[ Engadget Japanese 掲載]完全ワイヤレス&ノイキャンで劇的に進化 ソニーの新ヘッドセット「WF-1000XM3」レビュー
・完全ワイヤレス&ノイキャンで劇的に進化 ソニーの新ヘッドセット「WF-1000XM3」レビュー
ソニーから登場した左右が独立したタイプのワイヤレスヘッドセット「WF-1000X」から2年弱、新しく生まれ変わったモデル「WF-1000XM3」のレビューをEngadgetさんに掲載いただきました。
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●[ Engadget Japanese 掲載]完全ワイヤレス&ノイキャンで劇的に進化 ソニーの新ヘッドセット「WF-1000XM3」レビュー
初代左右独立型のワイヤレスヘッドセット「WF-1000X」を愛用して、ケーブルに全く邪魔されないなんともフリーな装着感は最高だったものの、使っていると不満なところも出てきたこのモデル。
「WF-1000X」の装着性は優れてお気に入りだったものの、電波がたくさん飛び交うような場所で右側のイヤホンから音が途切れたり、音声の遅延が大きかったり、ヘッドセット単独でのバッテリー持続時間が短いなどと、どうしても常用するにはイライラすることが多すぎる。
新型「WF-1000XM3」は、抱えていた最大の弱点を解決。
「WF-1000X」は、再生機器からの通信を左、そして右に受け渡すという方式をとっていたために、遠い側にある右側のイヤホンが途切れやすく、左右を同期させるために遅延が発生。
「WF-1000XM3」では、新Bluetoothチップを採用して、左右同時に転送できるようになり、かつ通信の遅延が1/4に。
加えてBluetoothを受信するためのアンテナ構造が改善されたこともあって、使っていても明らかに途切れにくくなったことを実感できる。
もちろんワイヤレス機器なので、絶対に途切れないという事はないとしてもその頻度は雲泥の差。
動画も、ドラマや映画を見ていての映像と音声のズレも気にせず楽しめる。
例えば、左または右どちらか片方をはずして、片方だけで音楽を聞いたり、ハンズフリー通話として使うといったことができる。
両耳装着した状態で音楽を聴いていたとして、一時的に外さなければいけないときも、自動的に流れている音楽が一時停止。改めて装着すると再度音楽を再生。
はずしたままで5分すぎると自動的にはずしたイヤホンの電源がOFFになるのでバッテリー消費も防げるなど、なんともかゆいところに手が届く。
うまく改良してきたなと。
フタを開いてイヤホンを入れる瞬間、マグネットに引き寄せられてでスポンっと吸い込まれるようにセットされて充電。
これはかなり癖になりそうなくらい気持ちいい。
充電の接点が触れていなくて充電出来ていなかったなんてことも回避できる。
前モデル比で2倍。
すぐにバッテリー切れになるとなんのためのワイヤレスなのか萎えてしまうので、ロングバッテリーはとてもありがたい。
充電ケースにおさめて充電は3回できるので、単純に合計すると最長24時間使える計算。
いざというときには10分充電して90分再生できる急速充電もあって、イライラを最小限に食い止められる。
装着もシンプルで、イヤホンを下向きのまま耳の穴に突っ込んで、そのあと上向きに回転させるだけでしっかりフィット。
長いイヤーピースと、耳に接する部分にラバーを採用して滑りにくくなり、耳の3点できちんと支えられる感もあって保持されていて、かなり激しく動いてもはずれてしまう心配もなく、自由に動きまわれる安心感がある。
もともとオーバーヘッドホンタイプの「WH-1000XM3」に備わっていた大掛かりなノイズキャンセリングのシステムが「WF-1000XM3」に搭載。
ボディの外側と内側にある2つのマイクからノイズを集音して、小型化&省電力化した「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1e」により、逆位相の音で騒音を打ち消すというノイズキャンセリングの仕組みにおいて、その精度が圧倒的に高くなる。
実際耳に装着すると突如静けさがやってくるといっても大げさじゃない。
左右独立型のワイヤレスヘッドセットでここまでの静けさが手に入るとは!一番の感動ポイントはココ。
おまけに、「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1e」は、非常に高いS/N比と低歪率をあわせ持ったD/A変換回路とヘッドホンアンプを内蔵、24bitのオーディオ信号処理を行う役割も持っています。
イコールそれはよりノイズ感のないクリアな音楽再生ができるということになるのです。
Bluetoothの対応コーデックは、SBC、AACのみで、LDACやaptX HDは非対応。
ただし、CD音源やMP3といった圧縮音源をアップスケーリングして、サンプリング周波数とビットレートを最大96kHz/24bitまでアップスケーリングするという「DSEE HX」を搭載。
再生するプレーヤー側の音源がなんであれ、転送されたヘッドホン側で高音質化してくれるんだと考えればわかりやすいかもしれません。
例えば、電車のアナウンスが聞きたい、とっさに話したいという場合には、イヤホンの左側のボディに指をのせると、音楽の音量が小さくなり周囲の音を取り込んで聞きやすくしてくれる。
これがなんとも便利。
右側のボディをタッチすれば音楽の再生/一時停止、曲送り/曲戻し、電話の着信や終話といったコントロールもできる。
iPhoneの「Siri」や、Androidの「Google Now」といった音声アシスタント機能の起動もできて、イヤホン側から操作できることは結構ある。
ちなみに、スマホ専用のアプリ「Headphones Connect」を使えば、左右のタッチの機能をカスタマイズすることもできる。
他にも、周囲の音を取り込む音のレベルを細かく調整したり、シチュエーションによってノイズキャンセリングの効力を自動的に切り替えるといった細かな設定も可能。
「WF-1000XM3」はおよそ左右独立型のワイヤレスヘッドセットの抱える問題点を一掃してしまった。
音声が途切れたり、遅延が大きかったりといったところが改善されているうえに、バッテリー駆動時間も大きく延びて急速充電も快適。
そしてなんといっても集音と高性能チップでノイズキャンセリング性能が本当に心地よいということにつきる。
自分に最適なイヤーピースを選ぶことで、装着感の向上もさることながら高い遮音性も手伝って最良の視聴環境が作れてしまう。
コーデックについては本音を言えばLDACやaptX HDに対応して欲しかったという気持ちもありながらも、DACとアンプを内蔵してDSEE HXでアップスケーリングするというヘッドホン側で音質を向上してくれるブーストもあって使ってみると納得の音質。
オマケに、充電ケースもおしゃれで、マグネットでペタっとくっつくギミックも所有欲を満たしてくれる。
外で使いたい左右独立型のワイヤレスヘッドホンとして、身軽につかえて静けさと音質とのトータル性能に満足できる超オススメの逸品です。
・静寂とイイ音の合わせ技が最高すぎる、完全ワイヤレスのノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WF-1000XM3」を使ってみたレビュー。
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●ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WF-1000XM3」
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WF-1000XM3」
ソニーストア販売価格:25,880円(税別)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
さすがに使ってみないと不安だよねと言う人は、ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)でぜひ試してみよう。
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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
「Xperia XZ3」の実機をソニーストアでも10月12日より展示を開始する。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。西鉄天神CLASS
営業時間:11:00~20:00
<ASCII.jp x デジタルXperia執筆>
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・「Xperia 1」を手に入れたら、真っ先に保護フィルムを貼っておこう。