ソニーデジタル一眼カメラαEマウントレンズ FE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」を、CP+ソニーブース で触ってきたレビュー。
ソニーから登場した、35mmフルサイズ対応α™(Alpha™)Eマウントレンズとして、焦点距離16mmの超広角単焦点レンズFE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」。
焦点距離14mmというもっとも広く撮れる超広角レンズとして、
がすでに存在しているものの取り扱い的にもサイズ的にも価格についても20万円と高額。大口径の超広角のズームレンズには、SEL1224GMやSEL1635GM2などあるものの、そこに実売約12万円程度でより軽量コンパクトFE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」
・FE 16mm F1.8 G SEL16F18G | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
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目次
●FE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」の実際のサイズ感。
FE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」は、ズームレンズではまず実現できない明るさと小型軽量を兼ね備えたレンズ。
開放絞りF1.8の単焦点レンズでありながらも、小型・軽量で、実サイズは、フィルター径φ67mm、最大径73.8mm、長さ75mm、質量約304g。
自分のような大人の男性の手であれば、片手で余裕で収まるサイズ感。
単純にコンパクトな単焦点レンズはたくさんあるけれど、明るいだけでなくこ最新技術が凝縮されているレンズはかなり魅力。
と比べてみても、FE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」は一回り小さいことがわかる。
最大径はほぼ同じで、長さは約9.7mmも短い。
さらに重さについても304gと69gも軽い。
と比較すれば、圧倒的に小さくて34%(約156g)も軽くなる。
レンズフードは花形バヨネット式。
あえて逆に向きに取り付けなくても邪魔にならないし、レンズフードを装着したままでもカメラバッグを占有することもない。
フィルター径はφ 67mm。
の場合、レンズが大きく飛び出しているためにフィルターを取り付けられない。
けれど「SEL16F18G」はフィルターの取り付け可能。結構この違いは大きい。
しかもフィルター径φ 67mmという大きさは、 他のレンズに数多くあるサイズのため、プロテクターや円偏光フィルター、NDフィルターを共有して利用できる。
「SEL16F18G」をカメラと装着するとよりコンパクトさがわかる。
VLOGCAM™ ZV-E1に装着しても、レンズによってボディが持ち上がることもない。
街撮りなどで持ち運びしやすいのはもちろん、ジンバルに装着しても総重量を抑えられるうえに取り回しもしやすい。
「絞りリング」は、右手でグリップしながら、レンズにそえた左手でF値を意のままに操れる。
また、「アイリスロックスイッチ」を備えていて、[A]もしくはF1.8~F22の間で固定して、撮影中に不用意に絞り値がかわらないようにロックすることもできる。
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「絞りリング」は、F値を変化させたときにカチカチと触感として配分がわかるので、目視せず撮影により集中できる。
クリックはオンオフ可能で、動画撮影時にクリック音が邪魔になるようであればOFFにしてシームレスに可変もできる。
フォーカスリングにはリニア・レスポンスMFを採用して、リング回転角度にリニアなフォーカス移動する機構になっていて、微妙なニュアンスをダイレクトに反映してくれるおかげで、精緻なピント合わせができる。
FE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」の絞りによる点光源を確認。
FE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」の絞り羽根は、G Masterレンズのほとんどのモデルに備わる11枚羽根の円形絞りと同じ。
数だけで言えば、超広角14mmのSEL14F18GM(絞り羽根9枚)よりも多い。
枚数が多くなることで高い円形比率で、絞った場合でもボケが丸いカタチを保てるのが特徴。
もちろん、球面収差を最適化した光学設計や製造時の球面収差調整が行われていたうえで、やわらかなボケ味ができる。
手前の被写体にフォーカスをあわせて、その背後にあるたくさんのスポットライトのボケ味をいかした点光源をつくってみた。
※ソニーブースの天井にある光源はどれも四角いLEDライト。
大口径レンズにありがちな点光源がレモン型になるいわゆる口径食は、少し絞るとF2.5あたりで解消される。
古いレンズや安いレンズだと、光源の周囲に色が滲んでしまうパープルフリンジが盛大に出てしまったり、点光源の中にザワザワした年輪ボケが出やすくなるけれど、このレンズではなど出やすくなるけれど、このレンズでは濁りのない美しい点光源となっている。
FE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」の近接撮影テスト。
「SEL16F18G」のAF時の最短撮影距離および最大撮影倍率は 0.15m、0.25倍。
MF時の最短撮影距離および最大撮影倍率は 0.13m、0.30倍。
一昔前のレンズよりも大幅に近づいて撮影できる。
ワーキングディスタンスは、被写体に触れるんじゃないかというくらいまで寄れる。
開放F1.8で、造花の中央部にフォーカスをあわせて撮ってみた。
16mmという超広角のまま近づけるうえに、F1.8という大口径の大きなぼけ味をそのまま活かすことができる。
そのおかげもあって、超広角ならではの遠近感と、浅い被写界深度での近接撮影が組み合わさったとても印象的な画になる。
カメラ : α7 IV
レンズ : FE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」
焦点距離:16mm
絞り値:F1.8
フォーカス面の枝葉の細々とした解像感はくっきりはっきりと認識できる。
フォーカス部分から前後に重なってごちゃごちゃした状態で撮影してしまったものの、ボケもやわらかい。
もちろんこれ以上の明瞭感と溶け込み具合の滑らかさの融合を追求したい場合はGMasterレンズという選択肢もある。
高速かつ静かなオートフォーカス
「SEL16F18G」には、2基の高推力なXDリニアモーターを搭載。
AF機構については、G Masterレンズに備わるXD(extreme dynamic)リニアモーターを2基搭載。
フォーカスレンズ郡を最新のレンズ制御技でコントロール。
撮影していても、オートフォーカスの機敏さについてレンズが足をひっぱっている感覚は全くない。
さすが α9 III の最高約120コマ/秒の高速連写にも対応するトラッキング性能を持つAF性能。
動画撮影時にも、なめらかでフォーカス駆動時のモーター音も静かで振動もない。
超広角レンズならではの動画撮影のアドバンテージ
「SEL16F18G」の焦点距離16mm 開放F1.8ならではの安定した映像のみならず、動きながらのスピード感ある迫力ある映像表現に向いている。
しかも、αボディに備わる「手ぶれ補正アクティブモード」を使いたいとき、センサーの使用領域をクロップすることで電子的に手ブレ補正するので本来の焦点距離より画角が大幅に狭くなってしまう。
こんな時でも、16mmという超広角のであれば十分な画角を保てるのは大きなメリット。
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●CP+ソニーブースFE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」コーナーで撮影。
CP+のソニーブースで、FE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」を試せたのは専用ブースで撮影という事もあって、実際に撮影するポジションがほぼ限定されていて、モデルさんとの位置関係が大きく変えられないので撮影バリエーションを増やしにくくはある。
けれど、焦点距離16mmという超広角に合わせた撮影ブースとなっていて、人物を中心として周りの物体がダイナミックに写るように配置されている。
カメラ : α7 IV
レンズ : FE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」
焦点距離:16mm
絞り値:F1.8
おもしろいのは撮るポジションを変えただけで、撮れる映像の印象が大きく変わること。
カメラを構えてシャッターを半押しすると瞳に吸い込まれるようにフォーカスして顔の表情を捉えるAFの速さやフォーカスのレスポンスはノンストレス。
そこに大口径レンズを活かして手前の花のおおきなボケ味をいれたり、広大な背後とともに奥行き感をつくったりと超広角レンズならではの映像が撮れる。
超広角すぎるからもうちょっと望遠側によりたいという場合でも、APS-Cモードを使えば、24mm相当の広角レンズとして使うこともできる。
明るいレンズは大きいんでしょ?という概念を吹き飛ばしてくれるくらいにはコンパクトに抑えられていて軽いことに驚く。
α7CシリーズやVLOGCAMに装着するフルサイズレンズはどれもトップヘビーになってグリップしづらくなてしまいがちだけれど、これなら全くそんな事はない。
FE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」は、まさにα Eマウントのボディの小ささをそのまま活かせるレンズ。
しかもαボディにプラスして買うにはなかなか出が出しにくいGMasterレンズに比べると、手の届くところまで引き寄せてくれる。
もちろんこのレンズが絶対的というわけではなく、広角レンズ郡の選ぶ選択肢が大きくひろがった。
フィルター径67mmの資産を相互に共有できることも大きなメリットのひとつ。
たくさん増えてどれを選ぶか悩ましくもあるけれど、見た瞬間手に取った瞬間のその小ささのインパクトは強烈なので、ぜひ実際にソニーストアで実物を試して欲しい。
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●FE 16mm F1.8 G「SEL16F18G」
●長期保証<3年ベーシック>付
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●67mm径に対応するアクセサリー
MCプロテクター「VF-67MPAM」
ソニーストア販売価格:8,668円(税込)
円偏光フィルター「VF-67CPAM2」
ソニーストア販売価格:17,468円(税込)
レンズフロントキャップ「67mm ALC-F67S」
ソニーストア販売価格:1,243円(税込)
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