フルサイズコンパクトカメラ「RX1R III」のセンサー使用領域・動画撮影時間を調べてみた。静止画撮影に特化ながらも高画質な動画も残せる超小型カメラ。
レンズ一体型コンパクトカメラ「RX1R III」(DSC-RX1RM3)は、有効約6100万画素のフルサイズ裏面照射型Exmor R™(エクスモアアール) CMOSイメージセンサーと最新の画像処理エンジンBIONZ XR™(ビオンズエックスアール)、AIプロセッシングユニットを小さなボディに凝縮。
ただコンパクトだからといって、画質に重要なイメージセンサーをあますことなく使用しているのか?動画撮影時間はどのくらい持つのか?
「RX1R III」と同じセンサーやプロセッサーを備えるデジタル一眼カメラのα7R Vとあわせながら仕様を確認してみた。
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目次
●「RX1R III」のセンサー使用領域と動画撮影時間
「RX1R III」「α7R V」センサー使用領域はどうなっている?
「RX1R III」は、α7R Vと同じく有効約6100万画素フルサイズ裏面照射型Exmor R CMOSイメージセンサーを搭載している。
RX1R IIは、2016年に発売されたタイミングで、当時α7R IIやα7R IIIに採用されていた同等の約4240万画素のイメージセンサーだった。
「RX1R III」とデジタル一眼カメラα7R Vのセンサー使用領域について調べてみる。
「RX1R III」は、最大4K30p(4:2:2 10bit)、フルHD120p(4:2:0 8bit)までの動画撮影が可能。
センサーを最大限利用して動画を記録。
RX1R IIでは、最大フルHD60p、HD120pまでだった事からすると大幅な進化と言える。
また、「RX1R III」は、静止画撮影時において、35mm(約6100万画素)/50mm相当(約2900万画素)/70mm相当(約1500万画素)の画角に変更できるステップクロップ撮影ができることも特徴のひとつ。
センサー使用領域は、上の画像のようにクロップされた領域そのままを利用しているのでわかりやすい。
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焦点距離:35mm |
焦点距離:50mm相当 画像サイズ:最大 M(29M) 6640x4432ピクセル |
焦点距離:70mm相当 画像サイズ:最大 S(15M) 4752x3768ピクセル |
70mmとなると1/4までセンサーサイズがクロップされてしまうとはいえ、巨大なセンサーサイズと高画素のアドバーンテージを最大限に活かして画質を維持することができる。
また、「α7R V」の動画撮影時の利用できる形式は非常に豊富。
最大で、8K動画撮影できるというのは大きな魅力でもある。
フルサイズ:4K30p / 24p
1.2倍相当画角:4K60p 8K24p
1.5倍相当画角(Super35mm):4K30p / 24p 6.2Kオーバーサンプリング
4K 60p以上の場合は、約1.2倍相当のクロップが発生、6.2Kオーバーサンプリングを行なう場合はAPS-C/Super35mm(約1.5倍相当)の画角となっている。
仕様には注意が必要なものの、撮影できる形式が豊富なので用途次第では高精細な動画を撮影可能。
多数のレンズの選択肢も含めて動画撮影を重要だと考えるのであれば「α7R V」が圧倒的に有利になる。
「RX1R III」「α7R V」動画撮影時間
また、「RX1R III」と「α7R V」の公式データに基づいて動画関連の項目をピックアップして比較。
動画連続撮影については、撮影解像度や環境温度などによって時間にばらつきがあるため直接的には比較できない点には注意。
「RX1R III」は、超コンパクトなフルサイズカメラということもあって、動画連続撮影は「α7R V」よりも短い。
高性能な画像処理エンジンやAIプロセッシングユニットを搭載して、より性能が向上したぶん消費電力が増加しているため、やはりバッテリー容量の大きいZバッテリーを採用しているα7R Vがより安定して長い時間の動画が撮れる。
とは言え、RX1R IIではあまりにも非力だったNP-BX1(Xバッテリー)4.5WhからNP-FW50(Wバッテリー)7.3Whへと大型タイプへと変わったとことや、USB PD(Power Delivery)に対応してバッテリーを急速充電できるといった恩恵は大いにある。
「RX1R III」は、極限までコンパクトさを追求しているため、手ぶれ補正ユニットを備えていない。(動画撮影対応の電子式の手ブレ補正のみ)
一方で、α7R Vは、補正効果8.0段のイメージセンサーシフト方式5軸補正を搭載。
動きを伴うような過酷な撮影シーンでは特に手ぶれ補正の効果はかなり大きい。
6100万画素ともなると微ブレの影響も大きい。
ただし、35mmという焦点距離を、手ブレを抑える目安(1/焦点距離 秒)から考慮すれば、よほど雑な撮り方をしなければ手ブレを抑えた撮影もできると思いたい。
共通する性能
「RX1R III」とα7R V、の共通する性能として、最新の画像処理エンジンBIONZ XRに加えてAIプロセッシングユニットを搭載。
BIONZ Xと比較すると最大約8倍の高速処理能力を持つBIONZ XRのおかげで処理時間を短縮するとともに、静止画・動画撮影の画像処理能力を大幅に向上。
有効約6100万画素高解像度イメージセンサーの解像性能を最大限に引き出して、被写体の質感やディテールを忠実に再現することができる。
AIプロセッシングユニットの恩恵として、より幅広い被写体をカメラが認識。
加えて、被写体の対象を絞ってオートで認識することもできる。
また、被写体認識の精度高く、かつ粘り強く被写体を捉える「リアルタイムトラッキング」にも対応する。
「RX1R III」は、そのコンセプトからあくまでも静止画撮影を主とした仕様になっている。
とは言いながらも、ときにはスナップで写真を撮っていても、動画として記録を残したい瞬間はきっとある。
その時でも、最大4K30pで高画質な映像を残せるというのはとても重要なところ。
もちろん長回しをするには不向きではある事を頭に置いておけば、楽しい撮影ライフを体験できる。
「RX1R III」(DSC-RX1RM3)ソニーストア実機レビュー。最新性能をコンパクトボディに凝縮、帰ってきた最高峰のフルサイズコンパクトデジタルカメラ。
有効約6100万画素フルサイズサイバーショット「RX1R III」と、前モデル「RX1RII」の機能や性能を、デジタル一眼カメラ α7CR、α7R V も交えて比較してみる。
有効約6100万画素フルサイズサイバーショット「RX1R III」(DSC-RX1RM3)に対応するソニー純正アクセサリー。
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●新発表「RX1R III」関連製品
デジタルスチルカメラ RX1R III「DSC-RX1RM3」
市場推定価格:660,000円(税込)前後
ソニーストア販売価格:658,900円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
発売日:2025年8月8日(金)
予約開始:2025年7月23日(水) 10時~
RX1R III専用サムグリップ「TG-2」
メーカー希望小売価格:38,720円(税込)前後
ソニーストア販売価格:36,300円(税込)
発売日:2025年8月8日(金)
RX1R III専用ボディケース「LCS-RXL」
メーカー希望小売価格:21,120円(税込)前後
ソニーストア販売価格:19,800円(税込)
発売日:2025年8月29日(金)
レンズフード「LHP-1 J2」
メーカー希望小売価格:22,330円(税込)前後
ソニーストア販売価格:20,900円(税込)
発売日:2025年8月8日(金)
モニター保護ガラスシート「PCK-LG1」
メーカー希望小売価格:3,850円(税込)
ソニーストア販売価格:3,718円(税込)
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●提携カード決済で3%OFF
モニター保護シート「PCK-LS30」
メーカー希望小売価格:1,210円(税込)
ソニーストア販売価格:1,155円(税込)
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MCプロテクター「VF-49MPAM」
メーカー希望小売価格:5,830円(税込)
ソニーストア販売価格:5,511円(税込)
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●提携カード決済で3%OFF
円偏光フィルター「VF-49CPAM2」
メーカー希望小売価格:12,100円(税込)
ソニーストア販売価格:11,418円(税込)
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
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ソニーストア 直営店舗でご購入の場合
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入のさいに、
スタイリストさんにショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。