できる。
USBの一方は、本体電源OFF時でも
USBケーブルを接続してスマートフォンなどのガジェットの充電用としても使えて
有線LANは、出張先のホテルでの高速インターネットを利用したり
VGA出力端子から従来のようにプロジェクターを使ってプレゼンといった具合に
通常のモバイルノートと同等の使い勝手がある。
左手前に、ボリュームのプラスマイナスボタンと、ASSISTボタン、
右の底部分に、NFCを搭載。
このNFCマークに、NFC搭載のXperia(スマートフォン)をかざしてワイヤレス接続すると
Xperiaで再生中の音楽や静止画をリンクさせたり
テザリングしてインターネットを利用できたりといった連携もできる。
キーボードのある本体部分のフレーム、
ここがいわゆるアルミのシルバーで出来ていて
アルミニウム合金にヘアライン加工を施してあって
触るとひんやりとした金属の質感を感じられる。
キートップは、ブラックで、
「日本語配列」、「日本語配列(かな文字なし)」、「英字配列」から選択可能で、
今回のモデルは、「日本語配列」、そして「バックライト」を搭載している。
キーボードは、一つ一つのキーが独立してるアイソレーションキーボードで、
主要なキーボードのキーピッチは、横に約18mm、縦に15.5mm、
キーストロークは約1.2 mm。
実際にタイプすると、キーサイズが狭めで
その直後にディスプレイが切り立っているので多少の慣れが必要。
ストロークも浅めで、強烈なまでのキータイピングはできないとしても
キーボード剛性はかなり高くてタイプしていてもたわみを感じることもなく
キーの間隔にさえ慣れてしまえば、そこは物理キーボードだけあって
ブラインドタッチでテキスト入力はサクサク進む。
また、バックライトを備えていれば、
暗がりの場所でもキーの周囲から光を発光して
キートップを浮かび上がらせるので、
ホテルの室内や移動中の飛行機や新幹線といった場所でも
しっかりと視認してタイプできる。
手前には、左、右クリックボタンも備えていて
このボタンもシルバー。
キーボード中央には、光学式のポインティングデバイスは、
物理的に圧力をかけるのではくて、この上を指ですべらせるタイプなので
使いやすい使いにくいといった好みはわかれるところだけれど
キーボードと兼用して使えば、
普通のノートPCとしての使い勝手で利用できる。
シルバーモデルは、基本、本体ベースはブラックに、
液晶ディスプレイの両サイド部分と、パームレスト、左右クリックボタンに
シルバーを採用していて、
全体的には、ブラックとシルバーの半分半分というかその
コントラストがはっきりとしてツートンカラーという印象で、
VAIO Tシリーズと共通するイメージがある。
新カラーとして登場したシルバーをふまえて、
従来のブラックを照らし合わせて
好みをチョイスすれば良い。
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●VAIO Duo 11のパフォーマンスをチェック。
今回のモデルのカスタマイズの仕様は、
CPUは最上位の「Core i7-3687U(2.1GHz)」、
メモリーもMAXの8GB、
SSDは、256GBというVAIO Duo 11では最高のスペック。
動作周波数からすれば、
秋冬モデルの最上位CPUが「Core i7-3667U(2.00GHz)」から
0.1GHzだけ上昇している。
一応、Windows8のパフォーマンスと評価を確認してみた。
(参考までに、秋冬モデルの2モデルも比較掲載。)
CPU:Core i7-3687U(2.1GHz)
メモリー:8GB
Intel HD Graphics 4000
SSD 約256GB (Serial ATA 6 Gb/s)
プロセッサー ・・・7.2
メモリー(RAM) ・・・7.5
グラフィックス ・・・5.6
ゲーム用グラフィックス ・・・6.4
プライマリハードディスク ・・・8.1
CPU:Core i7-3667U(2.00GHz)
メモリー:8GB
Intel HD Graphics 4000
SSD 約256GB (Serial ATA 6 Gb/s)
プロセッサー ・・・7.2
メモリー(RAM) ・・・7.5
グラフィックス ・・・5.5
ゲーム用グラフィックス ・・・6.4
プライマリハードディスク ・・・8.1
CPU:Core i5-3317U(1.70GHz)
メモリー:4GB
Intel HD Graphics 4000
SSD 約128GB (Serial ATA 6 Gb/s)
プロセッサー ・・・6.9
メモリー(RAM) ・・・5.9
グラフィックス ・・・5.5
ゲーム用グラフィックス ・・・6.4
プライマリハードディスク ・・・8.1
さすがにこのWindwos8のパフォーマンスと評価では大雑把すぎて
CPUの性能差はわからない(というかもともと微々たる差)くらいのもの。
グラフィックス評価が0.1ポイント上がっているのは、
誤差の範囲なのかCPU変化によるものなのかはちょっと不明。
ただ、全モデルでもそうだったように、
Core i7とCore i5の性能差は、パフォーマンスの差が出てくるのは当然ながら、
特にメモリーにおいては、4GBと8GBでは大きく異なるということからも
メモリーオンボードで載せ替え出来ないVAIO Duo 11なだけに
最初から8GBを搭載することを絶対にオススメ。
SSDに関しては、非常に高速レスポンスで、
残すは蓄積するデータが多いか少ないかでの容量の差が
選択肢の決めるポイント。
前モデルでは、「約256GB」、「約128GB」、「約64GB」だったものから、
新モデルでは、「約512GB」、「約256GB」、「約128GB」の3種類と
エントリーのSSD容量が底上げされて、
さらに、「約512GB」という大容量を搭載する事ができるようになっていて
外付けのストレージに頼らずに、大量のデータを詰め込んで
モバイルしたいと思えば、迷わず大容量を選択すれば良い。
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