α7 IV × FE 24-70mm F2.8 GM II「SEL2470GM2」で夜の駅を撮影|JPEG撮って出しレビュー
こんにちは☺️しふぉんです。
今回はα7Ⅳ × の組み合わせで夜の駅を撮影してきました。
場所は山口県山口市にある阿知須駅。
この駅周辺も少しレトロな雰囲気で好きな場所の一つです。
特に夜は、人のいないホーム、静かに灯る街灯が物語性を表現しているようでたまりませんね・・。
αにプリセットされた絵作りを活用して思い通りの雰囲気に仕上げる。
今回の撮影ではクリエイティブルック「IN(Instant)」を使用しています。
SONYのクリエイティブルックの中でも「IN」はコントラストがやや抑えられ、落ち着いたトーンで描写されるのが特徴です。
なお、今回掲載している写真はすべてJPEG撮って出しです。
現像は行わず、カメラ内で設定した色味や露出表現のみで仕上げています。
また、一般的な作例レビューとは少し違い、「綺麗に撮る」ことよりも「雰囲気を作る」ことを重視しています。
撮影設定 34mm|F3.5 |1/250秒|ISO 800
ISO感度は積極的に上げ、シャッタースピードも意図的に変化させながら撮影。
ホワイトバランスは白色電球に設定し、少し不思議でダークな世界観を意識しました。
さらに撮影当日は誤ってアスペクト比を16:9に設定していましたが、それも結果的には映画のワンシーンのような雰囲気づくりに一役買ってくれました。
σ^_^;てへ(笑)
撮影設定 65mm|F3.5 |1/250秒|ISO 640
暗闇の中にぼんやりと浮かぶ公衆電話。
今では使用する頻度が格段に減っている印象ですが、夜の駅では目立つ存在です。
あえてピントを外したカットと比較することで現実と記憶が曖昧になるような表現に。
夜の駅が持つ少し不思議な空気感。非常に良いです・・。
↓続いては駅の待合スペースへ。
撮影設定 24mm|F4.5 |1/400秒|ISO 800
昼間は何気なく通り過ぎてしまう場所ですが、夜になるとまるで別の空間のようでした。
実際はかなり暗いため少し不安でしたが、α7 IVはしっかりと階調を残してくれました。流石・・!
クリエイティブルック「IN」の落ち着いた描写と白色電球のホワイトバランスが重なり、静かな青みを帯びた世界が広がります。誰もいない駅だからこそ感じられる空気感を写した写真です。
↓ 続いてはシャッタースピードで遊んでみました。
撮影設定 54mm|F16 |1/13秒|ISO 160
あえてシャッタースピードを1/13秒まで下げ、世界をダークに揺らしています。
最高峰の解像度を持つでこの表現を行う贅沢さです。
派手にぶれているにもかかわらず、光の芯やシャドウの階調が崩れず、非常にリッチなダークトーンとして成立しています。
精緻な描写力を誇るα7Ⅳ と だからこそ、この「計算されたブレ」の中に、芯のある圧倒的な気だるさとダークな世界観が宿ります。
次は改札を通ります。
撮影設定 70mm|F2.8 |1/200秒|ISO 640
1番線、2番線を示す案内板と、それを照らす無機質な蛍光灯が目に飛び込んできます。
ここで改めて感動したのが、光の反射の美しさです。
ホワイトバランスを「白色電球」にしているため、蛍光灯の光はどこか未来的な、クールなブルーへ。
その鋭い青い光が、ホームの柱や濡れたような地面に硬質に反射する様子がとても綺麗です。
クリエイティブルック「IN」の特性である、シャドウ部をわずかに持ち上げつつも全体をマットに落ち着かせる質感が、この冷たい光と見事に調和しています。
暗闇がただの真っ黒に潰れるのではなく、空気の重みを感じさせる「深みのある黒」として描写されるのは、α7Ⅳ のダイナミックレンジの広さと、レンズのクリアな透過力があってこそだと実感します。
撮影設定 70mm|F4.5 |1/320秒|ISO 640
天井の片隅で静かに灯る電球を見上げてシャッターを切ったカットです。
少し見えにくいかもしれませんが、ぜひ写真を拡大して見てみていただきたいです。
電球の強い光に照らされて、そこに絡みつく蜘蛛の巣の筋が、驚くほど繊細に一本一本描き出されているのが分かります🕷️
こうした非常に明暗差が激しく、かつ肉眼でも見落としてしまいそうな微細な被写体は、レンズの解像力が甘いと光に溶けて消えてしまうか、あるいはノイズに埋もれてしまいがちです。
しかし、最高峰の解像度を誇るは、暗闇のなかの蜘蛛の巣という退廃的で美しいディテールを、完璧にシャープに捉えきってくれました。流石・・!(2回目)
↓ 続いて、駅舎のガラス越しにカメラを向けた1枚です。
撮影設定 70mm|F3.5 |1/250秒|ISO 640
ガラスの反射という複雑な状況でありながら、反射する光の階調を滑らかに残しつつ、その奥にある時計の文字盤までをしっかりと分離して描写する。この質感の描き分けが本当に素晴らしいと感じます。
今回はα7Ⅳ と の組み合わせで、夜の阿知須駅を「完全JPEG撮って出し」という縛りで巡ってみました。
現代のカメラやレンズは非常に優秀です。
普通にシャッターを切れば、誰でも「明るく、鮮明で、綺麗な写真」が撮れる時代になりました。
また、RAWで撮影して後からパソコンの画面上でじっくりと理想の色味を作り込んでいく楽しさも、写真の大きな魅力の1つだと思います。
(基本的に普段はRAWで撮影し、現像処理をしています。過去記事参照)
しかし、今回のように「クリエイティブルック:IN」をベースに「ホワイトバランス:白色電球」を掛け合わせ、時にはシャッタースピードを1/13秒まで落としてあえてブレさせてみる。
そうして、ファインダーを覗いたその瞬間に自分の脳内にある「ダークな世界観」を構築し、シャッターを切る、その世界をJPEGとして確定させる撮影はとても楽しかったです。
お恥ずかしい話ですが、RAWで撮影するよりも「やり直しがきかない」という意識が高まるので露出設定も慎重になることができました。
縛り撮影が大好きなのでたまにはこんな撮影もアリですね・・
かつては「ソニーのカメラはリアルで高精細だけれど、色味が少し硬い」と言われることもありました。
しかし、現在のクリエイティブルックが搭載されてからの画作りは、完全に次のステージへ進んでいますね。
今回ベースに使用した「IN」のように、ただ彩度を落とすだけでなく、シャドウの浮き具合や全体のマットな質感をカメラ内で絶妙にコントロールしてくれるルックは、撮り手のインスピレーションを激しく刺激してくれます。
そこに、あえて「ホワイトバランス:白色電球」という本来の用途とは違う設定を掛け合わせる。
そうしたわがままに対して、カメラが破綻することなく、むしろ映画のワンシーンのような美しい青の世界に仕上げてくれました。
皆さんも是非SONYならではの機能と色味を楽しみましょう✨
・はじめましてフォトグラファーしふぉん(shifon378)です。ソニーフォトウォーク(前編)・(後編)
・35mm 1本で撮る河津桜
・α7 IVの魅力を引き出す現像術とワークフロー
・広く、軽く、気持ちよく。FE 20-70mm F4 G「SEL2070G」レビュー

・shifon378
・yamaguchi_film12
・山口フォトウォーク
・モデル撮影会photty
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・「α7 IV」( ILCE-7M4 )は、「α7 III」からどれほど進化したのか?仕様を比較。α9ベースのスタンダードモデルと、α1ベースのスタンダードモデルとの違い。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7 IV ( ILCE-7M4 )の熱耐性能について、海外のソニー公式ページから調べてみる。α7 IV、α7SIII、FX3、α1の動画連続撮影比較。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7 IV ( ILCE-7M4 )の新機能「フォーカスブリージング補正」と、その対象レンズについて確認してみる。
・GMaster 標準ズームレンズ FE 24-70mm F2.8 GM II「SEL2470GM2」をソニーストアで触ってきたレビュー。
(その1)あの巨大で激重だった24-70mm F2.8通しのレンズがこんなに軽く小さくなるなんて。
(その2)ズーム全域で画像周辺部まで解像する光学性能と高速・高精度なAF。
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