VAIO開発ストーリー「VAIO Pro編」を改めて一挙に読んでみよう。
VAIO株式会社のホームページに掲載されている「開発ストーリー」。
まず、VAIO株式会社となってその最初に展開する事となった「VAIO Pro 13/11」と「VAIO Fit 15E」について、開発秘話が語られている。
先のAdobe MAXでお披露目されたタブレット型の試作モデル「VAIO Prototype Tablet PC」のように、これから先に登場するであろうモデルにも期待をよせられるのも、今までのこだわりぬいて作られてきたVAIOがあってからこそ。
現在、vol 04まで公開されていて、その王道を継承してきた「VAIO Pro 13/11」について深く語られているので改めて読んでみよう。
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VAIO Pro以前のモバイルVAIOノートは、究極のノートPCとして賞賛されたVAIO Zがありながら、11インチクラスはVAIO Tシリーズ以降のフラストレーションもあったタイミング。
そこに登場したVAIO Proの本質ともいうべき、本来の目的は、単なる最軽量という目標値ではなくて、本気での使いやすさの追求。
スマートフォン、タブレットが大きく普及している2013年前半という時期に、あえて投入したクラムシェル型のVAIO Proは結果として多く支持されたのは間違いなかった。
スマートフォン、タブレットにはない”効率”こそが、素早く、長文を、長時間でもタイピングできるキーボードの存在。
確かに、VAIO Proのキートップは随分とストロークが深くて、これを薄くすればもっと本体を薄型化できただろうにと思った事はあったけれど、薄っぺらい打鍵感のないキーボードほど打ちにくさを後々になって不満がたまってくる部分になる。
初めてカーボンを採用したのは2003年に発売されたVAIO 505 EXTREME。モバイルPCのボディは金属が当たり前になって来たところにいきなりのカーボン素材。
あの手にとった時の究極の薄さと軽さの感動は今でも鮮明に覚えていて、あまりにも加工が大変すぎたという逸話もたくさん聞いたけれど、10年の技術の進化をへて今のVAIO Proのボディの大半を覆うまでになっている。
持っていて使い続けたくなるVAIO。
心地よさを追求するためにパームレストはアルミを採用、表だけじゃなくて裏面をみてもビスや余計なラインもなく、両面にあるVAIOロゴから手に持って持ち歩いてもかっこよく魅せられるスタイルがある。
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タブレットスタイルが溢れているPC業界の中でも、支持されている「VAIO Pro 13/11」。
この「開発ストーリー」は、vol 05からスタンダードPC「VAIO Fit 15E」について10月20日から公開される。
SONY時代から続く安曇野の技術の結晶は今もVAIO㈱に引き継がれていて、新たなラインナップになるであろう「VAIO Prototype Tablet PC」や、まだ見えないVAIOたちにもきっと注がれているはずで、楽しみはたくさんあるので、それにお目にかかるまではまだ生きていないとね。
・モビリティとパフォーマンスを両立するVAIO製「VAIO Pro 11/13」(前編)
・モビリティとパフォーマンスを両立するVAIO製「VAIO Pro 11/13」(後編)
・VAIO製VAIO試作モデル、「VAIO Prototype Tablet PC」がAdobe MAXでついに姿を現す。
・発表されたIntelの新CPU“Core M”シリーズのスペックを見ながら、勝手に期待と妄想が膨らむまだ見ぬVAIO。
「VAIO Prototype Tablet PC」
・VAIO.com
・パーソナルコンピューターVAIO(VAIO株式会社製)