カメラとガジェットをオシャレに実用的に持ち運べる、ULYSSES製トートバッグ【シューターズトート】を使ってみたレビュー。
カメラやレンズのみならずガジェットたちが増えると、ほぼ反射的に欲しくなるケースやバッグたち。
これに答えはたぶんなくて、究極的に重装備で持ち運びたい時もあれば、気軽に持ち運びたいときもある。
まぁそんな永遠のテーマみたいなものがあるけれど、その一つの落とし所になりそうなバッグ、ULYSSES製「シューターズトート」。
ULYSSES製「シューターズトート」は、クラウドファンディングサービス「Kibidango」で調達プロジェクトが行われているもので現時点では未発売。
でも、どうしても使ってみたい!レビューしてみたいです!とULYSSESさんに直談判してサンプルをお借りすることができた。
かなり本気で数週間使ってみたので、そのレビューをしてみる。
・Kibidango【きびだんご】 カメラと日用品が心地よく同居できる上質なトートバッグ【シューターズトート】
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●中にインナーボックスを入れて、それまで使っていたトートバッグ
PORTERならではのナイロンツイル素材でかなり容量大きめのタイプ。
実際には、ガチなカメラバッグやリュックは別に持っていて、あくまでも日常使いのもの。
これはこれで気に入っているのだけど、若干の不満もかかえていて。
大きめゆったりサイズなのはいいけれど、スペースがあるぶん余計にモノを入れてしまって中身がかなりごちゃごちゃになったりする。
しかもポケットは少ないし、仕切りもないので、カメラを入れるときは、別途インナーボックスを入れてみたりしていた。
けれど、そもそもナイロンツイルの柔らか素材ってこともあってヘニョヘニョなので、カメラやノートPCを入れても守られてない不安感は拭えないし、置くとズサーっと倒れることも日常茶飯事。
ちょっとモヤモヤしながら使っていた。
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● ULYSSES「シューターズトート」の”凄い”の秘密は中のインナーケースにあり。
それもあってか、トートバッグにガジェットを入れ込むのは無理があるなーという感想しかなかったのだけど、ULYSSES製「シューターズトート」はその考え方を覆してくれた。
一見すると、他のトートバッグと大きく変わった印象はないのだけど、重要なのは中に入っていたインナーケース。
このインナーケースが超アイデアもの。
まず、インナーケースは、トートバッグに固定されているわけではなくて、取り出せる構造になっている。
時と場合によっては、インナーケースを外したまま大きめ荷物を入れる普通のトートバッグとしても使える。
インナーケースには、間仕切りとして機能する「スライディングボックス」が2つ付属。
この「スライディングボックス」には、羽のようなものが2つ生えていて、インナーケースのガイドレールに差し込んでおくことで固定するようになっている。
適度な摩擦でわりとしっかりと動かなくなるし、動かしたいときにススっと移動できる。
何が便利かというと、入れたいアイテムが変わったときに、簡単にパーティションを変えられること。
カメラ用のインナーボックスの場合、仕切りは面ファスナーでベリベリっとくっつけたりはずしてサイズを調整するのだけど、結構どころかかなりめんどくさい。
思ったところにつっついて剥がして、微妙にズレてまた剥がして、の繰り返しでストレスが半端ない。
それに比べて、「スライディングボックス」は物入れを兼用しつつスペースの調整の移動がものすごく楽。
少しヨコに移動させてスペースを広げたり、不要であれば外してしまうとか、思い立ったらすぐに変化させられる。
とはいえ、さすがに何でもかんでも入るわけじゃないのでサイズを確認しておこう。
インナーケースの内寸の短い辺がおよそ約10cm。
カメラの高さ的に約10cm程度であれば入る。
SONYのデジタル一眼カメラでいうとAPS-Cボディ(α6100/α6400/α6600)はまったくもって余裕だし、フルサイズボディ(α7/ α9シリーズ)も全然大丈夫。
そっちよりもレンズ直径とレンズフードが予想以上に一番大きいのでそこを気にしたほうが良い感じ。
大きすぎるレンズは無理だとして、G Masterレンズでもボディを下にレンズを上向けて入れるとケースからうまく回避できるものもある。
「スライディングボックス」は、インナーケース内に収まる形状になるので、もう一段サイズが小さい。
内寸は、実測で約70mmx60mm。
APS-C 用のレンズやフルサイズ用など、小型レンズは入るけど欲張って大きいレンズは入らない。
そしてレンズは余裕でもレンズフードの直径が大きくてひっかかる場合もある。
<参考>
・FE 35mm F1.8 「SEL35F18F」
・Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA「SEL55F18Z」
※レンズ本体はすっぽり入る。レンズフードは若干干渉する。
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● 守る隠せるメイン気室と、使いたいときにすぐに取り出せるサブ機室の使い分けが楽しい。
さて、インナーケースを「シューターズトート」の中にもどして本来の姿に。
インナーケースは当然ジャストサイズでピッタリと「シューターズトート」に入り込んで一体化する。
そうすると、トートバッグだけだとクタっと倒れてしまっていたものが、インナーケースが入ったことで、しっかりと自立する。
しかもそのおかげで、トートバッグの中が上から俯瞰して閲覧できる。
インナーケースの片側の壁が長くなっているのは、「シューターズトート」を自立させるための芯の役割のため。
かと思いきや、それだけではなくて、このスペースにモバイルPCを入れられるようになる。
自分のよく使う14インチの「VAIO SX14」を入れてみたら、なんとすっぽり収納。
(収納サイズ 330mm以内x230mm以内x20mm以内)
小さめのカメラバッグを使っていたときに、ノートPC入れスペースはあったものの小さいモバイルPCしか入らないというのに出くわしたことがあるだけにこれはなんとも嬉しい収納力。
インナーケースの大きめの壁がクッションかつ衝撃を吸収してくれる役目もしてくれて安心感もある。
インナーケースの収まっている部分とノートPCを入れられるスペース(メイン気室)は、ジッパーを閉めことで見た目にスッキリ。
ガジェット満載のゴチャゴチャの中身を見られなくてすむし、中身が飛び出してしまうこともないし、外界からの雨風からも守られる。
まぁでも、よく使うものが閉じられてるといちいちジッパー開けるのは手間。
そんな時には、その両サイドには別の物入れ空間(サブ気室)がめちゃくちゃ便利。
必携アイテムとも言えるスマホがはいるスペースが2つ。
さらに大きいポケットは、図ったかのようにiPad Pro 11が入るサイズ。
もちろん雑誌や紙類を入れても良い。
ヨコにはペン入れもあって、ボールペンだのスタイラスペン(Apple Pencil)を入れれられる。
ここには、財布とかキーケースとか入れるのにちょうどよい。
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● 自立することが当たり前に思えてくる「シューターズトート」。
「シューターズトート」の素材は、ウォッシュド加工された帆布とフルベジタブルタンニンレザーのコンビ。
レザー部分は厚みもありながら柔らかい素材で、インナーケースが入っていなかったかなりあたりの柔らかいトートバッグといった感じ。
本体サイズは、幅40cmx高さ34cmx奥行き14cm。
ストラップはずり落ちないように滑り止めが縫い付けられている。
基本、自立してくれるので、ちょっと下ろそうと思ったらそのまま床にポンと置ける。
かなり安定してるのでまず横にバタンと倒れることもなくて、あたり前に省スペースに置けるのが当たり前になる。
底面には、5点で支える底鋲があるので、ボトムのレザーをガリガリと不意に傷つけることもない。
外側の前面にも大きめポケットがあるので、気軽にポンと入れられるスペースとして使える。
間口が広いので取り出ししやすい。
後ろ面は、キャリーバッグの持ち手に差し込めるハンドルホルダー。
ハンドホルダーって便利そうで実際に使うと、移動している最中にクルンと回ってバランス崩して恥ずかしい!みたいな事になるのが嫌なんだけど、真ん中部分にもうひとつホックがあって、2本のハンドルバーをそれぞれ挟んでくれるようになってるので、そんな失態も防いでくれる。
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● 実際に、いろいろとモノを詰め込んで使ってみた。
通勤ついでにカメラでお出かけしたい場合。
左から、メガネケース、ワイヤレスマウス、レンズ(SEL35F18F)、カメラ+レンズ(α7R IV+ )。
それからモバイルPC(VAIO SX14)。
仕事するためにノートPCを入れつつ、カメラにレンズをくっつけて、おまけにもう一本くらいレンズが持っていけるとまぁ楽しい。
やたら整然と並んでたくさん詰め込めるので、入れすぎると見た目にスッキリしてるのにかなりの重量増になる。
左から、シューティンググリップ(GP-VPT2BT)、モバイルバッテリー、デジタルスチルカメラ(RX100VII)、ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドセット(WH-1000XM3)。
サブ気室に、スマホとかウォークマンとか入れても余裕。
ヘッドホンを気軽に持ち運べるのが最高。
お昼のお弁当、水筒、メガネケース。
これにスマホとかiPad持ち運ぶくらいだと楽勝の軽さ。
実際には、お弁当は袋に入れてるというか、汁物をこぼすとオシャレトートが飛散なことになるので物凄く注意。
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トートバッグのネガティブな印象が吹き飛ぶほどよくできたULYSSES製「シューターズトート」。
自分の持ちはびたいものがほぼコレでイケてしまう感。
ただ、収納のしやすさが逆に詰め込み過ぎて超重量級のトートバッグが完成してしまうので、やりすぎは禁物。
カメラとレンズをたくさん入れたい場合は、あっさりとカメラ専用のバッグとかリュックを使ったほうが良いし、普段使いにプラスしてガジェットやカメラをお供に連れていこうという感覚には最高。
見た目にオシャレさを保ちながら、中身はガチガジェット満載にできるというなんとも頼もしいバッグで、個人的にはめちゃくちゃ気に入ってしまった。
クラウドファンディングは、2020年4月29日まで。
カラーはカーキとグレーの2色。
欲しいなと思ったら、期限までにぜひ支援してみてはいかがかしら?
・Kibidango【きびだんご】 カメラと日用品が心地よく同居できる上質なトートバッグ【シューターズトート】
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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
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営業時間:11:00~20:00