VAIO株式会社、ノジマ傘下のグループ会社に。4.7%の株式を保有するソニーとの関係はどうなる!?これからのVAIO PCの行く先。
日本経済新聞は、2024年11月11日の報道で家電量販のノジマが、VAIO株式会社を買収すると報道。
合わせて12時にVAIO株式会社より「VAIO株式会社の株主に関するお知らせ」、およびノジマより「VAIO株式会社およびVAIO株式を保有するVJホールディングス3株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」が発表された。
「今回の株式取得(子会社化)によってVAIOの事業運営方針やお客様との関係に変更はありません」と発表されているものの、株式を保有しているソニーグループ株式会社との関係が今後どのように変化していくか気になるどころの騒ぎではない。
・VAIO株式会社の株主に関するお知らせ(VAIO株式会社)
・VAIO株式会社およびVAIO株式を保有するVJホールディングス3株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ(ノジマ)
・ノジマがパソコン「VAIO」買収 再生ファンドから100億円(日本経済新聞)
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●VAIOがノジマグループに。
VAIO側の発表
VAIO株式会社の株主に関するお知らせ
2024年11月11日
VAIO株式会社(本社:長野県安曇野市、代表取締役兼執行役員社長 山野正樹、以下「VAIO」)の発行済株式数の約93 %にあたる株式をノジマグループが取得する株式譲渡契約締結について、2024年11月11日株式会社ノジマ(以下、「ノジマ」)の取締役会で決議されましたのでお知らせいたします。株式譲渡契約で定められた経営権の移行手続きが完了次第、VAIOはノジマのグループ会社となります。
VAIOの独立性は尊重され、社名、代表取締役・経営執行陣、事業運営方針、お客様との関係およびブランド商標に変更はございません。
VAIOはソニー株式会社からPC事業を継承して2014年に独立して以来、長野県安曇野の本社工場を拠点に高性能・高品質の製品を数多くお客様にお届けし、成長を続けてまいりました。ノジマからの支援を受け、これまで以上に顧客・パートナー・ベンダーのみなさまのご期待に応えていけるよう邁進してまいります。
今後ともより一層のご支援とご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。
ノジマ側の発表
株式会社ノジマ(本社:神奈川県横浜市、取締役兼代表執行役社長 野島 廣司、以下、「当社」)は、2024 年11月11日開催の取締役会において、当社が管理する特別目的会社が、日本産業パートナーズ株式会社またはその子会社が管理・運営その他関与するファンドである日本産業第四号投資事業有限責任組合などから、VAIO株式会社(本社:長野県安曇野市、代表取締役兼執行役員社長 山野 正樹、以下「VAIO」)およびVAIO株式を保有するVJホールディングス3株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 稲垣 伸一、以下、「VJHD3」)の株式を取得し、直接または間接的にVAIOの発行済株式数の約93%にあたる株式を取得(以下、これらを併せて「本件株式取得」)する株式譲渡契約を締結することを決議いたしましたので、お知らせいたします。
1.合意内容
当社は、当社が管理する特別目的会社にて、現金を対価として、VAIOの発行済株式数の約1.6%に相当するVAIO株式5,000株、および、VAIO株式を保有するVJHD3の全株式を取得することについて合意し、本日株式譲渡契約を締結いたしました。なお、VJHD3は、VAIOの発行済株式数の約91.4%を保有しており、関係法令に基づく許可を得たうえで本件株式取得により、当社は直接または間接的にVAIOの発行済株式数の約93%を保有する予定です。
2.株式取得の理由
当社グループは、デジタル家電専門店の運営事業を中心に、キャリアショップ事業、インターネット事業、海外事業、金融事業等を通じ、グループシナジーを発揮しつつ、お客様の生活をより豊かに、より快適にお過ごしいただくための新たな付加価値を生み出すご提案に取り組んでまいりました。 VAIOは、国内外におけるPC事業を主力事業とし、企画・設計から製造・販売、アフターサービスに至るまでを一気通貫でのワンストップを強みにしています。また近年は、特に法人向け事業に注力し、事業を拡大しています。今回の株式取得(子会社化)によってVAIOの事業運営方針やお客様との関係に変更はありません。 今後、当社は、VAIOの持続的な事業拡大に向けて、ブランド力と高い品質を維持しながら、VAIOの成長ポテンシャルをさらに引き出せるように、力強くサポートしてまいります。両者の顧客基盤を活用した双方の事業機会の創出・拡大や、当社グループの安定的な財務基盤を生かしたVAIO財務戦略の強化・推進等、それぞれの強みを生かしてグループシナジーを発揮することにより、純国産PCメーカーとしてVAIOの魅力を国内外のお客様にお届けし、IT・デジタル関連商品・サービスの提供を通じて豊かな生活に貢献する「デジタル一番星」を理念に掲げる当社グループの企業価値の更なる向上を目指します。
出資比率
現在、VAIO株式会社の出資比率はVJホールディングス3株式会社 91.4%、ソニーグループ株式会社 4.7%、役職員/その他 3.9%となっている。
ノジマはVAIOの発行済株式数の約93%にあたる株式を取得するとしていることから、VJホールディングス3株式会社 91.4%と役職員/その他 3.9%の一部を取得することになる。
気になるのは、いまだに株式を4.7%保有するソニーグループ株式会社との関係。
現在でも、VAIOの新製品は発表後すぐにソニーストアに先行展示されるし、個人向けに限れば購入することも可能。
ノジマグループとなったことで、他の量販店での取り扱いをどうするのか?ソニーストアでの販売は継続されるのか?
最大の懸念は、量販店思考の施策に引っ張られた魅力の少ないモデルになってしまう事だけれど、大きな会社のバックアップで製品開発が今後加速していくという世界線もなくはない。
続報を待つしかない!
ソニーがVAIOを譲渡したときの記事
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●VAIO 14型ラインナップ
「VAIO SX14-R」ラインナップ
強く、速く、私らしく。大画面モバイルPC「VAIO SX14-R」(2024年11月発売モデル)
VJS4R1
[14.0型ワイド液晶]
カラー:アーバンブロンズ、ブライトシルバー、ディープエメラルド、ファインブラック
ソニーストア販売価格:259,800円(税込)~
Core Ultra 5 125H、 メモリー16GB、スタンダードSSD(暗号化機能付き)256GB
強く、速く、私らしく。大画面モバイルPC「VAIO SX14-R」(2024年11月発売モデル)|ALL BLACK EDITION
VJS4R1
[14.0型ワイド液晶]
カラー:ALL BLACK EDITION
ソニーストア販売価格:294,800円(税込)~
Core Ultra 7 155H、 メモリー16GB、スタンダードSSD(暗号化機能付き)256GB
強く、速く、私らしく。大画面モバイルPC「VAIO SX14-R」(2024年11月発売モデル)|勝色特別仕様(数量限定)
VJS4R1
[14.0型ワイド液晶]
カラー:ALL BLACK EDITION
ソニーストア販売価格:299,800円(税込)~
Core Ultra 7 155H、 メモリー16GB、スタンダードSSD(暗号化機能付き)256GB
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