ソニーが基本的に好き!

ソニーストアでデジタル一眼カメラ α1 を触ってきたレビュー(その1) 有効5010万画素で高速に連続撮影する性能を試してみた。


こんなに衝撃を受けたのはいつぶりだろう?

α7SIIIが劇的進化した後だけに、ティーザー広告を見ておそらくそれをベースにしたモデルが出てくるだろうくらいは予想はしていたけど、まさかの根こそぎ進化したカメラが出てくるとは。

ソニーストア 直営店に実物を触りにいってきたけれど、正直なところ時間制限のある中で、ちょっとやそっと触っただけではα1の全てを把握することはできず。

国内外のα1の詳細を探りつつ、自分なりの考察も交えて何が凄いのかレビューしてみる。

・進化するプロの創造性に最先端技術で応える フルサイズミラーレス一眼カメラ 『α1』 発売 | プレスリリース | ソニー
・α1 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

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●ソニーのデジタル一眼カメラのフラッグシップモデル、モデルナンバー1の称号をもつ”α1”、


初めて冠するナンバー”1”

α1は、動画専用機としても、静止画をメインとする一眼カメラとしても最高の性能と機能を目指したカテゴリー。

あのα9/α9IIですらスピードモデルであり、α1こそが”フラッグシップ”だという。

確かにその内容を紐解いてみると、α1は、α9/α9IIのスピード性能、α7RIVのもつ高解像度、α7SIIIの高度な動画機能をかなりの高い次元で兼ね備えてしまってる。

厳密に言えば、さすがにα7SIIIほどの高感度性能が良いわけではないけれど、5000万画素という超高画素で実用に耐えられる高速撮影と高感度性能を持っているというのは正直驚いた。

値段にも驚いたけれど。

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α7R IVに迫る高解像度と、α9IIを遥かに凌ぐスピード性能。


α1は、新たに有効約5010万画素 メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーExmor RSを搭載。

α7RIVの6100万画素につぐ超高画素機。

ここでのポイントは、単純にα9IIが高画素化したのではないということ。

光を受けて電気に変換するA/D変換を刷新していて、巨大なデータでも高速で読み出しが可能になっている。

高性能画像処理エンジン「BIONZ X」とフロントエンドLSIを連携して処理していたものから、最新型の画像処理エンジン「BIONZ XR」を搭載。

「BIONZ XR」は、2017年の最新世代 BIONZ X + フロントLSIと比較しても、最大8倍の高速処理を持っていて、AF、画像認識、画質調整、現像といったリアルタイム処理を短縮して、動画・静止画処理能力が大幅に向上。


2つのLSIは同じものではなくて、役割分担。

複数の処理を同時進行できたり、高速連写・高速AF・高画質を実現しながら、高速データ通信や高速レスポンスが可能なのもこのため。

調べれば調べるほど、触れば触るほど、α7SIIIで初採用された「BIONZ XR」が高画素機で本領を発揮している事を知る。

大真面目に、アップデートとかいう生易しいものでうまるものではなくて、今までのαと完全に溝をあけてしまった。

まずその一つが連続撮影に現れる。

5010万画素という高解像ながら、電子シャッターでAF/AE追従最高30枚/秒のブラックアウトフリー高速連写(電子シャッター時)が可能に。

30枚/秒連写で圧縮RAWで約155枚、JPEG形式で約165枚。

20枚/秒でJPEGで400枚、15枚/秒でJPEGで1000枚以上の連写が可能ということになる。

連写枚数を多くして一瞬を切り取るか、うまく調整してより長く撮るかといった可変的な撮り方ができる。

ドライブモードと、電子シャッターとメカシャッターの連続撮影枚数はコレ。

新たな発見としては、電子シャッターには15コマ/秒が追加されことと、メカシャッターにも6コマ/秒が追加されていること。


電子シャッターでは、Hi、Mid、Loは、撮影枚数は固定ではなく、それぞれに20コマ/秒、15コマ/秒 、10コマ秒、5コマ/秒を好みで割り当てられる。

ドライブモードの枚数をフレキシブルに変えられるということは、撮影シーンによってより自分の追い込みたい精度をあげられるということになる。


もうひとつα1は、で被写体を肉眼で追い続けるように撮影することができるブラックアウトフリーの連続撮影。

これ、ぶっちゃけた話、撮ったものを表示するアフタービューならいくらでも画像消失のない映像を作れるけれど、それだと時差で一瞬でも遅れると動態には通用しない。

α1の凄いのはライブビューでブラックアウトフリーなのであって、生の映像をそのまま見え続けることにある。


もうひとつは、カメラから被写体をみたブラックアウトフリー。

カメラ側からも被写体を消失しない、最大120回/秒AF/AE演算する能力。

α9/α9IIで、最大60回/秒AF/AE演算すげー!と言っていたものを軽く凌駕して、なんと2倍。

イコール複雑な動きでスピードに緩急のある被写体でも高精度にAFが追い続ける目を持つ。

急激な輝度の変化に対しても、最速0.033秒でAEが追従

30コマ/秒で撮った場合で1枚あたり4回計算できる。(20コマ/秒で撮った場合で1枚あたり6回計算できる。)

高速な被写体にこれほど心強いものはない。


ちなみにこの表。

AF-Cモード時の最高連写速度。

30コマ/秒が限られているのには訳があって。

30コマ/秒があまりにも速すぎて、レンズのほうもものすごく大変だよということ。(AF固定は問題なし。)

衝撃的だったのは、Planar T* FE 50mm F1.4 ZA「SEL50F14Z」FE 85mm F1.4 GM「SEL85F14GM」が30コマ/秒に対応していないこと。

いかにカメラのAFの進化が早いかということ。

このあたりはセンサーからレンズまでを内製しているソニー純正レンズの設計の強さでもあるし、サードパーティのレンズは厳しい。

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●α1の画質設定に加わった、「ロスレス圧縮RAW」と「JPEGライト」

 
撮影画質について。

RAW、JPEGに加えて、静止画記録フォーマットHEIFに対応。

HEIFは、階調が変化する空やポートレート撮影での肌の再現といった、10bitの豊かな階調表現で記録できる。

また、国際規格で定義されるHLG(ハイブリッドログガンマ)に対応した、「HLG静止画モード」も備える。

「ファイル形式」、「RAW記録方式」。「JPEG画質」、「JPEG画像サイズ」の4項目がそれぞれバラバラに設定していたものが、1つの「画質/画像サイズ設定」に集約。

ここで、「ファイル形式/RAW記録方式/JPEG画質/JPEG画像サイズ」として各項目を選択したのちに設定内容が把握しやすくなっている。

JPEG/HEIFの同時記録時には、スロットごとに画質やサイズを設定できる。

JPEG画像サイズは、フルフレームで「L:50M」、「M:21M」、「S:12M」

ファイル景気は、「RAW」、「RAW+JPG」、「JPEG」

RAW記録形式には、「非圧縮RAW」「圧縮RAW」に加えて、「ロスレス圧縮RAW」を追加。

「ロスレス圧縮RAW」は、「非圧縮RAW」の画質を保ったままファイルサイズを50%~80%減らせるというメリットがあるものの、おそらく生成負荷は高い。

JPEG画質には、「エクストラファイン」、「ファイン」、「スタンダード」に加えて、「ライト」を追加。

「スタンダード」よりもさらにファイルサイズを優先した画質で、軽く納品ベースでスピードを求められる場合に便利。

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●α1の連続撮影性能を実際に試してみた。

ソニーストアで実際に、α1の連続撮影の挙動を2つのパターンでテストしてみた。

ただし、まだ最終ファームなので、これが正解かは不明。

使用カードは、CFexpress Type A メモリーカード

<動画前半>

※補足:ロスレス圧縮RAWは、最大20コマ/秒が上限。

さすがに、「ロスレス圧縮」と20コマ/秒という連写もあいまって、バッファがみるみうちに減るのがわかる。

が、バッファが切れてしまった後、連写速度は落ちても取り続けられること、バッファの回復(メモリー書き込み)が非常に早い

2,400万画素のα9IIで連写した時もバッファ回復の遅さが致命的な場合もあった事を思えばかなり高速ではないだろうか?

<動画後半>

※補足:動画 後半で「高温お知らせ」アイコンが出ているのは、連続撮影を長時間繰り返して出たものと推測。

50MBまそのままではあるけれど、圧縮RAW+JPEGスタンダードで、10コマ/秒という実用性を重視しての連続撮影の場合。

一転してバッファがほとんど減らない。

バッファがなくなるまでの時間は約1分30秒ほどで、撮影枚数はおよそ750枚

こちらもバッファがなくなっても連写速度は少し落ちつつもかなり高速に連写しつづけられている

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あくまでも実験的に試したもので、本来なら細分化して検証したかったところだけれど時間的な都合でこの2パターンしか試せなかった。

けれども、これでわかるのは、5000万画素級の解像度の画像を、RAW+JPEGで連写し続けてもこれだけの連写性能を持っているということ。

画像サイズ「M:21M」にするなど設定次第では、まだまだ長く連写もできるし、それこそメモリーのほうが溶け切ってしまう無限連写も可能だろう。

これはぜひ、α1が最終ファームになったら改めていろんな設定で撮影テストしてみたい。

その2へ続く。

デジタル一眼カメラ α1 「ILCE-1」先行予約販売は、2月2日(火)10時から

・ソニーのフラッグシップ、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α1 ( ILCE-1 )」登場(前編)。α7R IVに迫る高解像度と、α9IIを遥かに凌ぐスピード性能。
・ソニーのフラッグシップ、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α1 ( ILCE-1 )」登場(後編)。信頼性やアウトプットも大幅に改良、あらゆるレスポンスを重視したワークフロー。

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α1をソニーストアで触ってきたレビューの動画>
2021年1月30日(土)ライブ配信の録画。

・凄いぞ!ついに出た最強カメラα1の魅力について話そう、やっと出てきた「Xperia PRO」キワモノだからこそ物欲マックス! ”ソニーが基本的に好き。Live”(2021年1月30日配信)

 

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●THE ONE 新次元へ α1


デジタル一眼カメラ α1 「ILCE-1」
オープン価格
ソニーストア販売価格:800,000円前後
●2021年2月2日(火)10時から先行予約販売開始
●長期保証<3年ワイド>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
[2021年3月19日発売]


●αあんしんプログラム
αオーナー向けの「あんしん・快適な」サービス
「レンズ長期保証優待」、「αメンテナンス最大50%OFF」、「下取りサービス増額

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●はじめてソニーストアを利用するときも先にMy Sony ID登録しよう

まだ一度もソニーストアを利用したことがないという場合でも、My Sony IDを新規登録すると、すぐに利用できるソニーストア割引クーポン(10%OFF)をもらうこともできる。

その後、お買い物条件に応じて年に2回オイシイクーポンがもらえるので、ぜひ利用しよう。

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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)


ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
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ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
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