ワイヤレススピーカー「LinkBuds Speaker」実機レビュー。コンパクトでもリッチなサウンドを再生、ヘッドホンをケース入れるとスピーカーに自動的に切り替えて再生。
ソニーは、LinkBudsシリーズの最新モデルとして、完全ワイヤレスイヤホン2モデル「LinkBuds Fit」「LinkBuds Open」、シリーズ初のワイヤレススピーカー1モデル「LinkBuds Speaker」を発表。
シリーズ初となるスピーカーの「LinkBuds Speaker」は、ミニマルデザインに複数のスピーカーユニットを搭載して高音質な音楽を流すことができる。
発売日は、2024年10月11日(金)。
・LinkBuds Speaker | アクティブスピーカー/ネックスピーカー | ソニー
同時発表モデル
・LinkBuds Fit | ヘッドホン | ソニー
・LinkBuds Open | ヘッドホン | ソニー
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目次
●想像しているよりもはるかに小さいコンパクトボディが魅力のワイヤレススピーカー
画像を見ただけではわからないサイズ感、
実際に「LinkBuds Speaker」を見ると、思っていた以上に小さいコンパクトボディ。
ポータブルシアターシステム「HT-AX7」(画像左)やワイヤレスポータブルスピーカーULT FIELD 1(SRS-ULT10)(画像右)と並べてみてもその小ささがよくわかる。
「LinkBuds Speaker」のサイズと質量は、約 84mm x 110mm x 90mm(幅×奥行×高さ×)、約520g。
サイズ感は、ワイヤレスポータブルスピーカーULT FIELD 1(SRS-ULT10)の半分程度しかない。
重さについても、ペットボトルほど。
背面には、取り外し可能なストラップも付いていて持ち運びもしやすい。
IPX4相当の防滴対応で、キッチンなどの水回りはもちろん、アウウトドアでもフックに吊るすこともできる。
何しろコンパクトなのでいつでもどこでも使えるといったスタイル。
小さいボディに2Way Speaker Systemを搭載。高音質な音を出力
「LinkBuds Speaker」のサイズが小さいと、音質面として心配になってくるけれど、実際に聴いてみると予想外の音を出す。
この小さなボディの中のスピーカーユニットの構造はどうなっているのか?
さすがに実機では内部は見えないので公式画像を見ると。
小口径、大振幅のX-Balanced Speaker Unitを搭載したウーファー(約48×56mm)部は、豊かな低域と歪みの少ない明瞭度の高いボーカルを表現。
直径約16 mmのトゥイーターから、中高域までの広いレンジをカバーして明瞭度の高いボーカルと伸びのある高域を再生する。
小型ながらパッシブラジエーターを2基搭載しり、歪みの少ない低音を発揮する。
小さいスピーカーでは一般的にフルレンジスピーカー1基しか備えていない場合が多いのに対して、「LinkBuds Speaker」はスピーカーが2基・パッシブラジエーターを2個基という充実したユニット数で表現豊かに音声を再現できる。
そして、デジタルアンプとしてソニーが培ってきた高音質デジタルアンプ技術「S-Master」を搭載。
音のひずみを抑制して、小音量から大音量までどのボリュームレベルでも、クリアで臨場感あふれるサウンドを再現する。
高効率なスイッチング方式の採用により発熱が少なく、アンプ部の小型化が可能になった。
DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)の技術により、音に広がりを持たせる「Sound Diffusion Processor」を搭載しているため、コンパクトながらも広がりのある音を楽しむことが出来る。
圧縮された音源で失われがちな高音域を効果的に補完しクリアに再現する「DSEE」を搭載。
音楽配信サービスなどの圧縮された音源を原音により近い音で再生する。
対応コーデックは、SBC、AAC。
上位のコーデックには対応していないものの、小型スピーカーということを考慮すれば音質面に大きな差はないと思われる。
一応AACには対応しているので、iPhoneでもちゃんとした音質で再生は可能。
「LinkBuds Speaker」の物理ボタンやインターフェイス
1.(電源)ボタン |
1.(BLUETOOTH)ボタン・ランプ/ST PAIR(Stereo Pair)ボタン・ランプ |
「LinkBuds Speaker」の操作ボタン上面側に集約。
▷と〇が重なったボタンは、「Quick Access」ボタンで、これを押すと、対応した音楽ストリーミングサービスの楽曲を1タップで再生できるというもの。
対応するアプリは、Amazon Music、Spotify、Endelで、これらをスマホにインストールして、『Sony Sound Connect』アプリで設定しておけば、わざわざスマホを操作せつぞもすぐに音楽を聴くことができる。
電源ボタンだけは、本体の背面にあって、最初使おうとしたときはどこにあるかわらかず戸惑ってしまった。
基本的に電源を完全にオフにすることなく、スタンバイ状態で使うため目立たない位置に配置していると思われる。
マイクは本体天面(Quick Accessボタンと音量マイナスボタンの間辺り)に内蔵されていて、どの方向からでも音声を収音できる。
マイク配置構造とエコーキャンセル処理を最適化したことで、ソニーワイヤレススピーカー史上最高クラスの通話品質を謳っている。
実際にオンラインの通話で使ってみると、スピーカーからある程度の距離があってもハウリングやエコーといったものはかなり抑えられていて、思っていた以上に当たり前に会話できた。
たぶんヘッドセットでの通話と比べても遜色ない程度に使えるので、テレワークでも十分に使える。
長持ちバッテリーライフ。専用の充電クレードルが付属。
スピーカー本体背面の下に防水処理された本体背面のカバーを開くと、充電用のUSB端子が搭載されている。
本体のUSB Type-C端子は電源専用で、USBオーディオなどには対応していない。
「LinkBuds Speaker」のバッテリー持続時間は、約25時間。
10分の充電で最大70分の音楽再生が可能な急速充電にも対応している。
ポータブルで利用するときに重要なバッテリーも十分に搭載。
急速充電にも対応しているので、バッテリーが少なくなったタイミングでもすぐに充電が可能。
充電しながらも使用できるので、バッテリー残量の心配をすることはほぼないに等しい。
そして「LinkBuds Speaker」の特徴の一つと言える、充電用のチャージングクレードルを付属。
チャージングクレードルの電源は、付属のUSBケーブルを利用する。
USBケーブルは約1.5mというかなり長めのタイプで、コンセントから距離が離れていてもクレードルを机などに安定して置ける。
チャージングクレードルの底面にあるUSB Type-C端子は、ケーブルが簡単に抜けないような構造。
5V 3Aまでの入力に対応しているので、対応するACアダプターを用意すれば、最大15W程度の充電が可能。
スピーカー底面をみると特殊な充電端子が見える。
一方で、チャージングクレードルには、中央に充電用の端子がある。
スピーカー側の端子は円形になっているので、チャージングクレードルのどの方向に置いても充電できるようになっている。
ちなみにチャージングクレードルは、再生素材を使ってるためマーブル模様の評定のあるデザインになっているのがわかる。
スマホとの接続も簡単。アプリから細かな設定もできる。
スマホにインストールして連携できるアプリは、「Headphones Connect」からリニューアルした「Sony | Sound Connect」アプリ。
アプリのトップ画面では、ワイヤレススピーカーの接続状態、bluetoothのコーデックを視認するほか、イコライザーの調整といった操作ができる。
アプリからは、自分好みに設定可能なイコライザーを設定できる。
プリセットのイコライザーはないので、デフォルトか、自分で設定したものを利用する。
「ファインド・ユア・イコライザー」で、かんたんに好みの音のバランスを見つけてくれる機能もある。
設定画面からバッテリー寿命を伸ばすいたわり充電や、自動電源オフ時間設定、通知音音声ガイダンスのオンオフ、Quick Accessの割当サービスなどを設定することができる。
ヘッドセットとの連携するAuto Switch
「LinkBuds Speaker」には、シームレスな音楽体験ができるヘッドホン連携「Auto Switch」機能というのがある。
ヘッドホンをケースから出し入れするだけで、ヘッドホン/ワイヤレススピーカー間での再生機器の切り替えができる。
どういった使い方をすればいいかは、上の動画がわかりやすい。
家ではスピーカー、外出時はヘッドホンで音楽を聴く際にシームレスに切り替えできる。
対応するヘッドホンは、LinkBudsシリーズ「WH-1000XM5」。 」、「 」、「 」、 「 」、「
対応するヘッドホンを持っていれば「LinkBuds Speaker」と連携すると、ストレスなく再生機器を切り替えできるのでかなり便利。
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●ヘッドセットとの連携の先にあるライフスタイルに溶け込むスピーカー
「LinkBuds Speaker」は同時発表された「 」、「 」との連携や、ソニーの上位モデルのヘッドホン(「 」、 「 」、「WH-1000XM5」)などとの組み合わせが確かにおもしろい。
外で使いがちなヘッドセットも自宅に帰るとさすがに外してしまうけれど、自宅でも今度はスピーカーからのリッチな音を楽しめる。
しかもこのスピーカーについてもコンパクトで家中どころか外出して持ち出すこともできるので、スマホの最強のオトモにできる。
小さい本体から出る音質とは思えないほどパワフルで、チャージングクレードルに載せるという動作も楽ちん。
日々の生活のなかに溶け込んで、いい音を気軽に聴きたいというモチベーションを上げてくれるワイヤレススピーカーだと言える。
・LinkBuds Speaker | アクティブスピーカー/ネックスピーカー | ソニー
耳をふさがない穴あき完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds Open」実機レビュー。LE Audio(LC3)対応、装着性もバッテリー持続時間も劇的に向上して全方位に進化。
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● LinkBuds
発売日:2024年10月11日(金)
発売日:2024年10月11日(金)
発売日:2024年11月15日(金)
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