[ Engadget Japanese 掲載]VAIO 5周年によせて
・VAIO 5周年によせて:Engadget Japanese
2019年7月、ソニーから独立したVAIO株式会社が5周年をむかえ、Engadgetさんへ寄稿させていただきました。
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●[ Engadget Japanese 掲載]VAIO 5周年によせて
2014年2月6日、SONYからVAIOが切り離され、経営・開発・製造は長野安曇野というVAIOというアイデンティティを残した形で2014年7月1日に「VAIO株式会社」が誕生。
そして今年2019年7月1日で5周年。
僕たち30代から50代くらいのおじさんは、まだスマホもなく外出先での通信インフラも整わない頃、アナログの時代からパソコンが現れてそのデジタル機器に未来と可能性を感じていた。
ちょうどその過渡期に現れたのがソニーのPC事業であるVAIOであり、その進化と体験をともに生きていた時代もあり、憧れの象徴でもあったVAIO。
写真や動画の編集も専用機でこなしていたものがPCに置き換わり、激遅のネット環境はブロードバンドになり絶対無理だと思っていた外出先でのインターネット接続、ありとあらゆる進化が想像をこえてだからこそ感動もひとしお。
発表して出てくるVAIOの新機種すべてにトキメイて、趣味全開、興味全開で誰よりもいち早く新モデルを手にすることがステータス。
そんなVAIOブランドも気づいてみればもう22年が経過していて、そりゃ自分も年をとるはずだと。
ずっと若いつもりでいたのに((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
そんなこんなで2013年の業績不振を理由にソニーからPC事業切り離されると聞いたときはびっくり仰天、青天の霹靂。
今思えば、「VAIO株式会社」として存続したことは奇跡だったのかもしれないと。
それでも長野県安曇野市にあったVAIOの工場がそのまま本社となって、従業員は240人ときくと、SONY時代からすれば超縮小。
ただ個人的に嬉しかったのは、雲の上の存在と思っていたVAIOに携わる人たちと深く知り合えたこと。
それまではただの一ファンにすぎなかったものが、皮肉にも広報や開発部隊の皆さんと仲良くなれたのはVAIO㈱となってから。
SONYを代表するVAIOやXperiaに対する重度のオタクっぷりを縁に某編集部のA氏にライターの道を切り開いていただいたのもこの時。
遠い憧れの存在だった人たちと繋がれたことは今でも宝物だと思っている。
VAIOの製品については、老害&オタクっぷりを発揮するくらいには厳しい目でみていて。
VAIO㈱になったら自由に凄いPCが出てくるんじゃ!と期待値と妄想が膨らむなかで出てきたのは、従来あったモデルをビジネス向けに特化させたスタンダードなPC。
最初だから仕方ないよねと我慢していたところ、ハイパフォーマンスな「VAIO Z」やクリエイティブ向けの「VAIO Z Canvas」が出てきていい感じーと思っていたらそれ以降モデルチェンジもなく後継機種が出てこない。
VAIO Phone(スマートフォン)の時なんて、VAIOでスマホがキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!とテンションMAXになりながらもまさかの違った方向へ。
個人ユーザーとして”VAIO”に期待するものは、狂おしいほどに変態じみたギミックや、それいるか?とツッコミたくなるような性能ふくめ、とんがったモデルだったけれどそれは今まではかなってなかったような気もする。
何が辛いって「欲しいVAIOが出たら買ったのに」と言われて他社PCへと移っていく人たちの話をきくようになったこと。
これはかなり悔しい。別に自分の会社でもないのに悔しい。
確かにSONY時代は、デスクトップPCから超小型モバイルPCまで多岐にわたったラインナップで攻めていたけれど、VAIO㈱になって規模が10分の1以下になったらそれは無理でしょうと。
短かったようで長かった、長かったようで短かった。
当初は市場規模の大きいビジネス向けのPCへと舵を切る必要があったし、その後受託(EMS)事業を行うなど、生き残るかつ企業として業績を上げる方向に向けていき、その結果として営業利益の黒字化をはたして、VAIO㈱は確実に復活。
さて、5年の歳月を経て、いい感じになってくると期待もぼちぼち出来そうじゃないかと。
それは最近の出てくるモデルに変化が見え始めたということ。
2018年後半には合体分離する新筐体の「VAIO A12」、狭ベゼルで4Kディスプレイを搭載する「VAIO SX14」、Thunderbolt 3を搭載してデスクトップクラスのパフォーマンスを持つ「VAIO S15」と、明らかに今までの流れにはなかったアグレッシブさがあるじゃないかと。
そして、今回発表になった13インチのスダンダードPCの座を取り込む勢いのスタンダードコンパクトPC「VAIO SX12」。
しかも、5周年記念として発売されたVAIO 5th Annieversary 勝色特別仕様カラーのこだわりっぷりといったら往年のVAIOユーザー歓喜!
光のあたり具合でカーボン繊維が見え隠れするというまるで性能とは全く関係ないのにその美しさたるや物欲指数が振り切ってしまうカッコ良さで買わない選択肢はまずないなと。
VAIO20周年(VAIO㈱設立としては3年)で発売された記念モデルのときとは気合の入れようがまるで違う。超本気モード。
勝手に期待値を上げてもアレだけれども、まぁ言うのはタダなので一応お願いしておこう。
ポケットに入るかもしれないくらいの小さなVAIOが欲しい!
ハイパフォーマンスゴリゴリのVAIO ZやVAIO Z Canvasの新モデルが欲しい!
そして、自宅や仕事にメインマシンとするデスクトップのVAIOが欲しい!
自分の使うPCに、VAIOロゴを宿したい。ぜひお願いしたく。
もちろん、VAIO Phone でリベンジしてもVAIO製ロボットやドローンがでてきてもよくてよ(*´Д`)ハァハァ
VAIO㈱の新しいメッセージは「信じてくれる人と、」なので、次のVAIO㈱6周年にむかってさらにこれから新しい何かが生まれてくることに期待したいしよう。
そしてまたいつの日かVAIOファンの集まる「VAIO Meeting」を開催していただきたく。
さぁみんなでVAIO 5th Annieversary 勝色特別仕様カラーを買って買い支えよう(・∀・)
<Engadget掲載>
・もうサブノートとは言わせないVAIO SX12登場。5周年記念の勝色特別仕様が魅力的すぎる:Engadget Japanese
・VAIO設立5周年のPR動画に隠されたこのモバイルPCは一体何だ!?:Engadget Japanese
・無駄な空間のない性能を凝縮。今までの13インチクラスのノートPCに取って代わる新スタンダードモバイル「VAIO SX12」。
・VAIO5周年記念モデル、VAIO SX12 / SX14に「VAIO 5th Annieversary 勝色特別仕様カラー」数量限定で登場。
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●新スタンダードモバイル「VAIO SX12」
新スタンダードモバイル「VAIO SX12」
ソニーストア販売価格:119,800円+税~
カラー:ブラック・シルバー・ピンク・ブラウン
VAIO SX12のカラバリは、ブラックとシルバーに加えて、液晶天板とパームレストをブラウンカラーに、背面のVAIOロゴとオーナメントになゴールドメッキを施した、定番カラーと違った華やかのあるブラウンが選べる。
VAIO® SX12 | ALL BLACK EDITION
ソニーストア販売価格:201,800円+税~
VAIO® SX12 | 勝色特別仕様(台数限定)
ソニーストア販売価格:216,800円+税~
・VAIO5周年記念モデル、VAIO SX12 / SX14に「VAIO 5th Annieversary 勝色特別仕様カラー」数量限定で登場。
VAIO SX12に関するアンケートに答えると、ソニーストアでVAIO SX12購入時に利用できる「5%OFF」クーポンをプレゼント!
VAIO5周年記念として、期間中にVAIO SX12を購入すると1万円キャッシュバック。
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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
「Xperia XZ3」の実機をソニーストアでも10月12日より展示を開始する。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。西鉄天神CLASS
営業時間:11:00~20:00
<ASCII.jp x デジタルXperia執筆>
・ASCII毎週連載:Xperia周辺機器
・ASCII隔週連載:Xperia温故知新! 波瀾万丈な歴史を紐解く
<Xperia 1 執筆>
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・「Xperia 1」を手に入れたら、真っ先に保護フィルムを貼っておこう。