ソニーストアでデジタル一眼カメラ”α9”の実機を触ってきたよ。(ファインダー見え続けながらの高速連写と高速AFと食いつきっぷりはマジで凄かった編)
5月13日(土)からソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)で、ついにデジタル一眼カメラα9の先行展示を開始。
α9が発表されてからというもの、スペックとしての理解はできるものの実際にどうなのよと気にならないでしょ!という事で速攻ソニーストアに行って気になるところを散々触ってきた。
・α9 ボディ ILCE-9(E マウント)製品ページ
・もうソニーのミラーレスかなんて言わせない!一眼レフのメカニカル構造を凌駕するフルサイズミラーレス一眼カメラ 「α9」、5月26日発売。
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●ライブビューでブラックアウトなくて最高20コマ/秒の高速撮影のなんとも違和感が凄い!
まずなにはともあれα9を手にして試してみたい事といえば、AFとAE追従したまま最高20コマ/秒という高速連写。
APS-C機のα6500で相当速い(最高11コマ/秒)と思っていたけど、まさかの35mmフルサイズでそれをはるかに超える連写ができるとは。
しかも、ライブビューでブラックアウトなし。
先日の航空機撮影でイヤというほど思い知ったというか、被写体が高速になればなるほど、アフタービューだと遅れ遅れになるし、ブラックアウトがあると被写体を見失ってフレームアウトしそうになったりする。
それがないのは凄い事なんだけど、ライブビューでブラックアウトなく、最高20コマ/秒で撮るともはや静止画を撮ってるのか動画を撮ってるのか感覚的にわからなくなってくる勢い。
・GWは「岩国空港基地フレンドシップデー2017」に出かけてみた。α6500+「SEL70300G」で望遠連写にも挑戦してみたよ。
しかも、電子シャッターは無音・無振動で撮れるのだけど、シャッター音がないと違和感ありまくり。
ここは周囲に迷惑じゃなければ、気分的に”シャッター音あり”にしておくと、スピーカーからシャッター音がでる。
なんだかもう電気自動車に、エンジン音をあえてさせてるのと一緒というか、技術の進歩に自分の古い考え方が追いつかない感じ(;゚∀゚)=3ハァハァ
画像処理エンジン「BIONZ X」と新開発フロントエンドLSIの高速処理と大容量のバッファメモリ―、SDカードのUHS-Ⅱの採用で、まぁ連続撮影も息切れしない。
実際にどんなものかデータ負荷の大きい「24M RAW(圧縮)+JPEG」で高速連写してみたら、約161枚(約8秒間)も撮り続けることができた。
実際に撮影現場だと、バッファがあとどれくらい持つかが結構気になるところでこれがわかると撮るの便利なのになーなんて思ったら、バッファ残量を表示する事ができるようになってて、これ便利じゃないか!と思ってしまった。
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●AFの進化が今までとは別次元!驚愕の「瞳AF」の検出っぷり。
連射性能が凄いのは、メーカーのウリ文句になっていたのでわかりやすかったけれど、どうしても実機で確かめたかったのはAFの性能。
個人的には連射性能よりもむしろこっちのほうが大事。
まぁ凄いなと思えるのは、センサー上に693点の像面位相差AFセンサーがあるという画面のほぼ全域(約93%)をカバーしてしまってる事。
真ん中あたりにあったら十分よという人もいるけれど、被写体の動きが速くてAFポイントから外れたときの写真はピントがはずれて、じゃあそこからすぐにAFポイントに戻せても一瞬でもまたピントがあうまでのタイムラグがあると結構致命的。
しかも像面位相差検出はF11まで(α7RⅡではF8まで)検出してくれるので望遠レンズで絞り込んで撮影してもちゃんとAFが効くのは実はかなりありがたい。
それから、めちゃくちゃ恩恵が大きいのは、イメージセンサーの読み込みの高速化と、進化した画像処理エンジン「BIONZ X」のおかげで、シャッターボタンを半押ししてからのピントのあうスピードが明らかに早くなってること。
被写体が激しく動いても別のモノが交錯したりしてもAFが迷わないでずっと捕捉し続ける賢さと粘りっぷりが今までと全然違う。
最大60 回/秒という頻度で AF(オートフォーカス)とAE(露出)追従し続けてるって、極端な話ずっと動体に対して捕捉し続けているようなもので。
電子シャッターでありがちな速い動きに対して読み出しが追いつかなくておきる歪み(ローリングシャッター現象)も、高速読み出しできるセンサーのおかげでそれもほぼ皆無。
これ本当に同じ今までのEマウント機のなのかと思うくらいに違う。
で、どれだけ凄いかってのは、動画で確認してみよう。
高速な被写体というのはソニーストアの店舗にはわかりやすいモノがなかったので説得力がまだないとしても、いまやソニーのカメラの強烈な武器と言っても良い「瞳AF」の進化っぷりは体感できる。
α7RⅡ比で30%も高速化したよという公称値ではいまいちわからないけれど、実際試してみたら一目瞭然。
顔がゆらゆら揺れても、距離をはなしても、首を縦横にふっても、まぁその瞳の検出っぷりの凄いこと!
後ろを向いていて振り返りざまの横顔の一瞬からピッと瞳にあう速さは尋常じゃない。
室内でスポット光が上からバーンと当たっていて顔に影があってもおかまいなし。
これなら人物撮影するときに「今そのポーズで止まって!」なんて言わなくても自由に動き回ってもらって自然な表情をバシバシ撮れてしまう。
ヤバイコレ感動!
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●(補足)メモリー内蔵35mmフルサイズ積層型CMOSイメージセンサーのスピード性能
なんで今までとそこまで違いがでるのか?ということの技術的な捕捉説明。
α9に搭載されるセンサーは、有効2420万画素のメモリー内蔵 35mmフルサイズ積層型CMOSセンサー。
イメージセンサーは[画素]と[信号処理回路]が一体化していたものを別々の層にして、さらに[メモリー]を内蔵したという、構造が今までと根本的に違う。
このおかげで回路部が拡張して信号処理のスピードが劇的にスピードが上がったこと、内蔵メモリーに一時保管できることで滞りなく処理ができるようになったことで、画素からの読み込みがα7Ⅱ比で20倍に高速
それから、ネーミングが変わってなくて気づきにくいのだけど、画像処理エンジン「BIONZ X」は最新タイプのもので、従来比1.8倍も高速化しているということ。
加えて、α99Ⅱと同じく新開発されたフロントエンドLSIと組み合わせることであらゆる処理が爆速化。
センサーと画像処理エンジンすべてが新しくなったのがα9の心臓部。
このハードの進化のおかげで、高速連写や高速AFが可能になったり、ソフトの進化(AFアルゴリズムの進化)もあわさって、動体の追従性能も格段に良くなったとかんがえられる。
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正直なところ「そんなに連写しないしそんなに速いAFはいらない」のであれば、緻密な画素のクオリティーを堪能できるα7RⅡが全然イイと思うし、夜の星空を撮るならα7SⅡが圧倒的に有利。
個人的にも撮りたい被写体が撮れるならオールラウンドにα7RⅡで撮れるのが理想なんだけど、ただ現実がそれを許してくれない状況があるというか、速い動きモノを撮ろうとしたり、時間の切迫したキリキリした中で確実に成果を残したい(残さなければいけない)という場合には、α9の高速連写や高速AFの威力相当に大きいことはよくわかってしまった。
正直、人物撮影することが多いだけに、「瞳AF」の進化っぷりだけでヤバイことになってるのだけども。
いや、これだけなら割り切れる、それぞれ長所があるよねと。
がしかし、さわってイジってわかった事がいっぱいあって、Eマウント機として根本的に進化してるのねというところが多すぎて、そっちが加味されてウワーとα9に引っ張られて悶絶してる。
ということで次に続くよ(;´Д`)
・「ま、前からこのカメラ使ってるに決まってるじゃない(;゚∀゚)=3」 α7Ⅱシリーズからの”α9擬態化作戦”を決行セヨ!
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<α9をソニーストアで触ってきた感動をひたすらしゃべっている動画>
2017年5月13日(土)ライブ配信の録画。
<α9とSEL100400GMについてひたすらしゃべっている動画>
2017年4月22日(土)ライブ配信の録画。
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●デジタル一眼カメラα9ボディ
『α9』 ボディ ILCE-9(E マウント)製品ページ
・デジタル一眼カメラ α9 ボディのみ ILCE-9購入ページ
ソニーストア販売価格:499,800円(税別)
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●長期保証サービス3年ワイド(無償)
●提携カード決済で3%OFF
●24回払いまで分割手数料0%
[5月26日発売]
・フルサイズ初4D FOCUS搭載、そのスピードで一瞬を切り取るミラーレス一眼カメラ「α9」の性能をじっくりとチェックしてみる。
・もうソニーのミラーレスかなんて言わせない!一眼レフのメカニカル構造を凌駕するフルサイズミラーレス一眼カメラ 「α9」、5月26日発売。
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・「光を捉え続ける」システムにより新次元の高速性能を実現 フルサイズミラーレス一眼カメラ 『α9』 | プレスリリース | ソニー
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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
※ソニーストア直営店舗にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。旧福岡市立中央児童会館
営業時間:12:00~20:00
・35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7RⅡ」を、ソニーストア大阪で触ってきたレビュー。
・35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7RⅡ」、外観レビュー。
・ついに来たよ35mmフルサイズのコンパクトデジタル一眼Eマウント”α7”!
・やたらウキウキで、初めてα7/α7Rを持って撮影してきた!
・α7を持って、横須賀港に撮影に行ってみた。
・α7にマウントアダプター+望遠レンズで、呉港に撮影に行ってみた。
・かなり楽しみに待ってた「SEL55F18Z」が来たからα7他で撮ってきてみた。
・α7で、1/1ガンダムとストライクフリーダムを狙い撃つっ( ゚д゚ )!!!
・α7にあるとかなり重宝するカールツァイスレンズ「SEL2470Z」。
・Eマウント待望のフルサイズ対応望遠ズームレンズ「SEL70200G」を使ってみよう!
・ダイナミックな広角からスナップまでを1本でこなせるフルサイズEマウントレンズ 「SEL1635Z」を使ってみよう。
・広角24mmから望遠240mm(APS-C360mm)までカバーする高倍率ズームレンズ 「SEL24240」を使ってみよう。
・2015年8月8日(土)、福岡天神を歩きながらデジタル一眼カメラ”α7RⅡ”を初めて使ってみた。
・9月19日(土)、ソニークラスタのみんなで撮影会に行ってきたよ。(横田基地友好祭2015 編)
・9月19日(土)、ソニークラスタのみんなで撮影会に行ってきたよ。(国営昭和記念公園 編)
・9月19日(土)、ソニークラスタのみんなで撮影会に行ってきたよ。(銀座~築地、夜散歩 編)
・9月20日(日)、強行突破で「東京ゲームショウ 2015」に行ってきたよ!
・9月20日(日)、ソニークラスタのみんなで撮影会に行ってきたよ。(伊丹空港千里堤防 編)
・2015年10月15日(木)、「平成27年度自衛隊観艦式」の事前公開(体験航海)に行ってきたよ。
・フルサイズと明るいレンズの組み合わせで背景ボケを楽しめる、単焦点レンズ(FE 50mm F1.8) 「SEL50F18F」
・”αシリーズ”Eマウントカメラの性能を出しきれる待望の望遠ズーム(FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS)「SEL70300G」。
・キリっとした解像感とふんわりとろけるボケの柔らかさがキモチイイ! FE 85mm F1.4 GM『SEL85F14GM』と格闘しながら1ヶ月ちょっと使い続けてみた。
・さーさーの葉ーさーらさらー♪の七夕飾りを撮影散歩。(α7RⅡ+SEL85F14GM)
・ビシっと決まる解像感と描写力、ポートレートからスナップまでが1本で撮りやすい、単焦点レンズ Planar T* FE 50mm F1.4 ZA 「SEL50F14Z」。
・ソニークラスタのみんなで、熊本(大観峰・黒川温泉)に行ってきたよ。
・24mmから70mmまで変化できる焦点距離で、どれだけの絵が撮れるか楽しみなレンズ「SEL2470GM」
・ボケ味が主役になるSTFレンズとG Masterレンズが融合したFE 100mm F2.8 STF GM OSS「SEL100F28GM」、外観レビュー。
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・「CP+2017」ソニーブースレポート(その2)。軽くて小さい機動性とAFも速くて扱いやすいFE 85mm F1.8 「SEL85F18」
・「CP+2017」ソニーブースレポート(その3)。動画撮影に特化したE PZ 18-110mm F4 G OSS 「SELP18110G」
・「CP+2017」ソニーブースレポート(その4)。フラッシュを使ったプロのスタジオライティングを体験。
・「CP+2017」ソニーブースレポート(その5)。スピード撮影や暗所撮影といったαの性能を試せる撮影コーナーと充実しつつあるαのサポート。
・ソニークラスタと行く!北海道いきあたりばったりツアー!(前編)
・ソニークラスタと行く!北海道いきあたりばったりツアー!(後編)
・2017年の桜の季節を、STFレンズ「SEL100F28GM」、Planar「SEL50F14Z」、Vario-Tessar「SEL1635Z」で撮ってみた。
・GWは「岩国空港基地フレンドシップデー2017」に出かけてみた。α6500+「SEL70300G」で望遠連写にも挑戦してみたよ。