55型から85型までをラインナップする Mini LED搭載 4K液晶テレビ BRAVIA 7「XR70シリーズ」。ソニーストアで実機をチェック。
2024年の新モデル「BRAVIA XRシリーズ」がついに登場。
新たなラインナップの中で、最上位となるMini LEDバックライト搭載を搭載したフラグシップモデルBRAVIA 9と、メインストリームとなるもうひとつのMinLEDを搭載した4K液晶テレビBRAVIA 7「XR70シリーズ」。
BRAVIA 7は、2023年のフラグシップモデルと同等性能を持ち、直下型LED部分駆動のX90L後継モデルと比べると全てにおいてスペックアップしている。
今回の新モデルで、ソニーのMini LED搭載モデルとしては初めて55型が登場した。
サイズの問題で、Mini LED搭載ブラビアを諦めていたというユーザーにとっては待望のモデルとも言える。
発売日は、2024年8月31日(土)発売予定。
・BRAVIA 7「XR70シリーズ」(Mini LED)製品ページ
・4Kブラビア史上最高輝度と豊かな色彩表現で映画への没入感を高める『BRAVIA 9』シリーズなど12機種を発売 | ニュースリリース | ソニー
・テレビ ブラビア | ソニー
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目次
●プレミアムモデル4K液晶テレビBRAVIA 7「XR70シリーズ」(Mini LED)
2023年フラグシップモデルのディスプレイと同等性能を搭載するプレミアムモデル
BRAVIA 7「XR70シリーズ」は、Mini LEDバックライトを搭載した4K液晶テレビのプレミアムモデル。
2023年発売のフラッグシップモデル BRAVIA X95Lシリーズと同じバックライト制御技術「XR バックライトマスタードライブ」を搭載。
LEDバックライトの分割数やピーク輝度も同等。
サイズは、55型、65型、75型、85型という幅広い大きさのテレビをラインナップ。
85型という巨大サイズから、ソニーのMini LED搭載モデルとして初めて登場した55型という設置のしやすいサイズまで揃う。
また、今回発表された最新4シリーズの中で最もリーズナブルとも言える。
4K液晶テレビBRAVIA 7「XR70シリーズ」(Mini LED)
「K-85XR70」【85型】 2024年8月31日(土)発売
ソニーストア販売価格:715,000円(税込)
「K-75XR70」【75型】 2024年8月31日(土)発売
ソニーストア販売価格:550,000円(税込)
「K-65XR70」【65型】 2024年8月31日(土)発売
ソニーストア販売価格:440,000円(税込)
「K-55XR70」【55型】 2024年8月31日(土)発売
ソニーストア販売価格:352,000円(税込)
従来の直下型LEDと比べてバックライトを微細化して、分割数やピーク輝度を強化したMini LED。
フラグシップモデルのBRAVIA 9と比較すると分割数は少ないとはいえ、直下型LED部分駆動のテレビに比べて、暗部の白っぽさやコントラストの低さは大きく改善されている。
例えば、ソニー初のMini LEDを採用したのは2022年に発売になったBRAVIA X95K。
上の動画は、BRAVIA X95K(2022年)と、直下型LED部分駆動のBRAVIA X95J(2021年)の比較動画。
Mini LEDになったことで部分駆動の領域が細かくなっていることがとてもよくわかる。
BRAVIA 7は、2023年のBRAVIA X90Lシリーズの後継モデルにあたるため、直下型LED部分駆動からMini LEDへと内部デバイスが進化したことになる。
BRAVIA 7は、プロセッサー「XR」の精緻な映像分析と、ソニーの培ってきたバックライト駆動技術によって、パネル背面に高密度に敷き詰めたMini LEDバックライトを細かく制御するXR Backlight Master Drive(XR バックライト マスタードライブ)を搭載。
さらにBRAVIA X95L と比較して、LEDバックライトの分割数やピーク輝度においても同等で、1年前のフラグシップモデルと同じ性能を持っていると考えると相当魅力。
従来は直下型LED部分駆動の大雑把なブロックの光だったものが、Mini LEDによる部分制御されている恩恵は計り知れない。
BRAVIA 7は、バックライトを細かく制御できるため、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗く表現ができ、暗部の電流を明部に集中させ明るさを高める機能の効果をである指標が「XR Contrast Booster 20」(XR コントラスト ブースター20)となっている。
2023年の液晶ブラビア プレミアムモデルBRAVIA X90LシリーズがXR Contrast Booster 10だったとすると、コントラストの表現が大きく上がっていることになる。
ただし、BRAVIA 7が、2023年のフラグシップモデルBRAVIA X95L と全く同じ性能というわけではない。
上の画像は2024年フラグシップモデルであるBRAVIA 9のディスプレイをマクロ撮影したもの。
撮影する角度を変えてみることでディスプレイにスリガラスのような様々な処理がされている。
斜めの角度から観ても鮮やかさは失われない光学設計「エックス ワイド アングル」や、表面に低反射な新素材を採用した低反射パネル「エックス アンチ リフレクション」といった処理は、フラグシップモデルにのみ採用されているもの。
そしてこちらが、BRAVIA 7のディスプレイ表面をマクロ撮影したもの。
見た印象からすれば美しくサブピクセルが撮影できているので、こちらのほうが良いのではと思ってしまう。
確かにマクロ撮影をするという観点からすればこちらのほうが都合が良いけれど、実際にディスプレイに外光が入り込んでくると反射しやすいというのも事実。
映り込みや反射を抑え込む性能については、BRAVIA 9が上回っている。
とはいえ、完全なグレア液晶ではなくピーク輝度も高いため、店頭で観た限りでは映し出される映像はとても綺麗だった。
音質面
BRAVIA 7は、画面上部のサウンドポジショニングトゥイーター2つと画面下部に配置したフルレンジスピーカー2つを配置。
独自の音響技術「アコースティック マルチ オーディオ」を採用することで、4つのスピーカーを別々のアンプで制御し、まるでその場にいるかのようなリアルな音を生み出す。
BRAVIA X90L はスピーカーの実用最大出力が30W(10 + 10 + 5 + 5)だったものから、BRAVIA 7では40W(10 + 10 + 10+ 10)に強化されている。
底面スピーカーには、音の歪みを低減する形状の振動板を採用した「X-Balanced Speaker」を搭載。
クリアな高音質と大容量のスピーカーボックスによって迫力のある重低音も再現できる。
強烈なスピーカーというわけではないものの、納得できるレベルの音質を持っている。
もちろん物足りなければ、サウンドバーやホームシアターシステムを導入するということもできる。
サウンドバー・ホームシアターシステムとの接続時にテレビをセンタースピーカーとして使用できる「アコースティック センター シンク」対応。
2024年モデルからは、テレビのスピーカーから音が鳴るだけでなく、サウンドバー・ホームシアターシステムと自動的に最適化され、一つのスピーカーシステムとして動作する。
「ボイスズーム」機能は、全体の音の大きさを変えずに人の声だけをクリアにして音量も変えることもできる。
「ボイスズーム3」を新たに搭載して、人の声のみをAIで検出することで声の明瞭度も良くなっている。
音響面の機能追加はテレビのスピーカー以外にも、Bluetooth接続のヘッドホン・ネックバンドスピーカーにも追加されている。
BRAVIA 7は、別売のワイヤレストランスミッター(WLA-NS7)を必要とせず、直接接続して立体音響を楽しめる。
さらに、テレビ(サウンドバーなど)のスピーカー出力とBluetooth/ヘッドホン出力を分けることもできるようになっている。
例えばワイヤレスネックバンドスピーカーHT-AN7は、2台接続して二人とも立体音響を楽しめたり、リビングで家族が普通にテレビを見ていても、キッチンで家事をしていてもヘッドホンやネックバンドスピーカーからにテレビの音を楽しむといった事もできる。
本体デザイン
BRAVIA 7は、超狭額の「Seamless Edge(シームレス エッジ)」は、映像以外のものを最小限に抑えて映像に没入できるスタイリッシュなデザイン。
側面のフレームも薄さを担保しつつも金属の質感を感じられる。
BRAVIA 7のスタンドは、設置スタイルに合わせたフレキシブルな4-Wayスタンド。
スタンド外側とスタンド内側に加えて、サウンドバー(別売)の設置時に画面に重なることなく設置できるよう、サウンドバースタイルにもできる。
テレビ台が少し小さいなどの理由で画面サイズがそのまま置けなくても、スタンドを内側にすることで設置できる。
前モデルではスタンドの幅は変更できなかったため、設置方法も改善している。
スタンドは高さが抑えられた形状になっていて、最新のサウンドバーは付属の脚をつけることでテレビスタンドを跨いで設置もできる。
2024年モデルでSoCを刷新、ビジュアライズ化されたUIと快適操作になったテレビ操作
ソニーのブラビアは、「Google TV」機能を搭載。
ホーム画面は、「検索」、「おすすめ」、「映画」、「番組」、「アプリ」、「ライブラリ」の各種タブと、一番右端に「設定」を配置するレイアウトは今までと共通。
サービス提供会社別ではなくてンテンツ軸で表示、自分の加入しているサービスをベースに表示して、そのまま好みの動画に横断的にアクセスできる。
入力切り替えについても、HDMI端子に接続した機器の名称も確認できるアイコンになって視覚的にもわかりやすい。
YOUTUBEやNetflixなどといった動画サービスも並んでアクセスすることもできる。
設定画面にすいても、ビジュアライズされたUIになったことで、イメージもしやすくて使い勝手も良くなっている。
そして操作時のレスポンスが超高速化。
2024年モデルからSoCが新たに更新されたこともあって、操作が爆速ヌルヌルサクサク。
アプリの起動の待ち時間についても明らかに早くなっている。
ネット動画、映像コンテンツサービスに最適化されたモード
ブラビア・Xperia・PS4/PS5でソニー・ピクチャーズの作品を楽しめるソニー独自のコンテンツサービス「SONY PICTURES CORE」。
購入特典として、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの最新映画から過去の名作までを視聴することができる。
視聴スタイルとして、2年間見放題と、最新映画については10作品引き換えできるチケットが付属する。
4K UHDブルーレイディスクと同クオリティとなる最大80Mbpsの高画質ストリーミング技術「Pure Stream」、IMAXシアターのような映画体験が楽しめる「IMAX Enhanced」、立体音響技術「Dolby Atmos」をソニー・ピクチャーズ作品で楽しむことができる。
さらにブラビア2024年モデルでは、映画の制作者の意図通りの画質で楽しめるブラビア スタジオ画質モードを搭載。
「SONY PICTURES CORE画質モード」、「Netflix画質モード」、「Prime Video画質モード」の3つを備えている。
ビデオストリーミングデータ以外に画質設定APIも合わせて受信することで、画質設定APIに基づいて最新ブラビアが画質を調整して、制作者の意図した通りの画質で映像を楽しむことができる。
特に観ている側が何もする必要もなく、コンテンツごとに最適な映像を表示できる。
ワイヤレスLANは無線規格IEEE 802.11ac/a/b/g/n/axとなってWi-Fi 6 / 6Eに対応。
次世代無線通信規格Wi-Fi6Eに対応したことで6GHz帯での接続も可能なため、ワイヤレス接続のほうが通信速度は早くなる。
スマホで操作できる「BRAVIA Connect」
ブラビア2024年モデルは、スマートフォンアプリ「BRAVIA Connect」(ブラビアコネクト)を使って、スマートフォンからテレビを操作することもできる。
音量の調整、チャンネルの変更、画質モードの切り替え等もすべてスマホ内で可能。
さらにスマートフォンを利用するときの利点として、ブラビアで起動したいアプリを選ぶだけですぐに起動できる。
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テレビ側に操作用のUIを表示させずに設定の切り替えができる。
音声出力についても、スマートフォンから変更することができる。
※ブラビア2024年モデルでは、テレビとヘッドホンの音声出力が分離したので、同時に音声を出力できる。
付属するリモコンはBluetooth接続に対応して、一部操作を除きいてテレビの受光部に向けなくても操作できる。
また「U-NEXT」「Netflix」「Hulu」「Prime Video」「FOD」「Disney+」「ABEMA」「YouTube 」の物理ボタン搭載。
テレビが電源オフの状態でもチャンネルボタンを押すとみたいテレビ局のチャンネルが起動する「チャンネルポン」機能にも対応している。
ゲーム向けの機能を強化、Dolby Vision GamingやPlayStation 5のリモートプレイも対応。
HDMI2.1に規定される4K/120fps に対応。
さらにゲーム機から送出される映像のリフレッシュレートとテレビのリフレッシュレートを合わせることで映像の乱れを抑制するVRR(可変リフレッシュレート)や、ALLM(自動低遅延モド)にも対応する。
PlayStation®5との連携機能として、最適なHDRに調整してくれるオートHDRトーンマッピング、ゲーム・映像コンテンツに応じて画質モードを変更してくれるコンテンツ連動画質モード、4K/120fps入力時に最短8.5msまで入力遅延を短縮するゲームモード、ブラビアの画質設定をゲームに合わせて調整できるゲームメニューなどを引き続き搭載している。
さらに、ブラビア2024年モデルは、ゲーム向け機能として「Dolby Vision Gaming」(ドルビービジョンゲーミング)にも対応。
ドルビービジョンゲーミングは、従来のHDRゲームを超える明るさ、コントラスト、色、奥行き、ゲームの持つ最もリアルで臨場感のある映像でゲームをプレイすることができる。
ブラビア2024年モデルは、Android TV OS 12となったことでPlayStation5やPlayStation4へのPSリモートプレイアプリが利用可能。
別の場所にあるPlayStationから離れた場所でもリモートプレイができる。
※上の画像のように、宅内のローカル環境でも、まったく別の場所からのリモートプレイでも利用可能。
ECOメニュー機能が強化、消費電力表示や日々の消費電力量を確認可能に
省電力関連の機能を1カ所に集約したECOメニューの機能を追加。
手軽に省電力設定ができるだけでなく、リアルタイムの消費電力表示や、日々の消費電力量の確認もできる。
従来モデルでは数値的な表示はなかったものの、新モデルから非常にわかりやすくなった。
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●55型もラインナップした最新の快適動作Mini LEDモデルBRAVIA 7
BRAVIA 7は、眩いほどの明るさと高コントラストかつ鮮やかに映像を描く、Mini LEDを搭載した4K液晶テレビであり、テレビの挙動の快適さを左右するSoCも更新されている。
85型、75型、65型、55型まで幅広いモデルをラインナップしているため、サイズについても検討するバリエーションが広い。
予算が許す限り性能を重視するのであればMini LED フラッグシップモデルのBRAVIA 9もあれば、有機ELモデルとなるA95LシリーズやBRAVIA 8という選択肢もある。
ただし価格については大きな差がある。
65型で比較してみると、BRAVIA 7が440,000円(税込)なのに対して、BRAVIA 9は660,000円(税込)、A95Lシリーズは770,000円(税込)、BRAVIA 8は550,000円(税込)。
※ソニーストアでは10%オフクーポンやキャッシュバックなどで、表示されている金額よりも安くなる。
Mini LEDを搭載していながら価格を抑えて、かつテレビとしての動作も機敏で、機能も充実していると考えると、BRAVIA 7は非常に魅力的。
特に55型はサイズもプライスも新型ブラビアの中で最も導入しやすく、買い替えるに値するモデルとなっている。
Mini LED 搭載フラグシップモデル 2024年最新の 4K 液晶テレビ BRAVIA 9「XR90シリーズ」を、ソニーストアで観てきたレビュー。
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●BRAVIA ラインナップ
2024年モデル
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●ブラビアでおうちシネマキャンペーン
新型ブラビア発表と同時に、最大10万円キャッシュバックされる「ブラビアでおうちシネマキャンペーン」が開催。
購入製品によって、キャッシュバック金額が決まっているため、ロトキャンペーンのように人によって金額が変わらないので安心。
・ブラビアでおうちシネマキャンペーン | テレビ ブラビア | ソニー
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