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ソニーゲーミングギアINZONE から新型ゲーミングモニターを9月25日(水)発表!その新型発表前に、ソニーの2022年発売 INZONEゲーミングモニターINZONE M9を振り返る。そして、改善してほしい点。


ソニーは、ゲーミングギアINZONE(インゾーン)ブランドから2024年9月25日(水)10時に新型ゲーミングモニターを発表予定。

2022年に発売したゲーミングモニター(4K 144Hz)INZONE M9から約2年経ち、どれくらい進化しているのか気になるところ。

そこで改めて、INZONE M9がどういったモデルだったのか?を振り返ってみる。

・New Gaming Monitor Unveiling | ゲーミングギア INZONE(インゾーン) | ソニー

・ゲーミングギア INZONE(インゾーン) | ソニー

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●ゲーミングモニター(4K 144Hz)INZONE M9 をおさらい


ソニーのゲーミングギアブランド「INZONE」は、2022年に誕生した。

製品カテゴリーとしては、ゲーミングモニターおよびゲーミングヘッドセットをラインナップ。

特にゲーミングモニター(4K 144Hz)「INZONE M9」は、ソニーとしては久々のPCモニターという事もあって発表当初はかなり話題になった事も記憶に新しい。

ただし、独特なスタンド形状や、商品仕様、初期ファームウェアの不安定さといったツッコミどころがあった事も事実。

現時点ではファームアップにより大幅に改善されたこともあって安定しているものの、新型ゲーミングモニターの発表を前にINZONE M9を振り返ってみる。

ソニー ゲーミングモニター(4K 144Hz)「INZONE M9」レビュー。(その1)開封から組み立て設置、「直下型LED部分駆動」の4K解像度ディスプレイ品質を試す。

ソニー ゲーミングモニター(4K 144Hz)「INZONE M9」レビュー。(その2)Windows PCやMac、PlayStation®5、Xbox series X、Nintendo Switch、スマホなどと接続してみる。接続時の注意点。

INZONE M9のデザイン・組み立て


INZONE M9」の最も目を引くのがモニタースタンド形状。

中央にある斜めの大きな脚と、後方左右に広がっている脚の三脚式スタンドを採用している。

見た目にはインパクトもあってスタイリッシュとも言えるし、モニター周りを広く使えるという利点はあるものの、販売直後に購入ユーザーから賛否が真っ二つに分かれてしまった。

いや、どちらかというと否定的な評価のほうが多かったかもしれない。

中央のスタンドは斜めになったデザインになっており、後方にかけて大きくせり出しているため設置する際に壁寄せが出来ない。

さらにモニターを上下できるものの、可動域が斜めになっているため上げるとモニターが後方に、下げれば前方に動いてしまう。

左右に設置されている脚もモニターの安定性が悪く、テーブルの角にも置きづらいなど、スタンドのデザインにより設置に苦労している様子が多く見受けられた。

スタンドとモニターの組み立てについては、ネジいらずでドッキングできる。

にもかかわらずスタンド自体の組み立てにねじを使用するためドライバーが必要という何ともチグハグな設計。

超巨大な電源(ACアダプター)

INZONE M9で全力でツッコミどころとなったのが電源となるACアダプターの巨大さ。

見たこともないような大きさのACアダプターだった事もあって面食らってしまう。

ACアダプターからモニターまでのケーブルが長くなっていて、ACアダプターからの電源ケーブルが短い。

そのため、ACアダプターは電源タップや壁のコンセント近くに設置する必要があって、置き場所に悩まされたユーザーも多い。


一応というかACアダプターが大きさについてはちゃんとした理由がある。

大きければ発熱に対して強くなりアダプターの過熱を抑えることができるし、小さくすると逆に同じ発熱が小さなACアダプターに溜まることになるので非常に高温になってしまう。

ゲーミングモニターを発売している他メーカーのACアダプターについても、触れないくらいほどに発熱しているものもあるためどちらがいいかは判断はユーザーによって変わる。

一方でモニター本体に電源を内蔵してしまうとモニター自体が巨大になってしまう。

さらに本体に電源ケーブルを接続することになると、ほとんどの場合で太いPC用ケーブルを使用することになるため取り回しもしづらくなる。

電源周りについては一長一短があるけれど、初期モデルだっただけにもう少し上手いやり方はなかったのかとも思う。

付属しない接続用ケーブル


INZONE M9には、ACアダプター以外のケーブルを付属していない。

そのため、ユーザーは自身でDisplayPortケーブルやHDMIケーブルなどを用意する必要がある。

確かにヘビーユーザーであれば映像用のケーブルを持っているかもしれない。

けれど、他メーカーは接続するためのケーブルを多く付属する事を対比されると物足りなさを感じてしまうのも無理はない。

さらにUSBハブ機能を利用する際に必要な「USB Type-B 3.0 ケーブル」も付属していない。

映像用ケーブルが付属しないというツッコミが多かったのか、後日発売されたINZONE M3ではDisplayPortケーブルが付属になった。

一番困るのは、PCと接続する際に相性問題で映像が映らない場合、ケーブルが原因なのかわからないと問題の切り分けが出来ないこと。

事実、INZONE M9でも初期ファームウェアでは映像出力の問題が発生していたので、余計に混乱を招くことになった。

初期ファームウェアの不安定さ・PC用管理ソフト依存のアップデート


INZONE M9は、ソニーとして初めてのゲーミングモニターということもあってか、初期ファームウェアでは映像の出力に不具合があった。

初めてのソニーのゲーミングモニターを発売日に買ったユーザーがその洗礼を浴びる事になってしまった。

【更新内容詳細化】ソニーの4K144HzゲーミングモニターINZONE M9(SDM-U27M90)の本体アップデートを2022年10月18日(火)配信開始。DP接続、HDMI接続時の不具合改善や、軽微な不具合を修正。アップデートにはWindowsPCが必要。

現時点ではソフトウェアアップデートでトラブルなほぼ改善して安定して使えている。

新型ゲーミングモニターは、2年ぶりの新モデルとして出てくるのであれば最初から安定したファームウェアであってほしい。

ソニーのゲーミングモニター(4K 144Hz)「INZONE M9」に、Ver. M009 となる本体アップデート配信開始。自動入力切換時間短縮、VRRオフ時のリフレッシュレート同期など。アップデート前後の自動入力切換時間をチェック!

また、当初は入力端子の自動切替速度が遅いと指摘されていた。

この点については今ではアップデートである程度改善している。

INZONEの特性として、1つずつ接続していない端子までスキャンするため映像の自動切替が非常に時間がかかる。

アップデートで改善したとはいえ、ことあるごとに切り替え画面が出るのでなかなかにストレス。

複数の機器を接続している人はもちろん、画面解像度やHDRの切り替えでPlayStation 5をプレイしていても頻繁に画面が暗転することがある。

映像の切り替え速度改善や、接続していない端子のスキャンをスキップする機能は実装して欲しい。

他にも、INZONE製品はPC用アプリのINZONE Hub (PC コントロールソフトウエア)を使わないとアップデートできない。

これがなかなか厄介で、Windows PCを持っていないと(MacやPS5を接続している人)はアップデートが出来ない。

さらに、PCとモニターをUSBで接続する必要があって、USB Type-Bで接続しているか、USB Type-Cで接続しているか前もって設定していないとアップデートが実行できないという落とし穴もある。

仕様をすべて把握していないとアップデートすらできない。

新型ゲーミングモニターでは、実使用のストレス改善もお願いしたい。

画面・画質


「INZONE M9」は、パネルはIPS液晶を使用し、パネル表面は反射を防ぐノングレア仕様。

画面解像度は、3840 x 2160の4K解像度、リフレッシュレートは、最大144Hz(HDMIは最大120Hz)。

LEDバックライトに横12x縦8の96分割の「直下型LED部分駆動」を搭載している。


色再現性は、デジタルシネマ向けの業界標準規格であるDCI-P3のカバー率95%以上の高色域表示に対応しているので、映りはとても良好。

ただし、画面を単色で発光した場合に縞模様が見える時がある。

ゲームでは気にならないけれど、デスクトップPCで作業していたり、ブラウザを表示させていると気になる場合があるかもしれない。


ゲームプレイでは全く違和感はない。

あくまで、単色表示のときに気になる時がある程度で、これは「直下型LED部分駆動」の問題でもあるので、いろいろな用途で利用できるように映りについても改善してほしい。

「直下型LED部分駆動」の数についても横12x縦8の96分割のため、流石に一部分が白く発光するような画面では光漏れが見えてしまう。

可能であれば新型ではもっと分割数を増やしたり、MiniLEDや有機ELディスプレイの採用を期待したいところではあるけれど、そのぶん価格にダイレクトに跳ね返ってくるので悩ましい。

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●新型INZONEゲーミングモニターに期待


INZONE M9の改善してほしい点
・モニタースタンド形状
・巨大なACアダプター
・接続ケーブルの付属(INZONE M3では改善)
・本体ソフトウェアの改善、高速化(ある程度改善済み)
・画質面の改善

ソフトウェアにかかる部分はアップデートで改善している

ただし、どうしても本体デザイン、内部デバイスや性能については、次モデルに期待がかかるところで、ぜひ弱点を克服してこれは欲しい!と思させてくれる新製品を発表してほしい。

ソニーゲーミングギアINZONE(インゾーン)から新型ゲーミングモニターを9月25日(水)10時に発表!Fnatic選手(Boaster?)らしき姿も確認できるティザーが公開。

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●ゲーミングギアブランド「INZONE™」ラインナップ


ゲーミングモニター(FullHD 240Hz)INZONE M3
オープン価格
ソニーストア販売価格:85,800円(税込)
●長期保証<5年ベーシック/5年ワイド>加入可能
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


ゲーミングモニター(4K 144Hz)INZONE M9
SDM-U27M90

オープン価格
ソニーストア販売価格:121,000円(税込)66,000円(税込)
●長期保証<5年ベーシック/5年ワイド>加入可能
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

ソニー ゲーミングモニター(4K 144Hz)「INZONE M9」レビュー。
・(その1)開封から組み立て設置、「直下型LED部分駆動」の4K解像度ディスプレイ品質を試す。

・(その2)Windows PCやMac、PlayStation®5、Xbox series X、Nintendo Switch、スマホなどと接続してみる。接続時の注意点。
・ゲーミングモニター(フルHD 240Hz)「INZONE M3」レビュー。DisplayPortケーブル付属、ACアダプターの小型化、1920x1080 240Hz ディスプレイの品質を試す。


ワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセット INZONE Buds
WF-G700N

カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
オープン価格
ソニーストア販売価格:29,700円(税込)
●メーカー保証内容3年
●ヘッドホンケアプランワイド加入可能
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


ワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセット INZONE H9
WH-G900N/WZ

オープン価格
ソニーストア販売価格:36,300円(税込)
●長期保証<5年ベーシック/5年ワイド>加入可能

●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


ワイヤレスゲーミングヘッドセット INZONE H5
WH-G500

カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
オープン価格
ソニーストア販売価格:20,900円(税込)
●長期保証<5年ベーシック/5年ワイド>加入可能
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


ゲーミングヘッドセット INZONE H3
MDR-G300/WZ

オープン価格
ソニーストア販売価格:12,100円(税込)⇒9,900円(税込)
●長期保証<5年ベーシック/5年ワイド>加入可能

●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

・ソニーのゲーミングヘッドセット「INZONE H9」 /「INZONE H7」/ 「INZONE H3」実機レビュー。ゲームに集中できる快適な装着感とのめりこめる没入感。2.4GHzワイヤレスとBluetoothの2つ同時接続が超便利。
・2.4GHzワイヤレス接続は本当に低遅延なの?ソニーのゲーミングヘッドセット「INZONE H9 / INZONE H7 / INZONE H3」を、Bluetooth接続などと視覚的にわかりやすく比較してみる。

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