5.8インチ4Kディスプレイ、2眼カメラを備えたフラッグシップモデル「Xperia XZ2 Premium」発表。超高感度撮影が可能、後日アプデで「ボケ撮影」や「モノクロ撮影」にも対応予定。
「Mobile World Congress 2018」では間に合わなかったというべきか、技術紹介だけされていた2眼カメラを搭載した「Xperia XZ2 Premium」がソニーモバイルコミュニケーションズから突如発表に。
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●5.8インチ4Kディスプレイ、2眼カメラを備えたフラッグシップモデル「Xperia XZ2 Premium」
先に発表された「Xperia XZ2」と「Xperia XZ2 Compact」の(画面サイズ的に)上位モデルとなる「Xperia XZ2 Premium」。
デザインは以前から大きく変わり、3D曲面ガラスとサイド面はメタルフレームを採用、背面がふくらんだ持ちやすさを優先させたデザインへ。
ディスプレイのアスペクト比は、「Xperia XZ2 / Xperia XZ2 Compact」のような18:9ではなく、16:9のままで変わらなかったものの、サイズは「Xperia XZ Premium」の5.5インチから、5.8インチへと大型化。
HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応。
「Xperia XZ2 Premium」は、5.8インチの4K(2160×3840解像度)のディスプレイに、RGBW(赤緑青白)画素を採用し最大輝度が「Xperia XZ Premium」比で約30%向上。
高画質エンジン「X-Reality® for mobile」が進化し、HDRアップコンバートができるようになったことで、多くの動画コンテンツを豊かなコントラストと鮮やかな色調で楽しめる。
強力なフロントステレオスピーカーと「S-Force Front Surround」を備え、加えて、映像やゲーム、ミュージックビデオの音をリアルタイムに解析して、ソニー独自のアルゴリズムとパワフルなアクチュエーターから、コンテンツに合わせて本体が振動する「ダイナミックバイブレーションシステム」を搭載してより迫力のあるムービー体験ができる。
背面カメラは、「Mortion Eye Dual」という2眼カメラに。
メインカメラは、「Xperia XZ2 / Xperia XZ2 Compact」に備わる約1,920万画素のメモリー積層型CMOSイメージセンサー 1/2.3 Exmor RS for mobile。
焦点距離は25mm相当、F1.8のGレンズを採用。
サブカメラには、約1220万画素のモノクロCMOSセンサー 1/2.3 Exmor RS for mobile、
焦点距離は25mm相当、F1.6のGレンズを採用。
モノクロセンサーから得た輝度情報を、カラーセンサーで得た色情報と合成。
ソニー独自の画像融合処理プロセッサ「AUBE(オーブ)」により、2つのセンサーで集めた情報をリアルタイムで合成することで、動画撮影時では最大ISO12800、静止画撮影時ではISO51200の超高感度撮影が可能になる。
また、2018年第3四半期に予定するアップデートで、2眼カメラを使った「ボケ撮影」や、モノクロセンサーを使った「モノクロ撮影」機能にも対応する。
フロントカメラには、1300万画素のExmor RS for Mobile CMOSセンサー、焦点距離22mm相当と広角な、F2.0の明るいレンズを採用。
こちらのISO感度は、動画撮影時でISO1600、静止画撮影時でISO3200。
手軽に立体の被写体をスキャンして3Dデータを作成できる「3D クリエイター」は、メインカメラに加えてフロントカメラでも可能。
最大960fpsのスーパースローモーション撮影がをフルHDの高解像度でも撮影が可能。
スマートフォンでは初の4K HDRビデオ撮影に対応する。
本体サイズは、158 mm x 80 mm x 最薄部6.4mm~最厚部11.9 mm。質量は236g。
ネットワークは、LTE Cat.18となり下り最大1.2Gbpsの高速回線通信に対応。
バッテリー容量は、3,540mAh。
ワイヤレス給電規格Qi (チー) に対応。
スペックとして、プロセッサーは、Qualcomm社製64ビット クアッドコアプロセッサー「Snapdragon™ 845」に、メモリー(RAM)は6GB。
ストレージ(ROM)は64GB。
外部ストレージは最大400GBのmicroSDXCに対応。
外部接続端子となるUSB Type-Cは、USB3.1 Gen1で最大5Gbpsでデータ転送が可能。
指紋センサーを電源ボタンに、IP65/IP68相当の防水性能と防塵性能はもちろん引き続き備えている。
オーディオ機器として、ハイレゾ音源(LPCM, FLAC, ALAC, DSD)に対応。
Bluetooth コーデックはLDACとaptX HDに対応する。
ヘッドホン端子は削除されているため、有線のヘッドホンを使いたい場合には、USB type-Cからの変換プラグを利用する必要がある。
OSは、Android 8.0。
光や角度によって表情を変えるカラーリングで、Chrome Black(クロームブラック)とChrome Silver(クロームシルバー)の2色展開。
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正直、「Xperia XZ2」のデザインってどうなのよ?的な感覚を持っていたけれど、実機を手にしてみるとラウンドしたガラスボティの質感のナカナカ良いこと。
突出した性能は他メーカーの突き抜けたモデルのほうが上という部分はあっても、コレはコレで良さがたくさんある。
というのは、以下Engadgetに掲載したので見てね。
<Xperia XZ2>
・[ Engadget Japanese 掲載] Xperia XZ2実機レビュー。手にして印象あっさり逆転「アラ、これ悪くないじゃない」
・[ Engadget Japanese 掲載]「Xperia XZ2」を一週間使った率直な感想
で、それを踏まえて、もっと遅れて年末くらいになるかと思っていた「Xperia XZ2 Premium」がいきなり発表されて海外では今年の夏に発売。
もしかすると、国内キャリアからも夏モデルとして間に合うんじゃないかと思ったり。
Huawei P20 Proの3眼カメラもでているとはいえ、Xperiaでは初の2眼カメラ。
カメラ的にみると静止画がメインになりそうだけど、スマホとして持っていると意外と動画撮影することが多くて、静止画も動画も暗所に強くなるのは素直に嬉しい。
「ボケ撮影」と「モノクロ撮影」は後日と言わず、発売日に合わせてアップデートして欲しい。
せっかく「Xperia XZ2」で18:9という他社トレンドと並んだかと思ったら、16:9なのかよーと一瞬思ったものの、こちらもなんとディスプレイサイズがさらに巨大化して5.8インチで写真をみるには間違いなく大きく表示される。
嬉しい実に嬉しい。
デカ画面で、4K解像度&HDR対応で、写真とか動画を堪能できるのも嬉しい。
もう最初っから3機種同時発表して、「Xperia XZ2 Premium」だけ発売が遅れるよでよかったと思ったりもするけれど、内々の事情もあったのだろうという事にしておこう。
これまた夏が楽しみになって来た(゚∀゚)!
<Xperia Touch>
・スマホとは全く違う体験になる大画面スクリーンを操る感動。机や床が、寝室の壁がエンターテイメント空間に変わる「Xperia Touch」
・ソニー好きが語る「Xperia Touch」がマストバイアイテムな理由|ASCII.jp
<Xperia XZ1>
・Xperia XZ1をソニー好きが徹底レビュー。一見XZsから変わらずなれど、中身は各所がしっかり進化
<Xperia XZ1 Compact>
・Xperia XZ1 Compact 海外版先行レビュー X Compactの妥協感が消え高性能小型スマホ復権へ
<Xperia XZ Premium >
・[ ASCII.jp x デジタル ] Xperia XZ Premiumは4K HDR映像の鑑賞はもちろん、写真家にもオススメだ
・[ Engadget Japanese 掲載] ソニーの4Kスマホ「Xperia XZ Premium」を徹底解剖!前モデルとの差が歴然なワケ
・「Xperia XZ Premium」と「Xperia XA1 Ultra」をそれぞれレビュー。Xperia大画面モデルとして比較もしてみた。
・[電子版 週刊アスキー No.1133 (2017年7月4日発行)] 特集記事「Xperia完全理解」に、「ソニー好きが語り合うXperiaの今とこれから」対談を掲載いただきました。
<Xperia XZs>
・XperiaマニアのXperia XZs レビュー。Motion Eyeカメラにメモリも増量、マイナーチェンジ以上の充実
<Xperia XZ >
・グローバルモデル「Xperia XZ Dual F8332」の外観ファーストインプレ。
・[ ASCII.jp x デジタル 掲載] SIMフリー版「Xperia XZ」を自腹購入でレビュー! X Performanceとの違いは?:週間リスキー
・[ Engadget Japanese 掲載 ] ソニー Xperia XZを徹底解剖!Z5と比べた「良い所」「悪い所」
・[ モバレコ 掲載] 「Xperia XZ」をレビュー!スタイルもカメラ性能も進化したフラッグシップモデル
<Xperia X Compact>
・[ ASCII.jp x デジタル 掲載] スペックが下がって逆に良かったSIMフリー版「Xperia X Compact」レビュー
・[ Engadget Japanese 掲載] ソニー Xperia X Compactを徹底解説、Z5 Compactからの買い替えはアリ?
・「Xperia X Compact」をひとまず快適に使えるグッズを揃えてみた。SONY純正の「Style Cover Touch」が超お気に入り。
<Xperia X Performance>
・「Xperia X Performance」の実機をソニーストアで触ってきた雑感。
・「Xperia X Performance」を保護する純正のカバー4種。カバーを閉じたままXperiaを操作できるフルウィンドウ付きスタイルカバーがおもしろい。
・Z5と比べてわかったXperia X Performanceの魅力- ASCII.jp x デジタル
・強烈なノイズキャンセリングと周囲の音を操れる便利機能、そして高音質が最高に心地いい、毎日持ち歩きたいワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドホン「MDR-1000X」