「α7 IV」（ ILCE-7M4 ）に、初のソフトウェアアップデート Ver. 1.01。瞳AFの精度の改善、SEL2860との組み合わせで撮影できない場合がある事象の改善など。今回は、メモリーカード版のアップデートはなし。

デジタル一眼カメラ α7 IV 「ILCE-7M4」に、初のアップデートが配信開始。

アップデート内容は、瞳AFの精度の改善、SEL2860との組み合わせで撮影できない場合がある事象の改善、動作安定性の改善となっている。

また、α7 IV 「ILCE-7M4」に搭載されている「メモリーカード内に保存したファームウェアデータを使いファームウェアアップデートできる機能」については、今回は使用することができない。

・デジタル一眼カメラ「ILCE-1」本体ソフトウェアアップデートのお知らせ：SONY
・α7 IV | デジタル一眼カメラα（アルファ） | ソニー

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●デジタル一眼カメラ α7 IV 「ILCE-7M4」本体ソフトウェアアップデート Ver. 1.01

カメラを、PCに接続してアップデートファイルから該当のアップデートファームウェアをダウンロード。

今回のアップデートでは特にカメラの設定が初期値にリセットされてしまう事はないけれど、心配であれば設定を保存しておこう。

＜参考＞
・スマホと連携して圧倒的に便利になるαシリーズ。「Imaging Edge Mobile」を利用してスマホにカメラの設定を保存する方法。（ α1 / α9II / α7RIV / α7SIII ）

その後、セットアップウィザードの手順どおりに進めればOK。

・ILCE-7M4 本体ソフトウェアアップデート (Windows) Ver. 1.01
　ファイルサイズ：668 MB

アップデートが完了した後は、カメラ本体が再起動して背面液晶に再び表示されれば終了。

デジタル一眼カメラα7 IV 「ILCE-7M4」のアップデートを行うことで、以下の内容が更新される。

1. 瞳AFの精度の改善
2. SEL2860との組み合わせで撮影できない場合がある事象の改善
3. 動作安定性の改善

α7 IVについて、レンズの絞りを開放にして、近い距離でバストショットや顔いっぱいに瞳AFをつかって撮影したさいに、瞳よりも少し手間のまつげやまゆげにピントがあってしまう事があるという事象が確認されていた。

今回の、瞳AFの精度の改善はその改善が含まれている様子。

瞳AFのフォーカスポイントを信じて疑わず撮影しているため、条件が重なった事象でそれがたまにとはいえ、起きると非常にガッカリなので早急な対応必須だった。

また、α7Cのキットレンズとしても発売されているFE28-60mm F4-5.6「SEL2860」との組み合わで使用したときに撮影できない場合がある事象についても改善された。

今回、α7 IVの初のアップデートということで、もしかするとメモリーカードからのアップデートを試せるのか？と期待したけれど今回は、残念ながらメモリーカード版のアップデートは用意されていなかった。

次のアップデートに期待しよう。

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●「α7 IV」（ ILCE-7M4 ）はメモリーカードから本体内ソフトウェアアップデートに対応している事を確認。

デジタル一眼カメラ α7 IV 「ILCE-7M4」には、新しい機能としてメモリーカード内に保存したファームウェアデータを使いファームウェアアップデートできる機能が実装されている。

さっそくソニーストアで実機を確認したところ、本体メニューにある［セットアップ］⇒［セットアップオプション］⇒［バージョン表示］と開くと【ソフトウェアアップデート】という項目があることが確認されている。

今のところ、ソニーで公開されているカメラ向けのファームウェアアップデートのファイルは、Windows向けはexeファイル、Mac向けはdmgファイル。

メモリーカードからアップデートができるという事は、専用の拡張子で配信されるのではと思われる。

そこでふと思いつくのは、だとするとWindowsやMacのようないわゆるPCではなくても、スマホやタブレットからでも出来るのではないか？ということ。

現段階では実際にアップデートできないのは承知の上で、「スマホ・タブレット」⇒「USBケーブル」⇒「 α7 IV」といった流れで、メモリーカードにデータを送り込めないか？

という好奇心が。

「iPad mini」⇒「USBケーブル」⇒「α1」という、現状手元にある機材で接続して実験してみることにした。

どうしてXperiaを使ってないんだ！？というと、GoogleChromeから本体ソフトウェアアップデートのページを開いてもダウンロードすらできなかったため。

”ご利用の端末からはシステムソフトウェアのダウンロードが行えません。Windows またはMac OSの動作するPCをご利用ください。”

と注釈がそえられているとおり、現時点では、スマホやタブレットが想定されているわけではない。

けれど、iOS（iPhoneやiPad）で試したところ、GoogleChromeでPCモードにすることで本体ソフトウェアアップデートのページからアップデータファイルをダウンロードができた。

ついでに言うと、「Lightning⇔USB type-C ケーブル」なるものを自分が持っていないので、iPhoneはパス。

USB type-Cケーブルで両者に差し込める「iPad mini」が適任だった。

そして、「iPad mini」にダウンロードしたアップデータをファイルアプリから、「α1」の中にセットしているSDカードのフォルダにコピー。

※「α1」のUSB接続設定は「マスストレージ」。

すると特にエラーもなく、無事にコピーが完了。

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●本体内ファームウェアアップデートを、ぜひα7IV以外のαシリーズにも実装してほしい。

単なる実験ではあるけれど、スマホやタブレットからアップデータをカメラ内のメモリーカード（SDカード / CFexpress Type A メモリーカード）へ送り込むことができた。

ということは、仮に外出先でもノートPCを持ち合わせてなくても、スマホやタブレットがあれば今よりも手軽にアップデートできるなんてことが実現するかもしれない。

 α7 IVが発売されて、その後のアップデートが来るまでは実際にどういった手順になるかはまったくわからないけれど、楽しみにその時を待ってみよう。

また、ぜひともα1や他αシリーズにもメモリーカードからのアップデートを実装して欲しい。

＜α7IVの新機能を海外発表モデルからチェック＞
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7 IV ( ILCE-7M4 )の熱耐性能について、海外のソニー公式ページから調べてみる。α7 IV、α7SIII、FX3、α1の動画連続撮影比較。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7 IV ( ILCE-7M4 )の新機能「フォーカスブリージング補正」と、その対象レンズについて確認してみる。

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●デジタル一眼カメラαシリーズ

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・α1 | デジタル一眼カメラα（アルファ） | ソニー
・ソニーのフラッグシップ、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α1 ( ILCE-1 )」登場（前編）。α7R IVに迫る高解像度と、α9IIを遥かに凌ぐスピード性能。
・ソニーのフラッグシップ、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α1 ( ILCE-1 )」登場（後編）。信頼性やアウトプットも大幅に改良、あらゆるレスポンスを重視したワークフロー。

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